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【夏はまだ】TSUBASA DUNK11【終わらない】
[885]TSUBASA DUNK:2009/10/20(火) 16:04:09 ID:??? (>>315から) 実況「さあ、前半10分に差し掛かったところですがスコアはすでに1対1。このまま激しい 打ち合いになるのでしょうか?審判の笛で今、試合が再開します」 ピィイイイ!! 南葛の長野が岬にボールを渡す。岬は不敵にもそのまま歩きながらドリブルをする。 翼「!?」 岬(別に焦るような状況じゃない。それよりも熱海温泉高校の動きを観察しておきたい) 相手チームの選手ひとりひとりの動きを確認する。少し離れたところに新田がいたが、残りの 選手は全員でペナルティエリアの近くまで下がっている。岬がボールを持っているのを見て I番の選手が近づいてくる。 岬(さっき中山のチェックにいったのはJ番だった。なるほど、ボクと中山のどちらがボールを 運ぶかでディフェンスの動きが変わるのか。それだけ研究してきたってことだね?) そして、すぐ目の前までI番の選手が迫る。そのI番に天使のような笑顔で岬が語りかける。 岬「さあ、ボールを奪いにおいでよ。ボクは歩いているから簡単にボールを奪えるよ」 味方I(くっ……無理にはボールを奪いにいかない作戦だったけど、これはチャンスなのか? それとも罠?翼、どうすれば……) 翼(やられた!一瞬で完全に岬くんにペースを握られた)
[886]TSUBASA DUNK:2009/10/20(火) 16:05:30 ID:??? 実況「おっとォ!?岬くん、相手の選手が目の前にきているのに慌てる様子もなく歩きながら ボールを足元で操っています。どうしたのでしょう、熱海温泉高校のI番もそれを黙って 見ているだけです」 岬(ふ〜ん。やっぱり奪いにこないのか) 視線の端にはI番をとらえながらも、フィールドの前方に再び目をやる。熱海温泉高校の選手は ほとんどがペナルティエリアのあたりに集まっている。そのため、フリーになっている南葛の 選手も少なくない。それを気にしてか、熱海温泉高校の選手たちも視線を頻繁に動かしている。 しかし、岬にはその視線が向けられているのは全て一方のサイドに思えた。 岬(全員が同じ方向だけを見ている?へえ、なるほどね……) 最後に翼に視線を移す。遠い距離ではあったが、目が合うと岬はニコッと笑う。 翼(今、確かに……笑った!?こちらの作戦がもう看破されたのか?) 実況「どうなっているのでしょうか!?ボールを足元で転がしながら堂々と歩いて行く岬くん。 対するI番は見えない手に押されてでもいるかのように、距離を保ったまま下がっていく だけです!」 岬「このままゴール前まで下がっていくつもりかい?それじゃせっかくの撒き餌も意味がないんじゃ ないかな?」 人なつっこい笑顔でI番に声をかける岬。 I番(ど、どうすれば……)
[887]TSUBASA DUNK:2009/10/20(火) 16:06:36 ID:??? さらにダメ押しとばかりに言う。 岬「こうやって歩いていると、君の『足の速さ』も意味がないよね?それにボクは君を抜くまで 『左サイド』にパスは出さないよ」 I番(俺の『足の速さ』か。コイツ、まだほとんど俺の走っている姿を見ていないはずだよな? それに『左サイド』……翼、やはり俺たちの狙いは完全に読まれているようだぜ) I番は覚悟を決めると大きく深呼吸をしてから岬のボールを奪いにいった。 岬「な〜んちゃって☆」 ニコッと天使のような笑顔を見せると右足を振り抜き大きくボールを蹴る。 I番「なにィ!?」 そのボールは岬の右側から迫っていたI番のさらに右側を通り抜ける。そのままサイドラインを 割ってしまうかと思われたが、しっかりと回転のかかったそのボールはカーブしてライン際、 ギリギリのところに落ちた。そのボールに山森が追い付く。 観客?「キャー、山森くん頑張って〜」 山森「ナイスです、岬さん!(なんだろう、悪寒が……い、いや、これが武者震いってヤツか?)」 右サイドを駆け上がる山森。熱海温泉高校の選手たちはいつの間にか逆サイドに偏っており、 山森のチェックになかなか行けない。 実況「もう私にも何が何だか分かりませんが、熱海温泉高校の選手たちがフィールドの半分に 集中しており、右サイドを駆け上がる山森くんを止めにいけません!この試合、なんなの?」
