※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【サッカーが】キャプテン森崎33【選んだ男】
[732]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/04(水) 20:49:16 ID:wCzJmoyw ぶるぶるぶる… スクッ。 キーガン「うわ…」 ササッ… 誰かを殴りたくて堪らないと言わんばかりに立ち上がった森崎の周辺からチームメイト達が慌てて遠ざかる。 グワッ… シュッ! だが今の森崎にも味方に八つ当たりをしない程度の分別は残っていたらしく、彼の腰の入った右拳は空だけを切った。 ゴキィッ! 森崎「〜〜〜〜〜ッ!?!」 次の瞬間、森崎は嫌な音を立てた腰を抑えて悶絶する羽目になった。 ネイ「おい、大丈夫か!」 森崎「こ、腰がいてえ…なんだこれ?」 エベルトン「バカヤロー。この大会テメエは何回殺人シュートを受けてきたと思ってるんだ? 特に今日は一番凶悪な奴に吹っ飛ばされてるんだ。怒っている暇なんかあったら湿布でも貼れ」 トニーニョ「アドレナリンが切れて一気に痛みが吹き出てきたんだろうな」 森崎「………クソッ」
[733]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/04(水) 20:50:00 ID:wCzJmoyw 一旦ここまで。
[734]創る名無しに見る名無し:2009/11/04(水) 21:01:04 ID:2eKjvr2m 腰… ま、まさかサッカー筋が…!
[735]創る名無しに見る名無し:2009/11/04(水) 21:07:29 ID:NO65WWi9 それは別の話だ!
[736]創る名無しに見る名無し:2009/11/04(水) 21:47:49 ID:WWCG84TW 森崎「そもそもイタリアのフィールダーはカスだったしな。チョロイチョロイ」 今さらだけど見事に痛い目にあうフラグ達成したな
[737]創る名無しに見る名無し:2009/11/04(水) 23:47:58 ID:Ex2p9jpj 最優秀FW・最優秀MF・最優秀DF・最優秀GKが全部優勝チームから選ばれたか。 まあ、全試合虐殺ゲームだったもんなぁ。
[738]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/04(水) 23:54:36 ID:wCzJmoyw 放送「なお、今大会のベストイレブン及び得点・アシストランキングはこうなりました」 −−−H− Hストラット −J−−− Jカルロス −−I−− I翼 −E−F− Eトニーニョ Fネイ −−G−− Gサンタマリア A−D−B Aドトール Dディウセウ Bジェトーリオ −−C−− Cアマラウ −−@−− @レナート 大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ): 14点 ストラット 11点 カルロス 10点 翼 5点 サトルステギ 4点 トニーニョ、ザガロ 3点 マウリシオ 2点 ダ・シルバ、サンタマリア、ジェトーリオ、ネイ、ジウ、アマラウ 1点 リベリオ、オルヘス 大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ): 10アシスト 翼 8アシスト サンタマリア 6アシスト バビントン 2アシスト ネイ、ジェトーリオ、リンコン 1アシスト プラトン、オルヘス、カルロス、マウリシオ、リベリオ、ゲレーロ
[739]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/04(水) 23:54:56 ID:wCzJmoyw 放送「この大会で活躍した若者達がプロとなってどの様な熱いドラマをみせてくれるのか? 今後も彼らにご注目を!それでは放送時間が無くなってまいりましたので、そろそろお別れです。 また来年このエスタジオ・ド・マラカナンでお会いしましょう!」 賀茂「終わったな…さて、賭けは俺の勝ちだったな。高級ウイスキーでも奢ってもらおうか。ボトルでな」 陽子「ヒック…全く、まだ20にもなっていない小娘にタカらないで下さいよ」 賀茂「試合が終わった途端飲んでる奴のセリフじゃねーな。森崎が負けたのがそんなに残念か?」 陽子「…そうですね。私としては、先天的に強い翼くんを後天的な努力家の森崎くんが上回って欲しかったです。 サッカーの世界史で何十年も出遅れてしまった日本サッカーが成り上がる為のヒントを掴めると思ったんですが」 試合が終わり、賀茂と既に顔が赤い陽子の二人は閉会式を待たずに立ち去ろうとしていた。 ??「お嬢ちゃん、それは無いぜ。日本サッカーは何時までも三流のままさ」 陽子「むっ…」 そんな二人に声をかけてくる二人組の男が現れた。二人ともあまり好感の持てないニヤニヤ顔である。 声をかけた男は大柄で、屈強と言う形容詞が良く似合う鍛え抜かれた体の持ち主だった。 短く切り揃えられた金髪とは裏腹に顔立ちや肌色は東洋人らしく、一見では人種が判別しにくい容姿の持ち主である。 もう一人は連れとは対照的に南米人らしく適当に伸ばした黒髪が浅黒い肌に良く似合う男だった。 平均的な身長で体格も普通だが、いかにもすばしっこそうな体つきが印象に残る。
