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【メディの心は】幻想のポイズン10【カテナチオ】
[674]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/09/06(日) 19:40:35 ID:??? ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! 観客「来たァ!追加点来たァ!これで勝つる!!」「流石に天人は格が違った」「凄いなー、憧れちゃうなー」 「おいィ?オータムスカイズ何やってんだよ!?」「後半戦は全然押されっぱなしじゃねーか!しゃんとしやがれ!!」 天子「ふふん、それほどでもないわ」 湧き上がる歓声の半分は天子の追加点を喜び、盛り上がる者達の声。 そして、もう半分は"強豪"オータムスカイズの失態に怒り、落胆する者達の声だった。 天子はその絶望的な胸を張りながら悠々と自陣へと戻り、衣玖と軽くハイタッチ。 しかし、一方でオータムスカイズの者達はというと……。 反町(……2点差) それは、この試合においてはあまりにも大きすぎる点差だった。 既に天子の体力は底を尽こうとしており、これ以上失点をする可能性はほぼ無い。 だが、後半戦残り30分前後……たったそれだけの間に、最低でも2点を取らなければ敗北。 延長戦を含め、あの萃香から3点を取らなければ勝利を収める事は出来ない。 反町(……俺とリグルで、3点を取る?) あの伊吹萃香から、果たして反町とリグルだけで得点を……しかも3点を取れるのだろうか? 反町は、ゴール前へと戻りながらおぼろげに考える。
[675]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/09/06(日) 19:40:48 ID:??? ゴール前では、二度の顔面ブロックを行い既に体力が涸渇したチルノが倒れこみ。 大妖精は涙目になりながらそれを支え、にとりと椛はガックリと肩を落とし力なく地面に座り込む。 また、吹き飛ばされ、衣玖の雷鼓弾を食らい前半戦ですっかり減っていた体力を更に減少させた穣子も。 もはやプレイが満足に出来ないといった程に疲弊しており、静葉の肩に捕まってようよう立っていた。 リグルは地団太を踏みながら自陣へと戻っていこうとする天子の背中を睨みつけ。 メディスン、そしてヒューイは脱力し、橙はその耳をパタンと閉じて今にも泣きそうな表情を浮かべてる。 敗色濃厚――そんな空気が、オータムスカイズの面々を包んでいた。 反町(……なんて声をかければいいんだろう) キャプテン経験など、このオータムスカイズに来るまではなかった反町。 このような状況で、果たしてキャプテンとして何と言っていいか、皆目見当がつかない。 しかし、ここは何か言わなければならないとその口を開く。 A.「まだ試合は終わってない!諦めたらそこで試合終了だ!」 まだ諦めるなと叱咤する B.「なんとしても一矢報いるぞ、このまま終わってたまるか!」 意地を見せろと激励する C.「穣子、そしてチルノを交代するぞ!」 まずは体力が減少した二人を交代する D.「もう駄目だ……おしまいだ……!」 諦める E.「どうして守れなかったんだ!?」 守備陣を叱りつける F.「…………」 無言でボールを持ち早く試合再開するようにセンターサークルへと戻る G.その他 自由投票枠 先に3票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[676]森崎名無しさん:2009/09/06(日) 19:43:00 ID:QAAV3IFY C
[677]森崎名無しさん:2009/09/06(日) 20:06:54 ID:dw52PfGk B
[678]森崎名無しさん:2009/09/06(日) 20:09:06 ID:q4qeBHeg C
[679]キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2009/09/06(日) 20:26:02 ID:kyLhhlcc C
