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【メディの心は】幻想のポイズン10【カテナチオ】
[868]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/09/08(火) 21:00:05 ID:??? その後、零れ球は緋想萃夢格闘一派の選手がフォロー。 残り時間はロスタイムしか残っておらず、既に疲労していたオータムスカイズの面々は。 先ほどのシュートで完全に気勢を殺がれてしまい、動きが散漫となり。 結局、何をする事も出来ずにそのまま試合は終了するのだった。 試合終了! オータムスカイズ0−2緋想萃夢格闘一派 ジョン「試合終了〜! 審判の長い笛が鳴り、第86回蒲公英杯の決勝戦が終了しました! 勝利したチームは、やはりSNGK――伊吹萃香選手を有した緋想萃夢格闘一派! 再三の攻撃を弾き返し、正に勝利の立役者と言っても過言では無いでしょう! また、キャプテンである比那名居天子選手の豪快な突破とシュートで2得点。 永江衣玖選手の見事なアシストも、やはり勝利の大きな要因です!」 南沢「そうですね。 本当その通りです」 ジョン「対するオータムスカイズはやはり萃香選手の守るゴールを割る事が出来なかったのが痛かった!」 南沢「スルーや一対一などを積極的に使っていたようですがね、やはりそれでもとめてしまうのがSNGKですよ。 ですが決してオータムスカイズの攻撃も悪くなかったです。 最後のシュートはよくわかりませんが……」 ジョン「ありがとうございます。 本日の解説は南沢豪さん、実況は私、ジョン・カタビラがお送りしました。 それでは皆さん、また会う日まで!」
[869]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/09/08(火) 21:00:33 ID:??? 観客「なんだよ、やっぱ結局は緋想萃夢格闘一派か」「思ったよりオータムスカイズってのも大した事ないな」 「いや、初出場で準優勝だ。それでも凄い方だろ」「やっぱFWが駄目なんじゃねーか?」「ぶふっ、言うな、思い出す」 観客席から飛んでくる罵声、擁護の声、笑い声を聞きながら反町は立ち尽くし……。 萃香「や、お疲れさん」 反町「……萃香さん」 背後から、大きく伸びをしながらにやにやと笑いながら萃香が声をかけてくる。 反町は暗い顔をしながらもそちらへと振り返るが……。 萃香は反町の顔を覗き込むように近づけながら、酒臭い息を吐きかけつつニイと笑みを浮かべて言う。 萃香「さて……ハーフタイムに入る時に言ったよね? お前さん。 この私から1点をもぎ取るってさ」 反町「え、あ、はい」 ハーフタイムに入る前、反町は萃香に対して1点を取ると宣言をしてみせた。 しかし、終わってみれば萃香は無失点。反町はその宣言を果たせず……。 言ってみれば、嘘をついたように取れなくも無い。 果たして萃香が反町に対して思う事は……。
[870]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/09/08(火) 21:00:41 ID:??? 先着1名様で、 お持ち帰り?→!card !とcardの間のスペースを消してコピペして下さい。 数字によって下記の表に従い分岐します。 JOKER→ヒューイ「嘘……だったんじゃないですか……」 ヒャア!鋸を持ったヒューイが背後に立っていた! ダイヤ→まあ楽しませてもらったから問題無い!むしろよくやったね! ハート→出来ない事は言わない方がいいよ、次は攫っちゃうから スペード→嘘だったんだね……ふーん……へー…… クラブ→さて、勝負にはお前も負けた事だし嘘もついた。攫わせてもらうよ クラブA→勇儀「さあ、闇の罰ゲームだ!」 マインドクラッシュ!
