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【紳士】森崎in異世界3【激闘録】
[905]森崎名無しさん:2009/05/17(日) 18:27:58 ID:??? そろそろ禁断症状が
[906]キャプ森ロワ:2009/05/17(日) 23:34:57 ID:??? >>903 デスマスクさんはやはり存在感抜群ですねw >>904 いやいやw流石にそれは……有り得るから怖い… >>905 そう言って貰えると本当滅茶苦茶嬉しいです! 休み無しの残業続きですっかり弱っていた私もこのコメントで漲って来ました!! てなわけで随分間を空けて申し訳ありませんorz今日でとりあえず仕事はひと段落ついて残業タイムは 終了したので、明日からまた時間が取れそうなのでガシガシ(といっても元々そんなに速くないですが…) 更新していきたいと思います。といってもまた6月に入ったら怪しいですが… 本来選択肢分岐だけの更新ならちょこちょこ出来たんですが、次のシーンは殆ど説明なので選択で進むより 会話のテンポをとった方がいいだろうとかなりの長文になって、まだ途中です…なので下手をすると明日も 更新できないかもですが、最低でも2、3日中には更新したいと思います。それではまた〜
[907]森崎名無しさん:2009/05/18(月) 00:56:53 ID:??? おお、乙です! 全裸にソックスとネクタイの正装でお待ちしていますw
[908]キャプ森ロワ:2009/05/19(火) 00:09:31 ID:??? >>907 あざーっす!ただ全裸は…「シンゴー!シンゴー!」となった後、地デジカになる可能性があるので 十分気をつけられますよう…w 何とか今日中に書き上がりましたので更新します。 ただ物凄く説明文な上に長文も長文なので、読むのがきついと言う方は最後の方までスクロールさせれば 何時もの様に箇条書きに纏めてありますので、そちらをどうぞ。それを見れば多分大丈夫…なはず… 必死に何回も推敲して、ちゃんと纏めたつもりではありますが???と言う方は遠慮なくどうぞ。 私も判らなくなっている可能性もありますが…orz
[909]キャプ森ロワ:2009/05/19(火) 00:10:10 ID:??? 連れて来たのは?→ ハートQ 何とヤンだけでなく、どこからか嗅ぎ付けたデスマスクもちゃっかり便乗していた。 レナスと共に現れたのはヤンだけではなく、もう一人姿が見えた。レナスはその人物を見た瞬間、 思わず額を抑え、 レナス「…何故お前がここにいる…」 と疲れたように呟くと、 デスマスク「フ…知れた事…俺は戦乙女の聖闘士だぞ?お前がいるところならばいつ何時 どこへでも駆けつける!!」 デスマスクの方はそれこそが心底自分の使命だと言わんばかりに、誇らしげに宣言する。それを見た レナスは大きく深い溜息を憑き、 レナス「…すまないが…このバカも一緒でいいか?…とりあえずいたずらに他の者に内容を話すような 奴では無い…とは思う…」 と自信なさ下にアルスに問うが、アルスもデスマスクの心底嬉しそうな表情を見ると、流石に帰れとも 言い辛く、一応了解をする。ちなみにヤンは未だ夢の世界である。 アルスが申し訳なさそうにヤンに声を掛けると、とりあえず、ヤンも目を覚ますが、眠たそうに目を擦りながら、 ぼんやりとアルスの説明を聞く。そしてあくびを一つした後に、 ヤン「…状況は分かったが…出来れば朝にしてもらえると助かったんだが…」 とぼやきながら、頭を掻き、レナスに向き直る。依然として眠たそうにはしているが、少なくとも 頭の回転はすでに始まっているようだった。