[740]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/04(水) 23:55:10 ID:wCzJmoyw 賀茂「なんだ、お前らも来てたのかよ」 陽子「初対面でいきなりご挨拶ですね。ウルグアイユースのお二人さん?」 金髪の男は火野竜馬。黒髪の男はラモン・ビクトリーノ。共にウルグアイのユース代表選手である。 ビクトリーノ「悪いなベイビー。リョーマはデカいモンだから女の子に優しくできないんだ」 火野「おいおい、お前みたいに速い奴よりはマシだぜ?」 陽子「お嬢ちゃんだのベイビーだの…一応、私貴方達より一歳上なんだけど?」 火野「おっと、こいつは失礼したなお嬢ちゃん」 ビクトリーノ「ごめんよ、東洋人は見慣れてないんだ。ガモーのおっさんみたいに髭ボーボーなら分かり易いんだが」 失礼な態度に陽子が閉口しても悪びれもしない二人。これ以上は不味いと思ったのか賀茂が前に出る。 賀茂「その辺にしとけ。わざわざここまで来たって事は、翼や森崎に興味があったんだろう?」 火野「まあな。ビクトリーノから全日本Jrユースの話は散々聞かされていたしな」 ビクトリーノ「ツバサもモリサキも随分パワーアップしてたなァ。今日の試合は一方的だったが、 それはあのイタリア人のせいだったし…展開によってはパルメイラスが勝っていてもおかしくなかった。 最大の要因はヘマをしまくったパルメイラスのMFコンビだけどな!」 火野「違いねえ。ガッハッハ!」
[741]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/04(水) 23:55:27 ID:wCzJmoyw 賀茂「何だかんだ言ってしっかり見ているじゃないか。それなりの興味はあったんだな」 火野「ああ。だがおっさんよ、俺の返事はノーのまま変わらないぜ」 賀茂「そうか…」 陽子「何の話ですか?」 そのまま火野と賀茂は謎のやり取りを始め、賀茂が落胆した表情になる。一方陽子は事情を 知らないのか首を傾げるが、答えたのは賀茂ではなくビクトリーノだった。 ビクトリーノ「なあに、おっさんは以前リョーマを日本代表に誘った事があるんだよ。フラれたけどな」 賀茂「火野竜馬はウルグアイ国籍だが両親と祖父が日本人でな。日本国籍を取るのも可能だと思ったんだが…」 火野「あんたに翼や森崎の事を聞かされた時は魅力的に感じたが、 その後親戚に日本の高校選手権のビデオを送ってもらったらな…」 ここで火野はやれやれと言わんばかりに肩をすくめ両腕を左右に伸ばした。 火野「なんだよありゃ、まるで話にならねえ。強いMFとGKが一人ずつ居て、そこに俺が加わっても 残りの8人がクズじゃ意味がねえよ。ましてや強豪国はベンチメンバーだって強いって言うのによ… とてもじゃないが、弱っちい日本なんかの為にウルグアイ国籍を捨てる気にはならねえな」 ビクトリーノ「タイミング良く前の監督がクビになって新しい監督はリョーマを代表に選んだって事さ、ベイビー」 陽子「そう…それとベイビーは止めて頂戴」
[742]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/04(水) 23:55:47 ID:wCzJmoyw 火野「そういう事だ。縁がありゃ来月の日本で会おうぜ、お嬢ちゃん!」 タッタッタッタッ… 陽子「お嬢ちゃんも止めてよ!ああもう、やな奴らー!」 賀茂「仕事をしてりゃもっともっと嫌な奴らの前でニコニコしていなきゃいけないんだぜ。練習だと思っとけ」 言いたい事を言ってからさっさと去っていく火野とビクトリーノ。後に残された落胆の表情を隠せない賀茂と 憤懣やる方ない陽子はクーラーボックスからビール瓶を取り出し乱暴に呷った。 陽子「んぐんぐんぐ…ぷはっ。何が悔しいって、言い返せない事ですね。言ってる事は正論でしたから」 賀茂「ああ…奴らとハンブルガーSV、そしてサンパウロ相手に全日本ユースが何処まで戦えるか…」 来月、日本で開催されるジャパンカップ。 それは全日本ユースの強化目的の大会であり、全日本ユースの他に同年代の3チームを招待して行われる 勝ち抜きトーナメントである。招待されるチームはたった今リオカップを制したサンパウロFC、 ドイツのブンデスリーガのユース部門で今年首位を独走するハンブルガーSV、 そして火野竜馬とラモン・ビクトリーノがダブルエースとしてリードするウルグアイユースである。 陽子「ハッキリ言って厳しいんじゃないですか?火野くんは日向くんを上回る逸材なんでしょう?」 賀茂「それが俺と見上と片桐の共通の見解だ。ジャパンカップで全日本ユースが 一勝でも上げる為には助っ人の力が絶対必要だ。イタリアのあの二人の力がな…」
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24