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【テーマソング】TSUBASA DUNK 8【作りました】
[803]TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 14:22:50 ID:QBjoe/DE 百春「予選トーナメントの決勝まで行けば確かめられるさ」 千秋「そう言うことだ。そのためにも今日の相手、三浦台をやっつけるぞ」 そこでまたひとり九頭龍の部員が話に加わる。 ??「千秋くん、早くアップに行きましょうよ!開会式のあと、すぐに僕たちの試合なんですよ」 千秋「おー、いくいく。じゃあ、海南の少年、またな」 百春「顔を洗ってまってろよ」 千秋「馬鹿モン、洗って待つのは首だ」 ヤス・ナベ・チャッキー「またな」 翼「はい、予選トーナメント決勝で」 九頭龍高校のバスケ部員の背中が見えなくなるまで翼は見送った。 馬場「翼くんって顔が広いんだね」 舘嶋「俺たちより知り合いが多いんじゃないのか?」 中山「これ以上、トラブルに巻き込まれるのも嫌だし、さっさと2階に上がろうぜ」 翼「ああ」 海南の4人に中山を加えた集団は、階段を上り、先輩たちの待つ2階のロビーへと向かった。
[804]TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 18:20:21 ID:QBjoe/DE 2階に上がるとすぐに広いスペースがあり、背もたれのないイスとテーブル、観葉植物などが あった。そこには海南の先輩たちや、翔陽で世話になった人たち、他に武里の今村といった 翼の知った顔も多かったが、さすがに知らない人間も少なくなかった。とりあえず、自分の 学校の先輩たちに「チューッス」と言いながら会釈をする。 中山「ウチの先輩を紹介してやるから陵南のとこに来いよ。魚住さんや仙道さんを紹介するよ。 それに南葛中の先輩、池上さんもいるぜ」 翼「そっか、陵南には池上先輩もいるんだよな」 中山の申し出を受けようと考えた翼だったが、もうひとつ挨拶しておきたい学校があった。 翼(あっちにも挨拶しておいた方がいいよな……) A やっぱり翔陽には挨拶しておきたい B 陵南の人に挨拶しておくか。初めてだし C 武里の……なんとかさんに挨拶しておくか。決勝リーグには来られないかもしれないし D 海南のメンバーといっしょにいよう 先に2票入った選択肢で続行します。投票はageでお願いします。sageではカウントできません。 ※間もなく開会式が始まるので、交流できる学校は1つだけです。
[805]森崎名無しさん:2009/02/19(木) 18:26:27 ID:??? AかBかスゲー迷う・・・
[806]森崎名無しさん:2009/02/19(木) 18:39:38 ID:6TGU24lM A
[807]森崎名無しさん:2009/02/19(木) 18:45:46 ID:eFbp6/rk A
[808]TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 19:56:31 ID:QBjoe/DE >A やっぱり翔陽には挨拶しておきたい 翼(やっぱり翔陽には挨拶しておきたい。いや、しなくちゃいけないよな) 高校進学の直前までお世話になった花形たち翔陽のメンバーに挨拶をするため、中山の申し出を 断り、ひとり翔陽の輪に入っていく。 翼「こんちわっす。その節はお世話になりました」 翼に気付き、花形が真っ先に言葉を返す。 花形「おう、翼じゃないか。久しぶりだな。ここにいるってことは……」 翼「はい、なんとか海南のレギュラーになれました」 その言葉に翔陽の部員たちが驚愕の声を上げる。 高野「マジかよ!お前、この間まで本当に素人同然だったじゃないかよ」 伊藤「そっか、努力したんだねえ」 長谷川「だが、努力だけで初心者が海南のレギュラーを勝ち取れるとは思えん。やはり、何か 光る物があったんだろう(花形もそれに気付いていたからあんなにこだわったのか?)」 藤真「まあ、何にしてもよくここまで上がってきたね」 花形「覚えているな。お前も海南もこの大会で徹底的に叩くと言ったことを」 翼「はい。……望むところです。だけど、俺も決して負けませんよ」 花形「ああ、それも聞いたさ」
[809]TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 19:57:54 ID:QBjoe/DE 花形がいつになく好戦的な視線を送る。翼も負けじと睨み返す。 花形「ふっ。覚悟は出来ているって顔だな。安心したぜ。これで俺たちに気を使って本気を 出せないなんて、つまらないことにはならなそうだな」 急に柔らかくなる花形の顔に、翼は拍子抜けする。 翼「え?」 花形「前にも言ったが、お前がどこの高校に行こうが、俺たちには関係ないさ。ただ、お前が 海南のレギュラーだというなら、お互いに全力でいいゲームがしたい。そして、勝ちたい。 それだけさ」 翼「花形さん……」 藤真(よく言うよ。本当は誰よりも翼の翔陽入りを望んでいたくせに) 花形「決勝リーグでお前に会うのを、翔陽レギュラー全員で楽しみにしてるぜ」 そう言うと、昨日の御子柴と同じように右手を差し出す。翼もその手を握り返す。 翼「俺も皆さんと試合できるのを楽しみにしています。ところで、レギュラー全員って言うけど 永野さんは?」 姿の見えない永野のことが気になった翼は思い切ってきいてみる。 花形「ああ。永野は自主練している。スタメンを落とされた今、開会式に出ている暇などないと」 翼「えっ!?永野さんがスタメン落ち……」
