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【サッカーが】キャプテン森崎33【選んだ男】
[877]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/24(火) 22:46:29 ID:Aru26aIo バシッ!ダダッ!ポーン!ドドドド!ボコォ!バシュウウッ! 日向「く…クソがァアアア!!」 放送「ここで日向くんが自陣に戻って走り出しましたが、南葛のパスワークもスピードアップしました!日向くん追いつけない!」 陽子「あらら、振り回されちゃってますね。私にも闇雲に走ってるだけって分かっちゃいますよ」 見上「日向にとってパスとは他者が自分に差し出して当然の物であって、沢田との連携を除けば 自分が率先してやる事ではない。勿論そんなプレイヤーが敵チームのパスワークを見切れる筈も無い」 日向の守備参加も空しく東邦はロクに攻撃できないまま時間が過ぎた。 そして前半27分、今までとは違った形の大チャンスが南葛に訪れる。 放送「おおっとここで山森くんのスルーパス!見事に来生くんに渡りました!若島津くんとの一対一だァ!」 観客「来たーーーっ!ビッグチャンスだ!」「今度こそ決めろよ来生!」 南葛応援団「よぉお〜〜〜し行けェ来生、得意のドリブルゴールだァ!」ドンドンドン 松山「おおっ、これなら決まるか!?」 三杉「う〜ん…」 吉良「怯むな若島津!特訓の成果を出せ!」 若島津「(分かっています…)」 来生「ハッハァ!ここで点取り屋・来生哲兵の華麗なゴールだァ!」
[878]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/24(火) 22:47:29 ID:Aru26aIo 滝「(これなら行ける筈…!)」 井沢「(来生の馬鹿さは予測不可能だ!)」 過去に何度か名GKからゴールを奪った実績がある来生のドリブル突撃。 若島津も何度か苦い思いでドリブルゴールを許している。 だからこそ南葛は決まると確信した。だからこそ東邦は決めさせない為に対策を練っていた。 若島津「(落ち着け…来生の動きを予測しようとしても意味がない。だから純粋なスピードで勝負する!)」 バッ! 来生はその特異なメンタリティ故に相手から動きを読まれにくい。 ならばいっその事動きを読もうとせず、反応が遅れても良いから来生が動いた後を狙う。 そしてそれを可能にする様若島津の高い身体能力を更に磨き上げる。 ガシイッ! この東邦の来生対策は見事効を成した。 来生「ヒャッホー!ってあれ?あれれ?なんでーっ!?」 吉良「(良し。小次郎を相手に特訓させた甲斐があったわい)」 放送「あーーっと、止めた!若島津くん止めました!またしても大ファインプレイです!」 松山「若島津の奴…!以前よりずっと一対一に強くなっている!」 三杉「過去に何回かやられたからね、流石に弱点は放置しなかったんだろう (それにしても来生は新技の一つすら無いのか…弥生で気を紛らわそう)」ゴソゴソ 弥生「ひゃうっ…い、いい…」 松山「(まただ。な、なんかこの娘の声聞いてると変な気に…ぐわーっ、煩悩退散煩悩退散!)」
[879]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/24(火) 22:49:00 ID:Aru26aIo いったんここまで。
[880]創る名無しに見る名無し:2009/11/24(火) 23:12:33 ID:woo8KYkF 今回はカードイベントないの? ただ見てるだけってのも・・・・・・・・・・ まあ>2さんの判断に任せます
[881]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/24(火) 23:17:30 ID:Aru26aIo "../test/read.cgi/morosaki/1249004723/880" >>880 基本的にNPCバトルは手早く進める為にも判定無しです。 少しだけ判定してもそれだけで結果を左右するのは とんでもない出目が出た時予定が大幅に狂ってしまいますし、 かと言って沢山判定して実力を競い合わせるのは凄く長く時間を取られてしまいますので。
[882]創る名無しに見る名無し:2009/11/25(水) 00:28:16 ID:i/io03YM 来生にも新技用意されてると思ったのになぁ まぁ、まだ前半だからわからんか
[883]創る名無しに見る名無し:2009/11/25(水) 00:54:53 ID:tBeesNvu 来生は、今のままでは白ディアスだが 更にニュータイプ覚醒して いつか、ディアスの方が黒来生と呼ばれる日が来るんかね
