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【毒人形は】幻想のポイズン6【毒を吐く】
[988]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/07/14(火) 19:10:29 ID:??? >オータムスカイズへの対抗手段→ ハート9 =比較的弱い中盤を制する事 =================================================================== パルスィ「オータムスカイズの強さはその強固な防御力にあるわ。 特に河城にとりとチルノのブロック……これはそう簡単には抜く事が出来ない。 かといって、攻撃陣が今ひとつかというとそうでもないわ。 2トップのFWのシュート力はとても馬鹿に出来たものでもないもの」 しっとマスク「ほう……ならば、どうするつもりだ?」 パルスィ「簡単な話。 中盤さえ支配すればいいのよ」 そう言うパルスィはどこか自信があるようだったが、しっとマスクはしかし疑問に満ちた表情を浮かべる。 オータムスカイズは、決して中盤が弱い訳ではない。 むしろ秋静葉・橙のドリブルでの突破力は中堅以上の強さを誇っているはずだ。 しっとマスクは思わずそう言うも、しかし、パルスィはニヤリと嫌らしい笑みを浮かべて言葉を続ける。 パルスィ「逆を言えば、その二人しかいないという事よ。 どちらか……まああの猫の方は俊足だからマークはつけられないでしょうから、秋の姉の方にしておきましょうか。 あの姉の方を二人がかりくらいでマークして、ボールを渡さない……ゲームメイクをさせないようにする。 そうすると、オータムスカイズに残った戦法はサイドアタックしか残らない」 しっとマスク「ふむ……しかし、マークといっても誰を? 今の妬ましパルパルズにはマンマーク要員に出来る者はどいはしまい」 しっとマスクの言う通り、ゴール前でスイーパーをするキスメ。 中盤でゲームを作り上げるパルスィ。 そして、前線で豪快にシュートを決めるしっとマスク(前回の外伝後、正式に加入したらしい)。 彼女達には既に決められた役割がある為、静葉のマークにつける事が出来る人員はいないのだ。 名無しをマークにつけたとしても、どうせすぐ引き剥がされるのがオチだろう。
[989]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/07/14(火) 19:10:55 ID:??? しっとマスクはそう疑問を口にするが、パルスィはただふふふと不適に笑い言葉を吐いた。 パルスィ「そう……私達のチームの弱点はそこ、名有りの選手が少ないという点ね。 だから私は補強をする為にあれから少しずつ少しずつ幻想郷を歩き尋ね……。 我らが妬ましパルパルズに入ってくれる人員を探し出したわ」 しっとマスク「なんと用意周到な! して、パルスィ……その成果は!?」 パルスィ「ええ……」 先着1名様で、 妬ましパルパルズ、待望の新規加入者→!card !とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。 マークによって下記の表に従い分岐します。 JOKER→???「ふ……中盤を支配するのは翼じゃなく俺だ!」 マスクを被った長髪MF登場! ダイヤ→成果はまるで出なかった……もう泣きたい ハート→妖怪の山の厄神を勧誘するのに成功したわ! スペード→私と一緒に中盤で働いてくれる魔法の森の人形師を勧誘したわ! クラブ→身体能力なら誰にも負けない。地底の鬼を勧誘したわ!
[990]森崎名無しさん:2009/07/14(火) 19:13:00 ID:??? 妬ましパルパルズ、待望の新規加入者→ スペード10
[991]キャプテン井沢 ◆TR3983VR7s :2009/07/14(火) 19:13:13 ID:??? 妬ましパルパルズ、待望の新規加入者→ ダイヤ6
[992]森崎名無しさん:2009/07/14(火) 19:47:24 ID:??? アリスとパルパルズ、考えうる限り最悪の組合せ・・・恐らく未曾有のダイスハザードになる
[993]森崎名無しさん:2009/07/14(火) 19:51:49 ID:??? 知ってるか…マイナス同士を掛けるとプラスになるんだぜ…
[994]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/07/14(火) 19:57:17 ID:??? >妬ましパルパルズ、待望の新規加入者→ スペード10 =私と一緒に中盤で働いてくれる魔法の森の人形師を勧誘したわ! ==================================================================================================== パルスィ「ふふふ……私達妬ましパルパルズは日陰者の集団だと話したわね?」 しっとマスク「というより私が言ったのだがな」 パルスィ「そこで私は考えたわ……地上での日陰者を、この妬ましパルパルズに勧誘しようとね。 さぁ見なさい、しっとマスク。 あなたの後ろにいる者が私達の新しいチームメイトよ!」 しっとマスク「む!? い、いつの間に!?」 パルスィがそう叫びながらしっとマスクを挟んで向かい側の席に座っている外套を羽織った人物を指差すと。 しっとマスクは大げさに驚いてその人物をまじまじと見る。 実際には試合観戦中からずっといたのだが、しっとマスクが気づかなかっただけなのだが……。 それはひとまず置いておいて、その外套を羽織った人物は仰々しくため息を吐くとその外套を剥がし取った。 アリス「……誰が日陰者かしら?」 外套の中から出てきたのは、かつて反町達も一度会った事がある魔法の森に住む魔法使い。 アリス・マーガトロイドその人だった。 アリスはパルスィの発言内容に少しばかりご立腹だったらしいが、パルスィはそんな事など一切気にせず。 ふふふ、と更に笑みを浮かべて呟く。 パルスィ「隠す事は無いわアリス・マーガトロイド。 あんな日の当たらない森に住んでいるのに日陰者じゃないですって?」 アリス「単にあそこだと魔法の研究が捗るからいるだけなのだけど……」 パルスィ「それに、あまり人とは関わろうとしないらしいじゃない」 アリス「単に興味の無い事には関わりたくないだけなのよ、魔法研究で忙しいし……」 パルスィ「何より人形を作って毎日陰気に暮らしてるらしいじゃない」 アリス「いや、だって私人形師だし……人形作るのは当然でしょう?」
