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【それなり男と】幻想のポイズン2【秋の空】
[101]森崎名無しさん:2009/04/30(木) 16:08:18 ID:wqifnX9I C
[102]森崎名無しさん:2009/04/30(木) 16:39:44 ID:bHbwDmFk D 「俺も自分の力に絶対の自信なんて持ってないさ… けど自分の全力も出さずに負けたら悔しいじゃないか。お互いできることを精一杯やろう!」
[103]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/04/30(木) 17:11:58 ID:??? >C.「今日は守備を重視したフォーメーションなんだ、気負う事は無い」 周りの仲間を頼るよう励ます ============================================================================================= 大妖精「そう……ですね」 反町の言葉に、大妖精は小さくだが頷いてくれた。 自分ひとりだと思うと気負ってしまいそうになるが、DFが五人もいるという事を思い出して大妖精は元気を取り戻す。 反町(とはいえ、妖精1と3はDFの練習はあまりしてないんだよな……って、言っても仕方ない事だけど) その後、反町と大妖精はしばしの間GKとしての動きとDFへの指示について話し合う。 本職はFWとはいえ、反町は他の者達に比べてサッカー経験は豊富だ。 反町の言葉は、大妖精にとってとても有意義なものとなっただろう。 ※大妖精の評価値が上がりました。 そうしてしばらくの時が経った後……不意に、コートの外にいる観客から歓声が沸きあがる。 一体何事かと周囲を見渡すと、果たして向かい側の通用門から。 騒霊楽団のメンバーと思しき者達が入ってきた。 反町「にしても……凄い人気だな」 観客達はコートの向かい側へと移動していき。 旗や垂れ幕のようなものまで使って選手達を激励していた。
[104]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/04/30(木) 17:12:10 ID:??? 静葉「騒霊楽団はサッカー以外でも人気があるから……この人気も当然でしょうね」 反町「静葉さん……」 いつの間にか横に立っていた静葉が反町に対して、騒霊楽団のことを説明し始める。 静葉の話によれば騒霊楽団の主力選手三名は音楽家としても有名であり。 人里の村人達にも人気があるとの事である。 静葉「ただ、彼女達は騒霊……つまり、ポルターガイストなの。 人里でも演奏をする事はあるけど、基本的に本拠地は冥界なのよね。 住んでいる場所は、廃洋館だし」 反町「ポルターガイスト……か」 反町の知る範囲でのポルターガイストというのは、少なくとも人の形をしているものではない。 本棚や何かを揺らす現象……その事をポルターガイストというのだと思っていた。 反町(やっぱり、幻想郷にはわからない事だらけだな。 妖精だとか河童だとか神様だとかがいる時点でだいぶわからない事が目白押しだけど……ん?) 内心、ため息をつきながら不意に視線を動かす反町はふと驚いた。 騒霊楽団ベンチに、見知った顔がいたのだから。
[105]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/04/30(木) 17:12:28 ID:??? 反町「あれは……」 静葉「一樹君の話だと、以前に会った事があったのよね?」 静葉の言葉に、反町は頷く。 八雲紫に連れてこられた初日、静葉と穣子の間に挟まれ中途半端な対応をした結果怒らせてしまい。 落ち込んでいたところ、不意に家の外から流れてきたトランペットの音色を聞いて元気を取り戻した。 その時、外に出てその音の真相を解き明かそうと思った際に出会ったのが。 今、騒霊楽団のベンチにいる黒い服の少女と白い服の少女だった。 静葉「黒い服の方はルナサ=プリズムリバー。 プリズムリバー三姉妹の長女で、あの子達のまとめ役ね。 少し欝の傾向があるらしいけれどしっかりもので優等生……サッカーでも、目立たないけど堅実なプレイが得意だわ。 白い服の方はメルラン=プリズムリバー。 プリズムリバー三姉妹の次女で、ムードメイカー的存在。 少し躁の傾向があって常にハイテンションなのだけど、悪い子ではないわ。 サッカーでは……豪快なシュートが得意ね」 反町「ルナサさんと、メルラン……か」 静葉の言葉を聞いて、反町は小さく唸る。 そういえばあの時は名前も聞いていなかったのだ。
[106]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/04/30(木) 17:12:39 ID:??? そして、ふと気づく。 静葉はプリズムリバー三姉妹と言っていた……という事は。 静葉「ええ、その通り。 あの赤い服を着ている少女……彼女がプリズムリバー三姉妹の三女、リリカ=プリズムリバーよ。 少しお腹が黒い面もあるみたいだけど、そこまで悪い子じゃない。 サッカーでは抉るような鋭いタックルが得意よ」 反町「リリカ、か」 反町は目を細めて、騒霊楽団のベンチを睨みつける。 他の面々は昨日と同じく、バケバケを少し丸めて毛を生やしたような奴らしかいない。 だとすれば、騒霊楽団を取り仕切っているのは彼女達三姉妹なのだろう。 一見して見た目だけみれば普通の仲のいい姉妹にしか見えないが……。 彼女達も例に違わず、きっと恐ろしい力を持っているに違いない。 穣子「ふんっ、まあ見てるといいわ! どこの姉妹が一番強いのか、今日ではっきりさせてやるんだから!! ねぇ、姉さん?」 静葉「……その発言、紅魔館の吸血鬼が聞いていなくてよかったわね」 鼻息荒く宣言する穣子と、それを聞いてため息を吐く静葉。 ただ、静葉もため息をしながら、どこか闘志を燃やしている様子だった。 反町(姉妹対決、か……。 プラスの方向に働いてくれるといいんだけどな) ※秋姉妹のプリズムリバー三姉妹に対する感情が 秋姉妹→(絶対負けない!)→プリズムリバー三姉妹 になりました。
