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【1000だと言ってよ】キャプテンブライト5【バーニィ】
[681]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/01/26(水) 00:18:05 ID:9NCLerI2 アムロ「うーん。我ながら、パッとしないチームに見える…」 タカトシ「っていうか、シャアをとめた人って、みんな女の人だったし。オレたちで、止められるんですか?」 アムロ「あれ? みんな女性陣でしたっけ?」 ヤムチャ「桜子さん(バックドロップ)とか、なのはちゃん(自爆)とか、謙信ちゃんさん(奥義)とか」 糸色望「…先生には。叶親くんがポロッとやっちゃって、巻き添えで合計3人が退場したって記憶はありますけど」 ブライト「だ、ダメだ。アレはダメだ。俺が上層部に怒られる。なんでも政治的にヤバいらしい」 ハイネ「…そんなにヤバいのか? 『連邦のフジヤマ』というものは」 伊藤 誠「僕(&泉こなた)とナポレオンくんは心肺停止になりましたからね」 ブライト「南極条約に引っ掛かるんじゃないかと、調査チームができてるって話だ」 叶親「脱がないって! 俺が恐れているほうのポニテ(芝村舞)に、次はカトラスで斬るって脅されてるし!」
[682]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/01/26(水) 00:20:43 ID:9NCLerI2 瀬戸口「…(結局、まとめるの俺じゃんかよー)。で、ブライトさん。次どうすんのー?」 ブライト「ん? そうだな…」 【選択肢】 先に2票入った選択肢で続行。age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。 A:この戦力で良い。それより迎撃の構えを取るのが先決。 B:瀬戸口は諸般の事情でヤル気がないし、メンタルの人は来るかどうか不明。もう一人、誰かテキトーに探す。 A案は、確実に敵の奇襲効果を軽減させます。ヒマになったらガッツが回復します。 B案は、誰かもう一人スポット参戦するかもしれません(カードで決める)。 ただ、その人が見つかるか、あるいは瀬戸口たちより強いかどうかは、運次第です。 ----- 今日はここまでー。 選択肢決まったら、新平リポート(続き)投下です。
[683]森崎名無しさん:2011/01/26(水) 01:22:48 ID:3FKQsMbw A
[684]森崎名無しさん:2011/01/26(水) 02:14:44 ID:zMOMvcHs 微妙なメンツだろうし Aで
[685]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/01/26(水) 02:30:07 ID:9NCLerI2 『新平リポート:その2』 月星 新平「(それにしても、数年前、か…)」 中原 岬の言葉で、思いだした。数年前。自分はやんちゃをしていた。 最初は、大学で『白い粉』を売る程度の小悪党だったものだ。 だが突然現れた、コードネーム『ホワイトデビル』との接触が、全ての始まりだった。 ヤツは…女性の声をしていたが、女性なのか、個人なのか集団なのか、それすらもわからなかった存在。 彼女の手駒として働くうちに。実力も人脈も、無限に広がっていく気がした。 ナンカツシティ、そしてエンドール周辺の麻薬市場、闇金融市場を牛耳った。 続いてアレフガルド、グランバニア、サイド3のほぼ全ての権力を手に入れて。 …それからは、段々と興味を失っていったものだ。 サイド6、フォン・ブラウン。アナハイム社。最後のほうは惰性で手に入れた。
[686]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/01/26(水) 02:31:11 ID:9NCLerI2 岬(太郎のほう)と会ったのも、あの頃だ。 今では疎遠になっているが、一時期、岬太郎は自分の右腕として、主にヨーロッパで働いていた。 現在は、こちらから連絡を取っていないので、彼は真面目にサッカーをしているらしい。 …スポーツショップなんてものをやっていると、サッカーに興味がなくても、自然とサッカー選手の評判は入ってくる。 そしてサッカーファンは、皆、声を揃えて言うものだ。 『タロー・ミサキは、別の次元にいる』と。 それは素人の目から見ても、明らかだった。 岬太郎は、翼や日向などの日本出身の有名プレイヤーたちよりも、遥かに格上。 パワー、スピード、テクニック。判断力、ガッツ。(人生)経験。全てにおいて、岬太郎は誰よりも上だった。 …岬太郎は主なタイトルを取ったことがない、という問題はあるにせよ。 #岬は興奮するとすぐに脱いで、女性のパンツをかぶり駆け回る→レッドカード退場、を繰り返しているため。 ・しかもそれが毎試合。実働時間は極端に短い選手である。
