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【夏はまだ】TSUBASA DUNK11【終わらない】
[964]TSUBASA DUNK:2009/10/27(火) 15:53:06 ID:??? 打撃主体と思われた久我の意外な攻撃に、凉子は寝技に引き込まれないよう、体重がかかる 右手とは逆の左に重心をかけ耐える。 久我(それも罠よ!) 跳び間接ならば、そこから左足を顔の前に持ってきてさらに体重をかけるのだが、久我の動きは 違った。ジャンプし、凉子の背中から持ち上げた左足をそのまま首筋に蹴り込む。 ドガッ!! 実況「え、延髄蹴りぃいいい!?なんと、柔道の跳び間接にいくのかと思われた久我選手の 真の狙いは延髄蹴りでしたァ!!これは驚いた!!」 凉子「う……そ……」 不意に急所に打ち込まれた蹴りに、凉子は意識を失う。目を完全に閉じる前につぶやく…… 凉子「また……負けちゃった」 一瞬の静寂の後、客席が沸く。久我の跳び間接をフェイントに使った延髄蹴りは目の肥えた 地下闘技場の観客たちにも驚きを与えたようだ。新たなヒロインの登場に歓声が舞う。 久我(この歓声……気持ちいわね) 右手を上げ、にこやかな表情で歓声に応える。次に久我の視界の端に凉子が映った時、救護班が 彼女を医務室に運ぶため担架に乗せているところだった。 久我(いつでもリベンジ待ってるわ)
[965]TSUBASA DUNK:2009/10/27(火) 15:54:18 ID:??? 医務室に連れていかれてすぐに凉子は目を覚ました。 凉子(また負けた!それも同じくらいの年の女の子に……こんな屈辱は初めて!!) しかし、悔しいという気持ちとともに、もうひとつ生まれている感情に彼女は気付いていた。 凉子(でも、あんなに強い女の子がいるなんて嬉しい。また闘いたい!) 凉子は試合前に徳川翁が言っていた言葉を思い出す。 凉子(……彼女も最強トーナメントに出るって言ってた。そこで絶対にリベンジだ!!) 拳を固く握り、再戦を誓う。 凉子「強くならなくちゃ……」 自然とそんな言葉が口からこぼれた。 久我「なら、他の人の試合も見た方がいいわよ」 凉子「!!久我さん!!」 久我「もうすぐ今日のメインイベントが始まるらしいわ。よかったら一緒に見ない?」 少考の後、凉子は応える。 凉子「……そうね。あなたと一緒に試合を見るのも楽しそう」 久我「じゃあ、行きましょう。今日のメインイベントは……」
[966]TSUBASA DUNK:2009/10/27(火) 15:55:57 ID:??? 先着2名で メイン1→ !card メイン2→ !card と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。 なお、> やスペースが文章の前にあった場合も無効になります。ご了承ください。 行の上下に書き込みがあるものについては有効とします。 メイン1のカードのマークが…… ダイヤ→範馬刃牙 ハート→愚地独歩 スペード→ジャック・ハンマー クラブ→烈海王 JOKER→オーガ メイン1のカードのマークが…… ダイヤ→ミスター・サタン(ドラゴンボール) ハート→ジョンス・リー(エアマスター) スペード→谷仮面(谷仮面) クラブ→ドルジ(??) JOKER→花園ユウカ(浦安鉄筋家族) *** とりあえずここまで。時間があったらまた夜に!!
[967]森崎名無しさん:2009/10/27(火) 15:56:28 ID:??? メイン1→ ダイヤK
[968]森崎名無しさん:2009/10/27(火) 16:37:50 ID:??? メイン2→ クラブ2
[969]森崎名無しさん:2009/10/27(火) 16:38:15 ID:??? ドルジwww
[970]森崎名無しさん:2009/10/27(火) 18:11:50 ID:??? 今のドルジを見て関昭の尾宮監督がひとこと↓
[971]TSUBASA DUNK:2009/10/28(水) 12:07:21 ID:7iCtOU0s >>970 関昭がどういうものかは今までの皆さんのお話から想像は出来ましたが、よく知らないので 素敵な答えが思いつきません。申し訳ないッス!! *** >メイン1→ ダイヤK →範馬刃牙 >メイン2→ クラブ2 →☆ド・ル・ジ☆ 久我「早くしないと始まっちゃうよ!」 急かす久我に手を引かれ、選手入場直前に観客席に辿り着く凉子。メインイベントを控えている せいか、客席の会場の温度が上がっているように感じた。 実況「それでは本日のメインイベントを飾る2選手の入場ですッ!!」 その言葉にさらに観客のボルテージが上がる。 凉子「すごい歓声……」 久我「私たちも名前だけでこれくらい会場を盛り上げられるようになりたいわね」 「うん」と応えて、凉子は会場を見回していた目を再び試合場に向ける。 実況「まずはこの人ッ!説明はもはや不要ッ!この地下闘技場の若きチャンピオン……」 実況がそこで一度ためる。観客の誰もが読み上げられる名前を分かっているはずだが、それでも 会場が一層高揚してくるのを凉子は感じていた。会場の熱に中てられ、自分の体も再び熱くなり かけるのを、医務室でもらった メロンソーダ を飲んで静める。そこで実況が選手の名前を叫ぶ。 実況「範〜馬〜刃〜牙〜ッ!!」
