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【目指せ】キャプテン松山15【SSP】
[953]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/10/26(月) 22:16:24 ID:??? 紫に続いて夜の一幕に登場したのは萃香だった。 いつもなら、遠くからでも彼女と判る程、濃い酒気を帯びてる萃香だが、今日に限っては何故か薄い。 萃香「おかえりさん。広い家でよかったねえ。この庭だって月見酒には最適じゃないか!」 紫「それはいいことだけれど、内装が殺風景すぎるわ。松山君もインテリアに気を配ってほしいわね」 萃香「紫だって家じゃ寝てばっかりじゃん。飾りつけじゃ紫より式の方が強いんじゃない?」 繰り広げられる軽口の叩きあいを耳にして、松山も現状に認識が追いついた。 自分に用があるのかもしれないが、妖怪と違って、人間はもう休息をとる時間だ。 まして……今夜ばかりは新居で安穏に休みたい。松山は二人に、速やかに引き取り願うことに決めた。 松山「俺に何か用なんですか? もしそうならすみませんが、今日は遅いから明日にしてもらえません?」 萃香「え……いやちょっと待……話を」 紫「あら……それじゃ帰るわ。お休み〜」 拍子抜けする位に、言う通りに帰ろうとする紫。それを萃香が大慌てで止めた。 ぱかっと空間に広げた隙間に身を躍らせようとした紫の左腕をわっしと捕まえて、がなりたてる。 萃香「ちょい待ちなって紫! ちゃんと最後まで手伝うって自分の発言もう忘れたかい!?」 紫「だってぇ。萃香におねだりした肝心の松山君が私に帰れって言うんだもの〜」 紫は、蠱惑的な甘える声を出して……「ねぇ?」 と松山に確認を取ってくる。 ここで何か言えば、また術中に嵌って色々被らされる気がして、松山が答えず黙秘していると…… 痺れを切らした萃香が、どたどたと松山に詰め寄って、性急に用件と……行動の選択を要求してきた。 萃香「だーもうっ! 光! これから私は紫と一緒に、吸血鬼に先んじて紅魔館の外来人を捕まえに行くんだよ!! 場所も掴んでる。光はどうする? 私達と一緒に来るか、任せて残るか今すぐ決めとくれ!!」 松山「……ちょ、今なんて、え、ええー!!?」
[954]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/10/26(月) 22:16:47 ID:??? どうしますか? A 一緒に行く B 一緒に行かない C その他 *先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
[955]森崎名無しさん:2009/10/26(月) 22:17:39 ID:b/yw2ICg C 何で捕まえに行くのか聞いてみる
[956]森崎名無しさん:2009/10/26(月) 22:20:00 ID:i7mTKQ0w B
[957]森崎名無しさん:2009/10/26(月) 22:20:24 ID:vedyN/Z+ B
[958]キャプテンレミリア ◆t2UAZ3G5UI :2009/10/26(月) 22:21:06 ID:YPxPmRnA B
[959]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/10/26(月) 23:06:53 ID:??? B 一緒に行かない 余程時間に余裕がないのか、一方的にぶつかった萃香の発言は、松山に判断の余地を与えなかった。 考える時間もない……つまり、ここで出した松山の答えは反射的かつ本音だった。 松山「い、行かない……俺は行かないよ」 急に押しかけられて、紅魔館の外来人……ポブルセンを捕まえにいくなんて言われても、そう答えるしかない。 松山を目の仇にしてる男だし、自分が言っても話をこじらせるだけという気持ちと…… それに増して、わざわざ会いに行く気持ちになれないというのがあった。 答えを聞いて、紫が話の食い違いを見た風に、萃香に質問する。 紫「……萃香、話が違うんじゃなくて?」 萃香「ん、そう? ま〜いいじゃん。それなら私らの好きに任せてもらえるってこったし」 萃香本人は、そっちの方がてっとり早いと気にしない様子で、紫の展開させてた隙間に飛び込む。 一方で紫は、一度スキマを閉ざしてから、松山に話しかけた。 紫「それじゃ、いいのね? 彼の処遇。私達の好きにしても」 松山が黙って頷くと、紫は何故かちょっと不満げな顔をした。そこで一羽の鳥が降りてきた。 その鳥は見てると、紫と意思の疎通ができるらしくて、紫は暫く報告を聞くようにして頷き返している。
[960]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/10/26(月) 23:07:38 ID:??? 紫「隠匿してる結界もそろそろ綻びそうなのね? 彼が……レミリア達の網にかかる前に、全て終わらせなければ」 空間の裂け目を開き、紫も身を投じると、裂け目は跡形もなく消えた。 唐突にやってきて、唐突にいなくなった紫と萃香の行動。 彼女達がどうして、ポブルセンの件で動いてるのか……真意が分からずに、松山は首を捻るだけだった。 松山「……ま、いいか。ここでこうしてても仕方ないし家に入ろう」 ドアを開けると、家の中も暗く見通しが利かず、玄関の段差や居間のテーブルの角に体をぶつけたりしながら 松山は自分の部屋へ帰ってくると、そのまますぐに畳の上に寝転がった。 シャンハイも待機すると、光の放出もなくなって、視界が闇一色に覆われる。 松山「寝る前に作業はできる時間だけど……何するにも今日は無理かな」 窓から部屋よりは明るい夜空の星明りを見上げながら、松山は目を閉じた。 明日にも、行灯や布団を買いに出たり、博麗神社に立ち寄ったりと、やることは幾らでもある。 それらを考えてる内に、いつしか眠気がどんどん増して……いつしかポブルセンの事も頭の中から消えた。
[961]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/10/26(月) 23:08:02 ID:??? 29日目終了。 *守矢イーグルスから正式に脱退しました。 *今後の活動圏が、人里周辺になりました。 *松山のガッツ (900/900)→(900/900) *シャンハイのガッツが回復しました。(790/890)→(890/890) 今日はここまで。 人気投票はこちらです。 http://capmori.net/vote/vote2a/bbs.cgi ポブルセンどうなるかは……後はカードのお導き次第ですね。残留の線はほぼ消えてしまいましたが。 スレタイもまだ募集していますー。
[962]森崎名無しさん:2009/10/26(月) 23:15:48 ID:??? 乙でした
[963]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2009/10/27(火) 16:12:42 ID:??? 【幻想郷・29日目・深夜】 手遅れになる前に。彼が知ったのは、僥倖だった。 敗戦の……試合終了のホイッスルを聞いた後、不貞腐れるまま彼は誰とも顔を合わせずスタジアムから離れた。 全くと言っていい程、自然に無警戒に、紅い館に足が向く。 幻想郷で彼が知る場所は、その館を除けば、繁盛してない珍品道具店が関の山なのだから、当然ではあるのだが。 僥倖だった。彼がそれを知ることができたのは、今日から門前に彼女が復帰してたからだ。 毛嫌いしてるジャパニーズに敗れた彼……ポブルセンは、すぐ彼女の姿を認めた。 もう東洋人なら、相手がチャイニーズであっても区別せず当り散らそうと近付いていく。 そこへ。 美鈴「あ、貴方!? こんなところで何やってんですか!?」
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0ch BBS 2007-01-24