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【ツキはいつも】キャプテン霧雨31【そこにある】
[613]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2009/10/18(日) 20:58:32 ID:??? そして、そのシュートに向かって行った霧雨メンバーはボールに触れることができない。 鮮やかなだけでない。ミラクルドライブはゴールを狙うためのシュートだ。 松山「嘘っ…!」 (7)金木「別次元だ…!!」 霊夢「ぐっ、届きゃしないじゃない!!!」 (4)藤木「でりゃあああああッ!!」 (13)岡山「うわああああああああっ!!!」 (11)田中「見えない…!!」 輝夜「これが……本当のアイツの全力!?!」 ギュアアアアアアアッ……シュパァン!! ボールは生きているかのように、ブロックの隙間を抜けてゴールへ飛翔。 枠を外れた位置へ飛んで……そう、跳ねた。美味は完全に逆を突かれた。 (1)美味「わぁっ…わぁあああああああッ!!」
[614]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2009/10/18(日) 20:58:49 ID:??? フランは楽しかった。自分の力をここまで振るっても、勝てないことが。 相手が壊れないことが楽しくて仕方なかった。 だから、彼女はどこまでも己の力を絞ることに躊躇はなかった。 フラン「アハハ…アハハハハハッ!!!」 ボールのスピンを捉える。ああ、こんなシュートがあったんだねと感心する。 観客や、魔理沙や松山の呻きが聞こえる。早く止めなくちゃと速度を上げた。 美味の体と逆方向へボールが跳ねた丁度その時、何とか間に合ってと、最後の踏み込み。 フラン「いっくよぉぉぉっ……届けええええええええッ!!!」 バギィィィィィッ!! 勢いを殺さずに、まるでシュートするかのように右回り。全力で足を振り抜く。 ミラクルドライブはゴールに刺さらず、勢いよく弾き返された。防がれたのだ、最後のシュートは。 翼「…………… ……… え?」 フランの脚力で蹴り返されたボールは、勢いよく翼の真横を転がり… そして、超モリサキの足元でゆっくりと動きが止まった。 超モリサキ「は……?なんで……なんで、ここにボールがあるんだよ……」 …………ピッ……ピィィィィィィィィィィイッ!!! 笛は鳴った。しかし、同点の笛ではない。 試合終了の笛だった。
[615]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2009/10/18(日) 20:59:09 ID:??? 実況「し、試合終了ーーーーーーッ!!!!!!フランくんが…… 恐らくはフランくんが翼くんの凄まじいシュートを読みきっていたかのように弾き飛ばした!! スコアは7-6のまま変わらず!!霧雨!!優勝は霧雨吉良吉良マジック!!」 ワァッ ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!! 同時に、声高く観客たちの声が響き渡る。 霧雨の勝利を喜ぶ声、南葛の敗北を嘆く声。そして、両者の健闘を称える声。 フラン「あー、楽しかったぁ!!!」 翼「………負けたのか………………」 (7)金木「勝っ…………た…のか?」 おしくらまんじゅうに勝った、と楽しさのあまり跳ね回るフラン。 その姿を見て、ようやく南葛イレブンは己の敗北を悟り…霧雨イレブンは勝利を感じ始めた。 岬「嘘……だろ、シュートだけじゃないなんてどんなチートさ…」 滝「すげぇ…………!!」 (11)田中「やったぁ……!!」 (13)岡山「後半は途中からあの子の一人舞台だったなァ」 実況「どっちが勝ってもおかしくない試合でした!!どちらも優勝に相応しい!! 私個人としては、両方優勝にしてしまいたい気分です!!」
[616]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2009/10/18(日) 20:59:27 ID:??? フラン「やったよぉ、魔理沙、光ー!!」 魔理沙「やりやがったじゃねぇか、フラン!!」 松山「ありがとう、フラン!!(ちょっとでも怖いなんて思った私が…恥ずかしいよ…!)」 無邪気に2人の下へスキップしてくるフランを、両側から魔理沙と松山が抱きしめる。 森崎からハットトリックを決め、翼のミラクルドライブを止めたとは思えぬ細身。 きゃいきゃいと、フランは楽しそうに笑う。 SIN☆一「…帰るのか?もうちょっと余韻ってのをな……」 れみぃ「………………うっさいわね。帰りたい気持ちなのよ」 それを見て、悲しいような嬉しいような表情で背を向けるレミリア。 自分といるほうが正しいと信じていた。だが、今のフランは…… れみぃ「(………くっ!)」 SIN☆一「やーれやれ、んじゃあワガママ姫様に付き合って帰るとするか」
