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【1000だと言ってよ】キャプテンブライト5【バーニィ】
[278]森崎名無しさん:2009/04/04(土) 01:43:10 ID:??? こりゃ完全勝利までもっていくのは厳しいなー まともに60分戦って普通に勝つしかないが… 果たしてできるのか?特に一番後ろの人
[279]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/04/05(日) 00:46:24 ID:VrMcmTfE >>278 まあ完全勝利じゃなくても問題ないので。(両方の)GKもヘバッてきてますが。 奇襲と戦力不足(美津乃、悠木映、ワールド。桜子の不調)を考えれば、「完全」はかなり厳しいバランスでいいのかも。 ----- ワールド初太刀 →二段突き 15+(ミハルのマーク-1)+ クラブ2 =ノコギリ ワールド二撃目 →二段突き 15+(ミハルのマーク-1:包丁+5)+ スペード9 =28 ミハル、身を挺して→大西洋に散る 16+ クラブ2 =18 シーマ様、迎撃→ブロック12+(宇宙の蜉蝣+1)+ ハート3 =16 ルナも働く→キャッチ 16+(壁+1、赤のプライド+1、メイリン支援+1)+ クラブJ =30 ≦-2→ ジオン軍、セーブ! --------------- スッ。ワールドが取り出したのは…ノコギリだった。頚動脈も、よく切れるほどの切れ味。 だが… ワールド「い、いやぁぁあ! これはイヤ! これだけはいやぁぁあああ!!!!」 何かトラウマがあるらしく、すぐにしまうワールド。…持たなきゃいいのに。 ワールド「ん? この感触…」 コートのポケットに手を入れた瞬間、ジャストフィット。愛用の包丁だ。 素早く抜刀(ポケットから包丁を出)し、今度は突進する。 ミハル「え? ま、待って待って! マジで散るって!」 シーマ「お、落ち着け! 落ち着こう! 話し合おう!」
[280]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/04/05(日) 00:47:50 ID:VrMcmTfE 普通に拳銃や小銃ぶっ放してる世界ではあるが。包丁はヤバい。マジでヤバい。 何故か。それはリアリティの問題だ。 日本で一般の生活をしていれば、小銃乱射されることはないだろう。 運が悪くても、拳銃を突きつけられて小銭を要求される程度だ。 だが包丁は違う。 包丁で刺されるということは。比較的高い可能性ではないか? 宝くじの一等に当たるよりは、高い可能性だと思う。 そんなワールドの、狂気の突進。ジオンDFは、逃げるしかなかった。…ただ一人、GKルナマリアを除いては。 がしぃっッ! ルナは。包丁を持つワールドの右手首を「キャッチ」したのだ。
[281]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/04/05(日) 00:49:25 ID:VrMcmTfE ワールド「は、離して! 刺す! こいつだけは刺すっ!!」 ルナ「いけない! だめだ!」 ワールド「私は、私は、今まで、このために…っ!」 ルナ「ここでこいつを殺してはいけない。それだけは、いけないんだっ!」 ワールド「法律がこいつを裁くと言うの!? 何年も裁判して、一人殺しただけじゃ無期懲役。10年しないうちに釈放されて…ッ!」 ルナ「…警察は事件の収束だけだ。確かに、こいつは殺されるだけの悪事をしてきた。でも死刑には、ならないだろう…」 ワールド「だから、だからっ! 私がこいつを殺して…」 ルナ「それではお前が『殺人犯』になる! それだけは、やめるんだ…」 ワールド「る、ルナさん…」 ルナ「なぁ…。故郷で、コメを作るところからやりなおしたらどうだ? お前はまだ若い…やりなおしなんて、いくらでもきく…」 ワールド「あぁ…」 ワールドは。手にしていた包丁をポトリと落とし、うずくまった。
[282]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/04/05(日) 00:52:07 ID:VrMcmTfE <場面は唐突に変わり、海が見える崖の上> ワールド「ルナさん。一つだけ、今回の事件で、まだわかってらっしゃらないことがあるようですね…」 ルナ「ん? そう。たいしたことじゃないと思いたいんだが。引っ掛かる」 ワールド「最初の殺人の時。部屋の中で、20個くらいの『ガラスのコップ』『だけ』が割れて床に散らばってたってこと」 ルナ「ああ。争いの跡じゃない。コップだけだからな。皿とかは無事だったし。まるでわからないんだ」 ワールド「私。その理由…知ってますよ?」 ルナ「何?」 ワールド「当時あの部屋には、二人じゃないんです。三人、いたんです」 ルナ「何だと!?」 ワールド「当然、コップも最初は三つでした。でも『あの後』、慌てて処理しようとして、床に落としてしまって…」 ルナ「そんな…。当時のあの部屋には、三人目が存在して…それが、お前!?」 ワールド「ええ。気が動転して。今となれば、口紅だけ拭き取るとか。色々できたんでしょうけど」 ルナ「そんな…」 ワールド「偽装工作のために、コップをもう一つ、叩き割りました。でも、それだけだと、すぐ偽装の目的がわかってしまう。 私は…焦ってワケがわからなくなって、どんどん、コップを叩き割りました。だから意味なんてないんです。 単純な失敗を、下策で回避しようとした結果…警察の人たちが勘違いしただけ。ただ、それだけなんです」 ルナ「ま、待てよ? するとお前は…」 ワールド「ええ。だからね、手遅れなんですよ、刑事さん。私はもう、すでに『殺人犯』ですから…」 ワールドが、ふらふらと崖に近寄り…飛び降りようとする。 ルナマリアは走りこみ、一瞬、手が繋がったが。 次の瞬間…手はふりほどかれ、彼女は崖下へと落ちていった。