[871]森崎名無しさん:2009/09/08(火) 21:01:39 ID:??? お持ち帰り?→ ハートJ
[872]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/09/08(火) 21:16:28 ID:??? >お持ち帰り?→ ハートJ =出来ない事は言わない方がいいよ、次は攫っちゃうから ===================================================================================== 萃香「……ま、ありゃ約束っていうよりも目標って感じだったしね。 そりゃ別にいいんだけど、あまり出来ない事を言わない方がいいよ? 大言壮語は身の破滅を招く……自分の力に見合わない事を言って、出来なかったらかっこ悪いしね」 反町「……はぁ」 萃香「んじゃ、お疲れさん。 次に会う時を楽しみにしてるから……ま、がんばってね。 それと、次にあんま大言吐いて出来ないと私攫っちゃうからね〜」 さりげなく怖い事を言いながら萃香はまたふらふらとその場を立ち去り、衣玖は会釈をしてベンチへと戻っていく。 反町も何やら物凄い身の危険を改めて感じつつベンチへと戻ったのだが……。 どこか、ベンチの雰囲気が冷たい……というより、重苦しかった。 汗をかきながら反町は周囲を見回すと……穣子がタオルを反町に投げつけながら、その口を開いた。 穣子「……どっち?」 反町「…………」 短い言葉だったが、それが何を言いたいかはわかる。 後半、試合終了間際に打った反町の博打――あれを、反町とリグルどちらが提案したのかと聞いてきているのだろう。 よく見てみれば、穣子以外の者達も反町に目を向けて注目しており……。 リグルは未だに怒った表情のまま、反町を睨みつけている。 どうやらその様子から見てリグルはまだ喋っていない様子だったが…… A.「俺が提案した。あそこは賭けに出るしかなかった」 正直に言う B.「だからやめようって言ったろ、リグル」 さもリグルが提案したように言う C.「そんな事より帰ろうぜ!」 話を変える D.その他 自由投票枠 先に3票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[873]森崎名無しさん:2009/09/08(火) 21:18:54 ID:xrT3bc96 A
[874]森崎名無しさん:2009/09/08(火) 21:19:16 ID:+KxzRSC6 A こうなることは見えてたがな
[875]森崎名無しさん:2009/09/08(火) 21:19:33 ID:Wb99p1Ik A
[876]森崎名無しさん:2009/09/08(火) 21:21:37 ID:??? せめて一点は返そうという場面。 みんなが運んだボールを撃てるかも怪しい博打で潰しちゃね・・・
[877]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/09/08(火) 21:46:23 ID:??? >A.「俺が提案した。あそこは賭けに出るしかなかった」 正直に言う ================================================================================ 反町がそう言うと、穣子ははぁと溜息を吐いてからベンチに腰を落とした。 続けて、その隣でスポーツドリンクを飲みながら話を聞いていたにとりがドリンクを口から離し。 反町に対してねめつけるような視線を向けながら口を開く。 にとり「……まあ、元から負け戦だったんだ。博打をするのを咎めるつもりはない。 だけどそりゃ、その博打に多少の勝つ可能性がある場合だけだ。 私の見たところじゃ練習すらしていなかったんだろ? ぶっつけ本番でタイミングが合う訳ないじゃないか」 反町「……すまん」 静葉「……焦っていたのはわかるけど、大会はこれで終わりじゃないのよ。 無茶をするより、次に繋がるような形が出来ればよかったんじゃないかしら?」 もしも最後に普通にシュートを打っていれば、或いは入ったかもしれない。 少なくともシュートを撃つという結果だけは出ていた筈だ。 だが、反町はそれを一か八かの賭けで潰してしまった。 しかもその賭けはかなり勝算は低く、成功率で言えば本当に微塵程しかないもの。 それを支持しようとする者など、当然ながらこの場には誰もいない。 チルノ「本当に、あんたってば馬鹿ね! あんたみたいな馬鹿は練習しないと必殺技なんて出来ないの! そんなに打ちたきゃ練習しなさい!」 椛「……まあ、チルノが正論ッスよ」 メディスン(……こんな馬鹿相手に悔しい思いしてたの? 私) ※にとり、静葉、穣子、チルノ、大妖精、椛、メディスン、橙、妖精1の評価値がガガクッと下がりました。
[878]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2009/09/08(火) 21:46:36 ID:??? 皆からの冷たい視線を受けつつ……反町は自分でスポーツドリンクを手に取り。 ベンチへと座りながらそれを飲み、疲れを癒そうとする。 しかし、不意にその前にサンタナとヒューイ、二人が頬を膨らませて立ち尽くしていた。 二人とも、見た目だけならばただ頬を膨らませているだけで可愛らしいものではあるが。 その体から発せられているあからさまな怒気は隠せていない。 一体どうしたのか……と反町が聞こうとした瞬間。 ヒューイ「嘘つき……」 反町「え?」 サンタナ「あんた得点王になるって言ってたじゃない! 嘘! 嘘つき!」 ヒューイ、そしてサンタナはぽかぽかという擬音を立てながら反町を叩き。 慌てて静葉と穣子が後ろから羽交い絞めにしてそれを止めるが、手足を振って未だにじたばたしている。 試合開始前、勿論自分が得点王になってみせると堂々と言ってみせた反町。 だが、試合が終わってみれば天子が2得点を挙げ反町は無得点。 反町は得点王の座から転げ落ちてしまい、得点王には天子ただ一人が輝いている。 まだまだ精神的に幼い二人としては、勿論萃香が強大なキーパーだという事はわかっている。 それでも、約束をしたのだから反町はきっと得点王になってくれるのだと信じていた。 だが、反町はそれを結果的に裏切る形になってしまったのだ。 反町(大言壮語は身の破滅を招く……か……) まだ怒っているヒューイとサンタナから顔を背けつつ……。 反町は自身の今までの発言について考えてみるのだった。 ※ヒューイとサンタナの評価値がガガガガクッと下がりました。
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0ch BBS 2007-01-24