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【頑張竜と】ファイアーモリブレム【光の拳】
[267]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2008/12/09(火) 16:55:47 ID:??? 旅の準備も終え、いよいよガルダの海賊の根城に進撃するときが来た。 タリスの港にはタリス王をはじめ、町の人々が見送りにきていた。 タリス王「森崎殿。ガルダの海賊の頭領ゴメスは手強い。気をつけるのじゃぞ」 森崎「王様、ありがとうございます」 タリス王「それと…もうひとつ重要なことがある。よいか森崎殿。これからの旅路には ドルーア帝国を憎む多くの人がいるはずだ。村に隠れているもの… 敵に囚われている者。また、しかたなくドルーア帝国に味方している者もいる。 そういった人たちを探し出し、共に戦うことが大切なのじゃ。わかったかの?」 森崎「…はい。できるだけのことはやりますよ」 タリス王「うむ。…さあ、時は来た!決して無理はされぬよう心して旅立たれよ!」 森崎「王様もお元気で。無事に帰ってこれたらまたサッカーの練習に付き合ってくださいよ」 森崎たちを乗せた船がゆっくりと出港していく。打倒ドルーア帝国への戦いの第一歩が 今、踏み出されたのであった。
[268]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2008/12/09(火) 16:56:16 ID:??? タリス王「さて、シーダよ。見送りもすんだことだし…ん?おい、兵士!!」 兵士「な、何でございましょう?」 タリス王「わ、わしの可愛いシーダは何処にいったのじゃ!?これからの旅は危険だから ついていくことは許さんと言っておいたはずなのに…」 兵士「シーダ様なら父上の許可が出たからマルス様と同行すると…」 タリス王「そ、そんなァ!わしはそんなこと一言も言っておらんぞ!」 兵士「陛下、娘はいつか親の下を離れ旅立っていくものです。我々は旅の無事を祈って 姫様が帰ってくるのを待っていましょう」 タリス王「…マルス王子、森崎…娘に何かあったらただではおかんぞ。しっかりやれよ〜〜〜っ!」 兵士「(あ〜あ。あんなに大声出しちゃって。しかし、俺の鉄の槍は何処にいったんだろう。 オニューで気に入っていたのになぁ。ま、生きているだけよかったかな)」
[269]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2008/12/09(火) 16:57:45 ID:??? マルス「シーダ、本当についてきてよかったの?これからの戦いは本当に危険なんだよ?」 シーダ「私なら大丈夫ですって。ちゃんとお父様からも許可をもらえたし(本当はもらってないけど)」 マルス「それならいいんだけど…でも、無茶だけはしないでね。それだけは約束してくれ」 シーダ「は…はい!マルス様!」 マルス「シーダ…」 シーダ「マルス様…」 ぎゅっ… シーダがマルスの手を握る。マルスは一瞬ドキッとして硬直して動かない。 そして少しずつ二人の距離は近づいていき… 森崎「おーおーお熱いこってお二人さん」
[270]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2008/12/09(火) 16:58:20 ID:??? マルス「もも、森崎!?い、いつからそこに」 ぱっとお互いの距離を離す二人に森崎はニヤニヤしながら歩み寄る。 森崎「これから作戦会議だそうだが…王子様はしばらく王女様とデートでもしてますか?」 マルス「い、いや…ごめん、すぐに行くよ。じゃあ、シーダ、また後で」 森崎とマルスは船内の会議室に向かって走っていった。 シーダ「……はぁ。もうちょっとだったんだけどなぁ…」 こうして、森崎は数奇な運命に導かれアカネイア大陸の戦乱に巻き込まれていくことになった。 無事、アカネイア王妃ニーナを救えるのか、これから森崎を待ち受けるドルーア帝国とは…? 全ては彼の知恵と勇気、力にかかっているのだ… 第1章 森崎とマルスの旅立ち おわり
[271]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2008/12/09(火) 16:59:19 ID:??? ダロス「お、お頭ァ大変だ!軍隊だ!タリスの奴らが攻めてきやがったァ!」 縞々のバンダナを頭に巻いた、海賊にしてはどこか優しそうな表情の男ダロス。 森崎たちを乗せた船がガルダの港に到着したのを頭領であるゴメスに知らせに来たのだ。 ゴメス「なんだぁ…?タリスの貧弱兵士どもなんぞ取るに足らぬ存在よ。適当にあしらってやれ」 ダロス「しかし、あいつらはあのガザック兄貴を倒した連中らしいですぜ」 ゴメス「なにィ!?あのガザックを倒しただとォ!?」 ダロス「ゴメスの兄貴、投降しましょうよ。ちゃんと謝って罪を償えば許してもらえますよ」 ゴメス「バカ言ってんじゃねェ!仲間をやられて大人しくできるかってんだ!おもしれぇ… 久々に手ごたえのありそうな連中だ。こうなったらとことんやりあってやるぜ! ダロス!てめぇも出撃の準備をしな!!」 ゴメスはそう言うと自分の部屋に引っ込んでいってしまった。それを見てダロスはうめくように呟いた。 ダロス「バカ言ってんじゃねぇよ…どうせ戦ったって勝てやしねえよ。なんでもアリティアの兵士まで 混ざっているらしいじゃねぇか。それにあの傭兵オグマまで…ブルブル!お、俺は戦わねぇぞ! 海賊からも足を洗ってやる!俺は死にたかねぇ!生き延びてやるさ!!」
