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【夏はまだ】TSUBASA DUNK11【終わらない】
[107]森崎名無しさん:2009/09/02(水) 23:53:50 ID:??? 金曜日のゴール下練習→ スペードQ
[108]森崎名無しさん:2009/09/02(水) 23:54:22 ID:??? 乙でした。最上結果だな!
[109]森崎名無しさん:2009/09/03(木) 00:06:19 ID:??? フリースローなんとかしたいなぁ
[110]TSUBASA DUNK:2009/09/03(木) 09:24:20 ID:AtEslND6 >金曜日のゴール下練習→ スペードQ >カードの数字がJ〜K→補正+1、さらにシュート+1!! ゴール下のシュートなら、フリーの状態で翼は8割以上の確率で決めることが出来る。しかし、 ブロックが入ると7割まで落ちる。 翼「ゴール下でフリーになることはほとんどないだろうからな。ブロックがないと練習には ならないか……」 今日も1年生部員にブロック役を頼もうかと体育館を見回すが、翼の練習に付き合わされてきた Aたちは目を合わせようとしない。 武藤「ブロック役か?俺がやってやるよ」 翼「武藤さん!いいんですか?」 武藤「陵南の福田に比べればブロックは上手いつもりだし、翔陽の高野や永野にも劣らないぜ。 それでも不満か?」 翼(いや、そういうつもりじゃなくて……レギュラーを奪った俺に協力してくれるのかって) 武藤「俺がお前を手伝うのがそんなに不思議か?ふん、俺だって正直なところいい気分では ねえよ。だがな、お前は海南のレギュラーだ。俺から奪った時はまだ運に助けられたって ところもあったかもしれない。だが、今のお前は俺より上手い。それは認めてやるよ」 翼「……」 武藤「それなら、俺はお前から学ぶものがあるってことだ。だから、お前と練習して技術を 盗ませてもらう。それにお前の弱点も見つけて、レギュラーを奪い返す!」
[111]TSUBASA DUNK:2009/09/03(木) 09:41:53 ID:AtEslND6 だから今度はお前が俺の踏み台になりやがれ、と口悪く言う武藤からは悪意が感じられなかった。 半分は本音であろうが、もう半分は高砂のように純粋に翼の成長を助けようとしているのだろう。 彼もまた翼の成長が海南の生き残りに不可欠と分かっているのだ。 武藤「ほらほら、しゃべってる暇があったら練習するぞ」 翼「はい!」 武藤のブロックは高さこそ陵南の魚住や翔陽の花形に劣るものの、技術では県大会でも上位に 喰い込むだけのものがあった。武藤のブロックを前に、翼のシュート精度が落ちていることは 明白だった。 翼(くそっ、なんでこんなに入らなくなるんだ?) 武藤「お前はブロックを意識するあまり、肘が外に開く癖がある。前に人がいるから怖いのかも しれないが、それじゃシュートは入らないぜ」 翼「肘、ですか?」 武藤「そうだ。まずフリーで打ってみろ」 武藤に促されるまま、ゴール下のシュートを決める。 武藤「同じフォームで打てよ」 今度は武藤が前に立つ。翼は武藤に言われたことを意識して、フォームを確認しながら打つ。 スパッ!
[112]TSUBASA DUNK:2009/09/03(木) 09:43:46 ID:AtEslND6 自分でも納得のシュートが決まる。 翼「本当だ。今までと全然感じが違う」 武藤「前に人が立つとなかなか肘を前に出せなくなるもんだからな」 俺にも同じ経験があるんだ、と武藤は言った。その後の練習では翼のシュート成功率は目に 見えて上がっていた。 翼「ありがとうございました!」 武藤「PFの先輩としてお前にはあまり教えてやれることがなかったからな。俺の高校バスケも 長くてひと月。牧や高砂は分からんが、俺は冬まで部活を続けられねえ」 夏が終われば受験生になる武藤にとって、週末の試合に負ければそこで高校バスケは終わる。 武藤「俺みたいな普通のプレーヤーには、高校バスケが終われば真剣にバスケに取り組める 場所はなくなっちまう。そうなってから後悔はしたくないんだ」 翼「行きましょう、全国に」 武藤「ああ」 引退するまでに、PFとして自分が考えてきたこと、そして先輩たちから受け継いできたことを 翼に引き継ぐことを心の中で武藤は誓った。
[113]TSUBASA DUNK:2009/09/03(木) 09:46:29 ID:AtEslND6 その頃、他の学校では…… 先着1名で どこの学校?→ !dice どの選手?→ !dice と(!とdiceの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。 なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。 行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。 学校の数字が1,2→翔陽 3,4→陵南 5,6→湘北 選手の数字が1→PG 2→SG 3→SF 4→PF 5→C 6→控え選手 翔陽は藤真、長谷川、塔矢、高野、花形、永野・伊藤・乾の誰か *** ひとまずここまで。