[972]TSUBASA DUNK:2009/10/28(水) 12:08:40 ID:7iCtOU0s 観客「待ってました!」「今日も面白い試合を見せてくれよ!」「バキー!!」 客席がさらに沸く。期待に胸だけでなく、体全体を躍らせる観客たちにより、東京ドーム全体が 揺れているのではないかという錯覚すら覚える。いや、この時、ちょうどナイターが終わった 時間帯で、家路についた観戦客たちが地震のような揺れを感じたという証言もあったほどである。 凉子「刃牙……『範馬』刃牙……」 久我「彼がここのチャンピオンだって。すごい人気ね。嫉妬しちゃいそうなくらい」 凉子(半馬の穢れた血……私は絶対認めないッ!!) 凉子は鋭い視線をチャンピオンに向ける。そして拳を固く握る。 久我「痛ッ!!」 凉子「あっ、ごめんなさい!!」 客席に連れられながら久我に引かれていた手はまだつないだままになっていたため、力の入った 凉子の手に、久我の手が握られてしまう。あわてて凉子が手を放す。 久我「握力は馬場さんの方が上かな」 まだ痛む手をブラブラと振りながら久我が言う。 久我「さて、チャンピオンの今日の相手はどんな選手かしら?」 申し訳なさそうに久我の方を見ていた凉子も、その言葉でまた若きチャンピオンの方を向く。 凉子(今の私にはまだアナタへの挑戦権はない。今日はお手並み拝見させてもらうわよ)
[973]TSUBASA DUNK:2009/10/28(水) 12:09:44 ID:7iCtOU0s 渇いた喉を潤すため、凉子はもう一口、飲み物を口に含む。 実況「本日、範馬刃牙選手に挑戦するのは……なんと、チャンピオンと同じ高校生!ドルジ 選手ですッ!!」 凉子「ブーーーーッ!!」 凉子はたまらず飲み物を噴き出す。 久我「きゃあ!ちょ、ちょっと!!」 凉子「ゲホッ……ゲホッ……ご、ごめんね(なんでアイツがここにいるのよ)」 入場してきたのは海南大附属高校の体育館でよく見る男だった。凉子の意中の人とバスケ部で ポジション争いをしている選手である。 凉子(確かに球技って体つきではないと思っていたけど……格闘技をやっていたなんてね) 実況「184cm、147kg、流派……相撲ッ!!」 相撲と聞いて客席からブーイングが起こる。 観客「相撲なんて実戦で使えるはずねえだろ!」「今からでももっとマシな相手に替えろ!」 日本の国技、相撲。しかし、その強さを信じている者は決して多くはない。あくまで様式の美。 また巨体が動くのを観る、あくまで娯楽として認識している者がほとんどだろう。心ない声を 聞いてドルジがつぶやく。 ドルジ「相撲は踊りじゃないっす」 刃牙「ああ、知ってるよ」
[974]TSUBASA DUNK:2009/10/28(水) 12:10:51 ID:7iCtOU0s 自分のつぶやきに対戦相手であり、この地下闘技場のチャンピオンである少年が応えたことに ドルジは驚く。 刃牙「この2週間、いくつかの相撲部屋に修行にいってきて分かったよ、相撲は立派な格闘技 だって。もしかしたら、立ち技ではイチバンかもしれない」 凉子の隣で、頭を丸め眼帯をした中年男性が吐き捨てるように言う。 ??「ケッ……オイラんとこを無視して立ち技最強を謳わせる訳にはいかねえなぁ」 久我「(ヒソヒソ)愚地独歩館長よ。空手の……」 キョトンとした顔の凉子に久我が教える。 凉子(愚地?じゃあ、あの人のお父さん?) 『あの人』とはもちろん、凉子がここ地下闘技場で初めて闘った時に敗れた相手、愚地克巳 である。凉子の想像のとおり、独歩はその父である。 刃牙「でも、2週間で相撲のことはぜ〜んぶ分かったよ!だから、アンタは俺には勝てない!!」 ドルジ「なん……だと?(ピクッ)」 刃牙の言葉に客席のテンションも最高潮に達する。 客席「いいぞ、バキ!」「もっと言ってやれ!」「ふざけんな、2週間で相撲の何が分かる!?」 賛否両論はあったが、会場が盛り上がったのは確かだった。この軽口で、彼の試合はいつも 盛り上がる。
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0ch BBS 2007-01-24