[687]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/01/26(水) 02:33:10 ID:9NCLerI2 中原 岬「わ。いらっしゃーい」 ドアの音とともに、お客さんが入ってきたようだ。新平は回想を中断し、ぼんやりと客人に目をやって… 少し、驚いた。 女性。短めの金髪。整った顔立ち。どこかに気品が漂う立ち居振る舞い。 何より、テレビの演説で見たことがある。 月星 新平「ベラ・ロナ!? 貴方はクロスボーン・バンガードのベラ・ロナさんでは?」 セシリー「いえ。今はセシリー…それが私の名前です」 月星 新平「…失礼。似ていたものですから。それよりセシリーさん、この店には、どういった事情で?」 セシリー「新平さんに、お願いがあって、参りました」 新平は、数年前当時の痕跡は、ほとんど消してきた。 姉とは一切連絡を取っていないし、岬太郎への連絡は、こちらから送る手紙だけ。それも何度か送った程度。 そう…岬太郎ですら、この場所を知らないのだ。 新平の連絡先を知っている人間は、極めて限られているのに。 月星 新平「…どうやって、ここがわかりました?」 セシリー「美島 奈々さんから、教えてもらいました。彼女とは、帰宅部の縁でお付き合いがありますから」 #セシリーは。実家(ロナ家)への帰宅、F91ラストでの母艦への帰宅、木星紛争からの帰宅、と実績がある。 ・但し、それでも帰宅部ランクの上位を取ることはできなかった。 月星 新平「(奈々ちゃんか…)なるほど。それで、セシリーさん。私にどういったご用件でしょうか?」 セシリー「はい。ええっと…。……(ちらちら)」 中原 岬「あ、私、席を外しましょうか?」 月星 新平「いや、いい。岬ちゃんも聞いておいてほしい。セシリーさん、この人は信頼できる人だから大丈夫です」 セシリー「わかりました」
[688]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/01/26(水) 02:35:19 ID:9NCLerI2 中原 岬の持ってきたコーヒーを。セシリーは一口飲んで。それ以上は飲まなかった。 一方の新平も同じだ。口をつけたのは、最初の一口だけ。あとは無表情を装って、セシリーのほうを見ている。 セシリー「それでは…。新平さん。事態は数年前と比べて、極端に悪化しています。 大手のスポーツショップ、ショッピングモールが進出してきて、商店街はシャッター通りとなっています。 田舎も酷いものですけど、東京の商店街だって、酷いです。お客は全て、大手に取られました」 月星 新平「ふむ」 セシリー「コンビニやスーパーマーケットが進出し、昔からある商店街は活気が失せて、皆、店を畳みます。 外食産業も同じ。ハンバーガーショップから牛丼屋まで、全てが大手です。個人経営の店はやっていけません。 私は…全国の。東京・世界・宇宙を含めた『商店街組合』の代表として、ここに来ました」 月星 新平「で、そこは僕に何をさせたいんです?」 セシリー「破壊を。大手のショッピングセンターに、正義の鉄槌を」 月星 新平「……。血が、流れますよ?」 セシリー「はい?」 月星 新平「大手のチェーン店ったって、法律を守り、市場で戦って成功しただけです。 それは資本主義としては当然と言えます。…個人経営のショップは、平等に戦って、ただ負けるだけのこと。 仮に僕が、大手のチェーン店全てを潰したとしたら。そこの大勢の従業員は、職を失います。…それが、正義ですか?」 セシリー「いえ…」
[689]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/01/26(水) 02:38:23 ID:9NCLerI2 月星 新平「仮に、命が平等であるとしたならば。正義はどちらにあるでしょう。 例えばベラ・ロナは、木星紛争が始まる前、どんな演説をしたでしょうか」 セシリー「私はセシリーです。そして…ただの、パン屋です。その立場から言わせてもらえば。 競合相手は、倒れてほしい。そこの従業員や家族がどうなろうと、知ったことではありません。 それよりも、私のパン屋や家族たちのほうが、私にとっては大事なのですから」 月星 新平「命は平等ではないと、仰る?」 セシリー「『私の認める価値』は、平等ではありません。私には愛する家族がいます。 私は、見知らぬ人間たちのことよりも、私の家族のことを愛しています」 月星 新平「…ニュータイプというものは、万能だと聞いていましたが」 セシリー「私はニュータイプというものをよく理解していませんけれど。 万能な人間というのは、それは、もう人間ではないのではないか、と…そう思えます」 しばらくの沈黙。 中原 岬は、少し、おろおろしている。 月星 新平「…わかりました、セシリーさん。引き受けましょう」 セシリー「本当ですか?」 月星 新平「まあ。実は僕の立場も、似たようなものなんですよ。 個人経営のスポーツショップ、ってのに愛着がありまして。そこが潰れていくのは、見たくない。 正義も何もない、ただの私怨です。自分の都合。自分の趣味。ただ、それだけですから」 セシリー「感謝します」
[690]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/01/26(水) 02:40:21 ID:9NCLerI2 …セシリーが深々と頭を下げて、そして立ち去ってから。 店内には二人きり。 大きく息を吐いて、新平は言った。 月星 新平「……。岬ちゃん」 中原 岬「はい?」 テーブルに残された、二つのコーヒーカップを指差した。 月星 新平「君がどんなに愛情を込めても。塩でコーヒーは甘くならないんだよ…」 中原 岬「……。てへッ☆」
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0ch BBS 2007-01-24