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【新章】キャプテン森崎30【新天地】
[317]マロン名無しさん:2009/01/17(土) 03:31:09 ID:??? いいね〜森崎はこうでないとなw
[318]マロン名無しさん:2009/01/17(土) 18:49:59 ID:??? 2009-01-17-17-59-19 パルメイラス修行編:3年目2月その9 森崎が無言でキャプテンマークを肩に巻き、トニーニョが仏頂面で押し黙る。 なんとも喋りづらい空気の中、ネイは頬をかきながら監督に向き直った。 ネイ「あの、監督。質問があります」 エベルトン「なんだ?」 ネイ「モリサキがキャプテンって事は…俺たちの年代はジュニオール内で 独立した1チームとして扱われるって事で良いんですか?」 森崎「(ん?そう言えば先にジュニオールに入っていた年上の連中はどうするんだ?)」 エベルトン「その通りだ。貴様らはこれから来年1月のリオカップに向けて一つのチームとして 鍛え上げる!そこで結果を出せるかどうかが貴様らの未来を占うぞ!」 ざわ…ざわ… 森崎「(リオカップ…遂に大きな大会が出てきやがったか!)」 リオカップとはリオ州で毎年行われるジュニオール部門専用の全国規模の大会である。 金の卵を探しに世界中からスカウトが集まるプロへの登竜門であり、若手選手の大会でありながら その盛り上がりぶりと注目度はブラジル全国選手権にすら匹敵すると言われている。 ☆ 初音「皆さんお久しぶりです、毎度お馴染み…と言える程には登場していない作者の分身、 塩田初音です。テクモ版をやった人なら良くご存知であろうリオカップですが、どうやら 現実には存在しない大会らしいのでご注意を。モデルはサンパウロ州で行われる サンパウロカップだと思われますが、本当の所はどうなんだろう?」 ☆
[319]マロン名無しさん:2009/01/17(土) 18:51:37 ID:??? エベルトン「来年度の大会は実質的には再来年のワールドユースの代表メンバーを選ぶ大会に なっている!暗黙の了解だが、どこのチームも18歳以下の選手しか出してこねえだろうな。 ブラジル代表に選ばれたければ、この大会での活躍は必要不可欠って訳だ!」 森崎「(なーるほどな。次のワールドユースはブラジル開催だし、 ブラジルサッカー協会も気合を入れまくってるって事か)」 パルメイラスメンバー「代表メンバー!」「そうか、いよいよか…」 チームメイト達がどよめく間にある程度冷静さを取り戻したトニーニョが今度は質問をぶつけた。 トニーニョ「チームを構築すると言っても、ご覧の通り今日テストを潜り抜けたのは10人だけです。 年上チームと紅白戦をするにしても、最低もう一人は必要なのですが…」 エベルトン「そこは心配すんな。今日上がれなかった奴らも何人かはじきに補欠として 上がってくるだろうが、今日移籍してくる奴を足して今すぐ11人になる」 ネイ「移籍?」 エベルトン「おやっさん!そろそろ入ってきて良いぜ!」 森崎「(ん?あれは…ルーカスさんの車か?)」 エベルトンが駐車場に呼びかけ、選手達の視線が古ぼけた車に集まる。 中から出てきた二人の内一人は、相変わらず派手なシャツを着込んだルーカス。 ルーカス「ハッハッハ、中々過激なショーでしたね。皆さんお久しぶりです。 今日は新しい仲間を連れてきましたよ。仲良くしてあげて下さいね」 そしてもう一人はボサボサな長髪と大きな口から覗く真っ白な歯が目立つ長身の黒人青年。 その風貌は森崎達のほぼ全員が見覚えがあった。
[320]マロン名無しさん:2009/01/17(土) 18:52:34 ID:??? 森崎「(あいつは…何時ぞやの雑誌で見た…)」 トニーニョ「ロペス・サトルステギ!」 ネイ「え〜っ、お前コリンチャンスから移ってきたのか?」 コリンチャンスに所属していた筈のアルゼンチン人FW、サトルステギは選手達の顔を見回し… ニカッ。 擬音が目に見えてきそうな程の笑顔で喋りだした。 サトルステギ「ヘ〜イ!そんなに驚くなよ、この業界じゃ移籍なんてあったり前じゃ〜ん!?」 森崎「(うわっ、うるせっ!)」 トニーニョ「た、確かにそうだが…」 サトルステギ「大体コリンチャンスってケチなんだよ、寮も設備もコーチも!あれだよな、 上がダメだとサッカーが出来ないよな〜。も〜ホント、俺ってばいい加減コリンチャンスに 愛想がついちゃったんだよ。だからルーカスさんに誘ってもらって二つ返事だったね、ウン!」 ネイ「(実際に会うのはこれが初めてだけど、こんな性格かよ!)」