[884]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/25(水) 00:56:07 ID:H28+0XRz ダイレクトシュートを連発しても一対一に持ち込んでも若島津の牙城が崩せない南葛。 沢田と日向が完全に封じられ、まともに攻められるのが反町だけの東邦。 両チーム共に決め手を欠いたまま時間が過ぎていったが…ここで今までシュートを撃たなかった男が動いた。 放送「早くも前半40分ですが、未だにスコアは0対0のまま動きません。 ここまでボールキープは南葛の圧勝ですが若島津くんが100点満点の守りを見せている為 膠着状態となっております。このまま前半は終わってしまうのでしょうか?」 岬「(仕掛けるなら今だ…山森)」 山森「(岬さんのサイン…!分かりました、マークを代わります)」 滝「くそっ…シュラウドストライクもアサルトファルコンもローリングオーバーヘッドも、来生の突撃すら 効かないんじゃどうやって点を取れば良いんだよ…パスを出す事しか出来ない自分が歯痒いぜ…」 岬「滝くん!僕にボールを!」 滝「岬?お、おお!」 バコオッ! 放送「滝くんまたもやセンタリング…ではなく中央の岬くんに戻しました! そしてそのまま岬くんがバイタルエリアに駆け込みます!」 若島津「乗り込んでくる気か!PA内から出るなよ!」 東邦メンバー『おう!』
[885]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/25(水) 00:56:34 ID:H28+0XRz 岬「(分かっていたさ。若島津相手にダイレクトシュートを撃っても分が悪いなんて)」 グワアアッ! 日向「なにィ!?」 中山「ゴールに背を向けて振りかぶった…?」 吉良「なんじゃとォ!」 美子「岬さま〜!」 岬「(だから僕はこのシュートを編み出したんだ。岬はミドルシュートが撃てないMF、 なんてレッテルを張られるのも嫌だしね)いっ…けェ!」 バシュウウウウウウウウウウウウッ!! 放送「ああ〜っと岬くんミスキックか?ボールは真横に行ってしまい…」 ギュ…ゥウウウ…ウウウウウウウウウウウウウウウウン! 沢田「え〜っ、そ、そんなァ!」 反町「なんだあの曲がり方は!」 井沢「(お、俺のバナナシュートなんて比べ物にならない…!)」 放送「い、いや!?まるでUの字を描くかの様にとんでもない曲がり方で ゴールを捉えに行っています!これはまさかの岬くんのミドルシュートだ〜〜〜!!」 松山「す、すげえええ!どうやったらあんなに曲がるんだ!?」 三杉「(だが…曲げすぎだ!)」
[886]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/25(水) 00:57:03 ID:H28+0XRz 岬「これが僕のブーメランシュートだ!」 ギュゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ… 若島津「………!!」 岬の新技、ブーメランシュート。 それは極端なまでにカーブをかけ、半円どころかヘアピンカーブの様な軌道で飛ぶシュートである。 常識では考えられない様なコースで襲い掛かるシュートに大抵のGKは惑わされてしまうだろう。 そして若島津も困惑から逃れられなかったが、彼の鍛え抜かれた動体視力はボールの行方を無意識に追い続けた。 〜回想シーン〜 それは数ヶ月前の東邦学園高等部のサッカーグラウンドでの出来事。 グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!! ドガアッ! 若島津「ぐはっ!!」 グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!! バギィッ! 若島津「ごほっ!!」 東邦学園のGKにしてヒューガーのテストタイプサイボーグでもある 若島津は通常の練習が終わった後も日向からシュートを浴び、何回も何回も吹き飛ばされ続けていた。 このサッカー部は日向の恐怖政治による独裁体制が築かれているので チームメイト達は遠巻きに見るだけで誰も助けようとはしない。誰も助けられない。
[887]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/25(水) 00:57:34 ID:H28+0XRz 東邦メンバー「またやってるよ…」「よく怪我しないなあ、若島津」「かわいそうに…」 反町「(いや…あれは多分、若島津も望んでやっているんだ)」 若島津「ハァハァ…」 日向「どうした若島津!せめて3回に1回位は俺のネオタイガーショットを防いでみせろ!」 若島津「くっ…うっ!」 拷問紛いのセービング練習に対し若島津は気丈にも立ち上がり続けようとする。 しかし気力が残っていても体力が残っていなければ体は反応してくれない。 ドタッ… 若島津は膝から崩れ落ち地に手をついたが、日向の目は冷たい怒りで燃えるだけだった。 日向「どうした若島津。力が欲しいんじゃなかったのか?」 若島津「欲しい…です…もっと力が…ですから…」 日向「?」 若島津「俺の体に…下さい。もっと機械を…!」 日向「!…この腑抜け野郎がァアアアアアアーーーッ!!!」 ドッガァアアアッ!! 若島津「ぐがっはぁっ!?」
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0ch BBS 2007-01-24