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【東方コンビ】キャプテン霧雨15【相打つ!】
[550]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2009/02/27(金) 19:01:03 ID:??? 三杉「やられたね……」 神奈子「ああ。火力は充分だと思ったんだけど」 三杉「やはり、主砲までパスが届かないのが一番痛かったね……永琳さん、彼女は別格過ぎた」 やれやれ、と馬宮たちをベンチに連れて行く永琳を見ながら肩を2人はすくめる。 そこに、射命丸と彼女に連れられた田中と岡山が歩いてくる。 射命丸「まったくですよ。あのパスをカットされた時は、目の前の光景を疑いましたからね」 (11)田中「あ、あの…僕は……」 三杉「…何だ、田中。試合前より、随分いい顔になったじゃないか」 (11)田中「あ、え……」 (13)岡山「そう言われりゃ、試合前は血色がよくなかった気がするぜ」 射命丸「ええ。悩み、吹っ切れたのではないですか?」 (11)田中「……………はい。そうかもしれません」 三杉「そうか。それはよかった。なら、ちょっと余計に蹴っていこうか」
[551]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2009/02/27(金) 19:01:35 ID:??? (13)岡山「はい!…田中も行くよな!」 (11)田中「もちろん!」 射命丸「あ、いいですねぇ。ちょっと物足りなかったのですよ」 神奈子「つーか、アンタも大概ヘタれてたねぇ…」 射命丸「むぅ、あの馬宮にはいつか借りを返させていただきますよ」 言って、もう一度永琳たちを振り返る射命丸。 三杉「(…彼も大変だね。ともあれ、僕にも目標が見つかった…かな)」
[552]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2009/02/27(金) 19:01:53 ID:??? 松山「あーあ、勝てなかったかぁ」 パチュリー「ふっ、まぁ当然よ」 天子「アンタが特に活躍したわけじゃないけどね」 パチュリー「1点も取れなかったくせに」 天子「う…」 松山「っていうかさぁ……後半のアレは一体なんだったのさ!倒れたから心配したってのに!」 んもう、と声を荒げる松山。パチュリーは面倒そうに顔を向ける。 パチュリー「ま、メイドの奇跡よ」 松山「ワケわかんない……」 パチュリーはそういい捨てると、彼女もベンチに向かう。 何だかんだで、結構疲れていたらしい。 天子「しかし、今日はやるじゃないの…えーっと、光」 松山「うん、天子さん。チームメイトだし、これからは頼らせてもらうよ!」 天子「ま、まぁね!天人様を崇めるのは当然よね!」 松山「う、うーん?……」
[553]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2009/02/27(金) 19:02:19 ID:??? 鈴仙「………」 (1)美味「その…えっとだな。鈴仙…さん、アンタもあんなに…?」 鈴仙「まさか。……師匠には、多分どう足掻いても勝てないわ」 (1)美味「……そうか。でも、でもよ…勝ちたい、とか…見返したい、とか…思わないのか?」 その言葉に、数瞬うどんげは考え込む。 考えてから、言葉を返す。 鈴仙「…考えたこともあるけどね。勝てない。そう考えて関係を構築するのが賢いのよ」 (1)美味「……………」 鈴仙「あなたも壁にぶつかってるクチ?ならとっとと諦めたほうが良いわ。上るよりも、迂回するほうが楽なんだから」 (1)美味「……嫌だ。俺はそう割り切れないし、あいつは永琳さんみたいじゃねぇ」 鈴仙「あ、そ。なら好きにしたら?……ま、相手が師匠以外だったらあなたでも勝ち目あるでしょうしね」 別に勝つ必要はないけれど、とうどんげは自分に言い聞かせるように呟く。 それを最後に、美味は立ち上がる。立ち上がり、歩き始める。
[554]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2009/02/27(金) 19:02:37 ID:??? (1)美味「…まだ、不燃焼気味だ。俺は三杉さんたちに混ざって蹴ってくる。鈴仙さんは?」 鈴仙「私は行かないわよ」 (1)美味「そうかよ」 諏訪子「あ、私も行くよ!」 フラン「私も私もー!」 騒がしく(主にフランが)歩いていく。 それを見ながら、もう一度うどんげは溜息をつく。 鈴仙「ま、愛があれば余裕ってことよね。さぁーて、治療を手伝ってこようかな」
