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【ほんとうの】幻想のポイズン3【はじまり】
[693]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/20(水) 23:24:58 ID:??? >B.「静葉さん、後半戦はお願いします」 静葉にキャプテンマークを渡す ========================================================================================= 反町がそう言いながらキャプテンマークを渡すと、静葉は少し照れた様子で。 しかし、はっきりと頷きながら受け取り、自分の肩につけた。 その光景を見て、チルノとリグルはため息を吐くが……皆、あえてスルーをする。 反町「とにかく、後半戦は俺抜きだ。 皆は静葉さんの指示を聞いて、後半もしっかりと励んでくれ!」 椛「ッス! 後半も頑張るッスよ!!」 橙「にゃにゃ! 後半こそ、活躍してみせます!!」 その後、一同はしばらくの間、思い思いの方法で体を休める。 にとりは後半に向けて軽いウォームアップをし、椛がそれを手伝う。 静葉は穣子と共に後半の戦術を練っており、チルノとリグルは大妖精と何やら喋っていた。 妖精達は反町の座っている近くの場所で、これまた何やら雑談をしている。 例によって例の如く、妖精2がはしゃぎ騒いでおり、妖精1がそれを収め、妖精3はのほほんと見守っていた。 と、その時、不意に反町は常々疑問に思っていた事を口にする。 反町「そういえばお前らさ……」 妖精3「ふぇ?」 反町「……名前、なんていうんだ?」 妖精2「は? 名前?」 妖精1とか2とかでは、やはり呼びにくい。 そう思って反町は聞いてみるが、妖精達は揃って顔を見合わせて困った顔をした。 一体どうしたのだろう、と聞いてみると、なんと妖精達には名前という概念が無いらしい。
[694]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/20(水) 23:25:10 ID:??? 反町「名前が無いって……」 妖精2「私達って、生まれた時からこの性格にこの格好なのよね。 だからさ、当然、人間みたいに親もいなければ名前をつける人もいないの」 妖精1「私達は自然そのものだからね。 例えば、雪に対して名前をつける人がいる? 雨粒に対して名前をつける人がいる?」 反町「……でも、チルノは……」 妖精2「ありゃ別格よ。 そういう意味で、あいつは私達とは違う種類の妖精なのよね」 言いながら、妖精2はいつもの睨みつける感じとは違う、どこか物悲しい目線でチルノを見た。 ……妖精達の言葉を聞いて、反町も渋々納得をする。 確かに、自然現象や何かに名前をつけるとしても、それはあくまで事務的なもの。 そのもの自体に名前をつけるという事は、基本的に無い。 反町「……でも、名前が無いと不便だなぁ」 穣子「ふふふ、ならここは私に任せなさい!」 反町「!? 穣子?」 ついぽつりと呟いた言葉に、何故か静葉と相談をしていた穣子がすぐさま反町の近くに寄ってきて反応をした。 驚く反町を尻目に、穣子は腕を組んで高々と宣言する。 穣子「名前が無いなら、つければいい。 違う?」 妖精1「な、名前をつける?」
[695]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/20(水) 23:25:22 ID:??? 妖精1の言葉に、穣子は大きく頷いた。 いきなり名前をつけられると聞いて驚いていた妖精達であったが。 ……確かに、妖精と呼ばれるだけでは味気ないというのも事実。 なんとなく不安ではあるが、穣子の提案に納得をする。 それを聞いた穣子は、一旦、散らばっていた者達を再び集めて妖精の名前を決めるという事を発表した。 穣子「つっても、全員につけられるほど私もネーミングのストックがある訳じゃないわ。 という訳で、今日のところは妖精2に名前をつけたげる」 妖精2「なっ、なんでもいいけど、出来れば普通っぽい名前にしてよね!」 名前をつけてもらうという人生……否、妖精生の中でのビッグイベントに、妖精2は緊張をする。 一方、それを眺めている面々は穣子がどんな名前をつけるのかとハラハラしていた。 にとり「……しかし、名前をつけるのは穣子なのかい?」 穣子「当然! 文字通り、ゴッドファーザーって奴よ!! 私ほら、豊穣の神だし! さあ妖精2、この穣子が名付け親になってあげる。 そうね……」 A.「二つの羽を持つという意味の"二羽"というのはどうかしら!?」 B.「双つの羽を持つという意味の"双羽"というのはどうかしら!?」 C.「メキシコに吹く熱風! という意味の"サンタナ"というのはどうかしら!?」 D.「何となくカタカナで可愛らしい、"フーコ"というのはどうかしら!?」 E.「呼びにくそうだけど格好いい、"紅乙女"というのはどうかしら!?」 F.「"勝利"という石言葉を持つ、"柘榴"というのはどうかしら!?」 G.「あのトラップ、見事! 揺れない震源地という意味の、"如月"というのはどうかしら!?」 H.「あなたの力強さ、ナイス! "力の二号"という意味の、"一文字"というのはどうかしら!?」 I.その他 自由投票枠 先に2票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[696]森崎名無しさん:2009/05/20(水) 23:25:52 ID:cRjWSlyk C
[697]森崎名無しさん:2009/05/20(水) 23:27:54 ID:l8zYc3lo C フーコがど低脳の人に見えたというか>>644
[698]森崎名無しさん:2009/05/20(水) 23:29:57 ID:??? なぁみんな、ド低「能」だぞ?
