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キャプテン森崎外伝スレ3
[379]森崎名無しさん:2008/12/07(日) 21:55:02 ID:??? 「ロベルトの救助確認後 回収地点で待て 回収用気球をポイントに投下する また、燃料は予備燃料を入れてももって4時間 まあ、順調に行けば数時間で終わるミッションだ」 「夕食には帰れそうだな。」 「もしスムーズに運ばなければ、 夕食だけでなく朝食ももブラジルで取ってもらうことになる」 軽口を叩き合ってる間に地面は眼前に迫っていた。 少年の身体は木々の多い茂る森林へと飲み込まれていく。 着地自体はうまくいった。 少年はを機材を外し、降下用のマスクを脱ぐ。
[380]森崎名無しさん:2008/12/07(日) 21:55:23 ID:??? / │/ ./ ./ .|i' ./.!i |! / !.l | i . i l l _ _,. ,!| .! ヽ _,∠´/_ , ̄`ヽ、 . l .| ! 、._ _,,. ‐''´//´ " ヽ . | l i ト、._ _,.二フ l l (○ヽ ヾ l. `ヽ l、.ヽ、_ ̄ i│ ヽ゚ノ リ、. !、 ヽ、 │ ` ‐-゙=‐ / _/ リ ゙ー=-ラ i| ノ .ヽ.、._,ノ |!! i'⌒`ヽ、  ̄/ /l |.!! _,, __ l 」´ ヽ .l / l l l!.i i´ /(0ヽ ` / / ,. ゝ l/.│.| i、| l l ヽ゚_) =- ノ / / ./| | |l ! ゝ、." ._, 、 / / ./::::::| .!| l、 !l、ト、、ニ ヽ、 \ l ./::::::::::| ゙!!、│ヽト‐  ̄i ヽ、 ` ‐-:イ::::::::::::ゝ ヽ! リヽ ヽ / ヽ:::::::::::// `ヾ ` ー---‐/ ゝ:::::/:ヽ CV 大塚 明夫
[381]森崎名無しさん:2008/12/07(日) 21:56:03 ID:??? そこで着地の軌道上にあった木の枝に潜入用の物資が入ったバックパックを引っ掛けてしまったことに気付いた。 回収しよう、とも思ったが無線機の呼び出しに気付き通信を繋いだ。 「聞こえるか?そこはすでに敵地だ。 傍受される危険性がある。今後はお互い 暗号名で呼び合うこととする 君の本ミッションのコードネームは ネイキッド・瞬ネークだ 以降はシュネークと呼ぶ 本名は口にするな」 シュネーク「片桐さん。 そっちは、どう呼べばいい?」 片桐「そうだな、私は・・・ 私は吉良だ。 吉良監督と呼んでくれ。」 お互いの呼び名を確認し終えると、片桐は任務の確認に入った。
[382]森崎名無しさん:2008/12/07(日) 21:56:55 ID:??? 片桐「今回の任務は隠密潜入だ 敵に見つかってはならない。潜入の形跡も悟られてはいけない。 分かるか? それが隠密部隊『SOX』の特殊任務だ。 つまり、武器も装備も現地調達・・・食料もだ。 まさに丸裸、ネイキッドの状態だ。」 シュネーク「楽しいキャンプになりそうだな。 で、食料はどうやって調達すればいい?」 片桐「サバイバルサッカーボールと 麻酔針つきサッカーボールを用意した。 バックパックに入っている。 それで捕獲してくれ。」 シュネーク「バックパックか・・・ 降下した時に、木に持って行かれてしまった。」 片桐「では、まずバックパックを回収しろ。」
[383]森崎名無しさん:2008/12/07(日) 21:57:41 ID:??? バックパックの回収が終わると、まるで見ていたかのように通信が入る。 片桐「バックパックは回収したようだな。」 シュネーク「ああ、だが武器は麻酔針付きフットサル用ボールだけか?」 片桐「サバイバルサッカーボールもあるだろう?」 シュネーク「ナイフの柄が刺さったボールのことか? こんなものどこのどいつが作ったんだ? 完全に悪ふざけの結果じゃないか!?」 片桐「そういう文句はもっと上に言ってくれ。 今持っている装備以外は現地調達だ。」 シュネーク「こんな玩具だけで敵地に侵入とは・・・ よくこんな無茶が通ったものだ」
[384]森崎名無しさん:2008/12/07(日) 21:59:00 ID:??? 片桐「単独での隠密行動が『SOX』の基本戦略だ。 決して痕跡を残してはならない。 持ち込んだ武器、装備、足跡、汗、排泄物に 至るまで・・・銃弾もな。 そこはすでにサンパウロFCの私有地だ 部外者ましてや外国人が存在してはならない 国際問題になる。」 誰にも見られてはいけない。 君の存在を悟られてはいけない それがステルス任務だ シュネーク、そこでの君は文字通り 『空気』なんだ。 捕まっても救助はない 当協会も日本政府も一切の関与を否定する。」 シュネーク「自分で始末をつける?」 片桐「そうだ。 そのために携帯用ゴールポストを持たせた。 スパイ組織では今回のような秘密工作では こいつを持たせる。 いつでも頭をぶつけられるように身体に テーピングしておくんだ。」 シュネーク「ちょっと責任者を呼んでくれ。 言いたい事がある。」 片桐「責任者は私だが?」 シュネーク「・・・優しさに感謝する」
