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【高頭を】TSUBASA DUNK12【解雇する】
[624]森崎名無しさん:2009/12/16(水) 21:37:04 ID:BfUTbQec B
[625]森崎名無しさん:2009/12/16(水) 21:38:07 ID:XemRmc8g B
[626]森崎名無しさん:2009/12/16(水) 22:37:35 ID:??? 乗り遅れた Aも見たかったけど名無し達が奇跡を起こすことを信じて…! あと新田も
[627]TSUBASA DUNK:2009/12/16(水) 22:56:29 ID:??? >>626 新田「あと……って。あと……ってないだろう?」 *** >B このまま名無し多めで闘った方が面白そうじゃね? >現在の名無しキャラはこれからも名無しのままで進めます。 >>612の続きから >B 自陣を固めて、攻撃はOぎやはぎコンビに任せるぞ! 翼「自陣を固めて、攻撃はOぎやはぎコンビに任せるぞ!」 O木「やったァー!俺の出番だな!!」 翼の言葉にO木が両手を上げて喜ぶ。 八作「よかったな、O木。お前も頑張ってたもんな」 一之瀬「フォーメーションは?」 翼「F番と交代でO木が入り、八作とツートップ。新田はセントラルMFの位置に入ってくれ。 ボランチのEとIはやや開き気味にポジションをとって。3バックのみんなはとにかく ペナルティエリアの中を固めること」 一同「了解!」 翼「ボールを奪ったらとにかく前に蹴り出す。Oぎやはぎコンビはとにかく空いてるスペースを 見つけて入り込むのが上手い。隙があればどんな番組……いや、場面にでも顔を出す! クリアーボールが上手く向こうの選手が少ない位置に落ちればこっちのもんだ」 O木・八作「任せてよ」
[628]TSUBASA DUNK:2009/12/16(水) 22:58:25 ID:??? 熱海温泉高校の後半のフォーメーション ――――――― ――――――― ――G―◎―― ――――――― ――――――― ―――H――― ―E―――I― ―D―B―C― ―――@A―― G八作 ◎O木 H新田 E名無し I名無し D名無し C名無し B三村(失礼しました。名前がありました) @一之瀬(GK) A翼
[629]TSUBASA DUNK:2009/12/16(水) 23:00:31 ID:??? 一方、南葛高校の控室では…… 中山「はぁ……はぁ……」 中山が肩で息をする。ハーフタイムに入って結構な時間が経つが一向に呼吸が落ち着かない。 岬「中山くんはちょっと飛ばし過ぎたね。開始早々にドライブシュートを出したことでペース 配分がメチャクチャになった」 中山「最初から後半まで出るつもりはないさ。翼と戦いたがってる奴が他にもいるからな」 中里「ニン!」 中山に視線を向けられ、いつもよりやや緊張ぎみに返事をする中里。 中山「後半はいつもどおり中里を出してくれ」 岬「オーケー(言われなくてもそのつもりだったけど、自分の口から言ってもらえると助かるよ)」 中山は怪我から復帰したとはいえ、体力は完全には戻っていなかった。大きな怪我をし、体に メスが入れば体力はかなり落ちる。取り戻そうにも、成長期に無理をすれば一生に関わると 運動量を制限されていたのだ。 だから中山は試合に半分しか出られない。前半か後半だけ。しかし、体力は落ちているとはいえ、 その技術は健在、いや限られた時間の中で鬼気迫る集中力を持って取り戻し、そして今では 以前よりキレが増している。そんな中山を欠いたあとにチームのバランスが悪くならないよう、 中山と中里が交代で出るように南葛はしているのだった。
[630]TSUBASA DUNK:2009/12/16(水) 23:01:57 ID:??? 他の選手たちも翼と戦いたいという顔をしているが、1−1というスコアを前にワガママは 言ってられなかった。 岬「フォーメーションは中山くんの位置に井沢くんが入って。石崎くんがDFの中央に入って 中里くんがサイドに回ってくれ」 石崎(キャプテンは俺なんだけどなー。まあ、頭を使うのは岬や中山にも出来る。俺は俺にしか 出来ないことをするんだ!) 岬「井沢くん、さっきも言ったけど相手はパスコースを限定させようとしてくる。誘いに簡単に 乗らないようにね」 井沢「分かってる」 熱海温泉高校の守備が南葛から何度もボールを奪えたのには理由があった。単純だが、それ故に 引っ掛かりやすい。 岬「僕や中山くんはパスでゲームを作るタイプだ。相手に距離を空けて守られれば無理に抜く ことはしない。フリーの味方を見つければそこにパスを出す」 だが、それだけではコースを限定出来ない。前半の南葛高校の守備は両サイドとも薄かった。 どちらにでもパスが出来たはずだが、熱海温泉高校はパスコースを完全に読んでいた。 中山「まさか、俺と岬に似たような癖があるとはな」 岬「う〜ん、右足でボールを蹴るなら誰でも同じじゃないかな?左右どちらにも蹴っていいなら 左の方が蹴りやすい。さらに相手が右前にいたらやっぱり左に蹴るよ」
