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【それなり男と】幻想のポイズン2【秋の空】
[914]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/12(火) 20:11:34 ID:??? >A.そういえば試合が終わってからの挨拶もしていなかったんだ、挨拶をしておこう ========================================================================================= 反町「折角だ、挨拶でもしていこうぜ」 リグル「んー、そうだね。 でも、それなら私じゃなくて静葉とかにとりでも連れてくればよかったのにさー」 反町(いや、だからここに来たのはたまたまだから……) リグルの頓珍漢な言葉を受け流しつつ、反町はその洋館の敷地内に入っていく。 そして、今にも壊れそうな玄関の扉を二度、三度、優しくノックした。 しばらくは何の反応も無かったが、数十秒経つと小さく「…はい」という声が聞こえ。 すぐに玄関の扉が開かれた。 ルナサ「む……? 君達は……」 反町「どうも……」 リグル「やあ! こんばんわ!!」 扉を開けたのは、騒霊楽団のキャプテンにしてプリズムリバー三姉妹の長女、ルナサ。 彼女は扉の前にいた反町とリグルを見て一瞬訝しげな顔をしたが、そこで反町がすかさず言葉を挟む。 反町「えっと、今日の試合はありがとう……ちょっと、それを言いたくてさ。 試合の後は、挨拶が出来なかったからな」 ルナサ「うん? なんだ……そんな事かい? わざわざ挨拶に来てくれなくてもよかったのに……」 反町の言葉に、ルナサは苦笑をしながらもこちらこそと返す。 ルナサ(試合前の時といい、礼儀作法はちゃんとしている青年のようだ……気持ちのいい奴だな。 わざわざこんな所まで来てくれるとは……) 実は散歩をしていてたまたま通りかかっただけなのだが、ルナサはそれを知るはずも無く。 わざわざ遠方から来てくれたのだと好意的に解釈をしたのだった。 ※ルナサの評価値がぐーんと上がりました。
[915]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/12(火) 20:11:49 ID:??? ルナサ「ふむ……まあ、こんな所で立ち話もなんだ。 特に用事も無ければ上がらないか? ……何も無いが、茶くらいはご馳走しよう」 反町「あ、いや、それは……」 リグル「やったー! あ、私のお茶は砂糖大目ね!!」 反町「…………」 反町はルナサの誘いを断ろうとするが、リグルがいち早く返事を返して屋敷の中へ上がりこむ。 その後姿を反町は呆れた顔で、ルナサは苦笑をしながら見送り……。 二人もまた、屋敷の中へと入ったのだった。 屋敷の中は、外観に比べてかなり綺麗なものとなっていた。 流石に、人(正しくは騒霊なのだが)が住む屋敷の中までボロボロという訳では無いらしい。 居間と思われる場所に、ルナサに連れられて反町が行くと。 そこには既に席に座ってお茶を待っているリグルと、テーブルをバンバン叩きながら反町の登場を喜ぶメルランの姿があった。 メルラン「きゃっほー! いらっしゃ〜い、オータムスカイズのキャプテンさん! 今日の試合、前半のあのロングシュートはイカしてたわよ!!」 反町「あ、ありがとう……」 ルナサ「……メルラン、行儀が悪いぞ……」 反町はメルランの言葉に曖昧に笑いながら返し、ルナサは顰め面で非難した。 すると、メルランは少しだけしゅんとした顔を見せ手を引っ込め……。 しかし、すぐに笑顔となる。 騒霊の次女は、いつでも常に前向きで明るいのである。
[916]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/12(火) 20:12:10 ID:??? 反町達も卓につき、四人は少々の雑談をする。 リリカはどこにいるのか? と聞くと、今紅茶を淹れにいっているとの事だった。 話の内容は、当然ながら今日の試合の事となる。 メルランとルナサは反町の事が気に入ったようで、終始好意的に反町に接してくれていた。 と、それからしばらくして……。 リリカ「おまた〜」 リリカが、ようやく紅茶を淹れ終えてカップを持ってきた。 反町達は紅茶を受け取り、香りを味わってそれを飲みつつ歓談を進める。 因みに、リグルは紅茶の中に砂糖を山ほど入れてそれを美味しそうに飲んでいた。 虫だけに、甘い砂糖水が大好きらしい。 反町(つっても、見てるこっちは少し気持ち悪いんだけどな……うえ) まあそれはそれとして。 プリズムリバー三姉妹との会話は、反町にとってもとても面白いものだった。 基本的に話題を振り、一番喋るのは次女のメルランである。 明るい彼女はおしゃべりも好きなようで、いつも口を動かしている。 そして、リリカはその話題について引っ掻き回すような口調で口を挟み。 ルナサが突っ込みをいれ、話を締める。 秋姉妹とはまた違う、姉妹の関係がなんとなく反町には読み取れた気がした。 反町(と……それはさておき、そろそろお暇しないと夕飯に間に合わないな。 最後に、ルナサさん達に何か言っておく事とかあるかな?)