[385]森崎名無しさん:2008/12/07(日) 21:59:39 ID:??? 片桐「敵の捕虜になったときに使うんだ。 打ち所がよければ、しばらくの間仮死状態になる。」 シュネーク「打ち所が悪ければ?」 片桐「死ぬ、だろうな。」 シュネーク「・・・で、うまく仮死状態になったとして 生き返るには?」 片桐「蘇生薬を飲めばいい。」 シュネーク「作戦前に八重歯に仕込まれたアレか。」 片桐「そうだ。だが気をつけろ。 長く仮死状態でいすぎるとこちらの世界へは 二度と帰ってこられなくなる。覚えておけよ。」 シュネーク「分かった。単独潜入ということは 支援の期待は出来ないということか?」 片桐「現場任務は全て君一人に任せることになるが・・・ 寂しがるな。無線機で君をバックアップする サポートチームはいる。」 シュネーク「誰が?」
[386]森崎名無しさん:2008/12/07(日) 22:00:08 ID:??? 片桐「紹介しよう、今回の任務で君の体調管理と 作戦記録を担当するスタッフだ。 彼女もSOXの一員だ。」 女性スタッフ「こんにちは。私は片桐。 よろしくね。」 シュネーク「片・・・桐・・・?」 片桐?「ここにいるコードネーム吉良監督の妹よ。」 シュネーク「紛らわしいから下の名前を聞きたいところだな」 片桐妹「・・・うーん、そうね。陽子。陽子でいいわ」 シュネーク「分かった」
[387]森崎名無しさん:2008/12/07(日) 22:00:46 ID:??? 片桐「シュネーク、それからもう一人紹介したい人がいる」 シュネーク「?」 片桐「お前は大友中だったな、 それならポストよりも頼りになる選手に送られる 称号ザ・ポストを持つ選は知っているな? お前の先輩でもあり、伝説の選手兼戦士・・・ 彼が『SOX』のミッション・アドバイザーを務めてくれる。」 シュネーク「まさか・・・中山さんが? 南葛戦の最中に亡くなったはずじゃあ・・・」 片桐「そう、そのまさかだ あれは狙撃を企んだ犯人の目を欺くための偽装死だったんだよ。」 中山「瞬、聞こえる? 何日ぶりたろうな?」 シュネーク「中山さん・・・」 中山「そう、俺だ。」
[388]森崎名無しさん:2008/12/07(日) 22:01:29 ID:??? シュネーク「・・・」 中山「返事をして、声を聞かせてくれるか?」 シュネーク「ああ、1ヶ月と13日18時間ぶりだ。」 中山「少し痩せたようだな。」 シュネーク「声だけで分かるのか?」 中山「分かるさ、お前のことだから」 シュネーク「ああ、だが俺には中山さんのことが分からない 突然試合中に死んで、そして目の前に再び現れている。 何で俺には教えてくれなかったんですか?」 中山「極秘情報だったんだよ。 お前はもう一人前だった。」 シュネーク「いや、まだ教えて貰いたいことがあった。」 中山「いいえ、サッカーの技術は全て教えた。 何もかもお前に教えた。 後はお前が自ら学ぶこと」
[389]森崎名無しさん:2008/12/07(日) 22:02:02 ID:??? シュネーク「確かに技術は。 しかし、選手としての精神は―」 中山「選手としての精神? それは教えられない。 心技体、その中で他人から教わるものは技術しかない だが、技術なんて重要じゃない。 一番重要なものは心だ だが、それは自分で学んでいくものだ。 選手が個人的な感情でプレイするのは御法度だ。 対戦相手はその都度違う。 それに自分も相手も人間、日によっても実力は変化する 昨日のMVPは今日の戦犯かもしれない。」 シュネーク「それが俺に黙っていた理由・・・?」 中山「違う、お前は関係ない。 極秘情報だったんだ。 サッカー選手は状況下でも今の自分に出来る ベストなプレイを選択しなければならない。 だけどお前はどんな相手にも真正面からシュートを打つだけだ。 お前は優れた選手だが、一流になりきれないところがあるんだよ。 選手はチームが勝つための駒に過ぎない ましてやプロになるなら、なおさらな プレイに自分のこだわりを持ち込むことはない。 意地もプライドもない。ただ勝つしかない。それが一流選手だ。」 シュネーク「俺はいつも持てる力を全てゴールを奪うことに使う。 個人的なこだわりとかは意識していない」
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0ch BBS 2007-01-24