[631]TSUBASA DUNK:2009/12/16(水) 23:05:47 ID:??? 浦辺「そんな単純なトリックだったのかよ!?」 パスを受けてはDFに囲まれてつぶされた浦辺が叫ぶ。岬の解説にさらに付け加えるなら手や 足と同じように、目にも利き目というものがあり、それがパスを出す判断に影響していた。 また、一番いい位置にパスを出せる彼らのコントロールの良さがパスコースを読みやすくして いたこともDFがボールを奪いにいくことを助けていた。 岬「でも、単純すぎて最初はそんなの作戦だと考えなかったからね」 中山「俺たちがパスを出す瞬間には守備は全員がサイドに寄っていた。逆サイドの山森がフリーに なることを恐れずに。かなり勇気がいるぜ」 岬「自信があったのもあるんだろうけど、そこまで賭けに出ないと互角には戦えないと思った んだろうね」 滝「でも、見事に賭けに勝って、同点のまま後半戦に入られちまったな」 高杉「でも、前半の途中からはこっちが攻めて、向こうはずっと防戦一方だったぜ」 岬「いちばん怖いのはそこだよ。こちらがどれだけ攻めてもゴールを割れない。消極的な試合に 客席からブーイングをされても心を乱さない。それだけの覚悟と決意があるってことさ」 中山「翼は恐ろしいチームを作り上げたもんだ」 翼の執念、そしてそんな彼がサッカー選手として致命的な傷を負っていることを考え、控え室の 中が静まり返る。そして、誰もが心の中で考える。そこまでしてサッカーがしたい翼。そんな 翼に本当に勝ってもいいのだろうか?いや、勝てるのだろうか?
[632]TSUBASA DUNK:2009/12/16(水) 23:08:10 ID:??? 沈黙を破ったのはキャプテンの石崎だった。 石崎「違うだろ!翼にここまでさせているのは俺たちだろ?ここまでしなくちゃ互角に戦えない、 そう思ったから向こうはこういう作戦を取っているんだ!諦めるでも、開き直るでもなく、 作戦はどうあれ真っ向勝負でぶつかりにきてるんじゃないか。そんな相手から逃げるのが 俺たちのサッカーじゃないだろ?向かってくる相手にはぶつかって、そしてなぎ倒す!! それが俺たち南葛のサッカーじゃないか!翼としてきたサッカーじゃないか!!」 一同「「「!!」」」 石崎「変な遠慮なんてしたら翼が余計みじめになるだけだ。他のチームなら南葛と対戦するって だけで最初から試合を諦めてしまうところもある。県内では中堅や強豪のチームですらだ。 熱海温泉高校なんて2年前までは1回戦を勝てるかどうかってチームだったんだ。それが 打倒南葛を目標にここまで上ってきたんだ。全力でぶつからなくちゃ失礼だぜ!」 浦辺「……そう、だよな。ああ、真っ向勝負してやろうじゃねえか!」 石崎の言葉に真っ先に反応したのは負けん気が強い浦辺だった。彼が不思議な力を見せることは 今ではなくなっていた。心なしか額の傷が小さくなったようにも見える。体が大きくなったから だろうか? 来生「ハッハァー!俺様も本気を出すのは忍びなかったが、そういうことなら見せてやるぜ。 後半は『踊る来生劇場THE MOVIE〜ゴール前を封鎖せよ〜』だぜ」 バカが続く。しかし、この一言で控室の雰囲気が軽くなったことは確かだった。 岬(ふう、雰囲気がよくなって助かったよ。さすがに僕にはこういうことは向いてないからね。 石崎くん、浦辺くん、そして来生くん……この才能はちょっとうらやましいよ。まあ、 こうなりたくはないけどさ)
[633]TSUBASA DUNK:2009/12/16(水) 23:11:41 ID:??? 中山「石崎、そろそろ時間だぞ」 石崎「おっと、じゃあいくか」 石崎の言葉で選手たちは肩を組み、輪を作る。 石崎「向かってくる奴らは誰だろうと全員倒す!今年こそ俺たちが全国bPだ!!南葛―――!!!」 一同「ファイッ!!!!!!」 フィールドに向かう彼らの顔はとても晴れやかに見えた。
[634]TSUBASA DUNK:2009/12/16(水) 23:13:42 ID:??? 【南葛の後半のフォーメーション】 ――――H―― ――J―――― ――――――― ―――I――― ―G―――F― ―――E――― ――――――― D―BA―C ―――@――― H来生 J長野 I岬 G浦辺 F山森 E井沢 D中里 C滝 B石崎 A高杉 @一条 *** といったところで今日はここまで。ハーフタイムで燃え尽きるとは……計算が甘かった。
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0ch BBS 2007-01-24