[810]TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 19:58:47 ID:QBjoe/DE 花形「そういうことだ。あそこで武里の奴と話しているのが新しいフォワードのスタメンの 塔矢だ。2年だが、実力は確かだぜ」 翼「塔矢さんですか」 そんな翼を海南の1年生部員たちは驚きながら見ていた。 馬場「(ヒソヒソ)今度は翔陽の選手たちと話してるよ!」 舘嶋「(ヒソヒソ)あれって、藤真さんと花形さんだろ!?なんで、翼と話してんの!?」 横島「(ヒソヒソ)なんで、あんなに顔が広いんだよ!?バスケやってたお前らよりすごいぞ」 馬場「(ヒソヒソ)分からないよ。分からないけど……」 舘嶋「(ヒソヒソ)翼がスタメンを奪ったのはマグレじゃないってことだろう」 馬場「(ヒソヒソ)たぶん、バスケを始めてから色々なことをやってきたんだろうね」 一同(俺たちなんて雰囲気に呑まれて肩身の狭い思いをしているのに……) そして、間もなく開会式が始まるというアナウンスが流れる。 牧「よし、行くか」 海南一同「おう!」
[811]TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 20:00:02 ID:QBjoe/DE 退屈な開会式が終わると、陵南の部員たちは急いで会場を後にした。事前に中山に聞いていた 話によると、同じグループの瑞穂の試合が別の会場で行われるのを見に行くらしい。 翼(瑞穂か……もう一度戦いたいけど、陵南とも戦いたいんだよなぁ) しばらく頭を抱えていたが、いくら悩んでもどうしようもないと気付く。 翼(そうだ。当たったチームと全力で戦うことが今の俺に出来るたったひとつのことだ) 開き直って、観戦席からコートを見つめる。コートでは先ほどトラブルを起こしそうになった 三浦台と九頭龍が試合前のアップを行っていた。これが大会のオープニングゲームになるらしい。 村雨(海南が見てやがる……今日は『秘密兵器』は使わないようにしておきたいな) 翼はコート上の異常に気付く。 翼「三浦台は選手の数が足りないですね。10人しかいない……でも、補欠もいるし部員が 足りないって訳でもなさそうですね」 小菅「俺の聞いた話だと、なにやら『秘密兵器』って呼ばれてる選手がいるらしい。それを 隠してるんじゃないか?」 武藤「あっちの九頭龍の方は本当に部員が足りないみたいだけどな。8人か……」 田辺「でも、あの選手は背が高いですね。2m近くありそう」 馬場「あれは僕と同じ学年の茂吉くんです。ウチの学年ではトップレベルの選手でした」
[812]TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 20:01:25 ID:QBjoe/DE 神「あのアフロは俺と同じ学年で、PGとしてはやはりトップレベルだと思います。金髪の奴が 双子の弟だったと思うんですが、試合にはほとんど出てなかったですね」 武藤「じゃあ、それなりにいい選手はいるってことか」 牧「だが、このコートで一番いい動きをしているのは九頭龍のあのコーンロウの奴だな」 蛭川「あれは夏目くん、1年生ですね」 いつの間にか合流していたマネージャー蛭川が牧に応える。 翼「あれ、蛭川!?(存在をしばらく忘れていたよ)あいつのこと、知ってるの?」 蛭川「へへ、みんなが部内戦に夢中の間に、僕なりに各学校のデータを集めていたんだよ」 牧「その夏目って奴が九頭龍のエースだな」 蛭川「はい。中でも外でも活躍できるユーティリティー・プレーヤーです。鋭いドライブと 幅広いシュートレンジは守る方に大きな負担となりますね」 牧「翼、舘嶋。お前たちのライバルになるかもな。よく見ておけよ」 翼・舘嶋「はい」
[813]TSUBASA DUNK:2009/02/19(木) 20:02:20 ID:QBjoe/DE 舘嶋「蛭川、あの小さい奴も選手なのか?誰かの弟とかじゃなくて……」 蛭川「うん。彼は車谷くん。背は低いけど、それを武器にしたドリブルと、驚異的な確率を 誇る3Pシュートの持ち主だよ。ナメてかかったら痛い目見るかもね」 舘嶋「へえ。150cmくらいしかないんじゃないか」 なんとなく九頭龍を応援するような雰囲気で海南がまとまったところで試合が始まる。九頭龍の ジャンパーは先ほど百春と呼ばれていた金髪のリーゼントだった。 蛭川「彼は花園百春。キャプテンですね。ジャンプ力がすごいです」 蛭川のデータどおり、まるで重力を無視するようにジャンプすると、三浦台のセンターを全く 寄せ付けずボールを弾く。そして、そのボールはアフロの千秋がキープする。 蛭川「PGの花園千秋。神さんの話にあったとおり、百春とは双子の兄弟です」 千秋がドリブルで数歩進んだところで三浦台のディフェンスがつく。 千秋「夏目!」 前方を走っていたSFの夏目の方を向きながら、しかし、ボールを持つ手は体の後ろをとおり 真横にいた車谷へのパスが出される。 蛭川「千秋さんはああ言ったトリッキーなパスが持ち味ですね」 パスを受けた車谷が落ち着いて3Pシュートを決める。
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0ch BBS 2007-01-24