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【信仰争奪戦】森崎が幻想入り 8話目【勃発!】
[657]森崎名無しさん:2009/07/04(土) 19:31:21 ID:??? >>655 それ聞いた謎のメイド長が殺る気マンマンでアップ始めそうだなw
[658]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/07/05(日) 21:29:32 ID:??? 可愛くならない……orz >>645 正直、覗きというストレートなシチュエーションより、 こういうキャラの魅力を引き出さなければならない場面の方が余程難しいですw ただいま書いて消しを繰り返しているので少々お待ちを。
[659]森崎名無しさん:2009/07/05(日) 21:35:35 ID:??? いやぁ、端からも難しいと思いますもん。てゆーかこっぱずかしいw あまり気負わずに
[660]森崎名無しさん:2009/07/06(月) 19:19:13 ID:??? 俺はいつまでも書き手を待ち続ける! 当然、全裸でな! 熱が38度から下がらないよ、ママン
[661]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/07/08(水) 01:37:31 ID:??? 死んじゃう! >>660が死んじゃう!
[662]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/07/08(水) 01:37:36 ID:8RCg/MSw D A+手をつないで帰る しばらくその位置からメルランを観察していたものの、一向に離れる様子が無い。 仕方ない、と森崎は内心でそう呟き、ポケットの中に財布があることを確認してからメルランの方へと近づいた。 森崎「こんな所に居たのか」 メルラン「……へ?!」 唐突に自分のすぐ後ろから声がしたことに驚いたのか、メルランがびくっと肩を震わせる。 メルラン「も、森崎……これは、えっと……その」 声をかけられて初めて自分が立ち止まっていたことに気付いたのか、途端にあたふたし始めるメルラン。 道中、何度も勝手に行動し、その度に森崎に怒鳴られたのが効いたのだろう。 メルラン「……ごめんなさい」 メルランがおずおずと頭を下げる。。それに対して、森崎は一つ頷いてから…… 森崎「まぁ、ほどほどにしてくれよ。……で、どれが欲しいんだ?」 メルラン「へ?」 思わず間抜けな声を出すメルランだが、森崎の視線が屋台に並ぶアイスの方を向いているのを見ると、表情をぱっと輝かせる。
[663]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/07/08(水) 01:38:04 ID:8RCg/MSw メルラン「……えっと、もしかして?」 森崎「歩き回って疲れただろうしな。……まぁ、このぐらいならいいだろ」 期待に満ち溢れるメルランの顔から微妙に視線を逸らしながら森崎が言うと、メルランは文字通り飛び上がった。 メルラン「買ってくれるの?! 本当?」 森崎「そう言ってるだろ。……ほら、さっさと選べよ」 森崎がぶっきらぼうに言い放つ森崎。 しかし、彼がそう言った時にには既にメルランの意識は森崎にはなく、その視線はアイスクリームのショウケースに釘付けであった。 森崎「(全く……)」 アイス屋「……妹さんですか?」 不意に、それまでずっと微笑を湛えながら屋台の奥に立っていたアイス屋の女性が森崎に話しかけてきた。 秋の稲穂のように輝く金髪に、やや垂れ気味の穏やかな瞳。日差し対策のためか、白い鍔広帽を目深に被っている。 年齢は……やや日本人離れしている外見のせいでよくは判らないが、恐らく蓮子たちと同じか、少し若いぐらいであろう。 森崎「……そう見えますか?」 憮然とした表情で聞き返す森崎。
[664]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/07/08(水) 01:38:30 ID:8RCg/MSw アイス屋「あんまり。でも、恋人同士という感じでもなさそうですし」 森崎「当たり前です。ただのチームメイトですよ」 森崎がそう言うと、アイス屋の主人は驚いたように口元に手を当てた。 アイス屋「チーム……もしかして、サッカーですか?」 森崎「ええ。まぁ、まだ日は浅いんですけどね」 アイス屋「いえ、それでも凄いですよ」 一瞬、何が凄いと言われたのか理解しかねた森崎だが、 すぐに幻想郷でサッカーをやっている「人間」は極めて少ないのだという事を思い出した。 森崎「いや、そんな事は……」 続けて何かを言いかける森崎だったが、 メルラン「決めたわ! ……森崎、これでお願い」 くるっと森崎の方を振り返って袖を引き、もう片方の手でケースの中に並べられたアイスのうちの一つを指差すメルラン。 メルランが選んだのは、ケースの一番端にあったシンプルなチョコレートアイスだった。 森崎「判った。……すみません、じゃあチョコレート一つで」 アイス屋「はい、かしこまりました。少し待っててくださいね」
[665]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/07/08(水) 01:39:01 ID:8RCg/MSw 森崎が伝えると、アイス屋の主人は笑顔で頷いてから大きなディッシャーを取り出し、 森崎達の目の前でチョコレートアイスを器用に丸めていく。 普段あまり目にすることのないその過程を何をするでもなく眺めていた森崎だが、 ふと再び自分の袖が引かれていることに気付き、視線をメルランに移した。 森崎「ん? どうした?」 メルラン「……森崎は?」 アイスを見つめながら不思議そうに問うメルラン。 たった一言の短い言葉だったが、その仕草から森崎はメルランが何を言いたいのかを瞬時に理解した。 森崎「俺は別にそこまで食いたい訳じゃないんだが……」 メルラン「そんなこと言わずに、一緒に食べようよ。二人で食べた方が美味しいのに」 軽い気持ちで返した森崎に対して、メルランが意外にも強い声で反応する。 食いたくもない物に金を払ってられるか、と最初は突っぱねる気で居た森崎だが……
[666]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/07/08(水) 01:39:23 ID:8RCg/MSw メルラン「……」 森崎「(う……)」 メルランに微妙に寂しそうな目でじっと見つめられるに至り、その視線を振り切るように屋台の方へと向き直った。 森崎「……すみません、やっぱり同じのをもう一つお願いします」 アイス屋「はい、了解!」 森崎の追加オーダーに、今まさにコーンの上にアイスを載せて差し出そうとしていたアイス屋の主人が愛想良く返事をする。 ……勿論、横に立つメルランが満面の笑みを浮かべていたのは言うまでもない。
[667]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2009/07/08(水) 01:39:43 ID:8RCg/MSw ……… …… … そして五分後。 アイス屋の主人の温和な笑顔に見送られ、森崎たちは手に持ったアイスクリームを舐めながらゆっくりと帰路についていた。 メルラン「うん! やっぱり二人で食べた方が美味しいわね。森崎もそう思うでしょ?」 森崎「……ああ、そうだな」 はしゃぐメルランに、森崎も特に否定することなく返す。 既に夕方に差し掛かっているとはいえ、まだまだ暑いこの時間帯に外で食べるアイスの味は、確かに格別であった。 それが二人で食べているからなのか、それともただ単にあのアイス屋の腕が良かったからなのかは、森崎には判らなかったが。 メルラン「……うん。ありがとうね、森崎」 左手に持ったアイスクリームを舐めながら、メルランが今更お礼を言う。 因みに右手はというと、屋台に居た時に森崎の袖を引っ張ってから、ずっとそのまま森崎の袖を握り続けている。 森崎「……っていうか、何で俺はずっと袖を掴まれてるんだ?」 メルラン「うーん……なんとなくそこにあったから?」 森崎の口にした疑問に、メルランがあっけらかんとした口調で返す。
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0ch BBS 2007-01-24