[283]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/04/05(日) 00:53:52 ID:VrMcmTfE ルナ「……」 ワールド「…まだまだ、刺し足りないの。もっと詐欺で儲けたいの。うふふ…」 そんな声が聞こえた気がしたが。 崖 下 に 突 き 落 と さ れ た ル ナ には、もう何もすることができなかった。 意識が、遠のいていく…。 ルナ「……」 痛みは全然ない。少し、暖かい? そして、眠い。とっても眠い。 …彼女はエメラルドスプラッシュを天高く放ち。そして。深い、深い、眠りについた。 #エメラルドスプラッシュ→自分が死んだこと、等を、仲間に伝える技。
[284]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/04/05(日) 00:56:28 ID:VrMcmTfE あおい「怖い事件だったね、アモさん…」 奈々(桜子が本調子じゃないので大忙し)「誰ですか、アモさんって」 あおい「でもさぁ。何が怖いって、無差別で人を刺す野獣(ワールド)を、野に放ってしまったことだよ」 奈々「途中までなら、何かいい話みたいだったんですけど」 あおい「昔。二時間ドラマの最後の15分くらいだけ見たら、こんな感じだったらしくて」 奈々「飛び降り自殺する犯人は結構多い?ですけど。刑事さんを逆に突き落とすのは斬新かも」 桜子「『前衛的』とさえ言えば、何をやっても世間にはだいたいは許されちゃうしねー」(多分、ヘンなのに関わりたくないんだと思う) あおい「ま、一番恐ろしいのは…」 奈々「『シュート、おっとGKルナさん、ナイスセーブ!』で済ませていいのに。もう絶対にそうしない、って流れが恐ろしい」 あおい「もう絶対、サッカー、ヤル気ないよね」 桜子「もともと、だけどさ」 奈々(小声)「だから1000行かないのね…」
[285]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/04/05(日) 00:58:50 ID:VrMcmTfE <また場面は唐突に変わって>(戻って) ルナマリアが、ワールドのシュートをなんとかキャッチしたところからゲーム再開。 一気にカウンターにしたいが、ジオン軍は下がりすぎている。 マリーのロングフィード、イセリナのドリブル突破。いずれも、うまくいっていない。 普段はヤル気ないFWのシホの必殺技も、防がれた。 なんとか失点を2で止めてるが。正直、GKとDF陣の消耗が激しい。 これはもう、タイムアウトでどうにかなるレベルではない。ハーフタイムになんとかするしかない。 ルナ「ペース配分! あと、流れは来てるよ!」 強がりを言って、ボールを近くのメイリンに投げる。 前半20分過ぎ、そろそろ25分に近くなるか。…ロスタイムは、誰も計ってないので、なし。 奈々「アリーナも、フォアチェック。支配率を上げて! 多少遠くても、ワイルドタイガーなら!」 あおい「攻撃は、奈々ちゃん、あと右サイド使って! 逆に左側は警戒! 防御はボクで止める!」 これまでの攻撃の基点。両サイドハーフの、パスとドリブル。トップ下のレンガさん。ここを抑えれば、相手は攻めづらいはず。 不調な桜子も、なんだかんだでFWシホの必殺技を防いでいる。 膠着状態、そして優勢な状態になるだろうか?
[286]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/04/05(日) 01:01:19 ID:VrMcmTfE だが、一方の桜子。彼女はフィールド全体を見ていた。皆、少なからず疲弊している(全員、砲撃に巻き込まれたし)。 WB隊では、ガッツが半分程度、あるいは半分以下になっている選手も少なくない。 なのに自分は。チーム内で一番、体力的に余裕があると思う。 なんなのだ? この、もどかしさ。そして泣きたくなるような悔しさ。 いや、実際に涙が出た。すぐ拭いたから誰にもバレてないと思うけど。 ちゃんとポジションごとの役割をすればいいし、一応はできているのに。 タックルも、まあまあ巧い(背負いとか使えば最強だが)。それにパスカットも、ブロックも自信がある。 CBとして、基本は相手のFWのマーク。状況に応じてカバーやケアに入る。大丈夫、できてる。 でも。何故か二人の言葉が頭の中で回っている。芝村 舞と、謙信ちゃんの言葉。 謙信ちゃんは『シュートを薦める』と言ったが。最終ラインから!? …クリアにはなるとしても。 舞ちゃんは『オーバーラップを許可する』と言っていた。防御が物凄く手薄になるのに!? 二人の意見を合わせて。オーバーラップしてシュート? どちらにせよ自分がセンターラインまで到達できないぞ!? (このスレでは「あまり」オフサイドがないので、FWは高い位置、逆にDFラインは上がりにくい、という事情があります)
[287]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2009/04/05(日) 01:03:14 ID:VrMcmTfE イセリナ「さて、ボールですが。ジオンの右サイドハーフ、イセリナさんがキープ」 キキ「しかし、一旦キキさんへ戻したりと、攻めあぐねています。もう一度イセリナさんへ」 奈々「奈々さん、今は少し下がり気味。レンガさんへのパスコースを消しています」 イセリナ正面、悠木映。彼女は相手のドリブル突破を警戒していたが。 またもジオン右SB、ニナがオーバーラップしてきた。 もっとも、向こうには灯里がつく予定である。 しかし、相手は予想外の手を打ってきた。 イセリナが、一旦ニナにボールを預け。突破する…ワンツーだ。
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0ch BBS 2007-01-24