※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【三日会わずんば】キャプテン松山10【刮目せよ】
[311]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/10(日) 19:34:59 ID:??? 松山の出した手を、ポブルセンががっしと握り、そのままぐいと引き寄せた。 つんのめって上体が泳いだ松山の後頭部目掛けて……空いてる右の拳を垂直に落とす! 霊夢「光!?」 気だるそうにしていた霊夢が、身を乗り出す。 その反応、横のレミリアには意外に感じたが……もっと意外な展開が目の前で起きた。 レミリア「何……かわしたの!?」 松山が自分から敵意を示しておきながら…… 警戒を緩めて、不意をつかれて、完全に掴まって。それでもポブルセンの打撃は松山に当たらなかった。 確実に当てられると思ったポブルセンの拳が遅かったのもあるが……それでも道理に合わない。 松山「……この野郎!」 そこで松山が、掴まれている左手を力任せに振り払った。 ポブルセンは……まるで狐か狸に化かされたような表情をしている。 あの状況でかわされたのが、場数を踏んできただけに信じられない様子で……その間に松山は距離を離した。
[312]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/10(日) 19:35:16 ID:??? レミリア「(あんな失策をしたのに当たらない……偶然? 幸運? そんなのが許されるのは……)」 横の霊夢をそっと見る。 巫女本人は既に何事もなかったかのように、賽銭箱の端に腰掛けてた。 霊夢「避けたからいいけど……にしてもアイツ、殴りかかっといて何で呆然としてるのかしら」 レミリア「……さぁ? 確実に当たると思った攻撃が、すり抜けた様に見えたんじゃない?」 何よそれ? と霊夢が小首を傾げて聞いてくるが、レミリアは曖昧にぼかした。 そうしながら、新しい玩具を値踏みするように、松山を注意深く視る。 レミリア「(あれから三週間……その間に、これほど運命が変わってたとはね)」 運命を操る吸血鬼は、決して表に出さず心の奥底で低く笑った。 *レミリアの評価値が大きく上がりました *レミリア → (愉しめそう) → 松山
[313]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/10(日) 19:36:20 ID:??? 萃香「さ、小競り合いはもうその辺でいいだろう」 取り仕切るように、パンパンと手を叩いて萃香が皆の意識を自分に萃めた。 萃香「もうそろそろ来るよ。光、準備はいいね?」 今話すと語気が荒くなりそうなので、松山は黙って頷く。 計らずも今の騒動で、気持ちが昂ぶり、研ぎ澄まされていた。 萃香「私と霊夢とレミリアは屋根の上。あんたは……どっか適当に隠れてな。悪さしたら……わかるね?」 ポブルセン「ちみっこいの。悪さしたらどうしようって……グバッ!?」 レミリアが、指先から撃った弾が、ポブルセンの泣き所に当たった。 悶絶してるポブルセンを、小柄なレミリアが軽々と片手で引きずっていく。シュールだった。 その様に溜飲が少し下がったので、松山は一人になった境内で行動を開始する。 松山「(ここで隠れるなら……鳥居の陰か)」 森の方から出てくるというので、見つからないように息を潜めて待つ。 そして、長く感じる時間が流れて……対象の男、ヴァニラ・アイスが姿を見せた。 こんな神社に何故来たのか、把握しかねる様子で、キョロキョロ忙しなく視線を動かし……背を向ける。 松山「(よし……今だ!)」 用意した布を手に、松山は身体を浮かせて、背を向けてるヴァニラ・アイスに接近した……!
[314]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/10(日) 19:36:32 ID:??? 先着2名様で クリーム捕獲なるか!? → !card ヴァニラ・アイスの反応速度! → !card と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。 *クリーム捕獲なるか!? の数値が6以上で成功。 *5以下で失敗。戦闘になります。2以下の場合は……? *ヴァニラ・アイスの反応速度! のマークがダイヤ・ハートで、捕獲数値を上回ると強制失敗になります。
[315]森崎名無しさん:2009/05/10(日) 19:37:37 ID:??? クリーム捕獲なるか!? → ダイヤA
[316]森崎名無しさん:2009/05/10(日) 19:38:57 ID:??? ヴァニラ・アイスの反応速度! → ダイヤJ
[317]森崎名無しさん:2009/05/10(日) 19:41:59 ID:??? 本当に杜矢組以外はモテモテなのにねえ
[318]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/10(日) 20:27:38 ID:??? クリーム捕獲なるか!? → ダイヤA = 1 ヴァニラ・アイスの反応速度! → ダイヤJ = 11 2以下の場合は……? ヴァニラ・アイスの反応速度! のマークがダイヤ・ハートで、捕獲数値を上回ると強制失敗になります。 気付かれぬよう、接近して、布を口に当てる。 たったそれだけ。しかし松山は目の前の男を人間と思い、心のどこかで油断していた。 僅かに、地を擦る音をたててしまう。 それだけで、目の前の男、ヴァニラ・アイスは脅威の反応で振り向き、松山を敵と断定した! 松山「ぁ……」 その目を見た瞬間、人間相手だと思ってかかってたのが愚かだったと悟る。 が……遅い。松山には見えないが、何かが迫り……熱いという感触だけが残された。 BADEND11 『幸運飲み込む暗黒空間』
[319]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/10(日) 20:28:04 ID:??? 目を醒ますと、そこは一面の闇だった。 松山「あれ、ここ、どこだ?」 辺り全てが闇という割に、自分の格好だけは判別がついた。 いつもの青のジーンズと白シャツ姿。しかしその他は全く見通せないし何があるかもわからない。 松山「何なんだよここ。え〜と、たしか俺は……」 八雲紫から依頼されたアルバイトで、ある男を捕まえようとしたところで……そこから先が思い出せない。 何度も頭を捻るが、わからないでいると……誰かが声をかけてきた。 松山?『やあ、イレブン! 主役を続けられてるようで何よりだこんちくしょう!』 朗らか〜に、松山をイレブンなどと呼び、勝手に逆上しだしたソイツは……松山だった。 松山「あれ、鏡……? でも光もないのにどうして映るんだろう」 松山?『えらいボケだな。そんなんじゃお前も蝙蝠の食用にされてしまうぞ!』
[320]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/05/10(日) 20:28:25 ID:??? 別の声が左側からして、そちらを見ると……そこにもまた松山がいた。 そこだけではない。気付くとあちらにも、こちらにも……松山、松山、松山……。 松山?『そんなのまだいいほうだろ。俺なんて霊夢さんの手で……』 松山?『いやわけわからない怪物にやられるよりそっちのがマシじゃないか。俺なんて地獄の帝王に……』 松山?『俺は大魔王相手だった。 地獄の帝王と大魔王ってどっちが強いか討論しないか!?』 松山?『……………………………………灰、オレハハイナンダ』 他にも、薬がどうだゴーグルがどうだ包丁が盗賊がどうだと大騒ぎ。 目の前で繰り広げられる自分と瓜二つのそっくりさん10人の、おしゃべり大会進行中。 松山は気がおかしくなりそうだったので、お前ら何者だ!? と叫んでしまう。 松山?『俺達が何者かだと!? それぞれ不幸な結末を遂げた松山光だ!』 一名が代表として疑問に答え……残りの八人がうんうんと頷く。……一人だけ昏い眼でブツブツ言っていた。
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24