[888]TSUBASA DUNK:2009/10/20(火) 16:07:53 ID:??? 岬(翼くん、化かし合いなら負けないよ) 翼(さすが岬くん。色々なところでサッカーしてきただけあって反応と判断が早いね。これは すぐに次の作戦に移らないといけないな。ちぇっ、前半いっぱいくらいは持つと思ったのに) 岬に中山が近づいていく。 中山「おい、なにがどうなってるんだ?俺にはさっぱり……」 岬「プレーが途切れたら教えるよ。ボクは山森のフォローに行くから、中山は念のため新田の マークをしていて」 中山「お、おう(珍しいな、岬が積極的に動くのは。それだけ翼と闘いたいってことか)」 その間にも山森は右サイドの奥に侵入していた。熱海温泉高校のディフェンス陣もようやく 山森に追いついたが、その分ゴール前の守備の密度は薄くなり、南葛のフォワードの選手に ペナルティエリアへ入られてしまう。 長野「山森!」 ポストプレーに強い長野がパスを要求する。 長野(中山や来生だけじゃない。俺だって翼に成長したところを見せてやりたいんだ) 山森「はい、お願いします!!」 ??「キャー、山森くん!そのまま決めて!!」 南葛の選手たちが翼に成長している姿を見せている中、彼女だけはあまり成長していないようだ。
[889]TSUBASA DUNK:2009/10/20(火) 16:16:20 ID:??? 角度のないところから山森が長野にパスを出す。熱海温泉高校のDFもカットに向かう。 翼(カットにいくのはG番だけでいい。それよりもエリア内を固めるんだ!) 翼の指示により、よりペナルティエリアにDF陣が集中する。 先着2名で (攻撃側) 山森のパス→ !card+(パス)18 (守備側) G番のパスカット→ !card+(パスカット)12 と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。 (攻撃側の数値)−(守備側の数値)が ≧1→攻撃側がボールをキープ! ≦0→守備側がボールをキープ!
[890]森崎名無しさん:2009/10/20(火) 16:20:02 ID:??? 山森のパス→ クラブ5 +(パス)18
[891]森崎名無しさん:2009/10/20(火) 16:49:52 ID:??? G番のパスカット→ クラブ6 +(パスカット)12
[892]TSUBASA DUNK:2009/10/20(火) 17:26:20 ID:yvQTioQg >山森のパス→ クラブ5 +(パス)18=23 >G番のパスカット→ クラブ6 +(パスカット)12=18 >(攻撃側の数値)−(守備側の数値)が≧1→攻撃側がボールをキープ! ※テンポ重視のためあんまり反則(ハンドなど)は考えません。 山森の鋭いパスにG番は触れることが出来ない。 翼(構わない。大事なのはここからだ!ボールはペナルティエリア内。もうミスは許されない) 山森のパスはゴール正面、ペナルティエリアに入ってすぐのところで待ち構える長野に向かって 真っ直ぐ飛んでいく。そのボールの軌道はまるで山森の素直さを表しているかのようである。 長野(見せてやるぜ、翼。俺がこの3年間磨いてきたポストプレーを!今の俺なら若島津に だって勝てる!!) 熱海温泉高校のどの選手がきても、そして何人こようとも得意のポストプレーなら負けない。 長野にはそんな自負があった。それだけの努力をしてきたつもりだった。 翼(ああ、長野。キミは上手く、そして強くなったよ。ポストプレーだけなら日本一かもね。 でも、こういうのはどうだい?) 熱海温泉高校の選手たちは長野からある程度離れた位置に陣どり、必要以上に近づかない。まるで 「どうぞ、自由に動いてください」とばかりに。 長野(競り合いにこない?……そうかよ、ポストプレー以外じゃ俺は怖くないってことかよ!?) 翼(悪いな、長野。お前のプライドを傷つけようと俺は負けたくないんだ)
[893]TSUBASA DUNK:2009/10/20(火) 17:27:51 ID:??? ああ、埋めネタなのにageてしまった。失敗、失敗。 *** 岬「冷静になれ、長野!自由に動けるなら余裕を持って味方にパスするんだ!」 岬は後ろから近づきながら長野に声をかける。 長野「……」 岬「長野!!(変なことを考えるなよ)」 先着1名で 長野の判断→ !card と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。 なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。 行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。 カードのマークが…… ダイヤ→岬を信じて後ろにボールを落とす。 ハート→いつもどおり横に落として来生を使う。 スペード→トラップしてシュートだ! クラブ→トラップしてドリブルで切り込んでやる! JOKER→オーバーヘッドキックがお前だけの技だと思うなよ、翼!!
[894]森崎名無しさん:2009/10/20(火) 17:40:22 ID:??? 長野の判断→ ハート2
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0ch BBS 2007-01-24