[114]森崎名無しさん:2009/09/03(木) 10:09:55 ID:??? どこの学校?→ 5 どの選手?→ 2 まさかこの時間に更新があるとはw
[115]TSUBASA DUNK:2009/09/03(木) 16:12:05 ID:AtEslND6 >どこの学校?→ 5 どの選手?→ 2 >湘北の三井 湘北の体育館。どの選手も明日からの2連戦に向けて熱心に練習をしていたが、その中で最も 好調と言えるのはSGの三井だろう。誰よりも動きがいい。 三井(海南戦で俺は牧にも負けていなかった!もし3年間ちゃんとやっていれば今頃は……) 神奈川bPと互角に渡り合ったという自信と、2年間、バスケから離れていたことへの後悔。 2つの感情が三井を練習に駆り立て、そしてより高いステージに彼を導いていた。 三井は3年前、中学生の時に神奈川MVPに選ばれたことがある。当時の神奈川bPプレーヤー だったのだ。安西監督に憧れ湘北高校に入部。当時はまだ荒削りだった190cm台の赤木と ともにこれからの湘北を引っ張っていく存在になると思われたが怪我で休部。こっそり見にきた 練習で赤木が成長している姿を目の当たりにし、自分の居場所を見失う…… それから不良の道へ進むのに時間はかからなかった。 紆余曲折を経て、ようやくバスケ部に戻ることができたが、彼はたくさんの人たちに迷惑を かけたことを申し訳なく思っていた。そんな自責の念は彼を精神的に追い詰めた。しかし、同時に 緊張感と集中力となり、元々の才能とともに彼の上達を助けたのでもあった。 安西(海南戦を前に三井くんは完全に当時の勘を取り戻した。そして、今……当時を超えた) 安西監督は三井の溢れる才能を実感し、その大きく丸い体を震わしていた。 *** 三井の全ての能力が上がりました。
[116]TSUBASA DUNK:2009/09/03(木) 16:13:30 ID:AtEslND6 翼がパス、ドリブル、シュートと攻撃ばかり練習に励んでいた頃、陵南では…… 池上「お前は本当に守備練習が好きなんだな」 そこには守備のスペシャリスト・池上に指導を受ける中山の姿があった。 中山「池上さんだって守備の練習に時間を割いているじゃないですか」 池上「俺の場合は攻撃には魚住、仙道、福田がいるからそれを補うつもりで仕方なくやってる 部分が強いからな。でも、まだ1年のお前はそんなこと気にしないで攻撃の練習したって いいんだぜ?」 中山「俺は守備が好きなんですよ。得点なんてバスケやっていれば誰でも取れるでしょ?でも、 守備で相手からボールを奪えるのは本当に限られた瞬間、限られた選手だけ。2点取るのは 簡単だけど、相手の2点を防ぐのって難しい。だからこそ価値があると思いません?」 ニコッと笑う中山。 池上「難しいから面白い、か(やれやれ。サッカーで翼を初めて見た時もこんな感じだったが、 呆れるくらいスポーツ馬鹿だな、コイツらは)」 中山「だから、池上さんの技を全部教えてくださいよ!明日は翼を止めてやるんですから」 池上「そう急ぐなよ。まあ、明日までに教えてやれることは出来るだけ教えてやるからよ」 中山「やった!」 *** 中山の守備能力が上がりました。さらにパスカット、ブロックでスキルを習得しました。
[117]TSUBASA DUNK:2009/09/03(木) 16:14:42 ID:AtEslND6 そして決戦の朝。カーテンの隙間から差し込む光で翼は目覚める。 翼「気持ちいい朝だな。練習の疲れも全然残ってない。きっと今日は絶好調だ」 体を起こすと、そう自分に言い聞かせる。 翼「先週、森崎に送った手紙の返事は結局こなかったな。まあ、ブラジルからじゃすぐには 返ってこないか。……別に森崎からの手紙なんて欲しくもないし」 地球の裏側でサッカーをしているライバルのことを思い出す。 翼「アイツは今も世界一のサッカー選手を目指し、そして確実に近づいているんだろう。なら、 俺も神奈川なんかで燻っている場合じゃない。この夏には全国に名前を知らしめてやる」 ブラジルの森崎に誓う。 翼「今日は陵南戦か。まさか、中山や池上先輩とバスケで戦う日がくるとはな……」 ベッドから出ると窓に近づきカーテンを開ける。 翼「負けないぞ!」 窓から見える景色は、朝日に照らされ何もかもが輝いて見えた。
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0ch BBS 2007-01-24