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【ツバサハ】キャプテン森崎32【タダシクナイヨ】
[561]創る名無しに見る名無し:2009/07/13(月) 22:10:30 ID:WHUOWdpy > アマラウ「モリサキに勝てなかったらこの3年間は全て無駄だったと思っているのかよ…」 > > マウリシオ「ナンバー1を目指すのは大いに結構だけど、なんか違くないかなあ?」 > > バビントン「僕は嫌な予感がするよ。明日の試合、勝ってもツバサは得る物が無いんじゃないかって。 > そしてもし負けたら…ツバサは、何か大きな物を失うんじゃないだろうか…」 これって負けても仲間の力か森崎の言葉か何かで立ち直ることは出来るけど勝っちゃうと目標を失うパターンだな
[562]創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 00:12:14 ID:VxsVB9fj いや、人間味を失う代わり覇道を突き進むフラグが立つのだろう。 正直いって覇王と化したツバサも見てみたい。
[563]創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 00:42:01 ID:AARf8Wew 翼、大きな星が点いたり消えたりしないことを祈る
[564]2 ◆vD5srW.8hU :2009/07/14(火) 07:28:31 ID:cSvAppsH 翼「(どうかしているな、俺。確かに皆の言う通り張り詰めている)」 売店でミネラルウォーターの瓶を買った翼はそのまま封を切る事も無く棚に並べられた 新聞や雑誌をぼんやりと眺めていた。どれもこれもリオカップの特集が組まれており、 表紙や一面にデカデカとサンパウロとパルメイラスの選手達の写真が使われている。 翼「(余計な事は忘れてさっさと寝たいな。ストラットの様子でも見に…?)」 ミアータ「だからパパはもうかんかん。言い包めるのには苦労したわ〜」 ストラット「そ、そうだろうな。俺も、侘びを入れに行くよ…(ま、まだ続くのか〜…)」 勿論そんな物を見ていては心が安らぐ筈が無い。何か気を紛らわすのに ちょうど良い物は無いかと翼が考えた矢先、ミアータとストラットの声が廊下から響いてきた。 顔を廊下の方に向けた翼は予想外な光景を目にする事になった。 ゆっくりと歩きながら話している二人は笑顔だった。しかしミアータの笑顔は 柔らかいのに何処か不気味な物であり、逆にストラットの笑顔はヘビに睨まれた蛙が 必死に愛想笑いで媚を売っている様な見るからに情けない物だったのだ。 ストラット「そ、そうだ!学校の方はどうなんだ、皆元気か?(話題そらせ話題!)」 ミアータ「う〜ん、分からないわ。16の頃から働いて旅費を貯めていたから…皆ともすっかり疎遠になっちゃった」 ストラット「…す、すまない…俺のせいで…(やぶ蛇だったーっ!!)」 ミアータ「良いのよ、こうしてもう一度貴方と一緒に居れるのが一番大事なんだから」
[565]2 ◆vD5srW.8hU :2009/07/14(火) 07:30:29 ID:cSvAppsH 翼「(なんと言うか…理解したくない会話になっているなあ…)」 どう見ても男として苦境に立たされているストラットの姿に翼も冷や汗を禁じえない。 ふとストラットと視線が会うと、たちまち彼はSOSを瞳に込めてきた。 すかさず男としての防衛本能が翼の頭に”関わるな”と命令してくる。 ストラット「(助けてくれツバサ助けてくれツバサ後生だ頼む!)」 翼「(いや、自業自得でしょ?元の鞘に戻れたみたいだし、良かったじゃないか)」 ストラット「(この状況見て物言えよ俺は今針の筵に縛り付けられているんだよ!)」 翼「(ごめん。俺、女の恐ろしさって物を今初めて見たから。何も力になれないよ)」 ミアータ「ストラット?どうしたの?ホテルまで送ってくれるんでしょう?」 ストラット「あ、ああすまない!今すぐ行く!(畜生、薄情者ーっ!)」 まるで鎖に引っ張られた様にダッシュで数歩先に行ったミアータの所に 駆けつけるストラットを見て翼は心底同情したが、助ける気には全くならなかった。 特に遠ざかる彼らの会話が耳に入ると見捨てて良かったと思うばかりだった。 ミアータ「ねえ、さっきの女の人貴方の事を見てなかった?」 ストラット「は!?ハハハ何を言うんだミアータ、アイツはツバサだよれっきとした男だよ! あいつの何処をどう見れば女に…(ヒイイッ!このクセも昔のままなのかあっ!?)」 ミアータ「ツバサは知ってるわ。そうじゃなくて売店の店員の女の人よ」 ストラット「きっ、きっ、客かな?って思ったんだよきっと!絶対!(もうローマの時の様なマネは止めてくれーっ!)」 翼「(あの調子でホテルまでずっと続くのか…かわいそうに。俺はああならない様にしよう)」
[566]2 ◆vD5srW.8hU :2009/07/14(火) 07:33:36 ID:cSvAppsH いったんここまで。
[567]創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 10:39:56 ID:1cM7wJH0 翼はどうでもいいがストラットさんは救われて欲しいんだぜ……
[568]創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 12:09:12 ID:vPjFQs2t こんなことを三年も考え続けてるのが翼の弱さだな
[569]創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 16:57:47 ID:lje+UJkp 嫌われっぷりが凄いなw 今の翼 南葛時代より人間くさくて俺は好きだぜ。
[570]創る名無しに見る名無し:2009/07/14(火) 18:56:56 ID:ODHL5iKp 大会中ずっと森崎を冷静に分析してるように見えたのは 影に怯えていたからか あと 二人の関係は憎悪と信頼が入り混じった複雑な物 これが全部明らかになったのがいいね
[571]2 ◆vD5srW.8hU :2009/07/14(火) 23:51:35 ID:cSvAppsH そして決戦の朝… とあるホテルのフロントで今後の森崎と翼に小さくない影響をもたらす出来事が起きていた。 賀茂港が見守る中、片桐陽子が国際電話をかけていたのだ。 陽子「もしもし。以前お話した片桐陽子よ。お久しぶり。貴方の活躍はここブラジルにも届いているわ。 今季のリーグ戦では開幕から1位を独走中なんでしょう?トップチーム昇格も時間の問題って聞いているわよ。 あ、はい。用件は森崎くんと翼くんの事よ。以前頼んだでしょう?この二人の対決が起きそうな時は 知らせて欲しいって。今日、彼らが直接対決するのよ。それもブラジルのプロ候補生達の サバイバルトーナメント、リオカップの決勝でね!…そう。いよいよ彼らのどっちが上か分かるのよ。 今から6時間もすれば結果が出ているだろうから、その時また電話するわ。それじゃ失礼!」 ガチャン。 陽子「相変わらずそっけないなあ。女の子相手なんだから少し優しくしてくれても良いのに」 賀茂「あいつは由緒正しい家柄のボンボンだろ?女には警戒しろって子供の頃から躾けられたんじゃねーの?」 陽子「私、別にそういうつもりは無いんですけどね。仕事が大事だから恋愛もする気無いし」 賀茂「(半ば家出状態とは言え片桐グループの令嬢がそんなんでいいのかねえ)んで、なんつってた?」 陽子「お世辞は良いだの、そうかだの、待っているだの、それ位しか言いませんでしたよ」 賀茂「なるほど、本音を語るつもりはねえんだろうな。若林源三らしいぜ」
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0ch BBS 2007-01-24