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【新章】キャプテン森崎30【新天地】
[472]マロン名無しさん:2009/02/03(火) 19:25:11 ID:??? パルメイラス修行編:3年目12月その6 ゲレーロのやる気→ JOKER スペードA リンコンのやる気→ ハートQ クラブ9 そして以下の数値以上の数字を出したカードのマークに応じて該当する能力が上がります。 ゲレーロ、リンコン→10 ダイヤ→ドリブル ハート→パス スペード→タックル クラブ→パスカット 2枚のカードのマークが一致した場合はその能力に関係したスキルもしくは必殺技を得ます。 どちらかのカードがJOKERの場合は上記の能力値全てが上昇し、もう一枚のカードのマークに 応じた能力のスキルもしくは必殺技を得ます。 ----------------------------------------------------------------------------- ダダッ! パンッ! ズザッ! バシッ! 森崎「おっ…おおお!?」 リンコン「な、なんてこった」 黙々と総合練習を始めたゲレーロの動きは鋭く目覚しい物があった。 森崎「こいつは…よし!俺を止めてみせろゲレーロ!」 ダダダッ!
[473]マロン名無しさん:2009/02/03(火) 19:25:39 ID:??? 普段の練習時より1段レベルの高いドリブル、パス、タックル、パスカットを連発する様に 思わず唸りだした森崎が好奇心に任せてドリブルで挑みかかる程に。 ゲレーロ「!」 ズシャシャッ! バチィッ! 森崎「ほお〜…」 ゲレーロ「…よし」 そしてゲレーロが反射的に繰り出した力強いスライディングタックルは 見事森崎の足元からボールをこぼす事に成功した。 森崎「やるじゃないか!手加減していたとは言え、俺からボールをこぼせるんなら威張って良いぜ!」 ゲレーロ「(本当に手加減…?)ああ」 リンコン「(くそっ、これじゃあパルメイラスの中盤カーストで俺がビリになっちまうじゃんか!)」 一方リンコンの方はパスの精度を磨く事に成功していたものの、 ゲレーロの覚醒の前では霞んでしまう小さな成果でしかなかった。 *ゲレーロのドリブル、パス、タックル、パスカットがそれぞれ少しずつ上がりました。 更に必殺タックル「パワータックル」を習得しました! *リンコンのパスが少しだけ上がりました。 *上手くMF達の能力を引き出せた功績で、支持率が+2されました。 *定期的な練習の積み重ねで、全能力値が+1されました。
[474]マロン名無しさん:2009/02/03(火) 19:26:42 ID:??? リオカップ編(グレミオ戦):その1 〜ブラジル、リオデジャネイロ州リオデジャネイロ市〜 南米大陸で最大の面積を誇る大国ブラジル南東部にあるリオデジャネイロ州、通称リオ。 名前を同じくする州都、リオデジャネイロ市にある 世界最大クラスのサッカー専用スタジアム、エスタジオ・ド・マラカナン。 ここが森崎の新たなる戦いの幕開けの舞台となる。 観客「待ってましたァ!遂にリオカップが始まるぞ〜!」「開会式は何時からだっけ?」 「今年はやっぱりフラメンゴだろ?」「いや、サンパウロが強くなっていると聞くぞ」 物売りその他「コーヒー、コーヒーはいらんかねー」「靴磨きます靴磨きー」 「余ったチケット買いまーす。チケットが欲しい人はいらっしゃーい」 スタジアムの周辺は既に人々で溢れかえっていた。純粋に観戦に来た観客は勿論、 その観客達を見込んだ者達も集まっており歩道も道路もイモ洗い状態である。 ブロロロロ… 観客「おおっ、バスが来たぞ!」「何処のバスだ?」「フラメンゴだ!」 そんな中、関係者専用のゲートに向かって一台のバスが走りこむと歓声が上がった。 程なくバスから降りてきたカルロス達がファンサービスで手を振るとますます騒ぎが大きくなる。 そして何時しか始まったカルロスコールに見送られ彼らはスタジアムの中に入っていった。
