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【高頭を】TSUBASA DUNK12【解雇する】
[600]TSUBASA DUNK:2009/12/14(月) 14:30:09 ID:Gi3VwCHo こうして前にも増してグダグダな雰囲気の中、海南大付属高校バスケ部は新体制でスタートした。 部員たちの胸には期待よりも不安の方が多かったことは言うまでもない。 TSUBASA DUNK 第1部 完 翼「えっ、こんな終わり方なの!?」
[601]TSUBASA DUNK:2009/12/14(月) 14:44:33 ID:Gi3VwCHo 1年2か月お付き合いいただいたTSUBASA DUNK第1部もこれで完結です。 システムを練ったり、バランスを調整したりに重きをおいたのでストーリーには自分でも不満が 残っているところもたくさんあります。 書きたかったけど書けなかったこと。あのときこうすればよかったという後悔。 全てを「第2部」に活かせればと思います。 そう、物語はいよいよキャプテン争いを懸けた「第2部」へと突入します。 新登場のPF竹田先輩、もうすぐ後輩も入ってきてレギュラー争いもさらに激化するでしょう。 そして、全国レベルを経験してきた流川、桜木は大幅にレベルアップしているはず。 翼はキャプテンになれるのか?レギュラーの座を取れるのか?県大会でのライバルとの再会は? 見どころ満載のTSUBASA DUNK第2部はもうすぐ開始。乞う、ご期待!! 追伸 凌辱の分岐をクラブAだけにしようか迷ったけど、迷う必要はなかったぜ!
[602]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2009/12/14(月) 15:41:00 ID:??? 第1部乙でした!怒涛のラスト展開に笑いが止まらないwwwww 翼たち海南だけでなく、まだ見ぬ後輩や成長したライバルたちにも期待の心が膨らみます。 様々なバスケ漫画がありますが、どんなキャラが出てくるか楽しみですw 翼よーはーしれー翼よーはーしれー♪はーしりーぬけー♪(陵辱の世界を)
[603]小田ジュニア:2009/12/14(月) 16:21:58 ID:??? 第1部完 お疲れさまです。 最後の最後で最高に笑わせていただきました。第二部も楽しみにしてますよ〜。 そして横島の女子バスケ界凌辱を楽しみにしてますw
[604]TSUBASA DUNK:2009/12/14(月) 17:14:46 ID:??? >>602 モリブレムさん 乙ありがとうございます!怒涛……怒涛の展開です。 田辺がキャプテンまでは私の許容範囲でしたが、クラブAで完全に跳び抜けました。 第2部に期待できるのか不安です。 他のバスケ漫画のキャラは小出しにすればよかったと今更ながら後悔しています。 DEARBOYSの主人公たちを2年に設定しておくとか。 次に出るのは「ほくろのバスケ」か「冨樫家電」か…… >>603 小田さん コメントありがとうございます! こんなんでいいのかってくらいふざけたラストになりました。 ちょっと力が抜けてて自分ではお気に入りです……が続きが激しく不安です。 横島はどう進化するのか、色々な意味で期待していてください! *** では久しぶり(?)にTSUBASA DUNK外伝〜もうひとつのキャプテン翼〜です。 〜あらすじ〜 サッカー筋の損傷で二度とサッカーが出来なくなった翼だったが、諦めきれず無名校の サッカー部に入部。2年間をかけて仲間たちを成長させ、3年の夏、ついに静岡県大会 決勝戦でかつての仲間がいる南葛高校と対戦することに。 開始早々に先制点を奪われるも、翼の作戦が当たり、すぐに同点にする。そのまま前半は 終わり、1−1のままハーフタイムを迎えたのだった……