[910]キャプ森ロワ:2009/05/19(火) 00:10:31 ID:??? ヤン(…成る程…な) 目の前のレナスを見てそんな事を思う。ヤンの持論として、「神なんてしろものを考え出した人間は, 歴史上最大のペテン師」というのがある。目の前の女性が別の世界では神と呼ばれる存在だと知って、 尚更この持論に確信を持った。確かにレナスの力は人間には決して持ち得ないものであり、その姿は 圧倒的な神々しさに満ち溢れているが、ヤンはあくまで彼女はそういう力と姿を持った“人種”だと捉えた。 確かに人間より遥かに優れた彼女を見れば、それを持たない人間は彼女を絶対者として認めるであろう。 だが、彼女達がその力を用いて結局は何をしているかと言うと、人と同じ戦争であり、レナスがデスマスクに 対して呆れたり、怒ったりしている姿は正に人間のソレであった。 ヤン(まぁ…そんな事は今はどうでもいい事か…) ヤンはその考えをとりあえず引っ込めると、レナスがこれから語り始める内容に集中し始める。 レナス「……歴史とは常に分岐する可能性を持っている…」 こうレナスが前置きを始めると、元々軍人ではなく、歴史家志望のヤンとしては、必要な事とは言え、 自分の眠りを妨げる事となり、不謹慎ながらも余り乗り気でなかったが、俄然興味を持ち始める。 ヤン自身不本意ながらも、己の世界で軍人として歴史の表舞台に立たざるを得なかった者としては、 常にその歴史の分岐の可能性というものを考えていたからである。 レナス「この世界はある世界の有り得たかも知れない可能性を持った分岐の一つだった世界だ… だが…歴史の本流はこの世界を選ぶ事は無く…そしてこの世界は永遠に時を刻む事が無くなった… 本来ならば時が止まった時点でそのまま消失するはずの世界だった……」 ヤン(成る程…この世界は言わば平行世界…パラレルワールドの一つだったと言う事か…だとすると…) レナス「しかし何の因果かこの世界は時を刻む事が無くなった後でも在り続けた…今この世界には 過去も未来も、そして現在すらも無い……」
[911]キャプ森ロワ:2009/05/19(火) 00:10:53 ID:??? アルス「ちょっと待ってくれ!時間が無いって言ってるけど…ちゃんとこの世界だって朝には日が昇り、 夜には日が沈む…ちゃんと時間と言う概念はあるんじゃ?」 レナスの説明に疑問を持ったアルスは話の途中だったが思わず声を上げる。レナスはこれに特に 気にする風でもなく、その問いに答える。 レナス「確かにそう言う意味では時間と言う概念はあると言えるだろう…だがお前達が感じている時間は あくまで作り出されたものだ…そしてそれこそがお前達の身に起きている原因とも言える」 そこまで言うと、レナスはヤンの方に視線を送り、 レナス「私には正直未知の代物だが…お前なら理解できるかな?言わばこの世界は電脳世界とも 言うべき世界だ…」 レナスの説明を受け、ヤンはゆっくりと頭を掻きながら情報を整理し、組み立て、ポツリと呟く ヤン「…成る程…この世界がもし電脳世界ならばジョアン氏が行った数々の事柄にも説明が付くな…」 デスマスク「…もったいぶらずにさっさと話せ!」 ヤンを急かすデスマスクにレナスがひと睨みすると、デスマスクは借りてきた猫のようにおとなしくなった。 ヤンはそれを横目で見て苦笑しながら、
[912]キャプ森ロワ:2009/05/19(火) 00:11:06 ID:??? ヤン「正直私もその分野に明るいわけではないから細かい説明は省くが、要はこの世界自体が コンピューターとも言える存在で、この世界では、例えば先程言った、朝には日が昇ると言う事を プログラムと言うもので、人の手で作り出していると言う事だ。プログラムは…そうだな…まぁアルスにも 分かりやすく言うなら、呪文の詠唱みたいなものだ。そしてこの場合アルスがコンピューターとなる。 詠唱を行うことによってアルスが呪文を発動させるとするなら。プログラムはコンピューターへ指示する事に よってそれが行われるということだ。