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【新章】キャプテン森崎30【新天地】
[165]マロン名無しさん:2009/01/02(金) 01:12:35 ID:??? 高杉「っていうか、今でも南葛SCの監督をしているんじゃ?」 城山「あ〜、そうなんだが…別に兼任したって良いだろ?全国レベルの高校サッカーを 将来有望なガキどもに見せてやるのも良い影響を与えるだろうしな」 石崎「いやいやいや、兼任は不味いでしょ!スケジュールが被ったらどうするんですか!」 城山「その時は、どっちかの代理を立てれば問題無し!」 山森「問題大有りでしょーっ!?」 城山「だーいじょーぶ、オトナをナメんな!俺もこれで定職持ちになれるしな!」 南葛メンバー『(ダメだこいつ、早くなんとかしないと…)』 城山が気楽に太鼓判を連発する度に南葛メンバーの覇気は反比例して落ちていく。 その間に二人のリーダー格、中山と岬がこっそり耳打ちをしていた。 中山「どう思う、岬?」 岬「酷い事は言いたくないけど…これじゃ書類整理だけしてくれる幽霊顧問の方がまだマシだよ…」 中山「だよな…なんとか穏便に追い払わないと…」 岬「だよね。でもその点は大丈夫だと思うよ」 中山「ん?何か案があるのか?」 岬「案と言うか…城山さんじゃどう頑張ってもウチの監督にはなれないんだよ」
[166]マロン名無しさん:2009/01/02(金) 01:13:34 ID:??? 数分後、城山は泣きながら走り去っていった。岬が軽く指摘した二つの問題に打ち負かされて。 1:城山は南葛高校の職員ではなく、部外者扱いである。 2:その為、部外者でも雇う価値があるとサッカー指導者ライセンスを提示する必要がある。 そして城山の返答は以下の通りだった。 1:えー、めんどくせーな。なんとかパッパと就職できないの? 2:え?指導者ライセンス?何それ? 2つ目の返答に対する白い視線にようやく彼は自分がお呼びではない事に 気付いてしまい、精神的にボロボロになって逃げ出したと言う訳である。 城山「うわーん!あいつらは有名になってるのになんで俺はーーーっ!!」 城山正3X歳。輝かしく生まれ変わろうとしている日本サッカーの躍進から取り残された男である。
[167]マロン名無しさん:2009/01/02(金) 01:14:09 ID:??? 長野「ちょっと…かわいそうだった気もしないか…?」 岩見「そうだが、あんな調子じゃ居るだけ監督も任せられない。書類とかもいい加減にやりそうだし」 井沢「でも、これで振り出しに戻る、だな…」 滝「本当にどうしよう?顧問無しでやるってのは流石に不便だぞ」 高杉「余計な手続きとかで練習時間を削られるのもなあ…」 石崎「それに顧問が居ないと、予算も確保しにくいぜ!」 来生「あーっ、思い出した!お前、松本和人だろ!FWの!」 滝・井沢・高杉「「「まだ考えてたのかよ!!」」」 新田「(く、く、くそおおお…!なんとかしてこのバカからレギュラーを奪ってやるぅううう!!)」 山森「(松本は今南葛中で3年やってますよ…)」
[168]マロン名無しさん:2009/01/02(金) 01:17:00 ID:??? 白けた空気と深刻な悩みが同居する南葛高校サッカー部に、今度こそ救いの手が… 【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1225823590/l50にて !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。 (ageでもsageでも構いませんが、指定通りに一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です) 先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で さしのべられるのか?→ !card と書き込んで下さい。マークで分岐します。 ダイヤ→「あの〜…高校の職員なら、先生じゃなくても良いの?」今度こそ食堂のおねいさんだ! ハート→「指導者ライセンスならバッチリ持っているぜ俺は!」超危険人物来襲! スペード・クラブ→そうそう差し伸べられる訳も無かった… JOKER→「どうした、それで天下の南葛を名乗るつもりか?」み、見上さーん! さしのべられるのか?→ スペード5 が引かれています
[169]マロン名無しさん:2009/01/02(金) 04:52:05 ID:??? これは厳しいな…そういやゲームの2だと作者似の高橋監督ってのがいたな
[170]マロン名無しさん:2009/01/02(金) 08:12:36 ID:??? 逆に考えるんだ!これは骨川財閥の援助による南葛組の海外留学フラグなんだ! って実力がアレだが…
