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【サッカーが】キャプテン森崎33【選んだ男】
[776]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/09(月) 12:48:24 ID:lcmmr/PW >B 「分かりました。一日でも早く全日本ユースに合流させて下さい」やる気満々になった。 賀茂「良い返事じゃねえか。一週間後に全日本ユース合宿が始まる。お前には第一日から参加してもらうぜ」 陽子「航空チケットとかは明日にでもパルメイラスに届けておくわね」 森崎「どーも(フッ、どうやら俺の運もまだ尽きちゃいない様だ…翼に復讐するのと同時に、 こいつよりも早期合流を果たし全日本ユース内の権力を握る!悪くない、全く悪くないぞ)」 森崎は先ほどとは打って変わって彼らしい不敵で自信満々な表情になった。 全日本ユースではキャプテンになれないのではないか? 翼>森崎と言う評価を覆すには一体どうすればいいのか? 直接対決で負けて以来これらの悩みに苦しめられていた森崎に取って予定外の形で回ってきた このチャンスは非常に有難い物であり、彼の頭脳は早くもあざとい計算を始めていた。 一方翼はぽかんと口を開けて呆けていた。 賀茂「…?どうした翼。何か不満でもあるのか」 翼「え?い、いえ。ありません」 陽子「(どうしたのかしら、翼くん)」 森崎「(何豆鉄砲を食らった鳩みたいな顔してやがんだコイツは?そう言えば優勝の直後も様子が変だったな)」 その後細かい打ち合わせをしてからホテルを出、無言で別れた二人の表情は対照的だった。 森崎は来るべき再起の時が待ち遠しく高揚しており、翼は厄介事に巻き込まれた様な顔だった。 翼「(こんなに早く森崎とまた戦うのか…)」
[777]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/09(月) 12:48:47 ID:lcmmr/PW そしてもう一つ、日本に旅立とうとしているチームがヨーロッパにあった。 〜オランダの某所〜 ピィーーーッ! クラマー「練習終了だ!皆、集まれ!」 ダッダッダッダッ… 来年のワールドユースブラジル大会出場を目指す欧州の強豪国の一つ、オランダのユース代表は 同国の名門クラブアヤックスのコーチ、デニス・クラマーの指導の下欧州予選に向けて合宿を組んでいた。 クラマー「レンセンブリンク、まだまだ守備参加が遅いぞ。ディック、お前は上がるべきタイミングとそうでない時を 判断できる様にならねばならない。クリスマンはもっと全体を見回すクセをつけろ」 オランダユースメンバー『はい!』 クラマー「だが、穴の数は確実に減っていっている。このペースで行けばお前たちはトータルフットボールを実現できるぞ」 オランダユースメンバー『はい!』 このオランダユースのメンバーはクラマーが以前スカウトを勤めていた時代に幼少期から見出した選手達が多く、 彼自身の戦術面での定評もあってその手腕に逆らう者は居ない。 それどころかあまりに人望が高い為に監督に率先して意見できる選手はごく限られている程だ。 ザッ。 クライフォート「監督、宿舎に戻る前に一つ質問をしたいのですが…」 そのごく限られた例外の代表格、キャプテンのブライアン・クライフォートが一歩前に出た。 バランスの良い体躯とセミロングの金髪に囲まれたハンサムな顔が威風堂々とした空気をかもし出す 彼はオランダユースが誇る秀逸なCMFであり、現在ヨーロッパで最も注目されている若手選手の一人だ。
[778]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/09(月) 12:49:09 ID:lcmmr/PW クラマー「どうしたクライフォート。今日のお前の動きは悪くなかったぞ」 クライフォート「有難う御座います。ですが質問はその事ではなく…我々の来月の予定の事です」 クラマー「ほう。全日本ユースとの練習試合の事か」 クリスマン「…実は俺もその事が気になっていました」 レンセンブリンク「監督に不満がある訳では無いのですが…」 カイザー「練習試合を組むなら、日本よりもっと強いチームとやった方が良いんじゃないですかー?」 クライフォートが口火を切ったのを見て、他の選手達も口々に喋りだす。 OMFのルート・クリスマンがクライフォートに同意を示し、 ツートップのFWコンビ、ヨハン・レンセンブリンクとゲルト・カイザーが続く。 イスラス「3年前のフランス国際Jrユースの優勝は、ハッキリ言ってマグレとしか思えません」 リブタ「西ドイツやフランスも何であんな国に負けちまったのやら…」 ディック「直前に行われるジャパンカップとやらには、サンパウロとハンブルグとウルグアイユースが来るそうじゃないですか?」 ドールマン「どうせだったらその大会に全日本ユースの代わりに出場したいもんですね」 ドリブラーのアーロン・イスラスとDFのエドガー・リブタが日本の力量に不満を示し、 同じくDFのレオン・ディックとGKのハンス・ドールマンが茶化してみせる。 これらの発言をクラマーはただ黙って微笑んで聞いていた。 代わりにチームメイトの後ろ盾を得たクライフォートがもう一度口を開く。 クライフォート「我々はプロです。日本が金を積んだと言うのならオランダサッカーの為にプレイしてみせましょう。 しかし全日本ユースとの対戦が…欧州予選を見据えた今の我々の糧となるかは甚だ疑問なのです」