[995]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/07/14(火) 19:57:48 ID:??? パルスィの言葉を全否定するアリスだったが、しかしパルスィはわかってるわかってるというような表情をするだけ。 無駄に否定するのも疲れるだけと悟ったアリスは、小さくため息を吐くと何故こんなチームに入ったのだろうと思い返す。 それはつい先日の丑三つ時の事だった。 アリスはこの日、少し嫌な事があった為気分転換(←ここ重要)に丑の刻参りをしようととある神社に向かっていた。 そして、いつものように適当な木を見つけ藁人形に五寸釘を打ちつけようとした時。 そこに先客――水橋パルスィがいたのを見つけたのである。 先客がいた事に気づいたアリスはその場から退散しようとしたが、それより早くパルスィが気づく。 パルスィはアリスの姿を見るや否や、その格好(右手に藁人形、左手に五寸釘)を見てアリスの狙いを悟り。 この人物は自分の同類なのだな、とそう認識をした。 そうと決め付けたパルスィはアリスに対して非常になれなれしく話しかけ、逃げる契機を失ったアリスは渋々話に付き合う。 袖擦りあうも多少の縁、丑の刻参りで出会うも多少の縁。 パルスィはアリスに対し自分が何故こうして丑の刻参りをしているのかという事について事細かに説明をした。 オータムスカイズの事、勧誘がまるで上手くいかない事、日当たりのいい所で活躍する連中が妬ましい事。 アリスも決して悪い人物ではないし、加えて実際のところ少しばかり陰気な部分は持ち合わせている。 (アリス曰く、魔法使いというのは往々にして陰気なものらしい。陽気な魔法使いは魔法使いではないようだ) そこでアリス自身も少しばかりの愚痴を吐き、パルスィがそれを親身になって聞いてくれたのである。 愚痴や妬みといえばパルスィの十八番、解決は出来ないが一緒に妬む事は出来る。 それで少しばかり気持ちを落ち着け、気分をよくしたアリスはパルスィに礼がしたいと言ってしまい……。 パルスィ「じゃあ、私達のチームに入って」 ……そうパルスィに言われ、妬ましパルパルズに加入する事になってしまったのだ。
[996]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/07/14(火) 19:58:11 ID:??? アリス(……本当はお茶をご馳走するつもりだったのだけど) 思いも寄らぬパルスィの返答に、しかし一度礼がしたいと言ってしまった手前後には引けなかったアリス。 妬ましパルパルズのメンバーを聞いて守備力はそれなりだと思いはしたものの。 かといって、自分が入るに相応しいチームとはあまり思っていなかった。 しっとマスク「ムハハー! よしよし、新規加入でチーム力は倍増! これで勝つるぞしっとレディ!!」 パルスィ「ええ、中盤は私達が支配するわよ!」 盛り上がる横の席の二人をちらりと見つつ、アリスは冷静に戦力を分析する。 確かにアリスが入った事で妬ましパルパルズの中盤は洒落にならない程安定をした。 しかし、サッカーは一人で勝てるほど甘いものではないし。 自分ひとりだけでオータムスカイズ全員を相手に出来ると思うほどアリスも驕り高ぶってはいない。 アリス(今、妬ましパルパルズに欲しいのは優秀なストライカーね。 はっきり言ってこの気持ちの悪い半裸の男だけではオータムスカイズのDFを崩すのは荷が重い) パルスィ「……アリス、どうかした?」 アリス「ああ、いえ、なんでもないわ」
[997]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/07/14(火) 19:58:25 ID:??? 眉間に皺を寄せて考え事をしていたアリスを心配したのか、パルスィは声をかけてくるが。 アリスは慌てて首を振ってなんでもないと笑顔で答える。 アリス(……何だかんだで礼をするといったのは私だしね。 実際、あの時話を聞いてくれたパルスィには感謝をしてるし……。 ……少し力を貸すくらいなら、吝かではないわね。 オータムスカイズにはメディがいるみたいだし、あの子の実力も見てみたいわ) パルスィが愚痴を聞いてくれた事により、アリスの精神状況はあの夜の日以降かなり安定をしていた。 あまり関係が無い事なので詳しい説明を省くが、アリスは近隣に住んでいる魔法使い仲間の仕業で近年ストレスを溜めていたのである。 解決法はどうあれ、パルスィはそのアリスのストレスをどうにか取っ払ってくれた。 ならば、それの礼に力を貸すのは道理というものだろう。 アリス(案外地底に住む妖怪ってのも、気味の悪い奴ばかりじゃないのかもね。 ……ただし、この半裸だけはどうも好きになれないけど) こうして、妬ましパルパルズは魔法の森の魔法使い――アリス・マーガトロイドを加入させる事に成功した。 中盤の支配力を、より一層高めた妬ましパルパルズ。 オータムスカイズに復讐をする日は近いと叫びながら、パルスィ・しっとマスク、そしてアリスは。 売り子のお姉ちゃんから貰ったビールを片手に密かに前祝を観客席でしていた。 パルスィ「ふふふ、首を洗って待っていなさい! 妬ましパルパルズがそろそろ牙をむき始めるわよ!!」 アリス「パルスィ、落ち着いて……大声出さない」 しっとマスク「あ、お姉ちゃん、なんかツマミない?」 水橋パルスィの章 そろそろ終わっておく
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0ch BBS 2007-01-24