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キャプテン森崎外伝スレ3
[7]森崎名無しさん:2008/11/27(木) 01:15:47 ID:??? 投稿に不慣れでありますが、とりあえずやってみます。
[8]タイトル未定:2008/11/27(木) 01:23:43 ID:??? 北海道・富良野 午後1時を過ぎた時刻 「うう寒い…」 そう喘ぐ様に呟いた彼の名はみんなご存知の松山光。日本Jrユースの不動のボランチ。地味。 彼はそのJrユースの大会で強豪ドイツをおさえ優勝するという大きな成果を土産に帰国した。 しかし今やその心身はさっきの言葉どおりに冷え切っていた。 原因は二つあってひとつは言うまでもなく寒さと もうひとつはいまから戻る中学校で彼を待つ針のような視線にだ。 松山自身には自覚も悪気もないまま、好意を寄せるマネージャーを傷つけた事への周囲の冷たい視線。 その視線から逃れるように今日も、昼食を外ですませたものの、午後は戻らなければいけない。 欝で重たい気持ちを吹き飛ばすこともできない。 抱えたまんま、どこか虚ろにさえなってきた瞳でふらふらと歩く松山は 前後不覚のまま強く電柱にぶつかってしまった。
[9]タイトル未定:2008/11/27(木) 01:25:35 ID:??? ゴワンッ! 「痛ッ!」 打った額を押さえて呻くまさに不遇な男、松山光。 ツツと額に血が流れたのを悟ると、ズボンのポケットに止血できるものがないかと探しだす。 「あれ…なんだこれ?」 ティッシュかハンカチかと期待した彼の手に握られていた物。 それは丁寧に作られたお守りだった。 「洩矢…どう読むんだこれ?いやそれより」 (このお守り…いつポケットにしまったっけ?) そうひとり呟いた松山の額から止める間もなく 「あっ!」 一滴の血がお守りに垂れてしまった。
[10]タイトル未定:2008/11/27(木) 01:26:57 ID:??? 慌てるのも遅い。 血でお守りを汚してしまったことにかすかな罪悪感と、このお守りの神様にすまないなと思うと 「う、うわっ!?」 強い風が吹いた。 突然吹きつけられた、目を開けられないほどに強い風。 いくつかの持ち物が吹き飛ばされるのを感じ取るが、その中でなぜだかお守りだけは離せずに、腕で顔を庇って風に耐える。 しばらくして風が収まるのを感じて、目を開けると。 「……?!”へ!?」 そこには見知らぬ場所があった。 寒波などない穏やかな気候。暖かい風。 目の前には神社…らしき建物。その近くには、大きく広がる湖が見える。 こうして傷心の松山光は『幻想郷』へと迷い込んだ。
[11]タイトル未定:2008/11/27(木) 01:28:49 ID:??? ひとまずこんなところです。あとになってレナートさんのところを読んだのですが 先にどんなものをやるかを明記しておくべきでした。ごめんなさい。 見ての通り松山のお話ですが、続けるかどうかは保留です。
[12]TSUBASA DUNK:2008/11/27(木) 01:32:59 ID:??? ついに松山主人公の物語がきましたね!自分のペースで頑張ってください。
[13]森崎名無しさん:2008/11/27(木) 01:33:38 ID:??? 投票とかなかったらいいんですけど、そうでなかったらageたほうがいいと思いますよ。 内容については続きが気になる、ですね。ここで止められてはどうにも。
[14]タイトル未定:2008/11/27(木) 01:57:42 ID:??? 風が吹いたら目を開けたらぜんぜん見知らぬ場所でしたBy松山光 松山「ここここ、どこですカ?」 返事など期待もせず口から出たぼやきであったが ???「ここは…洩矢神社ですけど…」 予想外の返答に松山が身を硬直させる。 おそるおそる、声のしたほうを見ると、腋の露出したデザインの巫女服を着た少女がいた。 深呼吸とかしてると、松山の動転してた気持ちも落ち着いてくれた。少女を見る。 松山「うぁ…」 美人でした。贔屓目に見る必要なく、松山のそれまでの人生で出逢った女の子の中で一番。 歳は松山と同じか、少し上? で、箒を片手に掃除をしてたようだが今は松山を訝しんで見ている。 蛇と蛙の一風変わった飾りをつけた少女は、急にあっとびっくりしたように声を上げた。 ???「その制服…もしかして!『外』から来た人ですか!?」 そのように驚くと、松山の返事も聞かず神社の本殿の中へ消えてしまう。
[15]タイトル未定:2008/11/27(木) 02:01:55 ID:??? 松山が呆けてると、数人くらいの急かした足音が聞こえてきた。 ???「うわーほんとに外来人が来たぁ!」 最初に出てきたのは蛙…と言う他ないモノを頭につけた年下の少女。 ???「へー、ちゃんと成功したのね……」 次に出てきたのは、大きな縄を身につけた年上の女の人。 食い入るように自分を見てくる強烈な視線に、松山が困りだした頃、さっきの巫女さんも出てきた。 ???「八坂様、洩矢様、その子困ってますよ」 トントンと、軽やかな足取りで松山の前に立つと、巫女さんは丁寧に自己紹介をはじめた。
[16]タイトル未定:2008/11/27(木) 02:04:09 ID:??? 早苗「はじめまして、外来人の方。東風谷 早苗です。お招きに応じてくださり有難うございます」 松山「お、お招き…?あ、いやそうじゃない」 早苗の礼儀正しい挨拶に、松山も慌てて自己紹介をしようとする。 松山「俺は、ま…」 ???「はいはい、いろいろと話すこともあるし移動しましょう」 早苗「あ、待ってください八坂様」 ???「ほら、いくよ?」 松山「あ、ちょっと…わかったよ」 蛙の扮装をした自分より幼く見える少女に腕を引っ張られて、松山も三人の後についていった。
[17]タイトル未定:2008/11/27(木) 02:08:40 ID:??? 松山が三人に先導されて社務所の中で辿り着いたのは、ゆったりとした広い間取りの部屋だった。 松山「(おかしいな…外からはこんな大きな部屋あるように見えなかったんだけど…)」 部屋に備えられている食卓に、早苗以外の2人が座って、松山もその向かいに座れと呼びかける。 立っていても仕方がないので松山が座ると、早苗が静かに出ていって、盆にお茶と茶菓子をのせて戻っ てきた。 早苗「どうぞ」 ???『いただくね』???『いただくわ』 松山「あ、ありがとうございます…いただきます」 松山は一人緊張したままぼうっと、早苗と、淹れてもらったお茶とを見つめる。 それに気付いた早苗はにっこりと微笑み返して、卓を囲む松山の少し後ろにちょこんと座った。 (う〜…) 慣れない状況だと考え松山はさらに緊張を深める
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0ch BBS 2007-01-24