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【サッカーが】キャプテン森崎33【選んだ男】
[906]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/25(水) 13:30:10 ID:H28+0XRz 周囲にも聞こえる程高らかに誇らしく宣言した中山。日向の返答は… 日向「クハーーーッハッハッハッハッハァ!!こいつは聞いて呆れるぜ!」 爆笑だった。 中山「なんだと!」 日向「ハアーッハハハ!一番の笑いものは、こんな小物にほんの僅かでも脅威を感じた俺様だ!」 中山「何が言いたい…」 日向「確信したんだよ、お前では絶対俺に勝てないと言う事をな!」 中山「………!」 日向「すぐに分かるさ…クハッ、ハハハァ!」 日向は高笑いと共にベンチに引き上げた。彼の笑い声は観客席にまで届く程の音量であった為、 観客席に一角がシンと静まり返りフィールドも戦慄した中山その他が口を閉ざしていた。 岬「中山くん、そろそろベンチに戻ろう」 中山「ああ。だが日向の奴、何を…」 岬「分からない。だけど熱くなりすぎちゃダメだ。小次郎は相当頭が切れるからね」 中山「そうだな…」 南葛には希望と不安を、東邦には怒りと屈辱を齎した前半が終わった。僅かな休息の後に運命の後半が始まる…
[907]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/25(水) 13:30:35 ID:H28+0XRz いったんここまで。
[908]創る名無しに見る名無し:2009/11/25(水) 14:58:07 ID:Ak/BWTpN 日向△…w 後半の大暴れっぷりに期待
[909]創る名無しに見る名無し:2009/11/25(水) 15:05:43 ID:ys8sUUzF ああ、確かに小次郎の言う通りこりゃ勝てなさそうだ… 中山さんは思ったよりもメンタルに問題があるようだ
[910]創る名無しに見る名無し:2009/11/25(水) 17:25:24 ID:akfd2cti 義に厚い男だからね。 でも志の差なんて試合中に覆してくれると信じてる。
[911]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/25(水) 18:23:06 ID:H28+0XRz 松山「なんかさっき、日向笑ってなかったか?」 三杉「うん。中山と何か話していた様だけど、内容までは聞き取れなかったね」 陽子「なんだか不気味な予感がしますね…」 見上「日向がこのままで終わる筈が無い。南葛はもう一山超えねばなるまい」 観客「いけいけ南葛!今日のお前らなら絶対に勝てる!」「もう一点取ってとどめを刺してやれーっ!」 日向「フッ…」 ハーフタイムはあっと言う間に終わり、選手たちが再びフィールドに集う。 観客達は南葛の勝利の期待に沸きあがっていたが、 日向はそんな事は何処吹く風とばかりに獰猛で自信満々の笑みを浮かべていた。 中山「(日向…何を企んでいるんだ…!)」 吉良「(タイミングを誤るなよ、小次郎)」 ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイ! 放送「南葛ボールでキックオフです!来生くんから岬くんに渡り、更に山森くんに流れます」 パンッ!ポーン!ダダダッ! 東邦メンバー「くっ…ダメだ」「どうしても中盤で負けている…」 沢田「(あわわ、このままじゃ日向さんの大激怒が…あれっ?日向さん何処に行ったんだろう?)」 ダダダダッ! 中山「なにィ!?まさか…しまった!」
[912]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/25(水) 18:23:31 ID:H28+0XRz 後半2分、日向が動いた。前ではなく後ろに。 放送「ここで滝くんにボールが渡りました!南葛の必勝パターン、右サイドアタックが…」 滝「よし、サイドバックを抜いて…」 中山「滝ィーッ!後ろだーっ!」 滝「えっ…」 ズザザザァアアアアアアアアア!! 日向「何時までも調子に乗ってんじゃねェ!!」 ドガアアアアアアアッ!! 滝「なんで日向がこんな所に…グハッ!」 ドタッ。 来生「た、滝〜〜〜っ!」 放送「おおおおおおお!?な、なんと日向くんが中盤どころかディフェンスラインまで戻っています! 不意を突かれた滝くん、豪快なタックルで吹き飛ばされてしまったーっ!!」
[913]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/25(水) 18:24:35 ID:H28+0XRz 吉良「よし良いぞ、成功じゃ!」 松山「げっ!守備嫌いの日向があんな所まで戻って…!」 三杉「しかしあんな自陣深くから単独で攻めるつもりか?」 岬「不味い!中山くん、ゴール前を固めて!」 中山「やっている!なんとか時間を稼いでくれ!」 井沢「おう!滝の仇だ、日向め!」 来生「くらええっ!」 ズザザザーッ! 日向「どけっ!」 ドガアッ! 井沢「うわあああああっ!!」 来生「あべしいいいいっ!!」 山森「井沢さん来生さん!くそっ、今度は俺が…」 日向「引っ込んでいやがれ!」 ドゴオッ! 山森「ぐああああああっ!!」
[914]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/25(水) 18:25:10 ID:H28+0XRz ギャルサポ&琴音『きゃああああああああああああああああ』 放送「日向くん突撃開始!あっと言う間に井沢くんと山森くんを吹き飛ばし 南葛陣内に攻め込みました!単独でもこの人は正に一騎当千の重戦車!」 中山「皆慌てるな!俺達の力を合わせればネオタイガーショットだって必ず防げる! シュートコースを塞ぎつつ日向にプレッシャーをかけられる位置で立ちはだかるんだ!」 石崎・高杉・中里・一条『おう!』 南葛応援団「守れ!ここが踏ん張り時だぞ南葛ーっ!!」ドンドンドンドン 放送「しかし南葛の守りも磐石!中山くんを中心にバイタルエリア付近で待ち構えています! 1対5、反町くんを合わせても2対5です!これは流石の日向くんも分が悪いか?」 中山「来い日向!何度でもお前のネオタイガーを止めてやる!」 岬「ハッ…違う中山くん、シュートじゃない!」 日向「甘い、甘すぎるぜ中山…」 ダダダダダダダダ!! 中山「な…なにィ!ネオタイガーショットじゃないのか!?」 放送「おーっと日向くん、シュートレンジに入っても撃たずにそのまま突っ込んだァ! ま、まさか1人で5人を抜くつもりなのか!?」
[915]2 ◆vD5srW.8hU :2009/11/25(水) 18:25:37 ID:H28+0XRz 日向と吉良の作戦は単純な物だった。 日向=守備嫌いの固定概念を利用し、後半開始直後、南葛が2点目を狙い始めようと 強気になったタイミングで自陣深くに駆け戻り自らボールを奪う。 この際中山は日向をそこまで深追いする気になれないと言うのも計算の内だ。 今や日向の代名詞となりつつあるネオタイガーショットを防いだ実績のある者は中山だけであり、 もし日向がドリブルもしくは沢田とのコンビプレイなどで中山を振り切ったら 南葛は中山抜きでネオタイガーショットを防げるだろうか?答えは恐らく否だろう。 中山「くっ…止める、止めてやる!」 ダダダダッ、ズザァアアアアアアアーッ!! ガチイッ! そして日向がいざ攻め込んだ時もネオタイガーショットのプレッシャーが功を成す。 ブロックばかり意識して待ち構えていた中山のタックルはポジショニングが悪く、軽かった。 日向「ウォルァアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」 ドッガァアアアアアッ!! 中山「ギャアアッ!」 グルッ、ドサッ! 日向の突進に負け、交差した足をボール越しに蹴り上げられ、宙を一回転させられる程に。
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0ch BBS 2007-01-24