※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【長すぎる】森崎有三世界を駆ける【プロローグ】
[338]世界を駆ける:2009/04/14(火) 23:33:19 ID:??? C チームメイトの親類縁者か? 森崎「チームメイトの親類縁者か?元SCか、南葛中の」 行方不明者の縁者だったら可哀想だな、と思う森崎。 メガネっ娘「まぁ半分正解ってところね」 森崎「どういうことだ?」 メガネっ娘「ふっふっふ、聞いて驚きなさい。何と私はしろy―――骨川「せ、せんぱーい!!」 ずどおおおおん!!! 骨川の声が割って入ると同時に、塀をぶち破って城山が出現した。 骨川「先輩達がモタモタしてるから追いつかれちゃったじゃないですかぁ!!!」 森崎「うろたえるな。また逃げ切ればいい。最悪お前の『うそつ機』があるだろ」 骨川「アレに話が通じるとは思えないんですが…」 森崎「日本語を喋ってたし、大丈夫だろ」 メガネっ娘「……来たわね。さあ、私達でアレを止めるわよ」 そう言うとメガネっ娘は臨戦態勢に入った。 森崎「はぁ?あの化け物と闘う気か?つーか俺を数に入れないで欲しいんだが…」 化け物と闘う義務などない。それはこのメガネっ娘も同じのはず…。森崎はそう思っていた。 骨川「それ賛成です」
[339]世界を駆ける:2009/04/14(火) 23:33:40 ID:??? メガネっ娘「そうはいかないわ。一緒に何とかしてもらうためにワザワザ話しかけて足止めしたんだからさ」 森崎「な…なにィ!?」 メガネっ娘「おかしいと思わなかったのかしら?こんな危険地帯で何故暢気に話しかけたのか…。 森崎君は記憶力は良いみたいだけど、洞察力はイマイチのようね」 森崎「ぐむむむむ……」 骨川(僕はおかしいと思ってましたよ…) メガネっ娘「まぁ、アイツは森崎君と無関係ってわけじゃないんだし、いいでしょ」 森崎「いいわけないだろ!つーかどう考えても無関係なんだが。俺には顔が二つあるような知り合いはいないぞ?」 メガネっ娘「……………城山正」 少し間を置いてメガネっ娘は言った。 森崎「え?」 メガネっ娘「あの怪物の正体は城山正。私の兄さんよ」 森崎「………」 森崎の反応→ !card ダイヤ、ハート→「なっ…なにィィイイイイイイッッ!?」 普通に驚いた スペード→「んなわけないだろ。変な冗談言うなよ」 普通に信じなかった クラブ→無言で黄色い救急車を呼ぶために公衆電話のある所へ向かおうとした JOKER→天の声「そのメガネっ娘の言うとおりだ」
[340]森崎名無しさん:2009/04/14(火) 23:35:04 ID:??? 森崎の反応→ クラブ8
[341]森崎名無しさん:2009/04/15(水) 00:07:25 ID:??? ある意味普通の反応?
[342]森崎名無しさん:2009/04/15(水) 16:42:02 ID:??? こうなったのは森崎の所為なのにw
[343]世界を駆ける:2009/04/15(水) 21:49:04 ID:??? 森崎の反応→ クラブ8 クラブ→無言で黄色い救急車を呼ぶために公衆電話のある所へ向かおうとした 森崎(駄目だこいつ…早く何とかしないと) メガネっ娘「まぁ兄と言っても、実の兄じゃなくて親戚のお兄さんって意味なんだけど…ってえ!どこ行くのよ!?」 話の途中で去ろうとする森崎を慌てて呼び止めるメガネっ娘。 森崎(お、丁度あそこに電話ボックスが。救急車を呼んでやるとするか) 聞こえないフリをして電話ボックスへと向かう森崎。 メガネっ娘「待てってーの。まぁいきなりあんな話を信じるのも問題ある気はするけど…でも事実なのよ!」 森崎「……あんたが城山監督の親戚だってことは信じよう。いきなりワケ分からんことを言う所に あの人の血を感じないこともないしな。でもな、病気は早く治さないといけないんだぞ。 その手の病院に抵抗があるのは分かるが、このままではまともに生活ができないんだ。 だからさ、まずはジックリ治して、おおそうだ!山にでも行って大自然の中で静養でもすればいい。 そしていつの日か、変な電波話をしなくなったら、またもう一度会おうなぶぼらっときょぉぐべぇ!!!?」 メガネっ娘「うるさい!」 今度は森崎をグーで殴った。
