※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【それなり男と】幻想のポイズン2【秋の空】
[906]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/12(火) 19:28:37 ID:??? 楽しいお散歩→ スペード10 =今にも崩れだしそうな廃洋館だった ======================================================================================== 反町達が辿り着いた場所は、霧の湖の近くにぽつんと建った大きな洋館だった。 ただし、洋館とはいえ……その外観はお世辞にもいいものとは言えない。 壁には蔦が巻きつき、煉瓦は剥がれ、窓は汚れている。 近くに真っ赤で立派なお屋敷も建っている事もあってか、とてもその洋館はみすぼらしいものと反町の目には映った。 リグル「うーん……昨日の今日、どころか。 今日の今日でここに来ちゃったかぁ」 反町「? どういう事だ、リグル?」 リグル「ここ、このお屋敷。 今日私達が戦ったプリズムリバー三姉妹の住んでる場所なんだよ」 リグルはそう言いながら、屋敷を指差した。 そう言われてみれば……と、反町は思い出す。 確か藍や静葉も、騒霊の三姉妹は廃洋館に住んでいると言っていた気がする。 自身の記憶力の頼りなさを確認しつつ……しかし、反町は考える。 反町(さて、どうしようかな……折角来たんだし挨拶でもしていくか? ……それとも、このまま帰ろうかな?) A.そういえば試合が終わってからの挨拶もしていなかったんだ、挨拶をしておこう B.やはり顔を合わせ辛い……今日のところは帰ろう 先に2票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[907]森崎名無しさん:2009/05/12(火) 19:30:30 ID:Mv+5Omac 勧誘できそうなのは次女だけだな A
[908]森崎名無しさん:2009/05/12(火) 19:32:41 ID:S392bDRA A
[909]森崎名無しさん:2009/05/12(火) 19:50:14 ID:??? ぼこぼこにした格下にそう簡単に加入しなさそうなのと ズタズタにされたチームメイトの気まずさがマッハなんだが…
[910]森崎名無しさん:2009/05/12(火) 19:51:28 ID:??? 勧誘だけで考えなければいい練習に誘うだけでも
[911]森崎名無しさん:2009/05/12(火) 20:06:34 ID:??? 先程のチルノ加入の反応を見るに、どんな誘い・結果でも 秋姉妹「相談してから交渉してよ…」となるかもね チームではなく個人としての接触なら問題ないよな?
[912]森崎名無しさん:2009/05/12(火) 20:10:59 ID:??? 勝負しようぜを選びたい、能力の向上にもなる
[913]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/12(火) 20:11:22 ID:??? >>911 そうですね。 チーム全体の問題などは、他の人たちに相談をしてからの方が反発は少ないです。 個人の接触などに関しては……無茶さえしなければ多分大丈夫かと。
[914]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/12(火) 20:11:34 ID:??? >A.そういえば試合が終わってからの挨拶もしていなかったんだ、挨拶をしておこう ========================================================================================= 反町「折角だ、挨拶でもしていこうぜ」 リグル「んー、そうだね。 でも、それなら私じゃなくて静葉とかにとりでも連れてくればよかったのにさー」 反町(いや、だからここに来たのはたまたまだから……) リグルの頓珍漢な言葉を受け流しつつ、反町はその洋館の敷地内に入っていく。 そして、今にも壊れそうな玄関の扉を二度、三度、優しくノックした。 しばらくは何の反応も無かったが、数十秒経つと小さく「…はい」という声が聞こえ。 すぐに玄関の扉が開かれた。 ルナサ「む……? 君達は……」 反町「どうも……」 リグル「やあ! こんばんわ!!」 扉を開けたのは、騒霊楽団のキャプテンにしてプリズムリバー三姉妹の長女、ルナサ。 彼女は扉の前にいた反町とリグルを見て一瞬訝しげな顔をしたが、そこで反町がすかさず言葉を挟む。 反町「えっと、今日の試合はありがとう……ちょっと、それを言いたくてさ。 試合の後は、挨拶が出来なかったからな」 ルナサ「うん? なんだ……そんな事かい? わざわざ挨拶に来てくれなくてもよかったのに……」 反町の言葉に、ルナサは苦笑をしながらもこちらこそと返す。 ルナサ(試合前の時といい、礼儀作法はちゃんとしている青年のようだ……気持ちのいい奴だな。 わざわざこんな所まで来てくれるとは……) 実は散歩をしていてたまたま通りかかっただけなのだが、ルナサはそれを知るはずも無く。 わざわざ遠方から来てくれたのだと好意的に解釈をしたのだった。 ※ルナサの評価値がぐーんと上がりました。
[915]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/12(火) 20:11:49 ID:??? ルナサ「ふむ……まあ、こんな所で立ち話もなんだ。 特に用事も無ければ上がらないか? ……何も無いが、茶くらいはご馳走しよう」 反町「あ、いや、それは……」 リグル「やったー! あ、私のお茶は砂糖大目ね!!」 反町「…………」 反町はルナサの誘いを断ろうとするが、リグルがいち早く返事を返して屋敷の中へ上がりこむ。 その後姿を反町は呆れた顔で、ルナサは苦笑をしながら見送り……。 二人もまた、屋敷の中へと入ったのだった。 屋敷の中は、外観に比べてかなり綺麗なものとなっていた。 流石に、人(正しくは騒霊なのだが)が住む屋敷の中までボロボロという訳では無いらしい。 居間と思われる場所に、ルナサに連れられて反町が行くと。 そこには既に席に座ってお茶を待っているリグルと、テーブルをバンバン叩きながら反町の登場を喜ぶメルランの姿があった。 メルラン「きゃっほー! いらっしゃ〜い、オータムスカイズのキャプテンさん! 今日の試合、前半のあのロングシュートはイカしてたわよ!!」 反町「あ、ありがとう……」 ルナサ「……メルラン、行儀が悪いぞ……」 反町はメルランの言葉に曖昧に笑いながら返し、ルナサは顰め面で非難した。 すると、メルランは少しだけしゅんとした顔を見せ手を引っ込め……。 しかし、すぐに笑顔となる。 騒霊の次女は、いつでも常に前向きで明るいのである。
[916]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/12(火) 20:12:10 ID:??? 反町達も卓につき、四人は少々の雑談をする。 リリカはどこにいるのか? と聞くと、今紅茶を淹れにいっているとの事だった。 話の内容は、当然ながら今日の試合の事となる。 メルランとルナサは反町の事が気に入ったようで、終始好意的に反町に接してくれていた。 と、それからしばらくして……。 リリカ「おまた〜」 リリカが、ようやく紅茶を淹れ終えてカップを持ってきた。 反町達は紅茶を受け取り、香りを味わってそれを飲みつつ歓談を進める。 因みに、リグルは紅茶の中に砂糖を山ほど入れてそれを美味しそうに飲んでいた。 虫だけに、甘い砂糖水が大好きらしい。 反町(つっても、見てるこっちは少し気持ち悪いんだけどな……うえ) まあそれはそれとして。 プリズムリバー三姉妹との会話は、反町にとってもとても面白いものだった。 基本的に話題を振り、一番喋るのは次女のメルランである。 明るい彼女はおしゃべりも好きなようで、いつも口を動かしている。 そして、リリカはその話題について引っ掻き回すような口調で口を挟み。 ルナサが突っ込みをいれ、話を締める。 秋姉妹とはまた違う、姉妹の関係がなんとなく反町には読み取れた気がした。 反町(と……それはさておき、そろそろお暇しないと夕飯に間に合わないな。 最後に、ルナサさん達に何か言っておく事とかあるかな?)
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24