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【新章】キャプテン森崎30【新天地】
[15]マロン名無しさん:2008/12/19(金) 19:39:03 ID:??? ルーニーさんのヒートアップはワラタ
[16]マロン名無しさん:2008/12/19(金) 23:07:29 ID:??? GKが藤ヶ谷じゃなく森崎ならガンバ勝ってたな まぁ、冗談はさておき、Jリーグのチームも万全じゃない状態のマンUとならいい試合できるくらいまでにレベルアップしたなぁ
[17]マロン名無しさん:2008/12/21(日) 09:46:10 ID:??? "../test/read.cgi/morosaki/1229530023/4" >>4やっぱ人はかなり減ったみたいだな…投票が決まるまで結構時間掛かる時あるし 森崎版の外伝でも投票やカード判定で結構時間掛かってるみたいだし まぁROMだけの人も増えたってのもあるんだろうが
[18]マロン名無しさん:2008/12/21(日) 11:20:17 ID:??? 修行編なのにどうでもいい能力しか上がらないことに萎えて参加するのやめた ここでコピペをまとめて読むくらいだな
[19]マロン名無しさん:2008/12/21(日) 11:32:13 ID:??? そう煽る奴が参加しなくなったってことは大きな一歩だよ
[20]マロン名無しさん:2008/12/21(日) 12:53:06 ID:??? パルメイラス修行編:1年目9月その7 1年目9月・イベントフェイズ ジュ〜、ジュ〜…ジジジ… 9月のとある日、森崎は陽子を連れて約束のシュラスコの店に来ていた。焼肉と言う事で二人とも 特に改まった格好はしていないが、ネイから(有料で)脱臭剤を借りたのは森崎だけの秘密である。 陽子「う〜ん、肉の焼ける良い匂い!」 森崎「だろ?味もイケてるんだよ」 陽子「…そして量も予想通りね。森崎くん、しっかり食べてね?」 森崎「いや、シュラスコは元々完食しないのが前提の料理らしいんだが…」 陽子「それもそうだけど…食べ残すのって、嫌いなのよ」 森崎「(なんかワケありっぽいな。胃もたれを覚悟して頑張るか…)」
[21]マロン名無しさん:2008/12/21(日) 12:54:28 ID:??? 焼きあがった肉と共に微妙な沈黙が訪れ、しばし肉を切り噛み締める時間が続く。 そろそろ何かしら話題を振るべきかと森崎が悩みだした頃、陽子が再び口を開いた。 陽子「それで、どうかしらパルメイラスの生活は?練習にはついていけてる?」 森崎「ああ、もう大分慣れたよ。練習でも試合でも結果は出せていると思うし、 チームメイト達の顔と名前とプレイスタイルも覚えた。レギュラー定着だって時間の問題さ」 陽子「流石ね!森崎くんの世代が日本サッカーを生まれ変わらせてくれるのを期待しておくわよ」 森崎「ああ、任せとけよ。ところで…」 A 「陽子さんはどうしてこの仕事を始めたんだ?」 B 「先月日本に行っていたのはどうして?」 C 「陽子さんの方は仕事の調子、どうだい?」 D 「翼の奴はどうしているか、知らないか?」
[22]マロン名無しさん:2008/12/21(日) 12:56:02 ID:??? パルメイラス修行編:1年目9月その8 >A 「陽子さんはどうしてこの仕事を始めたんだ?」 陽子「え?私?」 森崎「うん。日本サッカーを変えたくて働いているみたいだけど、何か理由とかあるのかなって」 予想外の質問だったのか陽子は頬を指で数回つつき、それから口を開いた。 陽子「そうねえ…今までの日本サッカーって、世界から見ればお世辞にも褒められない レベルだったでしょ?ワールドカップに行った事もないし、プロリーグも無いわ」 森崎「ああ…そうなんだよな」 陽子「海外でプロになった選手もごく僅か。ちょっと前にサントスでプロ契約した 日本人選手が居たんだけど、戦力外呼ばわれされた挙句別のチームに放出されたそうだわ。 いわば日本サッカーは、土台すらとぼしい、殆ど何も無い状態なのよ」 森崎「確かにな」 日本サッカーの現状を淡々と語る陽子に森崎も返す言葉を知らず、ただただうなずき続ける。 ところが次の瞬間陽子は急に瞳を輝かせ始め、森崎は目を白黒させる羽目になった。 陽子「それって、素敵じゃない?」 森崎「へ?」 陽子「だって、ゼロなのよ?何も無いのよ?先人達の功績に頼らず、しがらみや利権に縛られずに 自分に何を出来るか挑戦出来るのよ。失敗したって今より悪くなる事は無い上、 成功すればこの上無い充実感を味わえる筈よ。私はね、後々のサッカー選手や関係者に 言わせてみたいの。日本サッカーの黄金時代の幕開けに立ち会えなかったのが残念だって!」