[321]マロン名無しさん:2009/01/17(土) 18:53:45 ID:??? サトルステギは森崎達が面食らうのにもお構いなしでベラベラとまくし立てながら森崎に近づいた。 サトルステギ「お前モリサキだよな!ウワサの日本人GK!」 森崎「…ああ、そうだ。森崎有三だ」 サトルステギ「いや〜っ、気に入ったぜ!ジュニオール昇格の日に監督を殴り倒して キャプテンになっちゃう奴なんて聞いた事がないよもうホント!ヒャッホーって感じだよ!」 森崎「どんな感じだそりゃ!」 サトルステギ「考えるな、感じるんだ!とにかくこれからよろしくな、モリサキ!」 A 「ああ、よろしく。丁度FWが足りなかったからな、歓迎するぜ」笑顔で応える。 B 「それは良いんだが、もうちょっと静かに喋れよ。耳が痛い」顔をしかめる。 C 「監督を殴り倒したってのは無かった事になる。気をつけろよ」釘を刺しておく。 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1231210358/l50にて ☆2009/1/17 18:30:00☆ から投票期間を設けます。 そこから 10 票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は その次の票をタイブレーカーに使います。どれか一つに確定した場合はその時点で投票を 止めて下さい。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。 ・ ・ ・ 投票結果 Aに確定
[322]マロン名無しさん:2009/01/18(日) 21:41:50 ID:??? パルメイラス修行編:3年目2月その10 >A 「ああ、よろしく。丁度FWが足りなかったからな、歓迎するぜ」笑顔で応える。 森崎「(バカっぽい奴だが、有力選手なら手駒にしておいた方が良いな)」 サトルステギ「任せとけ!俺にセンタリングを上げればゴールがもれなく貰えるぜ! オマケにアシストとチームの勝利とビッグマックよりもビッグなスマイルもつけちゃう!ワオ!」 森崎「(…これで実力が無かったらタダじゃおかんがな!)」 *サトルステギに友好的に接し、チーム内支持率を1上げました。 森崎チーム内支持率:42→43
[323]マロン名無しさん:2009/01/18(日) 21:42:34 ID:??? 森崎は頭痛を隠しつつサトルステギと握手をかわしてから離れた。 入れ替わりに今度はネイがサトルステギに話しかける。 ネイ「なあなあ、コリンチャンスにはリベリオって奴も居るって聞いたんだが。知ってる?」 サトルステギ「おう、でもリベリオも移籍しちゃったぜ!サントスに売られたんだよ」 トニーニョ「(サントス…FWにザガロ、DFにディウセウを擁するあそこか。 中盤が強化されたとなるとますます厄介なチームになりそうだな)」 エベルトン「おい、紹介タイムはもう終わりにしろ!早速しごき倒してやる、有難く思え!」 パルメイラスメンバー『サ、サーッ!!』 森崎「(やれやれ。ボコボコにしてやったのに態度はデカいままかよ)」 この時森崎は知る由も無い。サントスだけでなく、サンパウロにも強力な選手が移籍してきた事を。
[324]マロン名無しさん:2009/01/18(日) 21:43:23 ID:??? パルメイラス修行編:3年目2月その11 〜サンパウロFC、ジュニオール部門用グラウンド〜 ロベルト「集合ぉーっ!」 サンパウロもパルメイラス同様、ジュニオール内にワールドユースに参加出来る世代だけで チームを作っていた。監督は翼を入れた功績で目出度く出世コースに乗ったロベルト本郷である。 タッタッタッタッ… ロベルトの前に翼を初めとするサンパウロメンバーが集まる。ここで少し彼らの事を紹介しておこう。 黒い髪と白めの肌を持つ優しい顔立ちの青年はエセキエル・バビントン。 アルゼンチン出身のMFであり、チーム内では翼に次ぐテクニシャンであり アルゼンチンユース入りも確実視される程の実力者である。 オレンジ色のアフロヘアーが印象的な青年はマグノ・ヴィエイラ・デ・オリヴェイラ。 