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【サッカーが】キャプテン森崎33【選んだ男】
[831]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/21(土) 21:08:07 ID:KTI/H8nE 三杉「………」 松山「三杉?」 まるで我が事の様に喜ぶ松山とは対照的に三杉は不意に沈黙した。 その様子を松山が怪訝に思うも、三杉が話題を変えると今度は彼が黙らされる羽目になる。 三杉「(そんな都合の良い話があるか。こういう時は君の単細胞ぶりが少しだけ羨ましくなる) やってみないと分からないだろうね。君の方はどうなんだい?高校サッカー生活に満足は行ったのか?」 松山「俺か?俺は…とりあえず、この大会で南葛と戦えたから、最低限の悔いは…」 三杉「ベスト16で当たって…2−5で敗れたんだったね?2得点は君のロングシュートによる物だった」 松山「ああ…ある程度はやれたけど、やっぱり悔しいなあ」 三杉「負けた事が?それとも、君のワンマンプレイしか通用しなかった事が?」 松山「うぐ…」 痛い所を突かれた松山は沈黙した。チームプレイを重んじる男、松山光はその信条とは裏腹に 高校サッカーの3年間全てを彼頼りのワンマンチームで過ごしており、苦い思い出も多かった。 その表情を少し愉快そうに眺めながら三杉はポケットの中の手を少しだけ動かした。 弥生「ッ!…ぅぅ」 松山「えっ?あ、ゴメン、何か言った?」 弥生「う、ううん…何も…」 三杉「(フフフ…今日は楽しくなりそうだ)」
[832]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/21(土) 21:08:40 ID:KTI/H8nE 今日はここまで。
[833]創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 21:16:51 ID:iHM3B+lL 三杉はリモコンでも押したのか? あと久しぶりにポイズンの活躍が見れるといいな
[834]創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 21:24:59 ID:JAnAJcQN なにやってんだ三杉w
[835]創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 21:44:18 ID:T/LkQ0y3 調教師・三杉w しかし試合自体はこれからのチームメイトを判断する重要な一戦だから困るw
[836]創る名無しに見る名無し:2009/11/21(土) 23:55:42 ID:N3IP4Bhf うおお更新されてた乙です リオカップやったあと時間戻して高校選手権ってのは何気にゲームと同じ流れだな
[837]創る名無しに見る名無し:2009/11/22(日) 08:14:28 ID:N/KDk2b3 日向って理事長だったのか、以前見た文章では他に理事長がいたような気がしてたから 筆頭株主かと思っていた
[838]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/22(日) 21:05:53 ID:U1f7kyO+ 〜東邦学園控え室〜 吉良「スタメンは何時も通りじゃ。南葛は流石に他の雑魚チームに比べれば多少歯応えはあるじゃろうが、 戦力差は明らかだ。明らかな失策さえしなければ敗れる事は無いぞ」 東邦学園高等部のミーティング中には独特の雰囲気が漂う。監督の吉良耕三のせいで 酒臭いと言うのも一因だが、それ以上に選手によって士気がまるで違うのだ。 キャプテンの日向小次郎は常に自信満々な笑みを浮かべているが、笑顔で居るのは彼だけである。 GK若島津健は無表情で淡々としている事が多く、MFの沢田タケシは不安そうに視線をさ迷わせる。 日向とツートップを組むFWの反町一樹はやるせなさそうに顔をしかめている事が多い。 そしてその他のメンバーは皆何処か無気力だが怯えている様な表情になっている。 吉良「南葛がこっちに勝っているのは中盤の支配力だけじゃ…今日はタケシには厳しい試合となるだろうが、 気にする事は無い。サッカーは攻撃回数の多さを競うスポーツではなく、点数を競うスポーツなのだからな」 沢田「はい」 吉良「若島津とDF達は練習した通りに対策を実行しろ。自信を持って守りきれ」 若島津「はい」 吉良「攻撃も何も心配する事は無い。向こうのキーパーはカスじゃ。DFはそこそこ骨があるが… 所詮小次郎の敵にはならん。ただし息切れには気をつけろ。反町の攻撃も混ぜていけ」 日向「はい!」 反町「はい…(すっかり日向の露払い役に染まったな、俺…)」 吉良「さあ行け!インターハイの失態を取り戻すのじゃ!」
[839]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/22(日) 21:06:48 ID:U1f7kyO+ 〜南葛高校控え室〜 顧問「あ〜、それじゃ皆頑張ってね。頑張ればきっと結果は出るよ、うん」 南葛メンバー『はい…』「(せめて邪魔にはならないでいてくれてるんだが)」「(結局最後の最後まで監督不在かあ)」 一方南葛高校のミーティングはどうかと言うと、こちらも奇妙である。 校長に半ば無理やり顧問にさせられた老教師はサッカーに対する知識も情熱もゼロに近く、 南葛高校サッカー部とは事実上監督が居ないチームなのである。 代わりにチームを仕切っているのはキャプテンの岬太郎と副キャプテンの中山政男だ。 岬「皆聞いて。スタメンを確認するよ」 キュッキュッキュッと岬の指が規則正しい音を立て、サインボードに今日の南葛のスタメンが記される。 J−H−− J新田 H来生 −−−−F F滝 −−−G− G井沢 E−I−− E山森 I岬 −−−−− −−D−− D中山 −ACB− A中里 C高杉 B石崎 −−@−− @一条 岬「昨夜言った通り、今日はこれで行く。長野くんには悪いけど…」 長野「いや、いいんだ。俺が若島津相手に出来る事は無いもんな…」 中山「岩見や岸田もモチベーションを落とさずに何時でも出れる様にしていてくれ」 岩見「ああ」 岸田「おう」
[840]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/22(日) 21:07:55 ID:U1f7kyO+ 岬「向こうの攻撃は僕と中山くんでなんとか封じてみせる。皆は数を撃って若島津から得点して」 来生「この点取り屋に任せとけって!」 滝「いくら若島津でも無敵じゃないんだ」 井沢「ガンガン撃ち込めば行けるぞ!」 新田「必ず得点してみせます!」 山森「きっとやってみせます!」 岬「ディフェンスに関しては当たり前の事だけど、出来る限り小次郎のボールタッチを少なくして。 小次郎に好き勝手にプレイさせていたら勝てない。かと言って反町くんのマークも忘れないでね」 高杉「おう!」 石崎「今年こそ日向に目に物を見せてやるぜ!」 中里「心得た」 一条「は、はい…」 東邦学園とは打って変わって士気が高いスタメン達が岬の作戦確認に勢いよく返事を返す。 しかし一人例外が居た。二年生GKの一条勇だけは不安を隠せない表情で震えていたのだ。 剛田「どうした一条、しっかりしろよ!俺が出られないんだから南葛のゴールはお前のモンなんだぞ!」 一条「わ、分かっているよ!一々言うな!」 負傷中の同じく二年生GKの剛田がその様子を咎めると、一条は苛立った様に怒鳴り返した。 どう見てもメンタルコンディションが崩れているGKの状態に岬は心の中だけでため息をついた。 岬「(やっぱり小次郎に怯えているね。1年の頃からレギュラーになりその度に小次郎に 恐怖を植えつけられたんじゃあ当然だけど…こういう点では森崎は実に偉大だったな。 しかし剛田が出られない以上仕方ない。こういう時は…うん、君は期待通りに動いてくれるね中山くん)」
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0ch BBS 2007-01-24