[917]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/12(火) 20:12:16 ID:??? A.特に無い。挨拶をして帰ろう。 B.そういえば演奏を聞かせてもらう約束をしていたんだ。その事について言ってみよう。 C.練習試合を申し込もう。もう一度、リベンジだ! D.いっそオータムスカイズに入るよう誘ってみる? E.妬ましパルパルズの情報について聞いてみよう F.他の幻想郷のサッカー事情について聞いてみよう G.プリズムリバー三姉妹の事について聞いてみよう H.その他 言いたい事など 先に2票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[918]森崎名無しさん:2009/05/12(火) 20:15:20 ID:Mv+5Omac F 状況を把握するべき
[919]森崎名無しさん:2009/05/12(火) 20:15:59 ID:A635af9M F
[920]森崎名無しさん:2009/05/12(火) 20:16:30 ID:S392bDRA F 一勝負、しませんか?(ボールを取り出す)
[921]森崎名無しさん:2009/05/12(火) 20:16:52 ID:S392bDRA 面目ねえ
[922]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/12(火) 20:49:08 ID:??? >F.他の幻想郷のサッカー事情について聞いてみよう ========================================================================================== 反町「あの、ルナサさん。 少し聞きたい事があるんですが……」 ルナサ「うん? なんだい? 私に答えられる事ならば答えさせてもらうが……」 メルラン「あ、姉さんの3サイズとかは駄目よ!? ファンの皆だって知らな……もがっ!」 ルナサ「……黙っていろ、メルラン」 慎ましい胸を押さえながら、ルナサはメルランの口にトランペットを押し込んだ。 反町は苦笑いをしながらも、話し始める。 自分は外の世界からやってきており、幻想郷のサッカー界を混乱させる為に行動をしている事。 ようやく最近になってメンバーも揃い、大会に出る事も可能になった事。 しかし、まだまだ知識が不足しており……幻想郷のサッカー事情に詳しくない事を話す。 ルナサ「ふむ……つまり、情報が欲しいという事か」 反町「はい」 ルナサ「うん、いいだろう……。 別に話して減るものでもないしな……」 そう前置きをすると、ルナサは咳払いを一つしてから話し始めた。 ルナサ「では、私が詳しく知っている人たち……白玉楼の選手達を説明させて貰うよ」 反町(白玉楼……藍さんの話では聞かなかった名前だな) ルナサ「白玉楼とは、冥界にあるお屋敷の事だ。 私達の演奏をよく聞いてくれる常連さんで、親交は中々に深い」 なるほど、プリズムリバー三姉妹は騒霊……。 だとすれば、冥界と呼ばれる場所のお屋敷にお呼ばれをするのは当然なのだろう。
[923]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/12(火) 20:49:22 ID:??? ルナサ「白玉楼の主力選手は少ない。 魂魄妖夢という名のFWと、西行寺幽々子様というMFの二名だけだ。 だが、どちらも実力は私達の上を行く」 反町「ルナサさん達の……上、ですか」 反町としては、その情報を簡単には信じたくは無かった。 プリズムリバー三姉妹と戦い、敗北し、自分達の無力さを痛感したばかり。 だというのに、更に上の者がいると聞いては……流石の反町も信じがたいと思う。 しかし、ルナサが嘘を吐くような人物だとは思えない。 故に、信じるしかない。 ルナサ「妖夢はダイレクトシュート、ミドルシュート共に得意なFWだ。 更に芸術的なドリブルも持っており、突破力は馬鹿に出来ない。 ……足の速さも、オータムスカイズにいる橙と同等かそれ以上だろう。 幽々子様はMFだが、特にこれといった技はお持ちではない。 だが、基礎能力は高く特に浮き球には滅法強い。 浮き球勝負になれば、名門クラスさえも圧倒するほどの実力の持ち主だ」 反町「……話だけを聞くと、攻撃的なチームのようですね」 ルナサ「うん……守備は比較的弱い部類に入るな。 だが、幽々子様はDFやFWも兼任出来るオールラウンダーな選手だ。 リードをしたら下がり、ゴール前で相手FWに仕事をさせないというパターンも持っている。 主力が二人しかいない為、他のチームに比べやや総合力は落ちるが……十二分に力は持っているぞ」 反町「なるほど……」 ルナサの話を聞き、反町は深くため息を吐いた。 紅魔館、永遠亭といった他にも、これだけの強豪が幻想郷にはいたのか。 ……オータムスカイズが倒さなければならない相手は、予想以上に多い。
[924]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/12(火) 20:50:10 ID:??? ルナサ「因みに、私達も時々白玉楼のチームに助っ人として参加をすることがある。 お得意様だからね」 反町「……だとすれば、いつか白玉楼と俺達が戦う時に、また戦うかもしれませんね」 ルナサ「……そうだね。 君達がそれだけの実力をつけられれば、だがね……」 その後、反町達は挨拶を交わすと廃洋館を後にする。 ルナサやメルラン、リリカらは反町に対し、いつでも遊びに来るといいと言ってくれた。 反町(また機会があれば来よう……演奏も聴いてみたいしな) ※ルナサの反町に対する感情が ルナサ→(好青年)→反町 に変化しました。 ※反町が魂魄妖夢、西行寺幽々子に関する情報を得ました。 ※以後、自由行動で廃洋館に行けるようになりました。
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0ch BBS 2007-01-24