[779]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/09(月) 13:08:03 ID:lcmmr/PW クラマー「そう言葉を選ばないで良いぞ、クライフォート。わしの日本の見立ても同じだ」 クラマーは緊張しながら意見してきたクライフォートを労う様に穏やかに語りだした。 クライフォート「では…?」 クラマー「3年前の全日本Jrユースの快挙を見たわしは一体何がそれを可能にしたのか 確かめたくて日本に飛んだ。そして分析の末に得た結論は…マグレだ」 オランダユースメンバー『………』 クラマー「あの選手達は素晴らしい資質を持っていた。国籍の問題が無ければ間違いなくスカウトしていただろう。 しかしそれは同じ世代に偶然凄い選手達が揃い、尚且つ日本の優れた教育システムによって 学生サッカーがヨーロッパのクラブサッカーに対抗出来るだけの下地を築いていたからだ。この年代になると 話は違ってくる。想像してみて欲しい、もしオランダにプロリーグが無かったら…学生を卒業したら サッカー以外の仕事につかないといけなかったら…そんな環境ではお前たちの才能は腐るばかりだっただろう。 それがサッカー後進国日本の環境なんだ…スカウトとしてある意味歯痒い思いだったよ」 クライフォート「それならば、尚更何故?」 クラマー「それはオランダが強豪国だからだ。強敵と全力で戦う事は誰にでも出来る。格上と怯まず戦う事も 少しの勇気があれば出来る。だが格下相手に、もしくはひょっとしたら強いかも知れない相手にも 練習した通りに戦い、実力を発揮し、そして当たり前の様に勝ち点と得失点差を稼ぐ… それこそが強豪国のあるべき姿であり、わしが全日本ユースとの練習試合を組んだ理由だ。納得できたか?」 クライフォート「なるほど…大変良く分かりました。有難う御座います」 クラマー「…頼んだぞ皆。オランダはヨーロッパ選手権には優勝した事がある。でもワールドカップでは オランダは準優勝が最高だ。優勝はまだ無い…ワールドユースでもオランダは優勝した事が無かったな。 皆、わしは”世界一のオランダ”が見たい。それはきっとお前たちが見せてくれるよな」 オランダユースメンバー『はい!!』
[780]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/09(月) 13:09:17 ID:lcmmr/PW 一旦ここまで。
[781]創る名無しに見る名無し:2009/11/09(月) 20:08:06 ID:dMcnLaiH 乙です >クライフォート おまえは原作通り来るな、観光でもしてろ いやマジで来ないで下さい
[782]創る名無しに見る名無し:2009/11/10(火) 10:15:09 ID:j2lSdS6P オランダ戦での ファンベルグ先生とのニアミスに期待
[783]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/10(火) 14:24:01 ID:9I685Q2b 物語の舞台は再びブラジルのサンパウロ市に戻る。 全日本ユース合流を明日に控えた日の朝、森崎はジュニオール部門用練習グラウンドに居た。 森崎「明日は十数時間の飛行機の旅だからなあ…今日中に目一杯体を動かしておかないとな!」 タッタッタッタッ… 誰も居ないグラウンドで柔軟運動をした後、更なるウォーミングアップを兼ねて森崎はジョギングを開始した。 森崎「しっかしオフだからって誰も練習してないのかよ。ったく、何時までウジウジしてるんだか」 ネイに教わったコーヒーショップの前を通り過ぎ、日本料理店の準備中の札を眺め、 いかがわしいビデオショップのシャッターを軽く叩いたりしながら森崎は走り続ける。 途中でビーチに差し掛かると、ビキニの若い女が手を振ってくれた。 森崎「ん?あの女…あー、ベリンダっつったかな。今日は逆ナン上手く行ってるのかな?」 軽く手を振り返し、森崎は走りに走った。スポーツ用品店のショーウィンドウを少しだけ見、 シュラスコレストランの匂いを楽しみ、3年間で慣れ親しんだジョギングコースを軽快に消化する。 パルメイラスのホームスタジアムの前を走っている時には掃除をしているモギリが声をかけてきた。 モギリ「おーい、モリサキ!オフはもう終わったのかー?」 森崎「いーや!オフの間に練習しちゃいけないなんて決まりは無いぜ!」 モギリ「ケガをしない様に休むのもプロの仕事の内だぜ!程ほどにしとけよー! お前にはパルメイラスのゴールを守って貰わなくちゃいけないんだからな!」 森崎「おう!任せとけ!」 タッタッタッタッタッタッ… 森崎「ふー…さて、今日は何の練習をするか」