[605]TSUBASA DUNK:2009/12/14(月) 17:16:23 ID:??? ハーフタイムに入ってすぐの、両チームの控え室をつなぐ通路のちょうど真ん中あたり…… 翼「ミーティングもあるだろうに呼び出して悪かったね」 翼は南葛のひとりの選手を呼び出していた。 ??「い、いや……いいんだ(俺にはやっぱり南葛よりも翼が大事だから)」 翼「話はすぐに終わるから。さすがにミーティングにキャプテンがいないと困るだろ、石崎くん」 翼が呼び出した相手は南葛高校の石崎だった。石崎は今にも泣きそうな顔で翼を見ている。 翼「単刀直入に言う。やる気がないなら後半は出場しないでくれ」 石崎「えっ……」 翼「俺は全力の南葛と戦いたいんだ。勝つにしても、もし負けたとしても。石崎くんみたいに やる気のないプレーをされるのが一番嫌だ」 石崎「そ、そんなこと……!!」 翼「そんなことないなんて言わせないよ。前半戦、ウチの選手が何回キミの横を通り過ぎた? まあ、ボーッとしていたから石崎くんには分からないかもしれないけど」 石崎「だって、俺は翼とは戦いたくない……戦えないよ!!」 翼「ふざけるなッ!!」 静まり返ったコンクリート打ちの廊下に翼の声がこだまする。
[606]TSUBASA DUNK:2009/12/14(月) 17:18:12 ID:??? 翼「俺がどんな思いで今日の試合に臨んだか分かるか!?3年前、もうサッカーが出来ないって 突然宣告されて、いきなりサッカーを取り上げられた。これが最後って覚悟でプレーを することなくだ。俺はサッカーにきちんと別れを告げられなかった。ライバルに別れを 告げられなかった。そして、チームメイトたちに別れを告げられなかった」 溢れだした翼の感情は止まらない。 翼「俺はどんな手を使ってでも、せめて南葛中のみんなとはもう一度だけでいいからサッカーを したいと思った。だから、俺でもサッカー部に入れそうな学校に進学した。幸いチーム メイトに恵まれてここまでくることが出来た。俺のサッカーは今日で最後になるかも しれない。それでも……それでも、もう後悔はない」 悲痛な告白だが、それでも翼の瞳に宿った光は失われない。いや、なお一層強く輝いていた。 翼「南葛中のみんなや、大友中の連中と最後にこうやって試合が出来る。それが楽しみだった。 みんなの成長をフィールドで感じ、そして俺のチームメイトをみんなに見てほしかった。 まだまだ南葛高校の選手に比べれば個人のレベルは低いけど、それでも作戦次第では 互角以上に戦えると思っていた。それに、こんな俺のワガママに協力してくれるいい奴ら なんだ。俺にとって南葛中のみんなや、全日本のメンバーと同じくらい素晴らしい仲間 だって自慢したかった。中学時代の俺はサッカーを通してしか人を判断できなかった」 今度は少しだけ自嘲気味に笑う。 翼「シュートが強い選手。ドリブルやパスが上手い選手。守備がいい選手。そうやってプレーで 人を区別していた。だから、俺は森崎に負けた。でも、今は人をもっと違う見方で判断 出来るようになったよ。そんな俺を中学時代の仲間に見てほしかったし、新しい見方で みんなともう一度仲間になりたかったんだ」 石崎「つ、つばさ……」
[607]TSUBASA DUNK:2009/12/14(月) 17:20:11 ID:??? 翼はふうと息を吐くと、昂った感情を落ち着けてから言葉を続ける。 翼「本当は、俺にとって一番楽しみだったのが石崎くんとの対戦だったんだ」 石崎「えっ?」 翼「俺が南葛でサッカーを始められたのも、続けられたのも石崎くんがいたからだと思ってる。 だから、石崎くんに今の俺を見てほしかった。お互いに全力でプレーして、この3年間、 どんな練習をしてきたか、どれだけ成長したかを確かめ合いたかった」 再び感情が溢れてきたのだろう、翼の目からは今にも涙がこぼれそうになっていた。 