[475]マロン名無しさん:2009/02/03(火) 19:27:20 ID:??? ブロロロロ… 観客「おっ、あれはサントスのバスか」「なんか問題児が居るらしいぞ?」 地元のフラメンゴが来たのを皮切りに次々と他クラブのバスもやってくる。 観客「今度はグレミオだ」「今大会ナンバー1キーパーと噂される奴が居るんだよな」 ブロロロロ… 観客「サンパウロFCが来たぞ!」「フラメンゴへの対抗馬だな」「日本人がキャプテンってホントか?」 そしてその中には勿論、翼が居るサンパウロFCや森崎が居るパルメイラスのバスも含まれていた。 観客「あれはパルメイラスか…」「ここ数年パッとしないんだよな」「今大会はどうなんだろ?」
[476]マロン名無しさん:2009/02/04(水) 00:06:02 ID:??? エベルトン「よぉーし、耳ん中かっ穿ってよーく聞けてめぇらァア!!」 スタジアム内の控え室の一つ、パルメイラス用のロッカールームではエベルトン監督の 罵声じみた号令が轟いていた。選手達も一年弱の付き合いで慣れたので、黙って続きを待っている。 エベルトン「長距離バスで疲れただなんてほざく愚図が居たら今すぐ名乗り出ろ、 サンパウロ市行きのバス代を片道分だけ出してやる!疲れていない奴は今からアップしていろ、 俺達の試合は2試合目…約3時間後だ!ボサッとしているヒマはねえぞ!」 森崎「(確か、オープニングゲームはフラメンゴがどっかのザコチームとやるんだったよな)」
[477]マロン名無しさん:2009/02/04(水) 00:08:20 ID:??? ここで今回のリオカップについて説明しておこう。今大会は各州の強豪チームを16チーム集め、 それを4つのグループに分けて競わせ上位2チームに決勝トーナメント出場権を与えるのである。 各グループの組み合わせは以下の通りとなっている。 A:フラメンゴ、スポルチ、クルゼイロ、アトレチコ B:サンパウロ、コリンチャンス、ボタファゴ、グアラニ C:パルメイラス、グレミオ、パイサンドゥ、フルミネンセ D:サントス、バスコ・ダ・ガマ、ブラガンチーノ、SCインテルナシナオル そして各グループの上位2位が決勝トーナメントで以下の様に振り分けられる。 A1位−| |−| B2位−| | |−| C1位ー| | | |−| | D2位−| | |−優勝 B1位−| | |−| | C2位−| | | |−| D1位ー| | |−| A2位−| エベルトン「今日の獲物はグレミオだ!Cグループの中では一番マシな相手だが、こんな所で てこずっていたら優勝なんざ笑い話でも狙えねえ!良いか、圧勝出来なけりゃ死ぬと思え!」 パルメイラスメンバー『サーッ!』
[478]マロン名無しさん:2009/02/04(水) 18:49:33 ID:??? エベルトン「オープニングセレモニーまではまだ間があるな…今のうちに ミーティングを済ませておく!まずはスタメンとフォーメーションからだ!」 エベルトンがサインボードにサインペンで描いた図は以下の様な物だった。 −J−H− Jオルヘス Hサトルステギ −−−−− E−−−F Eリンコン Fゲレーロ −I−G− Iトニーニョ Gネイ −−−−− A−−−B Aミラ Bブランコ −C−D− Cキーガン Dアレクセイ −−@−− @森崎 森崎「(結局ジュニオールに上がった時から固定のメンバーだな。後から上がってきた サブ連中が揃いも揃って使い物にならないから当然と言えば当然だが)」 エベルトン「今更それぞれの役割なんかゲロが出る程分かっているだろうからわざわざ説明なんか しねーぞ。それより大事なのは敵の情報だ!ちゃんと予習はしてきただろうな、モリサキ?」 森崎「はい。グレミオは…」 A 「GKメオンとMFダ・シルバが要注意のチームです」 B 「GKメオンにおんぶにだっこの守備型チームです」 C 「MFダ・シルバしかマトモな奴が居ない弱小チームです」 D 「あまりにも弱すぎて調べる必要が無いと言う所まで調べました」 ※投票の結果【D】に決定しました