[272]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2008/12/09(火) 16:59:59 ID:??? そんなダロスの決意をそっと聞いていた男が一人いた。青い髪と貧相な顔。その手に握られている鉄の弓がなければ ただの村人にしか見えない青年、カシムである。 カシム「どど、どうしよう…ダロスさんが裏切ろうとしている…このことをゴメスさんに言えば お金、もらえるかなぁ…でも、このままだと僕も軍に捕まっちゃうだろうし… ど、どうすればいいんだァ〜〜〜!!」 騎士A「おい、そこの男。そこで何をしている」 カシム「ひぃ!?」 騎士B「お前、ガルダの海賊の一味か?」 カシム「え、ええ。いちおうそうですけど…」 カシムの前に現れたのは黒い鎧で固められた重厚な雰囲気の二人の騎士だった。 カシム「(こ、こいつらドルーア帝国…グルニアの騎士!?なんでこんなところに!?)」 騎士A「今タリスの軍を率いているマルス王子とかいうのを見つけたら、私達に知らせてくれないか?」 騎士B「も俺私達に協力してもらえるなら、わずかだが報奨金も出そう」
[273]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2008/12/09(火) 17:00:22 ID:??? カシムの目の前に差し出される一袋の金貨。その瞬間、カシムの目の色が変わった。 カシム「(そ、そうだ…僕はどうしてもお金がいるんだ…ドルーア帝国に力を貸すなんていやだけど… でも、仕方が無いんだ…そう、仕方が無いんだよ…)」 カシムは騎士達から袋を受け取ると答えた。 カシム「わ、わかりました…マルス王子を見つけたらすぐに連絡いたします…」 騎士A「そうか、頼んだぜ」 騎士B「お互い頑張ろうな」 そう言うと騎士達は馬に乗って駆け出していった。カシムは握っている袋を強く握り締める。 カシム「お許しくださいシーダ様…僕には、どうしてもお金がいるんです…」 第2章 ガルダの森崎
[274]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2008/12/09(火) 17:01:15 ID:??? タリスのとある船室に、5人の人物が集まっている。 この軍の総大将であるマルス。親衛隊長のジェイガン、副隊長の森崎。 軍師のモロドフ、そして傭兵隊を率いるオグマ。 彼らはガルダの海賊とどう戦うか会議をしているところであった。 マルス「部隊を分ける?」 モロドフ「はい。ガルダの海賊は2つの砦を持っています。1つははるか西にある砦。 もう1つはここから北にある砦です」 森崎「敵の大将がいるのはどっちなんだよ」 ジェイガン「それはおそらく西の砦でしょう。明らかに配備されている兵の数が違います」 オグマ「どちらか一方を攻めるというのは出来ないのか?」 モロドフ「それは難しいでしょう。なにぶん地の利は向こうにあります。一網打尽にされる恐れもあるので 少なくとも2つに部隊を分けるべきです」
[275]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2008/12/09(火) 17:01:33 ID:??? 森崎「なるほど…で、分けるのはいいとしてどんな風に分けるんだ?」 オグマ「ならば俺達タリス傭兵団とマルス王子が率いるアリティア騎士団とで分かれよう。 それぞれに軍師を一人ずつ配備する…これでどうだ?」 ジェイガン「うむ。それがよろしかろう。人数的にはそちらが少ない。誰か一人をそちらに送ろう」 モロドフ「森崎殿、お主はどちらの部隊を指揮しますかな?」 森崎「そうだな…」 Aアリティア騎士団 Bタリス傭兵団 Aメンバー…マルス、シーダ、ジェイガン、カイン、アベル、ドーガ、ゴードン※一人誰かが送られます Bメンバー…オグマ、バーツ、サジ、マジ ※一人誰かがやってきます 重要なので3票集まった時点で確定です。ageでお願いします。sageではカウントできません。
[276]森崎名無しさん:2008/12/09(火) 17:02:04 ID:ar4fPsl+ B
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0ch BBS 2007-01-24