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キャプテン森崎外伝スレ4
[351]タイトル未定:2009/04/11(土) 22:41:07 ID:??? どすん!という豪快な音と共に反町を顔を強かにぶつけた。 反町「っつぅ……」 痛みに顔を顰めながら目を開くと、その目に飛び込んできたのは畳。 どうやら自分はこの畳とキスをしてしまったようだ。 ゆっくりとした動作で起き上がり、まだ痛む頬に手をやりながら周囲を見回す。 反町の真正面には年代ものと見受けられる箪笥、右の方にはこれまた古めかしい襖があった。 左は壁、ならば背後はどうか…と思いながら振り返ってみると。 反町「あっ……!」 ???「ごきげんよう」 あの裂け目から顔を覗かせていた絶世の美女が微笑みながら、ちゃぶ台の前でのほほんと緑茶を飲んでいた。
[352]タイトル未定:2009/04/11(土) 22:41:40 ID:??? 反町「おっ、おい!」 ???「まあまあ落ち着いて。 はい、粗茶ですが」 一体自分に何をしたのか。 まるで状況が把握出来ていない反町はその女性に説明を求めようと食って掛かろうとしたが、 女性は反町の態度に怯む様子も見せず、むしろその態度を面白がるかのように見つめ。 反町の方へと茶の入った湯のみを差し出す。 そして再び、何事も無かったかのようにお茶を啜りだした。 反町は…。 A.「……いただきます」こういう時は冷静にならなきゃ駄目だ。素直にお茶を飲んで気持ちを落ち着けた。 B.「ふ、ふざけるな!」お茶には手をつけず、女性に再び食って掛かった。 C.「…………」ただ無言で女性を睨み付けた。 先に2票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[353]森崎名無しさん:2009/04/11(土) 22:56:04 ID:OB26C0Zc A
[354]森崎名無しさん:2009/04/11(土) 23:00:59 ID:FyojOWqA A
[355]タイトル未定:2009/04/11(土) 23:20:40 ID:??? >A.「……いただきます」こういう時は冷静にならなきゃ駄目だ。素直にお茶を飲んで気持ちを落ち着けた。 湯気が立っている湯のみを掴み、軽く冷ましてから口に運ぶ。 熱い茶が口内に染み渡ってゆくにつれて反町も徐々に落ち着きを取り戻した。 ???「意外ね……もう少し警戒するものと思ったのだけど」 頬に手を当てながらこちらを観察する女性に返答せず、反町はただ茶を啜る。 女性の腕に注意を払って観察してみるが、どこからどう見てもやはり普通の女性の腕にしか見えない。 中学生とはいえ、サッカーをやって相応の筋力がついている反町に力が勝るとはとても思えなかった。 それから数分。 お互い、湯のみに入った茶を飲み干したところで反町が呟く。 反町「……うまい」 ???「そう、それはよかったわ」 反町が素直に茶についての感想を言うと、女性は微笑み、二人は空になった湯のみをちゃぶ台へとおきなおした。 反町「……それで」 ???「はい?」 反町「一体これは、どういう事なん……ですか?」
[356]タイトル未定:2009/04/11(土) 23:21:13 ID:??? 一通り落ち着いたところで、反町が口を開く。 敬語を使うべきか否かは迷ったが、相手が得体の知れない人物である以上下手に出るべきだろうと判断をした。 ???「そうね……まずは何から話したほうがいいかしらね。 あなたは何か聞きたい事はあるかしら?」 反町「まずは……」 A.「あなたの名前は?」まずは目の前の女性の事を知りたかった。 B.「ここはどこなんです?」まずはここがどこだか知りたかった。 C.「一体さっきの隙間は何なんです?」あの得体の知れない物の正体を知りたかった。
[357]森崎名無しさん:2009/04/11(土) 23:24:49 ID:OB26C0Zc A
[358]森崎名無しさん:2009/04/11(土) 23:30:49 ID:VTMAWAmo A
[359]タイトル未定:2009/04/12(日) 00:26:56 ID:??? >A.「あなたの名前は?」まずは目の前の女性の事を知りたかった。 ???(さっきのお茶の件といい、案外冷静ね……。 てっきり"スキマ"の事なり何なりを聞いてくるものと思ったけど……) 内心、反町の冷静さに驚きながらも女性は返答する。 紫「私は八雲紫……紫色、でゆかりね」 反町「紫さん、ですか……俺は」 紫「反町一樹君ね?」 反町「!?」 自己紹介をしようとしたところで紫に名前を言われ、驚く反町。 しかし、よくよく考えればそれも当然の事かもしれない。 反町(客観的に見れば紫さんは俺を誘拐したって事なんだもんな……。 計画的なものなら、俺の名前を知ってても当然、か……)
[360]タイトル未定:2009/04/12(日) 00:27:40 ID:??? 紫「名前は言ったから……そうね、次はここについての説明ね。 まず、ここは幻想郷という場所なの」 反町「幻想郷?」 紫「世界の現から幻想となってしまった者が流れ着く楽園。 世界の非常識がここでの常識であり、世界の常識がここでの非常識……」 反町(……確かに、あのスキマは非常識だったな) 天井に現れた隙間を思い出し、反町は顔を渋くする。 その後も、紫は幻想郷に住まう妖怪の話や事象の話をし、反町はそれをただ静かに聴いていた。 紫が妖怪である、という事実を聞いた時は流石にうろたえはしたものの、 それでも反町は努めて冷静に紫の説明を聞く。 反町「……俄かには信じ難いけど、でも……。 あれを見たら、信じざるを得ないですね」 紫「物分りがよくて助かるわ」 まるでB級ファンタジーだ、と思いながらも反町は渋々頷く。 こうしている間にも、紫がすぐそこで隙間を作り出しそこから茶菓子を取って食べているのだ。 認めざるを得ない。
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0ch BBS 2007-01-24