翼「でも、石崎くんは俺にその機会をくれなかった。全力で戦うことを拒み、俺を憐れむような 目で見下して……俺の努力を否定した!」 石崎「違う!違うよ……俺は翼と戦うなんて嫌なんだ」 翼「それが見下しているんじゃないか。俺を馬鹿にしているんだ」 石崎「違うってば。怪我とか関係なく、俺にとって翼はサッカー選手として憧れてて、大切な 仲間だから戦えないんだよ」 翼「石崎くんは、俺に勝ちたいって気持ちはないのかい?憧れているなら俺を超えたいって 気持はないのかよ!?」 石崎「え……翼を超える?」 石崎にとってそれは今まで考えたこともない発想だった。しかし、口にしたことでその感情が 一気に燃え上がる。精神的に幼いところもあったが、石崎もまた生粋のアスリートなのである。
[608]TSUBASA DUNK:2009/12/14(月) 17:21:56 ID:??? 石崎「そうだよな。なんで、今までそう考えられなかったんだろう……」 石崎は何やら思案顔でぶつぶつつぶやくと、すぐに翼の方を向き直る。 石崎「よし、聞け!俺は今日、この試合に勝って、翼を超える!!そして、全国大会も制覇して 日本一の選手になるぞ!!」 翼「俺は世界一を目指していたけどね」 石崎「よ、よ〜し……じゃあ、俺もワールドユースのキャプテンになって日本を優勝に導く。 そして、世界一の栄光を掴んでみせるぜ!」 翼「ぷ……くくく……あははははは!!!」 石崎「な、なんだよ。俺が世界一目指しちゃおかしいかよ」 ムッとした顔で翼につめよる石崎。 翼「ごめん、ごめん。いや、あまりに単純で……でも、それが石崎くんのいいところだよね」 石崎「なんだよ、たまに真面目になってみりゃあよぉ……でも、俺は前言撤回はしねえ。男に 二言はないからな!」 翼「頑張って(俺が笑った本当の理由は、昔の熱い石崎くんに戻ってくれたのが嬉しいからだよ)」 石崎「とにかく、後半は真剣勝負だ!怪我人だからって手を抜くんじゃねえぞ!!」 翼「それって普通は俺のセリフじゃない?」 それだけ言うとお互いに背中を向け、それぞれの控え室に戻っていった。
[609]TSUBASA DUNK:2009/12/14(月) 17:23:38 ID:??? 控室に戻ってきた翼。熱海温泉高校のメンバーは体を休めながら翼を待っていた。 一之瀬「戻ってきたか。後半はどうするんだ?」 翼「向こうにこちらの最初の狙いは見破られているからね。何か新しい作戦が必要だね」 新田「こっちの手持ちの作戦と言えば……」 翼「縦ポンサッカー、八作(8番、やはぎ)とO木(0番、おぎ)のコンビプレー、あとは ロスタイムに捨て身の全員攻撃ってところかな。南葛の攻撃を守り切ってのカウンターが 前提だけどね」 新田「やっぱり少ないっすね」 翼「準決勝までは新田が1点奪って、それを守り切ることしか考えてなかったからね。それでも なんとかなったのは毎試合きちんと点を取ってくれた新田のおかげだよ」 新田「いやあ」 予想外なところで褒められた新田はまんざらでもないという顔をする。 翼「新田がいなかったら本当にどうなっていたか……よくきてくれたよ」 新田「……南葛に行ったら山森を倒せないっすから」 中学時代には県下でライバルと言われた新田と山森。最後の夏を制したのはこの年、伝説の 全国大会V4を成し遂げた南葛のキャプテン山森だった。 新田「山森とライバルなんて呼ばれていても、大友中はずっと南葛に勝てなかった。そのまま 同じ高校に進むなんて嫌だった。山森はいい奴だからそんなことを笠に着せないできっと 仲良くなれる。でも、俺自身はその関係に納得できなかった」
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0ch BBS 2007-01-24