医者の息子だからと言う理由でドトールと言うニックネームがついているが、それとは別に タックルが鋭い事から”コブラ”と評される事がある、サンパウロきってのボールゲッターだ。。 黒い髪を平たく切り揃えた赤黒い肌の大柄な青年はワグネル・ソアレス・アマラウ。 ”コンドル”の異名を取る程ハイボールに強い、ドトールと双璧を為すサンパウロの守りの要だ。 周りより一回り幼く見える金髪の少年はマウリシオ・セザール・レイス・ペレイラ。 年下ながら実力と将来性を認められ早期にジュニオールに昇格した逸材MFである。 その他上記4名に比べると注目度は低いがサイドアタックを得意とするFWプラトン、 ダイレクトシュートが得意なFWジウ、そつが無いセービングに定評があるGKレナートなどが居る。
[325]マロン名無しさん:2009/01/18(日) 21:43:45 ID:??? ここに10番キャプテンとして定着した翼を加えたチームは既に前評判が高く、 フラメンゴに次ぐ来年のリオカップの優勝候補とされている。 そして今日加わる選手の事が知れ渡れば、更にサンパウロの評価は上がる事だろう。 ロベルト「よしみんなきけ、今日は新戦力を紹介する」 ざわっ… バビントン「し、新戦力ですか?」 ロベルト「そうだ。来年のリオカップを確実に制する為の、な」 アマラウ「こりゃまたいきなりな…」 ドトール「どれ程の選手なんです?」 ロベルト「点取り屋として期待できるFWだ。さあ入ってこいストラット!」 ロベルトの呼びかけに応え、癖の強い金髪を後ろで束ねた青年がクラブハウス出てくる。 その両脚にはサッカー選手の中でも目立つ程凄まじい筋肉がついており、 何処か虚ろながらも鋭い目つきと合わさってストライカーとしての凄さを物語っていた。
[326]マロン名無しさん:2009/01/18(日) 21:45:08 ID:??? 彼はチェザーレ・ストラット。かつてイタリアJrユースに選抜されながらも、自らが起こした 不祥事でチームを追われ、それ以来複数の国のリーグを転々と渡り歩いてきた男である。 ロベルト「イタリア出身のFW、チェザーレ・ストラットだ。皆、仲良くしてやれ」 ストラット「…ストラットだ。別に仲良くする必要は無い。勝ちたければ俺にボールを回せ」 ロベルトの言葉を打ち消す様につっけんどんな自己紹介をするストラット。 当然「なんだこいつは」と言わんばかりに不穏な視線が送られるが、 ストラットはそれらは目に入れずひたすら一人の男を睨みつけていた。 かつてイタリアJrユースに屈辱的な大敗を味わわせた全日本Jrユースに所属していた大空翼を。 翼「…ストラット、だね?」 ストラット「そうだ…」 翼「その目は日本人がキャプテンをしているのが気にいらないのかい?」 ストラット「…誰がキャプテンなのかはどうでも良い。てめえの存在が気にいらねえだけだ」 翼とストラットの間に緊張感が高まり、周りが静かになりかけた時。
[327]マロン名無しさん:2009/01/18(日) 21:46:03 ID:??? 翼は微笑んだ。 翼「そうか。ところで君は、ラストパスはグラウンダーと浮き玉どっちが良い?」 ストラット「…て、てめえ!聞いてなかったのか、俺は貴様が気に入らんと言ったんだぞ!?」 翼「うん、それがどうかしたのかい?俺も君は気に入らないよ。でも君が使えるFWなら そんな事はどうでも良いよ。それより君のプレイスタイルを知る事の方が大事だ」 翼の瞳と笑顔は透き通っていた。ストラットが思わず戦慄してしまう程に。 ストラット「………」 翼「で、どっちだい?」 ストラット「…グラウンダーの方が得意だ」 翼「OK、分かったよ」 ストラット「(なんなんだコイツは…?)」 ロベルト「あ〜…そろそろ練習を始めるぞ。柔軟体操をしてからランニングだ。さあ、散らばれ」 翼とストラットの会話を打ち切る様に出されたロベルトの指示で選手達が散らばる。 そして呆然としたまま体を解し始めるストラットにアマラウ、ドトール、バビントンの3人が近寄った。 アマラウ「おい、お前」 ストラット「なんだ貴様は」 アマラウ「お前の態度には色々言いたい事があるけどよ…ツバサに絡むのはやめといた方が良いぜ」
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0ch BBS 2007-01-24