[617]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2009/10/18(日) 21:00:01 ID:??? 依姫「これが、サッカー………」 永琳「どう?少しはやってみたい気持ちになったかしら?」 依姫「!?……いえ、別にそんな事は」 慌てて否定する依姫だが、それが嘘である事は師匠と姉にはわかりきっていた。 今も彼女の視線は、話している相手ではなく下のフィールドを見つめているのだから。 永琳「(フランドール・スカーレット。私が本当の全力になっても、敵うか怪しいわね… さぁ…我らがキャプテンさんはどう動いてくれるのかしら)」 豊姫「(GKって大変なんだなー)」 依姫「(こう行って……ずばーっと!!決める!……ハッ?!いやいや、別にしたくなんか… い、いやでも月を守るためには仕方ない…うん、仕方ない!)」
[618]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2009/10/18(日) 21:00:29 ID:??? 見上「これほど贅沢な悩みもないな。全日本のキャプテンを誰にするか……」 片桐「ええ、全くです。翼も森崎も…あるいは岬、日向も。 もし入ってくるとすれば、霧雨吉良吉良マジックの選手たちも」 2人のグラサンたちが、ゆっくりと観客席を離れて行く。 彼らにはこれからにやるべき仕事が多いのだ。 見上「(松山も有力候補だな。三杉は……ダメだな。あれでは、他の選手に舐められかねん。 源三。お前もうかうかしていると、ベンチにすら入れなくなるぞ)」 片桐「見上さん。とりあえず選考を始めましょうか。 この試合で活躍したのは、金木と…ああ、柴田は微妙でしたね…」 見上「そうだな。とりあえず合宿に呼んでもいいだろう………む、君は?」 歩き始める通路に、小さな人影が現れる。まるで生えてきたかのように。 そしてその人影は、見上に軽い調子で話しかけた。少し相談がある、と。
[619]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2009/10/18(日) 21:00:42 ID:??? 魔理沙「はぁ……勝ったな…何とか勝てたよ…まぁ私が何やったと言われると微妙だけど」 翼は何も当然のように輝夜に話しかけに向かい、フランは松山と話している。 残りの選手たちは散り散りになって、ぼうっとしている。 魔理沙「誰と話そうかな?」 A 霧雨の選手と話す B 南葛の選手と話す C 観客席の人と話す D もういいや、ベンチに戻ろう E いやいや、フランをみんなで胴上げすべきだろ 現魔理沙ガッツ 179/850 ※4回まで行動できます *先に【3】票入った選択肢が採用されます。ageで投票してください。sageではカウントできません
[620]森崎名無しさん:2009/10/18(日) 21:01:35 ID:t5x6k8Zg E
[621]森崎名無しさん:2009/10/18(日) 21:05:53 ID:0OdoGrzc E
[622]森崎名無しさん:2009/10/18(日) 21:06:03 ID:4QcFLdqM E
[623]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2009/10/18(日) 21:14:14 ID:??? >>E いやいや、フランをみんなで胴上げすべきだろ 魔理沙「いや、誰かと話すことなんかより大事なことがそこにある! みんなでフランを胴上げするぞ!!」 (7)金木「いい考えだな」 (4)藤木「よぉし、やりますか!」 松山「北国魂見せるよっ!!」 霊夢「ちょっと悔しいけど、この優勝の立役者だしね!」 (1)美味「本当に助かりました、ありがとうございます!!」 わいわいと、フランの周囲に集まるメンバーたち。 この場面でフランの胴上げに反対する者などいるはずもなかった。 フラン「なになに、何か面白いことでもやるのー?」 魔理沙「胴上げだーーーーッ!!!」
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0ch BBS 2007-01-24