[555]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2009/02/27(金) 19:02:52 ID:??? (6)柴田「うおーっ、今日はすげぇもん見たなァ!」 チルノ「あたいのシュートだろ!」 (6)柴田「ばっか、違ぇよ。あのドッカーン!ってシュートだよ」 空「あ、あのえーと、神奈子の」 (6)柴田「そうそう、アレ撃ちてぇな!」 (7)金木「撃ちたいのは勝手だが…人間を逸脱しないでくれよ、柴田」 頭を抱えつつ、金木が柴田の肩に手を置く。 (6)柴田「お、金木っちゃんじゃないか。いやぁー、今日は大活躍だったじゃん!」 空「そーそー、私のシュートをあっさり止めちゃうしさ!」 (7)金木「………いやまぁ、アレは…」 チルノ「お、こいつなにかかくしてやがるぜ!?」 (6)柴田「吐けー!」 空「吐けー!!」 (7)金木「ええい、何も隠してない!」
[556]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2009/02/27(金) 19:03:22 ID:??? (2)浅海「し、師匠!今日はすごかったですね!」 萃香「あー…そうでもないって。5失点だもんさ。誇れないって」 早速瓢箪から酒を飲み始める萃香。 その弟子である浅海も、紙コップに酒を注がれている。 幽香「……春に桜、夏に星…だったかしら?飲むには早いのではなくて?」 萃香「んな堅苦しいこと言うなっての。ああ酒が美味い」 呆れた幽香にも一顧せずに萃香はまだまだ飲む。 浅海は多少気後れがあるのか、コップに口をつけていない。 萃香「ん?浅海も飲め飲め!!……で、アンタはどうだい?」 幽香「遠慮しておくわ。昼から深酒はね」 萃香「あーつまんない。アンタ、人生に楽しみはあるの?」 幽香「虐めることを少々嗜んでおりますわ」 萃香「……あー…」 そういや、そんな悪癖があったな、と思い返す萃香。 幽香は優雅に傘を揺らめかせ、グラウンドの花壇へと向かっていった。 多分、水でも遣りに行くのだろう。 (2)浅海「…ごくごく…ぷはぁー!!」 萃香「ま、いいか。…さぁ、私も飲むよー!」
[557]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2009/02/27(金) 19:03:40 ID:??? 輝夜「あら、いいせんべいじゃない」 バリボリバリボリ… ルーミア「美味しいよー」 ミスティア「実況疲れた…」 妹紅「しかし…これだけのカンペ、誰が作ったんだ?」 リグル「気づいたら手元に」 ルーミア「ねー」 妹紅「(ああ、多分あのスキマさんか)」 バリボリ… 輝夜「……ま、妹紅も私のライバルとしては不足ない活躍と認めてやるわ」 妹紅「そりゃどーも」
[558]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2009/02/27(金) 19:04:00 ID:??? ミスティア「もぐもぐ…そういえば、喧嘩しないのね?」 輝夜「私闘は主に禁じられてるのよ」 ルーミア「ふーん」 実況組はそれ以上興味を示そうとせず、せんべいに手を伸ばす。 蓬莱2人組もそれ以上語ろうとせず、せんべいに手を伸ばす。 ……やがて、せんべいはなくなった。 輝夜「最後の1つは私のよ!」 ルーミア「渡さないよ!」 妹紅「(……こんなことで喧嘩するなよ…私闘だろ、それも…)」
[559]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2009/02/27(金) 19:04:34 ID:??? 霊夢「…………………………」 周囲がそれぞれ散っている中、霊夢はグラウンド端の芝生に寝転んでいた。 霊夢「カカシ…か。私が言えた義理じゃなかったわね」 呟き、彼女は静かに目を伏せた。
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0ch BBS 2007-01-24