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【ツバサハ】キャプテン森崎32【タダシクナイヨ】
[530]2 ◆vD5srW.8hU :2009/07/11(土) 16:57:12 ID:c4w5MDRo 森崎「(更にムカついたのはあいつの偽善者っぷりだな。爽やかな熱血スポーツ少年のフリを しやがる癖に内心では人を見下しまくってたのが丸分かりだったぜ。 プレイスタイルも個人プレイバリバリの癖にチームプレイこそ一番大事、なんて顔しやがって。 まあこれは後ほど改善されたが…何の事は無い、俺の存在が脅威になったから自分の駒を 増やそうとしやがっただけだ。俺がキャプテンになった頃から段々変わっていったんだよな、アイツ)」 ふと森崎は暗闇の中で自分の利き手を見詰めた。ゴールキーパーとしてはそれ程大きくない手である。 森崎「(それら全部をひっくるめて何倍にも嫌にさせたのが…あいつが本当に天に選ばれた存在の様に サッカーの才能に溢れ返っていた事だ。天才じゃない奴ならウザさも偽善者っぷりも ただの馬鹿として切って捨てられたんだが、あいつは俺よりも早く天才として覚醒していた! あいつを嫌っていたのは俺だけじゃない、それなのにあいつが天才だから何もかもが許されていた! …だが、皮肉なモンだな。俺はそんなあいつが我慢できなくてガムシャラに頑張りまくった結果ここに居るんだ。 ある意味では恩人って事か?うわあ、吐き気がしてくる程嫌な考えだ)」 森崎は再び目を閉じ、高ぶる気持ちに任せて飛び起きる準備に入った。 森崎「だが…それもここまでだ。もう俺はお前の先を行っている。明日お前を倒し、俺は更に上に行く! 日本のワールドカップ優勝はお前じゃない、俺が実現するんだ…覚悟と感謝をしな、翼ァ!」 ガバッ! ゴチッ! 森崎「イテェエエエッ!?た、タンス!こ、小指!い、いてえ!畜生、なんで俺がこんな目に〜!」
[531]2 ◆vD5srW.8hU :2009/07/11(土) 16:59:24 ID:c4w5MDRo 一旦ここまで。
[532]創る名無しに見る名無し:2009/07/12(日) 01:52:50 ID:GW0DSASf 次はサンパウロチームの試合前日の描写かな? wktk
[533]創る名無しに見る名無し:2009/07/12(日) 17:24:36 ID:sMPuK5/S そういやこの世界の言語はどうなってんだっけ 原作だと翼がポルトガル語を勉強してたけど 森崎もポルトガル語で話してるのか?
[534]創る名無しに見る名無し:2009/07/12(日) 17:36:04 ID:jqiANtPX >この世界では日本語が世界共通語です。 まとめwikiより
[535]創る名無しに見る名無し:2009/07/12(日) 17:39:34 ID:sMPuK5/S "../test/read.cgi/morosaki/1243304509/534" >>534 ありがと となると海外へサッカー留学ってのも 大分県民が駒大苫小牧に野球留学する程度の感覚かもなあ
[536]創る名無しに見る名無し:2009/07/12(日) 19:22:25 ID:xK2eW1jl いや、全然違うだろw
[537]創る名無しに見る名無し:2009/07/12(日) 21:46:07 ID:m1nqWuYZ まぁ言葉は同じでも文化は違うだろうからなぁ。食べ物とかもw
[538]2 ◆vD5srW.8hU :2009/07/13(月) 09:44:27 ID:u5EQ8NDH パルメイラスの選手達が決戦前夜を和気藹々と過ごしている頃、 サンパウロの面々も彼らのドラマを迎えていた。 この日、サンパウロユースが泊まっているホテルには見目麗しい金髪の女が訪れていた。 かつての知人チェザーレ・ストラットを訊ねてイタリアからやってきたミアータ・コリーニである。 ストラット「ミ、ミアータ…」 ミアータ「ストラット」 ストラット「会議室、会議室を借りてあるんだ。そこで、二人っきりで、話そう…」 ミアータ「うん…」 恐怖と罪悪感に震える若い男が静かな憂いに満ちた若い女を密室に連れ込む。 そんな奇妙だが何故か何処にでもありそうな光景を翼は遠くから横目で見送った後、 エレベーターに向かって無言で歩き始める。だが途中でラウンジを通り過ぎようとした時、 そこに居た4人が彼に声をかけてきたので足を止めざるを得なかった。 アマラウ「あ、ツバサ!探してたんだぞ!」 翼「…なんだ?何かあったのか?」 マウリシオ「まず、誰ッスか?あの綺麗なねーちゃん」 翼「ストラットの恋人らしいよ。詳しい事は知らないし、知ろうとも思わない」
[539]2 ◆vD5srW.8hU :2009/07/13(月) 09:45:02 ID:u5EQ8NDH ドトール「ここ数日ストラットの様子がおかしかったのと関係あるのか?」 翼「多分ね。だからキャプテンとしてメンタルを作り直せって言っておいたんだよ。 後はまあ…女の子をあまり待たせるのは良くないってね」 マウリシオ「おおっ、意味深な発言だ!」 翼「茶化すなよ。俺にだって再会を誓った女の子位居るさ。それで、ただ俺を 冷やかしたかっただけかい?生憎話のタネに出来る様な面白い話は無いよ」 またマウリシオやアマラウが騒いでいるだけかと思った翼はさっさと踵を返そうとする。 だがここで今まで黙っていたバビントンが慌てて彼を引き止めた。 バビントン「ま、待ってくれよ!僕達、ツバサに聞きたい事があったんだ」 翼「何を?」 バビントン「ええと…ええと。僕、ツバサに感謝してるんだ。僕はアルゼンチンから来たから 風当たりが強かったけど、ツバサはもっと色眼鏡で見られていたのに黙って努力し続け、 結果を出し続けて認められる様になった。そんなツバサを見る度に僕も頑張らないとって思えたから…」 翼「…有難うバビントン。でもそれは別に俺に感謝しなくても良いと思うよ。 俺は俺自身の為に努力したんだし、君の努力だって君自身の為だろう?」 バビントン「それでもだよ。それに、僕がアルゼンチン人だからってバカにする奴が居た時、 君は冷めた視線を向けただけで黙らせたじゃないか。君は自分の為にやったとか 国籍に関係なく実力が上のチームメイトを優先したとか言いそうだけど…」 翼「………」
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0ch BBS 2007-01-24