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【ん…】森崎が幻想入り 7話目【間違えたかしら？】
[916]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk ：2009/04/15(水) 23:57:41 ID:GZjped6g 萃香の答え→ スペード5 1〜7→「残念だけど、それは出来ないね」 萃香が口にしたのは、紛うこと無き拒絶の言葉だった。 森崎「霊夢の所に行くからか？」 萃香「うーん……。まぁ、確かに霊夢を放っておけないっていうのもあるんだけど……」 そこで一旦言葉を切り、唇の端を吊り上げる。それまでの無邪気な笑みではない、どこか攻撃的な表情。 萃香「私も欲しいんだよね。大会No.1ゴールキーパーの座って奴が」 森崎「……なるほど、同業って事か」 森崎の言葉に、萃香が大きく頷く。 萃香「そういう事。そっちのチームに入っちゃったら、フィールダーとしてしか出られないだろうしね」 森崎「まぁそうだろうな。俺としても、他人に正ＧＫの座を譲る気は無い」
[917]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk ：2009/04/15(水) 23:57:54 ID:GZjped6g 萃香「別にフィールダーが嫌って訳じゃないんだけどね。今回は、たまたまＧＫの気分だったんだ」 森崎「……そうか。精々霊夢の力になってやれ。まぁ、俺が居る限りは大会ナンバーワンＧＫは無理だろうけどな」 森崎の挑発にも、萃香は全く動じない。そればかりか…… 萃香「うん。威勢は良いね、気に入ったよ。……大会が楽しみだ」 先ほどと同じように、ニヤリと笑みを浮かべながら、そう返した。 森崎「……言ってろ（何が気に入った、だ）」 そう言って、森崎は石段の方へと踵を返す。 萃香「おや、帰るのかい？」 森崎「ああ。生憎とそんなに暇でも無いんでな」 振り返らずに、言葉だけを返す森崎。 萃香「それじゃあ、またね。森崎との勝負、楽しみにしてるよ」 笑いながら手を振る萃香。 森崎はそれに一度も振り返ることなく、ゆっくりと石段を降りていった……。 ＊新たな感情が発生しました。 森崎→（意識）←萃香
[918]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk ：2009/04/15(水) 23:58:11 ID:GZjped6g 〜夕方・メリーの家〜 蓮子「あ、森崎が帰ってきたわよー」 夕方。帰宅した森崎に真っ先に反応したのは、いつもの通り蓮子であった。 ただし、今日はいつもと違うところがあった。それは…… 中山「おかえり。……いや、ただいまって言ったほうが良かったか？」 中山が帰ってきていたのである。もちろん、車椅子にも松葉杖にも頼らず、己の足でしっかりと立っている。 メリー「ついさっき、永遠亭から帰ってきたのよ」 ……と、これは奥で料理をしていたメリー。 森崎「……やっと帰ってきたか。もちろん、足は大丈夫なんだろうな？」 中山「ああ。八意さんから言われた通り、前より調子がいい位さ」 その場で飛び跳ねてみせる中山。どうやら、言葉通り体の方は万全らしい。 咲夜「（うーん、普通の人間の男にしか見えないんだけど……）」
[919]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk ：2009/04/15(水) 23:58:22 ID:GZjped6g 森崎「うむ、よく帰ってきた……と喜びたい所なんだが、今日は急いでしなけりゃいけない話がある」 レティ「……あら、何かしら？」 ミスティア「んー？」 森崎の真剣な声に、それまで食卓に座っていたレティたちも森崎の方へと近づいてきた。 森崎「ああ。実は、今日の午前中に聞いた話なんだが……」 皆が集まったのを見計らって、森崎は今日自分が見聞きしたことを伝えるべく、ゆっくりと口を開いた。
[920]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk ：2009/04/15(水) 23:58:38 ID:GZjped6g ……… …… … 中里「……6日後の大会でゴザルか」 咲夜「霊夢に挑戦状ね……。で、私達にこの話を聞かせたって事は、その大会に参加する気なのかしら？」 それまで静かに森崎の話を聴いていた咲夜が、森崎に向かって問う。 森崎「ああ。がんばりフォーレスツの名を上げる絶好のチャンスだ。参加して損は無いだろ」 言い切る森崎。しかし…… レティ「確かにチャンスかもしれないけれど……。勝つのは中々厳しいかもしれないわね」 難しい顔をして口を挟むのは、一番外側に立っていたレティ。 メリー「レミリアクラスの化け物がゴロゴロ……とまでは言わないけど、この前の大会とは段違いよ。 勝てないとは言わないけれど、すんなりと優勝って訳にはいかないでしょうね」 メリーのレティの意見に頷く。
[921]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk ：2009/04/15(水) 23:59:08 ID:GZjped6g 博麗連合の試合を見たことがあるという二人の意見からすると、どうやらこのままでは優勝は厳しいらしい。 蓮子「うーん、うちのチームがどういう形になるか見えてこないから、何とも言えないわねぇ。 選手が足りない……ん？ 選手……？」 部屋中が少し重い雰囲気に包まれる中、蓮子がすっと手を上げて意外な提案をした。 蓮子「勝率が薄いなら、他のチームと合併すれば良いんじゃない？ そうしたら、こっちも選手を集める必要は無いし。 うちの選手層なら、合併を了承してくれるチームも多いと思うんだけど」 蓮子の意外な提案に、一同は一瞬呆気に取られる。 中山「……悪くないかもしれないけど、デメリットも多いな。 優勝しても得られる名声は少なくなるだろうし、チーム名やキャプテンの座もややこしいことになる」 蓮子「そう？ 結構いいアイデアだと思ったんだけど……。森崎はどう？」 森崎「（他のチームと手を組むか……うーん、これは慎重に考えねば……）」 Ａ 他のチームと手を組む Ｂ がんばりフォーレスツ単独で出場する ＊重要なことなので先に【4票】入った選択肢に決定します。
[922]キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI ：2009/04/16(木) 00:00:32 ID:b68qzWSM Ｂ
[923]森崎名無しさん：2009/04/16(木) 00:00:52 ID:zQKXOtuw B
[924]森崎名無しさん：2009/04/16(木) 00:01:33 ID:fZjwcbXw 難しいね…合併するとする相手によっては強くなりすぎる やっぱりB
[925]森崎名無しさん：2009/04/16(木) 00:01:39 ID:/ObjORaI B
[926]森崎名無しさん：2009/04/16(木) 00:06:16 ID:EDhiKWWQ A がんばりスカーレットフォレスツ…！
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0ch BBS 2007-01-24