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【ツバサハ】キャプテン森崎32【タダシクナイヨ】
[555]2 ◆vD5srW.8hU :2009/07/13(月) 18:50:25 ID:u5EQ8NDH 翼「サンパウロに来て、俺は本当に良かったと思っている。憧れ続けたレベルの高いブラジルサッカーに挑戦し、 俺は強くなった。結果も出し続けた。だけど、次第に強くなればなる程ある思いが大きくなっていったんだ。 本当に俺は強くなったのか?森崎はもっと強くなっているんじゃないのか?ひょっとして追い抜かれたんじゃ?」 ここで翼は一つ息を吐き、ムシャムシャとポテトチップを貪った。 他の4人は食べる手を止めてただただ聞き入っていた。 翼「サンパウロに来てから三年間、後になる程これしか考えられなくなった。そしてとうとう時が来た… 明日、全てが分かる。俺は本当に強くなれたのか。森崎を引き離せたのか。答えが出る! 俺は勝つ。勝って倒すんだ。本来俺の敵になんかなり得ない筈の森崎を!」 翼が再びポテトチップを噛み砕く。それでも4人は無言だった。 塩分の取りすぎで気持ち悪くなった翼は立ち上がり、売店に向かい歩き始めた。 翼「…こういう訳だよ。明日、俺は全力を尽くす。それだけは保障する」 言い残すと共に翼は去っていった。 彼の後姿が角を曲がり見えなくなってからようやく4人は口を開く事が出来た。 ドトール「パラノイア…だろうな。ツバサの自信はモリサキの存在に脅かされている」 アマラウ「モリサキに勝てなかったらこの3年間は全て無駄だったと思っているのかよ…」 マウリシオ「ナンバー1を目指すのは大いに結構だけど、なんか違くないかなあ?」 ドトール、アマラウ、マウリシオの3人がそれぞれの感想を述べ、最後にバビントンがポツリと呟いた。 バビントン「僕は嫌な予感がするよ。明日の試合、勝ってもツバサは得る物が無いんじゃないかって。 そしてもし負けたら…ツバサは、何か大きな物を失うんじゃないだろうか…」
[556]2 ◆vD5srW.8hU :2009/07/13(月) 18:51:32 ID:u5EQ8NDH いったんここまで。
[557]創る名無しに見る名無し:2009/07/13(月) 18:57:28 ID:Km9g0KJl 乙です。 今まさに一つの山を迎えようとしてるんだな…
[558]創る名無しに見る名無し:2009/07/13(月) 19:35:54 ID:UC1WWZdP 明日の試合がきになるぜえ
[559]創る名無しに見る名無し:2009/07/13(月) 20:16:15 ID:wwT3ecTO 零封にして翼を精神的に再起不能にしたくなるな
[560]創る名無しに見る名無し:2009/07/13(月) 20:51:31 ID:hXwM1Jev ストラットに取られるのはしょうがないとしても翼だけは完封したいと思った
[561]創る名無しに見る名無し:2009/07/13(月) 22:10:30 ID:WHUOWdpy > アマラウ「モリサキに勝てなかったらこの3年間は全て無駄だったと思っているのかよ…」 > > マウリシオ「ナンバー1を目指すのは大いに結構だけど、なんか違くないかなあ?」 > > バビントン「僕は嫌な予感がするよ。明日の試合、勝ってもツバサは得る物が無いんじゃないかって。 > そしてもし負けたら…ツバサは、何か大きな物を失うんじゃないだろうか…」 これって負けても仲間の力か森崎の言葉か何かで立ち直ることは出来るけど勝っちゃうと目標を失うパターンだな
[562]創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 00:12:14 ID:VxsVB9fj いや、人間味を失う代わり覇道を突き進むフラグが立つのだろう。 正直いって覇王と化したツバサも見てみたい。
[563]創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 00:42:01 ID:AARf8Wew 翼、大きな星が点いたり消えたりしないことを祈る
[564]2 ◆vD5srW.8hU :2009/07/14(火) 07:28:31 ID:cSvAppsH 翼「(どうかしているな、俺。確かに皆の言う通り張り詰めている)」 売店でミネラルウォーターの瓶を買った翼はそのまま封を切る事も無く棚に並べられた 新聞や雑誌をぼんやりと眺めていた。どれもこれもリオカップの特集が組まれており、 表紙や一面にデカデカとサンパウロとパルメイラスの選手達の写真が使われている。 翼「(余計な事は忘れてさっさと寝たいな。ストラットの様子でも見に…?)」 ミアータ「だからパパはもうかんかん。言い包めるのには苦労したわ〜」 ストラット「そ、そうだろうな。俺も、侘びを入れに行くよ…(ま、まだ続くのか〜…)」 勿論そんな物を見ていては心が安らぐ筈が無い。何か気を紛らわすのに ちょうど良い物は無いかと翼が考えた矢先、ミアータとストラットの声が廊下から響いてきた。 顔を廊下の方に向けた翼は予想外な光景を目にする事になった。 ゆっくりと歩きながら話している二人は笑顔だった。しかしミアータの笑顔は 柔らかいのに何処か不気味な物であり、逆にストラットの笑顔はヘビに睨まれた蛙が 必死に愛想笑いで媚を売っている様な見るからに情けない物だったのだ。 ストラット「そ、そうだ!学校の方はどうなんだ、皆元気か?(話題そらせ話題!)」 ミアータ「う〜ん、分からないわ。16の頃から働いて旅費を貯めていたから…皆ともすっかり疎遠になっちゃった」 ストラット「…す、すまない…俺のせいで…(やぶ蛇だったーっ!!)」 ミアータ「良いのよ、こうしてもう一度貴方と一緒に居れるのが一番大事なんだから」
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0ch BBS 2007-01-24