[699]森崎名無しさん:2009/05/20(水) 23:31:14 ID:??? くっ・・・! 光、海、風子にする俺の野望がッ!
[700]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/20(水) 23:31:14 ID:??? 実はジョジョは詳しく知らないのですよ…。 唯一、ジョジョ四部をちょっとだけ読んだくらいです。 そして、見事名前が「サンタナ」に決まりました! おめでとう! 妖精2はサンタナに進化した!!
[701]森崎名無しさん:2009/05/20(水) 23:40:31 ID:??? サンタナの人も草葉の陰で喜んでいるに違いないZE!ww
[702]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/20(水) 23:47:12 ID:??? >C.「メキシコに吹く熱風! という意味の"サンタナ"というのはどうかしら!?」 =========================================================================================== 穣子の言葉を聞いた瞬間、一同に戦慄が走った。 サンタナ――別に、それ自体はいい名前だと思う。 決して悪いセンスではない。 だが、しかし……少なくとも、その名前は女子に対してつける名前ではない……と思う。 にとりと椛は苦笑いを浮かべ、橙はおろおろとし、静葉はやれやれと首を振る。 チルノとリグルは腹を抱えて笑い、大妖精はそれを諌め、反町は呆然とする。 妖精1は自分が名付けられなくて良かったと胸を撫で下ろし、妖精3はいつもの如くぼけっとしていたのだが……。 妖精2「気に入ったッ! その名、そのサンタナという名! いいわ、すんごくいい!!」 反町「な、なんだってー!?」 なんと、名付けられた当の本人、妖精2はその名前に対して大いに喜んでいた。 というのも、それには無論理由がある。 妖精2(メキシコに吹く熱風……メキシコっていうのはよくわかんないけど、熱風ってのはいいわ!! チルノは氷精、なら私はそれを溶かす熱風になるのよ! ふっふっふ……見てなさいチルノ! あんたはこの私、サンタナが必ず倒してやるわ!!) サンタナ「というわけで、今から私はサンタナよ!! 皆、ちゃんと今度からはサンタナと呼びなさいね!!」 反町「う…あ、ああ……」 一同は妖精2……もとい、サンタナの態度にどう反応していいか困っていたが……。 まあ、本人が気に入っているならばいいだろう、と。 あえて何も言わずに了承をした。 妖精1「えっと……まあ、これからも頑張りましょう。 ……サンタナ」 妖精3「サンタナ〜サンタナ〜」 サンタナ「悪いわね、先に名前もらっちゃって! あんたらもさっさと活躍して、私みたいに格好いいのを貰いなさい!」 妖精1(……私はずっとこのままでいいわ) ※妖精2の名前が「サンタナ」に決定しました!
[703]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/05/20(水) 23:47:46 ID:??? その後、しばらくしてから試合再開の時間となり、オータムスカイズの面々は再びフィールドへと散っていく。 反対側のベンチからも夜雀友の会のメンバーが出てきたが……。 なんと、ミスティアは既にベンチで待機をしており、フィールドにはバケバケしかいなかった。 どうやら、予想以上に疲れのピークがミスティアを襲っていたらしい。 この分ならば危なげなく勝てるだろうと、反町はベンチから眺め……。 夜雀友の会のキックオフで、後半戦は開始された。
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0ch BBS 2007-01-24