[107]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/04/30(木) 17:12:51 ID:??? 一方、騒霊楽団チームのベンチ。 こちらでは試合開始を前にして作戦会議を開いていた。 ルナサ「……集まってくれたファン達に聞いてみたところ、昨日の試合では3-1で宵闇ダークフライトを破ったらしい。 決して油断は出来ないぞ」 リリカ「宵闇ダークフライト? あそこ相手に2点差程度じゃ、たかが知れてるんじゃないの? 私達なら6点差くらいで圧勝出来るところよ?」 ルナサの言葉に対し、三女のリリカが面倒臭そうに返答する。 しかし、ルナサは少しだけ眉間に皺を寄せながら尚も続ける。 ルナサ「……相手チームには、小粒だがいい選手達が揃っている。 特にDFの河城にとりは要警戒だ。 彼女のブロックは私達のシュートを軽く弾く」 メルラン「あはは~、姉さんったら心配性ね! そんなブロックなんて、私のシュートで簡単に跳ね飛ばしてあげるわ!!」 ルナサ「メルラン……頼むから、ボールを持った瞬間に撃つのだけはやめてくれ……」 メルラン「あはははははは!!」 ルナサ(頭が……痛い……) とてつもなく陽気で人の話を聞かないメルランと、人を小馬鹿にしていて慢心しがちなリリカ。 優等生的なルナサとしては、彼女達に話を言い聞かせるのはとても辛かった。 しかし、姉として。 そして騒霊楽団のキャプテンとして、逃げ出す訳にはいかない。
[108]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/04/30(木) 17:13:02 ID:??? ルナサ「他にもいい選手はいる。 サイドアタックが得意な橙、浮き球を得意とするリグル。 それに、あの秋の神様達も要所要所でいい動きをしていたと聞く」 リリカ「ふーん、でもキャプテンマークは付けていないのね。 チーム名からして、あの二柱のどちらかがキャプテンだと思ったんだけど」 ルナサ「ああ、オータムスカイズのキャプテンは人間の男の子らしい。 名前は反町一樹、あの子だ」 言いながら、ルナサは手に持っていたバイオリンの弓で向かいのベンチに座る反町を指す。 と、その時、不意に反町の顔を見た瞬間何かが気になった。 ルナサ(むぅ……どこかで見た記憶があるな……) ルナサ「なぁメルラン、リリカ」 メルラン「はいは~い」 リリカ「何よ姉さん」 ルナサ「あの男の子……どこかで見た覚えが無いか?」 先着1名様で、 三姉妹の記憶力→!card !とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。 マークと数字によって分岐します。 JOKER→何故かリリカが見覚えがあると言い出した! ダイヤ→ルナサ、メルラン共に思い出す。 ハート→ルナサだけが思い出す スペード→メルランだけが思い出す クラブ→やっぱり気のせいだ…会った事なんて無い
[109]森崎名無しさん:2009/04/30(木) 17:23:02 ID:??? 三姉妹の記憶力→ クラブ2
[110]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/04/30(木) 17:40:33 ID:??? 三姉妹の記憶力→ クラブ2 =やっぱり気のせいだ…会った事なんて無い ========================================================================================== ルナサの言葉を聞いて、珍しく腕を組んで真剣に考えていた様子だったメルランとリリカだが。 しばらくすると、首を振って否定した。 リリカ「駄目、全然心当たりが無いわ」 メルラン「私もね~。 あんな地味な人には覚えが無いわ~」 ルナサ「むぅ、そうか……」 そう言われてしまえば、ルナサとしても返しようが無い。 そもそもルナサ自身も彼をどこかで見たような気がするだけで、これといって思い当たる事は無いのだ。 ただの気のせいかな、と結論付け。 ルナサはため息を吐くと重い腰を上げて傍らに立てかけておいたバイオリンを手に取った。 ルナサ「さて、そろそろ試合開始だ。 小さな大会とはいえ決勝戦、手を抜いた演奏をするんじゃないぞ?」 メルラン「あったり前でしょ~? 私はいつだって全力で演奏をするわ~! あははははは~!!」 リリカ「ま、お客さん達を退屈させない程度には頑張りましょうか」 ルナサ「ん、毛玉達も頼んだぞ。 さぁ、それじゃあ行こう」 そう言うとルナサはバイオリンを己の周囲に飛び交わせながらコートの中央部へと進み。 メルランがトランペット、リリカがキーボードを周囲に浮かせながら後を追う。
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0ch BBS 2007-01-24