[784]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/10(火) 14:25:00 ID:9I685Q2b やがて長いジョギングコースも終わりが近づき、パルメイラスの練習グラウンドが見えてくる。 サトルステギ「遅いぜ、モリサキー!」 そして森崎が足を止めた所にサトルステギの声がかかってきた。 森崎「んあ?」 グラウンドの方に振り向いた森崎の視線の先に居たのは共にリオカップを戦ったパルメイラスのフィールダー達だった。 皆ジャージ姿で既にアップを済ませた様子で、軽く汗をかいている。 森崎「お前ら…何してるんだ、ここで?」 オルヘス「勿論、モリサキのトレーニングに付き合うつもりで待っていたのさ」 リンコン「それにジャパンカップでサンパウロにリベンジ出来るチャンスがあるんだろ?」 キーガン「俺達からの餞別って事だよ」 ミラ「頼むぞモリサキ。サンパウロの連中に一泡吹かせてやってくれ」 森崎「お前ら…」 森崎「要はオフ返上練習でトップチームの監督とかの印象を良くしようって魂胆だろ。一昨日怒鳴られていたのを見たぞ?」
[785]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/10(火) 14:25:49 ID:9I685Q2b ブランコ「あ〜、いや、その、つまり…」 森崎「…図星か」 ゲレーロ「………」 森崎「目を逸らしてんじゃねーよ!」 アレクセイ「うるさい、素直に有難がれ!」 森崎「逆ギレしてんじゃねーよ!」 ネイ「まあ良いじゃん別に。一人でやるよりも捗るのは確かだろ?ギブ&テイクさ」 森崎「お前らなあ…」 トニーニョ「ゴッホン」 パルメイラスらしいやり取りに呆れムードが漂い、それを正す様にトニーニョが咳払いをして注目を集めた。 トニーニョ「俺に言わせれば、お前はまだ療養しているべきだと思うんだがなモリサキ」 森崎「何言ってるんだ。もう腰の痛みは取れたぞ」 トニーニョ「痛くない、もう治ったと思った時期が一番危険なんだが…言っても聞かなさそうだな」 森崎「分かってるじゃねーか(翼に仕返しして、全日本ユースのキャプテンの座を確保しなくちゃなんねーんだからな)」 ネイ「それじゃ話は決まりっと!モリサキ、何から練習するんだ?」 森崎「そうだな…」
[786]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/10(火) 14:26:07 ID:9I685Q2b パルメイラスフィールダー達の餞別で2回練習出来ます。ちなみに全日本ユースの合宿でも数回練習のチャンスがあります。 現在各能力値の上がり易さは以下の通りです。 上がり易い:パス(65)・シュート(65)・パスカット(64)・ブロック(64) やや上がり易い:ドリブル(69)・タックル(66) 普通:セーブ力(71) やや上がり難い:せりあい(72) 更に必殺技やスキルの習得にも挑戦できます。現時点での各系統の難易度は以下の通りです。 覚えやすい:ドリブル技 普通:パス技、ダイレクトシュート技 覚えにくい:地上シュート技、タックル技、ブロック技、一対一用技 覚えられない:パスカット技、クリア技、飛び出し技、セービング技 A 攻撃能力を鍛える(選択後、更に次の選択肢に分岐します) ・ドリブル・パス・シュートの3つまとめて ・タックル・パスカット・ブロックの3つまとめて ・せりあい・セーブ力の2つまとめて ・運試し。8つまとめて鍛えられますが各自成長率は半分以下に B 必殺技の習得に挑戦する(選択後、どの系統(一つだけです)の技の習得を目指すのか選択します) C パンチング・キャッチングの経験値を稼ぐ。 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1256670084/l50にて ☆2009/11/8 16:00:00☆ から投票期間を設けます。 そこから 15 票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は その次の票をタイブレーカーに使います。どれか一つに確定した場合はその時点で投票を 止めて下さい。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。
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0ch BBS 2007-01-24