[344]世界を駆ける:2009/04/15(水) 21:50:05 ID:??? 骨川「あのー…」 メガネっ娘「…何よ!?」 不機嫌そうな返事である。 骨川「あの怪物が、こっちを窺うようにジッと見ているんですけど、もしかしてあなたを…?」 メガネっ娘「さっき会ったときもそうだったわ。恐らく兄さんは私が分かるんじゃないかしら?きっとかすかにでも覚えてるのよ」 骨川(やはりそうか。となるとやはりアレは城山監督なのか?) 化け物が一向に攻撃してこないので、もしやと骨川は思っていたのだ。 森崎「うーんうーん…」 森崎は倒れて目を回して唸っている。メガネっ娘のパンチが効いているようだ。 骨川「それより、早く逃げませんか?」 メガネっ娘「さっきの話を聞いてなかったの?みんなで兄さんを止めるのよ!」 どこまでも前向きなメガネっ娘。 骨川「(いや無理だろ…。隙を見て僕だけでも逃げ出すか。まずは話題を逸らさなきゃ) そうだ、森崎先輩に信じさせることが出来る良い方法があるんですけど」 メガネっ娘「何々?」 骨川「ゴニョゴニョゴニョ…」 耳に手を当てて内緒話をする二人。 メガネっ娘「本当に上手くいくのそれ?」 骨川「多分…」
[345]世界を駆ける:2009/04/15(水) 21:50:56 ID:??? メガネっ娘「まぁやってみるか。……よっと!」 森崎に活を入れて目を覚まさせる。 森崎「…はっ!?俺は一体…?」 メガネっ娘「ねえ森崎君、一緒に兄さんを止めて。お願い!」 森崎「まだそんなこと言ってんのか…」 メガネっ娘「あんな兄さんでも、私にとっては大事な兄さんなの…家族なの!」 森崎「!!!?」 彼女は語った。城山がいかに大事な家族であるか、を。 その中にはフィクションも多分に含まれていたが…(そもそも一緒に暮らしているわけではなく、家族と呼ぶには語弊がある) 自ら城山を止めようとするところを見ると、大事な人ではあるようだが。 そして森崎は… 森崎「仕方が無い、大事な家族のためだもんな!俺も協力しよう!」 俄然やる気になっていた。森崎は家族愛物に弱いのだ。 骨川はそれを知っていて、メガネっ娘に入れ知恵をした。 メガネっ娘「ありがとう森崎君」 骨川「(二人が闘っている隙に逃げさせてもらうとしよう。まぁそれはそれとして…)それで、城山監督はどうしてあんな姿に?」 メガネっ娘「それは…」
[346]世界を駆ける:2009/04/15(水) 21:51:41 ID:??? 森〜〜〜 ここから回想 〜〜〜 久しぶりに城山家を訪れたメガネっ娘は、城山をニケに迎えに行っていた。 ニケの女店長にコキ使われていることはメガネっ娘の耳にも入っていた。 メガネっ娘「まったく兄さんもだらしないわね。相変わらず女に弱いんだから…ん?何だろう?」 何やらニケのある位置が騒がしいようだ。 ずがどがぁぁぁん!!! メガネっ娘「何々!?何なの?爆発音…?」 急いで爆発音のした方へ行くメガネっ娘。 そして彼女が見たものは、見たことも無いような化け物と、対峙している女性であった。 「にんげんは…ひとりのこらずほろぼすっ!」 化け物がそう言っているのが聞こえた。 そして…化け物の口から何かが放たれたのが見えた。 その何かが女性に命中し…たかに思えたが、それは女性の僅かに横を外れていった。 何故外れたのか――― 化け物がメガネっ娘の方を向いて、口の向きがズレた為だ。 メガネっ娘「………!!?」 正面から見た化け物は、まさに化け物だった。この世のものとはとても思えない。 そんな化け物が、ジッとメガネっ娘を見ている。
[347]世界を駆ける:2009/04/15(水) 21:52:31 ID:??? 森崎のメガネっ娘「な、何なの…?」 不気味な目だ、とメガネっ娘は思った。だが… メガネっ娘(あの目…どこかで見たことが…?) いや、そんなことあるはずがない。あれは生物の目ですらない。彼女はそう思い直す。 化け物に見られている時間は長かった。いや、実際はそんなに長くない、もしかしたら数秒のことだったのかも知れない。 それでも彼女にはとてつもなく長く感じた。そしてその時間は唐突に終わった。 化け物が突然辺りをキョロキョロしだしたのである。それはとてつもなく不気味な光景であった。 そして…化け物はいきなり走り出した。ポツンと残される二人。 メガネっ娘「一体何だったのかしら…」 そう思うメガネっ娘の身体は震えていた。化け物が居なくなってもそれは止まる気配が無い。 ドサッ 化け物と対峙していた女性が地面にへたり込んだ。 慌てて駆け寄るメガネっ娘。 メガネっ娘「大丈夫ですか?しっかりして下さい」 そう言って身体を揺する。女性は放心しているようだった。 ふと辺りを見ると、地面が広範囲にわたって凍っていた。 メガネっ娘(さっきの怪物が吐いたのは氷か何かだったのね) 美津乃「あ…うん、大丈夫…」 少し遅れて美津乃が返事をした。少々怪我をしていたが、どうやら無事のようだ。 メガネっ娘は安堵の表情を浮かべた。 〜〜〜 ここまで回想 〜〜〜
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24