[23]マロン名無しさん:2008/12/21(日) 12:57:05 ID:??? 森崎「ほお…」 陽子「それが私が日本サッカー協会で働いている理由よ。私は自分の力を試してみたいの」 森崎「ふ〜ん…でも、なんでサッカーなんだ?力を試すんなら他にも選択肢があったんじゃ…」 森崎が熱弁に対して素朴な疑問をぶつけると、途端に陽子の表情は曇った。 陽子「…無かったのよ、これが」 森崎「へ?」 陽子「いや、こっちの話!それより…私、もう食べられそうにないんだけど」 森崎「えっ?も、もう!?」 陽子が早々とギブアップ宣言し、森崎は冷や汗を流さずには居られなった。 運ばれてきた肉類その他諸々はまだまだ2人前近く残っている。 陽子「努力してもムリな物はムリね。これ以上食べるとお腹壊しそうだし、森崎くん頑張って♪」 森崎「頑張ります…(予想以上に小食だった…)」 諦めて肉を切っては口に運ぶ単純作業を繰り返す森崎。彼も既に腹6分目と言った所である。 一方陽子は水の入ったグラスを傾けつつ再び語りだした。 陽子「食べてるままで良いから聞いて。私が先月日本で調べてきた事は森崎くんに 伝えておかないといけない事なのよ。今日森崎くんと会った目的はそれを話す事だったの」 森崎「ング?」 陽子「先月の日本での私の仕事…それは日本のインターハイサッカーの行方の記録よ」
[24]マロン名無しさん:2008/12/21(日) 12:57:59 ID:??? 森崎「!」 陽子「結論から言いたいから、まずは口の中を空にして。喉につっかえない様にね」 森崎「…んぐっ。OK、聞かせてくれ」 森崎が肉の塊を飲み込んだのを見計らって、陽子は衝撃的な一言を発した。 陽子「優勝したのは…東邦学園高等部。南葛高校を3−0で下しての圧勝だった」 森崎「さ、3−0だと!?」 陽子「そう。試合内容自体も東邦が押しまくっていて、南葛に良い所は殆ど無かったわ」 森崎「ったく、何やってんだアイツラは…情け無いったらありゃしない」 森崎は旧友達の不甲斐なさに歯を食いしばり、やけ食いで肉を詰め込み始めた。 陽子「最大の原因はキーパーの差だったわね。若島津くんからゴールを奪うのは岬くんや 修哲トリオを持ってしても容易な事じゃない。逆に南葛には日向くんを止められる様な キーパーが居なかった…これじゃ、大差がついてもある意味当然よ」 森崎「まあ、そうだけど…中盤のコマの多さなら勝ってるんじゃ?岬や井沢が居るんだし」 陽子「私もそこが見所だと思ったんだけどね…なんだか南葛は連携が上手く行っていない みたいだったわ。中盤の優位性を活かすにはパスワークが問われるんだけど、そこがどうもね…」 森崎「…じゃあ、中山は?中山はどうしたんだ、あいつならみすみすやられる訳が…」 陽子「中山くん?彼はDFとして出場していたけど、大した活躍はしていなかったわよ」 森崎「マジかよ…(リハビリが上手く行っていないのか?中山…)」
[25]マロン名無しさん:2008/12/21(日) 12:59:32 ID:??? 少なからずショックを受け、押し黙る森崎。そんな彼を気遣う様に陽子は話題を変えてきた。 陽子「でも、良いニュースもあるわよ。山森くん率いる南葛中は見事V4を達成したわ。 来年山森くんや新田くんが入ってくれば、変わるんじゃないかしら?」 森崎「う〜ん…微妙な所だな…」 その後は二人の間に会話は無く、肉と戦う森崎の奮闘が約15分程続いた。 二人が会計を済ませ、外に出た時空は既に星で一杯だった。 陽子「それじゃ、そろそろお開きにしましょうか。今日は有難う」 森崎「ああ…ホテルまで送っていくよ…」 陽子「大丈夫よ、ここから歩いて5分だし。むしろ森崎くんの方が動き辛そうじゃない♪」 森崎「楽しそうに言わないでくれ…うぷ」 陽子「アハハ、今度は別の場所を選んでよね。それじゃ、またね!レギュラー定着、頑張って!」 森崎「ああ…」 陽子の後姿に手を振りながら森崎は誓った。二度と焼肉屋に陽子さんは連れて行かないぞ、と。
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0ch BBS 2007-01-24