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【新スレ】小田Jr.の野望【始めました】
[106]小田ジュニアの野望:2009/10/04(日) 16:24:48 ID:FfjULeL2 小田強、美酒の味を知る→2+クラブK 基本値2+スキルハーフ1+2(微妙女になる薬)+13/2(美少女になる薬)=12
[107]小田ジュニアの野望:2009/10/04(日) 16:26:14 ID:Eb5DqzJA 小田ジュニアは妹、紫乃に向かうと二つの食べ物を渡す。 「???なぁに、おにいちゃん?」 滅多に聞くことのない声は意外なほど澄んでおり、目さえ瞑れば悪くはないような 気がする。ただし、目の前の少女はやはり容姿3の不少女であり、妹であるという 補正がなければ一刻も早く逃げ出したい気分なのだが… それでも無言で差し出される食べ物を、きっと食べろということだろうと認識した妹は 小さな口でかぷりと一欠片食す。 ドクン!! それはたった一口食べただけでも効果がはっきりとわかり、体内の細胞が一斉に活性化する。 続いて二口、三口、と食べ進め、ついに食べ終わるとそこには、まだ多少おかしなところは あるが、立派に見ることが出来る普通の少女がちょこんと座っていた。
[108]小田ジュニアの野望:2009/10/04(日) 16:26:58 ID:Eb5DqzJA 「ほれ、もう一個」 小田ジュニアはその効果が本物であることに安心し、続けてもう一つの食べ物を促す。 「…うん」 妹、紫乃は今起きていることを本能的に悟っているのか、最初に食べた物に比べ素直に 口にすると…突然苦しみ出す! 「しまった!副作用なのか!?」 本来の使用法と異なる食べ方をしたため起きた急激な変化に幼い子供が耐えられるわけもなく、 紫乃は喉を押さえ、小さくふるえている。
[109]小田ジュニアの野望:2009/10/04(日) 16:28:11 ID:FfjULeL2 「紫乃!おい、大丈夫か!?吐き出せ!おい!」 あまりの変化に自らの奇手の賭けに妹の命を差し出してしまったのだと、ジュニアは後悔するが、 もう遅い。 しかし、紫乃の精神力は…いままで日陰の道しか歩むとが出来ず、どんなに望んでも手に入らない 渇望が、生きるための希望が…すべてを凌駕した。 その小さい少女は、体の悲鳴をすべて無視し、ほんの僅かに動く手と口で体中が拒否する アンブロシアを無理矢理体内に押し込めつづける。 その凄惨な光景が、紫乃の今までの悲壮を見せつけるようで、ジュニアは止めることも、 助けることも出来ず、ただ狼狽するだけだった。
[110]小田ジュニアの野望:2009/10/04(日) 16:28:54 ID:FfjULeL2 …時間にすると何時間…いや実際は数分…正確な時間はきっと紫乃にも猛にもわからないが 紫乃の姿は劇的に変わった。 腫れぼったい目も下膨れな頬も、左右非対称な輪郭も、少し曲がっていた鼻も、 たらこ以上に大きかった唇も、すべては過去の物である。 今の彼女は、愛らしいぱっちりとした瞳に、春の柔らかさを思い浮かばせる桜色の頬、 均整のとれた輪郭に、ちょこんとのった鼻も愛らしい。唇は花の花弁を思い出させるように 見目麗しく、その声は小鳥のさえずりのようだった。 「おにいちゃん?」 ようやく、副作用にうち勝ったのか…弱々しかった呼吸も安定したところで紫乃はこちらの 方をキラキラとした瞳で見つめる。 紫乃の感謝の気持ち→!card !cardのスペースを抜いてコピペってください。 ダイヤスペード おにいちゃん、ありがとうこの恩は一生忘れません 友好値15に! ハート すきすきお兄ちゃんラブ!ブラコン妹のできあがり! クラブ おにいちゃん、ありがとう。 友好値10に! となります。
[111]森崎名無しさん:2009/10/04(日) 16:31:30 ID:??? 紫乃の感謝の気持ち→ ハートJ
[112]森崎名無しさん:2009/10/04(日) 16:41:21 ID:??? nice Jr
[113]小田ジュニアの野望:2009/10/04(日) 17:32:01 ID:MvSOExd2 紫乃の感謝の気持ち→ハートJ ハート すきすきお兄ちゃんラブ!ブラコン妹のできあがり! 紫乃のキラキラとした瞳は兄を見る目とは少し異なっていた。僅かに上気した桜色の頬も 苦しさからくる物であればすでに落ち着いても良さそうなのだが、それどころか紅潮していき キラキラした瞳も僅かにトロンと潤みがかっていた。
[114]小田ジュニアの野望:2009/10/04(日) 17:32:32 ID:0C4d4c9Q 「私の…王子さま…」 紫乃のよく読む絵本にこんな物がある。 昔々、美しい赤ちゃんに、悪い魔法使いが魔法をかけました。するとどうでしょう、 その美しい赤ちゃんは、みるみる醜い姿になり、悲嘆にくれた両親はその赤ちゃんを 家の中に籠もらし、ひっそりと暮らしていきました。 ある日、その家に一人の王子様が現れ、こういいました。おお!美しい娘がいると 聞いていたのだが、お前がそうなのだな。よし、僕が悪い魔法使いを退治してあげよう。 王子様は醜い少女に微笑みかけると、早速悪い魔法使いを懲らしめ、魔法を解かせるの でした。そしてそこに現れたのは美しい少女。王子は美しい娘と結婚し 幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。
[115]小田ジュニアの野望:2009/10/04(日) 17:33:06 ID:bKavl4UI 紫乃の母は掛け値無しの美人である。父は…まぁびみょうだが悪くはない。 兄もまぁハーフ特有の中性的な顔立ちをしており、見る人によってはかっこいいと 思うかもしれない。だから彼女だけなのだ。一家で醜いのは… だから、魔法は本当にあって、いつか王子様が魔法を解いてくれるのだと…そう思っていた。 そしてその日は突然訪れた。今日この日、少し苦しかったのは魔法と違ったけど、 解いてくれたのは身近にいながら空気みたいに過ごしてきた人だけど… それでも紫乃にとっては王子様だった。
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0ch BBS 2007-01-24