[680]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/09/06(日) 20:43:28 ID:??? >C.「穣子、そしてチルノを交代するぞ!」 まずは体力が減少した二人を交代する ======================================================================================= 反町がそう言うと、チルノと穣子はキッと反町を睨みつける。 どちらも負けん気が強く、よく言えば頑な。悪く言えば強情な面がある。 2失点をしてしまい、責任を感じているのかまだやれると言わんばかりの表情を浮かべるが……。 やはり、どう考えてもまともに動けそうにない体だ。 あくまでも反町も強気な態度で交代するよう言い、静葉と大妖精の説得もあり二人は歯噛みをしながらベンチへと下がろうとし……。 穣子「反町……」 反町「…………」 去り際、不意に穣子は悔しそうな顔を浮かべて最後に反町へと顔を向けた。 その表情からは、結局は天子に2得点を上げられ、マークにつくという責を果たせなかったという感情がありありと出ている。 つい先ほどのゴールに関しては、あちらから開始のボールだった為にマークにつけなかったのもあるが。 前半終了間際の競り合いに関しては、明らかに穣子の実力不足の部分も大きいだろう。 あの競り合いまではほぼ完璧に近い守備を見せていたものの、それでも穣子は納得が出来ていないらしい。 反町(どうする……何か声をかけるか?) A.「大丈夫だ、後は俺に任せておけ」 キャプテンの頼もしさをアピールする B.「俺の采配ミスだ、気にするな」 期待外れだったと暗に言う C.「お前はよくやった、ゆっくり休め」 優しく言葉をかける D.「選手としては天子さんの方が上なんだ、仕方ない」 はっきりと言う E.「…………」 何を言っても慰めにはならないだろう。ここは無言で見送る F.その他 自由投票枠 先に3票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[681]森崎名無しさん:2009/09/06(日) 20:44:35 ID:M2c79oiQ D 曖昧にはせずハッキリ
[682]森崎名無しさん:2009/09/06(日) 20:52:00 ID:QAAV3IFY D
[683]キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2009/09/06(日) 20:52:05 ID:kyLhhlcc D
[684]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/09/06(日) 21:22:32 ID:??? >D.「選手としては天子さんの方が上なんだ、仕方ない」 はっきりと言う ======================================================================================== 反町がそう言うと、穣子に肩を貸していた静葉は振り向き……他の者達も反町へと一斉に視線を向ける。 ここまで疲弊し、困憊の様子の穣子に対して追い討ちをかけるような言葉。 まさか基本的には温和である反町がそのような事を言うとは思ってもいなかった為か一同は驚き目を丸くする。 だが、言われた当の本人である穣子は特に驚いた様子も無く。 むしろ、わざとらしく大きく溜息を吐いてから薄く目を細めて反町へと視線を向け口を開く。 穣子「……随分ハッキリ言うわね」 反町「お前のことだ。曖昧に言ったら、むしろ怒るだろ?」 穣子「そりゃそうよ」 さばさばとしており、同情などといったものを嫌う性格の穣子。 仮に反町が優しい言葉をかけていたなら、逆上をしていたのは想像に難くない。 穣子「そもそも、私らん中で総合的な能力があっちの名有りの選手に勝ってる奴なんて殆どいないしね。 ……悔しいけどさ」 穣子の言う通り、オータムスカイズにいる最高の総合力を持つにとりですら。 総合的な力では緋想萃夢格闘一派の永江衣玖にも及ばない。 チームとしての格は強豪でも、このチームには強豪の格を持つ選手は一人としていないのだ。 天子にマークについたところで、そうそう簡単に封じ込める事が出来る筈もない。 穣子(……この大会、言ってみりゃ運が良かっただけだものね。 実際、私も妖夢やらなにやら止めた事はあるけど、それもあくまで零れ球にするくらいが精々だったし) 反町に言われた言葉を心の中で繰り返しつつ、穣子はチルノと共にベンチへと下がる。 サンタナ、そして妖精1の肩を叩いて後は頼んだわと呟くと疲弊した体を休めようと全身から力を抜いた。 穣子(体力も無い、競り合いも弱い、これじゃマークになんかつける訳ないのよね……。 ……今はよくても、このままだと絶対に駄目になるわ)
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0ch BBS 2007-01-24