だから実際にこの世界では時間という概念はすでに無いが、 昼夜を繰り返すというプログラムによって、擬似的に時間が経ったように見せている…それと 一緒の理屈で、グラウンドの結界にも同じ事が言えるだろう…あの結界もプログラムによって、 そういう風に作られていると言う事だ…」 ヤンの説明に理解は出来るが俄かには信じがたいとしてアルスは難しい表情を浮かべ、デスマスクは 今の情報を整理しようとしきりに両手で頭を抱えている。ヤンはその姿を脇目に見ながら、 ヤン「勿論それを行っているのはジョアン氏だろうが、まぁ何故ジョアン氏がそんな事が出来るように なったかはこの際置いておこう…結果として事は現在起きてしまっているからね…そこで質問なんだが、 この世界が電脳世界と言うならば、今の私達の存在というのはどういう扱いになるんだい?」 レナスに質問する。それを受けたレナスはヤンの指摘に半ば感心し、再びゆっくりと語り始める。 レナス「…今のお前達は肉体と魂を切り離され、魂のみこちらの世界へとよばれている状態だ。 肉体は未だにお前達の世界で存在し続けている。無論こちらの世界では時間と言う概念が無いから お前達の時間は元いた時間で止まったままとなっている」 ヤン「…成る程…もし仮に元の世界へ戻ってもこの世界の出来事は夢の様な物で、時間が まったく進行してない状態で復帰できると言うわけか…それは実に効率的でありがたいんだが… だがもしも…こちらの世界で魂が消滅するような憂き目に逢ったら元の世界の肉体というのは どうなるんだい?」 内容こそ真剣そのものだが、ヤンの口調はそれを全く感じさせず、まるで人に道を尋ねるかのように 穏やかにレナスに質問した。
[913]キャプ森ロワ:2009/05/19(火) 00:11:24 ID:??? レナス「身体と魂は切り離されたと言ったが、厳密には完全にと言うわけではなく、…そうだな… 今の状態は一本の細い糸で肉体と魂が繋がっている状態だ。魂が消滅すれば当然それに伴って 肉体の方も…死を迎える。元の世界の肉体的には何の異常も見られないだろうがな…」 レナスの答えはヤンとしてはほぼ予想通りであり、死の世界を行き来出来るデスマスクにとっても この話は納得出来るものであった。 ヤン「…成る程…未だに何故サッカーなのかは分からないが、サッカーの目論見自体はどうやら はっきりしたな…それでは次の質問だ…ミュラー提督達はあの後どうなった?」 先程の口調と打って変わり、その質問を口にするヤンの表情は真剣そのものである。 レナス「…そこまで気が付いていたか…」 ヤン「確信を持ったのは今だ…常に最悪の事態を想定してしまうのは私の悪癖のようなものでね… 出来れば…外れて欲しかったんだが…」 ヤンは沈痛な面持ちでレナスを見据える。 レナス「…ミュラー達が何故お前の事をことさら気にするのか分かる気がする……(最もビッテンフェルトの 方は文句ばっかりだったが…)だが案ずるな…ミュラー達に関しては私が無事に彼らの世界に帰した」 レナスがそう言うと、強張っていたヤンの表情は少しだが緩む。 アルス「…あの…済みません…話が見えないんですが…」 完全に話についていけていないアルスがおずおずとヤンに質問する。それはデスマスクも同じだった。 そこでヤンは自分の推察が正しいかを問うかのようにレナスを見る。レナスはその意を汲み取り、 ヤンに対して頷きを見せた後、 ヤン「…単刀直入に言うと…私達が行っているサッカーの試合…負けた方のチームの魂はプログラムに よって元の世界の肉体から切り離され……消滅する…」