[171]マロン名無しさん:2009/01/02(金) 14:19:48 ID:??? 2009-01-02-13-27-44 パルメイラス修行編:2年目4月その9 さしのべられるのか?→ スペード5 スペード・クラブ→そうそう差し伸べられる訳も無かった… ----------------------------------------------------------------------------- 差し伸べられる筈も無く、結局新入生達を含む南葛高校サッカー部員全員で校長に直談判し やる気と人数の多さをアピールしようと言う事になった。 校長も全国大会常連のクラブが廃部になるのはイヤだったので、数日後に退職間際の 老教師を強引に顧問に取り付けてくれた。こうして一応事務処理だけは心配せずに済む様になった 南葛高校サッカー部だったが、オフサイドの概念も理解できない老教師は本当に”居るだけ” だったので練習メニューの組み立て、チーム内の規律統率、予算確保などに苦労は尽きなかった。
[172]マロン名無しさん:2009/01/02(金) 14:20:25 ID:??? ここで場面を日本からイタリアのミラノ市に変えよう。 ここにはイタリアを代表する世界クラスの超強豪サッカークラブが二つ市内にある。 一つは昨年イタリアのプロサッカーリーグ、レガ・カルチョのセリエAを制したACミラン。 そしてもう一つはそのACミランの自他共に認めるライバルクラブのインテル。 この日、ミラノ市郊外にあるインテルのクラブハウスには一人の珍客が訪れていた。 ブロロロロロロ… 葵「えっ…お、おじさん!?どういう事だよ、ちょっと待ってくれよォ!」 日本から来た少年、葵新伍がインテルの役員…を騙った男に大金をせしめられたのである。 彼はミラノ市内のインテル本部で門前払いを喰らっていた所、親切そうに話しかけてきた 自称インテル役員に大金を渡し彼の運転する車でミラノ市から40km離れたクラブハウスに 連れられてきた。しかし彼が話しかけた用具係にインテルはこの日入団テストなど行っていない 事を知らされた葵が次の瞬間見た物は、彼を置いて遠ざかっていく車の後姿だった。
[173]マロン名無しさん:2009/01/02(金) 14:20:47 ID:??? 葵「そ…そんな…俺の200万リラ返せーーーっ!!」 用具係「お、お前…アフリカや南米のガキがこう言う詐欺にひっかかるのは たまにあるが、日本人がかかったケースは聞いた事無いぞ…プククッ…」 葵「わ、笑うなよーっ!1年間必死にバイトして貯めた当面の生活費なのにーっ!!」 用具係「200万リラじゃ精々数ヶ月しか持たないだろ…まあイタリアに来れる位の日本人なんだ、 家族から金を送ってもらえるだろう?もし入団テストを受けても受かる訳無いし、日本に帰れ、な?」 葵「なにィ!?」 用具係の男は純粋な親切心から葵を諭す。だがそれは葵にとっては侮辱も同然だった。 葵「フザけんなよ!やってみなきゃ分からないじゃないか!」 用具係「やってみなくても分かるって。日本はワールドカップに出た事もプロリーグも無いじゃないか」 葵「うぐっ…へ、へへーんだ!その日本に1−4で負けたJrユースは何処の国のチームでしたっけ?」 用具係「…なんだと」 葵「(うげっ、やっちまったか!?やばい怒ってる怒ってる!)」 イタリアサッカー界の記憶に新しい汚点を突かれ、友好的に接してきた男の表情が固くなる。 葵は今更ながらいきり立つまま売り言葉に買い言葉で応酬した事を後悔したが、 この時通りがかった少年二人に救われた。
[174]マロン名無しさん:2009/01/02(金) 14:21:22 ID:??? ヘルナンデス「騒々しいですね。何の騒ぎですか?」 ゲルティス「………」 一人は葵より遥かにがっしりした体格の金髪の少年。彼こそがインテルの ユニオーレス(15〜17歳部門)のキャプテンであり、2年前の国際フランスJrユース大会で イタリアJrユースも率いた通称パーフェクトゴールキーパー、ジノ・ヘルナンデスである。 ヘルナンデスの隣に立つもう一人は長身の黒人の少年だった。長い髪も肌も大理石の様に 美しい黒色で、ジャガーの様な凛々しい顔と相まって野性的な美男子と言えるだろう。 彼は「キーパーマシン」の異名を取るブラジル人GKであり、エウゾ・ゲルティスと言う。 用具係「あー、すまん。この日本人のガキがいきなりやってきて入団テストを受けさせろって…」 葵「あーっ!イタリアJrユースGKのジノ・ヘルナンデス!そうか、インテルにいたのか!」 用具係「あっ、こら!少しはだま…」 葵「よーし、勝負しようぜ勝負!お前からゴールを奪えば俺だって評価される筈だァ!」 用具係「………こいつ、正気か…」 知っている選手に出会った葵はこれ幸いとばかりにいきなり挑戦状をたたきつける。 あまりにも勝手な物言いに用具係は頭を抱えたが、意外にもここでゲルティスが口を挟んできた。
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0ch BBS 2007-01-24