[479]マロン名無しさん:2009/02/04(水) 18:50:20 ID:??? >D 「あまりにも弱すぎて調べる必要が無いと言う所まで調べました」 ざわっ… トニーニョ「!?」 ネイ「おいおい…」 サトルステギ「そりゃ〜いくらなんでもないだろ〜」 森崎「…あれ?」 自信満々に言い放った森崎の余裕宣言はチームメイト達の呆れを招いた。 エベルトン「クズ野郎!敵を知り己を知れって言葉にケンカ売ってんのかテメェ!」 森崎「えええっ!?ちょっと待った、監督だって圧勝して当然って言ってたじゃないですか!」 パルメイラスメンバー『(おお、監督が珍しくマトモだ)』 エベルトンもたちまち青筋を作り大きく息を吸い込んでから怒鳴りだし、森崎を正論で叱咤する様に 選手達が感心する。だがエベルトンの次のセリフで彼らは一瞬だけでも感心したのを後悔した。 エベルトン「だからこそだ!弱い相手なら徹底的に叩き潰す為に調べとけってんだ! 格下の相手ってのは自分の強さを他者に見せ付ける為に居るんだ、 折角のチャンスを利用しないでどうする?アーン?雑魚はしっかりと虐殺しとけ!」 パルメイラスメンバー『(………やっぱりマトモじゃない)』 森崎「うっ…(い、言い返せねえ…こんなやりにくい監督、初めてだ…)」 自分の理論を逆手に取られた森崎が悔しさに押し黙り、エベルトンも言いたい事を言い尽くしたのか 言葉を途切れさす。そして訪れた白け気味の沈黙を破ったのはトニーニョだった。
[480]マロン名無しさん:2009/02/04(水) 18:52:00 ID:??? トニーニョ「あ〜…とにかく、敵の主力選手はMFのダ・シルバとGKのメオンですよね?」 エベルトン「そうだ。ダ・シルバはハッキリ言ってドリブルしか出来ない一芸野郎だが、 その分ドリブル突破には要注意だ。メオンは今大会ナンバー1GKだとかなんとか言われてるが、 お前らが大量得点すりゃあその看板も今日限りの物になるだろうよ」 ネイ「簡単に言ってくれますねえ。大量得点出来るかどうかは分かりませんよ?」 サトルステギ「いいじゃん、別に!要は撃って撃って撃ちまくれば良いんだろ?」 エベルトン「そう言う事だ。以上でミーティング終了!殺ってこい、貴様ら!」 ネイ「いやいやいや、これからオープニングセレモニーですから…」 エベルトン「ウルセー、戦争はもう始まってるんだ!口でクソを垂れる前にサーと言え豚ドモ!」 パルメイラスメンバー『サ、サーッ!』 エベルトンの号令で微妙な気合が入ったパルメイラスメンバーが部屋の外に向かう。 ガタン。 森崎「…あれ?い、何時の間にミーティングが終わってたんだ!?」 そして最後の者がドアを後ろ手に閉めた音で森崎はようやく我に返った。 *失言をした森崎でしたが、それ以上にエベルトンの変人ぶりが目立った為 支持率の変化はありません。
[481]マロン名無しさん:2009/02/04(水) 18:53:25 ID:??? 数分後、エスタジオ・ド・マラカナンは更なる興奮の坩堝と化した。 オープニングセレモニーが始まったのだ。 ワァアアアアアアアアアアアア…! 放送「大変長らくお待たせ致しました。ただいまより本年度のリオカップ開会式を開始します。 まずは選手達の入場です。ブラジル全土から集まった16の若き精鋭達が今登場します!」 放送に促された様なタイミングで各チームがチームフラッグを掲げながら入場してくる。 先頭を切ったのはやはりフラメンゴであり、観客の歓声も一際大きくなる。 放送「早速入ってきたのはフラメンゴ!今大会MVP候補筆頭と呼び声が高いカルロス・サンターナ 率いるこのチームは間違いなく優勝争いに絡んでくるでしょう!果たしてこのチームに土を つけられる新たなる強豪は出てくるのか、それとも前評判通りフラメンゴが優勝してしまうのか? 全ては他チームがサッカーサイボーグたる彼に対抗出来るかどうかにかかっています!」 カルロス「(やるぞ…俺がブラジルNo.1、そして世界一になるんだ!見ていてくれアーサー!)」 フラメンゴの後に数チーム続き、しばらくしてからサンパウロが入場するとまた歓声が上がった。 放送「ここで入ってきたのがサンパウロ州の雄、サンパウロFC!なんとこのチームは 日本人MFの大空翼がキャプテンを務めているのです!しかしその背中の10番は伊達ではなく 人によってはカルロス・サンターナに匹敵するとも言われます!彼の活躍は要チェックです」 翼「(憧れ続けてきたブラジルの大舞台だ。ここで俺は俺の夢への第一歩を踏み出す!)」 放送「どんどん行きましょう!10番目に入ってきたのはサントス。スイーパーのディウセウが 圧倒的な存在感を放つこのチームもフラメンゴへの対抗馬と評されます。彼らの未来は如何に?」 ディウセウ「(うひぇー、強そうな奴がいっぺぇいんぞ!オラぁワクワクしてきた!)」
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0ch BBS 2007-01-24