[914]キャプ森ロワ:2009/05/19(火) 00:11:39 ID:??? ヤンが静かに語った内容は余りにも衝撃的で、アルスとデスマスクはその場で思わず絶句する。 ヤンはそれを見て、一息ついた後、更に語る。 ヤン「だが負けたからすぐ消滅どうこうと言う話では無い。それだといつも言っているように、こちらの 世界によんで、試合をわざわざさせる必要が無い。要は負けた事によって元の世界の肉体と魂を 切り離すのがこのサッカーの本当の目的で、その切り離した魂を集めて何かをしようとするのが、 恐らくジョアン氏をはじめとするゾーマやガーネフといった輩の目的だろう…その結果消滅というわけだ…」 ヤンがそこまで語ると、そこからはレナスが話を引き継ぎ、 レナス「…今そこの者が語ったように、サッカーの目的はそれだ…補足するならば、魂が肉体に繋がった ままだと、例えばこちらの世界で死を迎えても、魂は肉体の元に戻ってから死を迎える。しかし肉体から 切り離せば、魂は拠り所を失い、こちらの世界からでも干渉する事が出来るようになるということだ… だからわざわざ奴らはサッカーの試合の勝敗を持って肉体と魂の切り離しを行っているというわけだ」 アルス「…じゃあ今まで僕達が試合してきた相手チームの人達は…」 アルスの呻く様な声に、 ヤン「当然…こちらの世界で完全に魂だけの存在となってどこかへ幽閉されているだろう…な……」 ヤンも目を伏せながら言葉を返す。 デスマスク「何!?それじゃあ、あいつらもそうなったというのか!?」 デスマスクの言うあいつらとは彼が所属していたドラクエ・ファンタジーの仲間の事であり、そのデスマスクは 今にもヤンに掴みかからんばかりの勢いだったが、 レナス「それが先程のミュラー達は元の世界に帰したというところに繋がるわけだ」 レナスが冷静にデスマスクに指摘する。それを聞いたデスマスクは デスマスク「フン…運のいい奴らだ…」 顔をそっぽ向けそんな事を言うが、その表情はどことなく安堵が浮かんでいた。
[915]キャプ森ロワ:2009/05/19(火) 00:12:18 ID:??? レナス(…まったく素直じゃない奴だ…) それを見たレナスは苦笑を浮かべそんな事を思う。そのレナスに対し再びヤンから質問が飛んだ。 ヤン「そこで疑問なんだが…ミュラー提督達を元の世界へと言うが…何故貴女はそんな真似が出来る? 貴女とて我々に試合で敗北したという事には変わりないはずだが…?」 レナス「…私はお前達とは違って、よばれてこの世界へ来たわけではない…自らの意志でこの世界へと 降り立った…だからある程度この世界の枠組みから外れた行動が出来ると言う訳だ…だが逆に言えば 私からもおいそれと手を出す事が出来ないということでもある…だから魂を元の世界へ帰すと言っても、 まず肉体と魂の繋がりを強化しなければならず、時間が掛かる…ミュラー達を帰すのが精一杯だった…」 ヤンの質問に答えるレナスの表情は苦悶に満ちていた。流石のヤンもその表情から彼女の心情を 読み取る事は出来なかったが、彼女が悩み苦しんでいたという事だけは理解できた。 ヤン「…成る程…それでは貴女がこの世界へ来た理由とは?」 そしてヤンは更に次の質問を重ねる。 レナス「…本来別の世界同士干渉をしあう事は無い…だが今この世界は時間という概念が無くなった 事により、無となり、言わばブラックホールのような存在となって様々な世界を呑み込まんとしている… そしてそれが原因で他の世界にも影響が出始めている…例えばお前達の仲間が行ったダンジョンの世界と 繋がったのもそれが原因だ…そしてあのジョアンという者がこの世界へお前達をよべたのもそれだ… そしてそれこそが私がこの世界に降り立った理由でもある…この世界を何とかしなければ、私の世界は おろかお前達の世界にもどういった影響を与える事になるか…最悪の場合対消滅もあり得る…」 レナスの話を聞いた後、皆一様に沈黙していたが、ヤンが大きく溜息を付きながら頭を乱暴に掻き、
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0ch BBS 2007-01-24