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【高頭を】TSUBASA DUNK12【解雇する】
[893]TSUBASA DUNK:2010/03/03(水) 22:27:02 ID:y99QgOP+ その日の夕方…… 畑山「さぁて、どんなスクープが待っているやら?」 畑山は昨日のドルジと同じように楽しげなステップで指定された場所に向かう。 ダムダム…… 第2体育館ではどこかの運動部が練習を始めたようだ。キョロキョロとスクープの種を待つ 畑山の後ろからドルジが声をかける。 ドルジ「待たせたな」 畑山「お、お前は!?」 ドルジ「今まで随分、好き勝手やってくれたな。俺だけならまだしも、相撲部やサッカー部に 迷惑をかけたことは許せない。いや、それも漫研としての最低限のルールを守っていた内は よかった。だが、昨日のお前は自分自身のルールさえ失った」 畑山「な、何を言っているんだ?俺自身のルールってなんだよ!?」 自分を見つめるドルジの冷たい目に、畑山の足はすくんで動かない。 ドルジ「漫研のお前が昨日はカメラを使っただろう?」 畑山「そ、そんなことで!?」 ドルジ「相撲にだって禁じ手ってのがある。どんなスポーツにだって反則がある。お前の新聞も そうだと思っていた。だからこそ許してきたが……もう勘弁できない」
[894]TSUBASA DUNK:2010/03/03(水) 22:28:04 ID:y99QgOP+ 畑山「だからって、俺を殴っていいと思ってるのか?お前は相撲部員だろ?俺が口外したら お前だけじゃなく、相撲部も大会に出場できなくなるんだぞ!?」 ドルジ「相撲部なら辞めてきた」 畑山「!?」 ドルジ「サッカー部にも金輪際、近づくつもりはない」 畑山「そこまで!?」 ドルジ「停学も覚悟の上だ。初めての暴力沙汰だ。2〜3週間で済むだろう」 畑山(く、くそっ!逃げ道は……どこか逃げ道はないか?) ガクガク震えて動かない足をなんとか立たせたまま、視線で助けてくれそうな人を探す。 ダムダム…… 畑山(そうだ、体育館ではどこかの部活が練習しているはず!) 体育館から響いてくる音に一筋の光明を見つける。 畑山「た、助けてくれ!!」 ドルジ「ちっ、黙れ!どこまでも腐った奴め!!」 口を塞ごうと、慌てて距離を詰めるドルジ。しかし、体育館から数名の生徒が出てくる。 部員A「おい、どうした!?」 部員B「喧嘩か?」
[895]TSUBASA DUNK:2010/03/03(水) 22:29:25 ID:y99QgOP+ 畑山「違う!喧嘩じゃないんだ……コイツが!!」 ??「お前らは練習に戻れ!ここは俺が預かる!!」 体育館裏に出てきた部員たちの後方から声が聞こえる。声に促されるまま、部員たちは体育館に 引き返していく。 畑山「え!?あれ!?」 ??「フッ。2日続けて会うとは、お前らとは何かあるとしか思えんな」 ドルジ「……確か、高砂さん?」 そこにいたのはバスケ部の高砂だった。 高砂「悪いが、話は一部始終聞かせてもらった。だが、どんな覚悟があろうが一方的に殴るのは 正義とは言えんぞ」 ドルジ「でも!」 畑山「(よし、この人は俺の味方だ!)そ、そうですよね!!」 ドルジ「くっ!!」 高砂「ここはタイマンで勝負といこうじゃないか」 畑山「そうだ!タイマンだ!!……えっ!?えええええええええっ!?」 ドルジ「えっ!?」 高砂はドルジにだけ見えるようにウインクしてみせる。とても不器用でカッコいいウインクでは なかったが、ドルジにはそれがとてもまぶしかった。
[896]TSUBASA DUNK:2010/03/03(水) 22:30:49 ID:y99QgOP+ 高砂「どちらが勝ってもやり過ぎないよう、俺が立ち会ってやる。部活にも早く戻りたいんで さっさと始めろ」 ドルジ「さあ、覚悟はいいな(ニヤリッ)」 ドルジは相撲が始まる時のように腰をずっしりと下ろす。 畑山「ち、ちくしょう!俺だって格闘技(漫画)をかじったことがあるんだ!!やってやらぁ!!」 先着2名で ドルジの戦闘力→ !card+30 畠山の戦闘力→ !card+16 と(!とcardの間の)スペースを削除して書き込んで下さい。 (ドルジ)−(畑山)が…… ≧1→ドルジが畑山を一発で倒す!! 0→なんと、互角の戦い!! ≦−1→まさかの畑山勝利!? 【補足・補正】 畑山のマークがダイヤの時、「ペンは剣よりも強し」が発動し数値に+0されます。 畑山のマークがハートの時、「漫画殺法」が発動し数値に+0されます。 畑山のマークがスペードの時、「スクリーントーン乱舞」が発動し数値に+0されます。 畑山のマークがクラブの時、「ジャンピング土下座」が発動し数値に+0されます。
[897]森崎名無しさん:2010/03/03(水) 22:31:35 ID:??? ドルジの戦闘力→ ハート2 +30
[898]森崎名無しさん:2010/03/03(水) 22:35:15 ID:??? 畠山の戦闘力→ ダイヤA +16
[899]森崎名無しさん:2010/03/03(水) 22:39:16 ID:??? 畠山の戦闘力→ !card+16 ↑あっ
[900]TSUBASA DUNK:2010/03/03(水) 23:09:06 ID:y99QgOP+ >>899 バレました!?自分も書き込んでから気付きました。 *** >ドルジの戦闘力→ ハート2 +30=32 >畠山の戦闘力→ ダイヤA +16+(ペンは剣よりも強し)0=17 >(ドルジ)−(畑山)が≧1→ドルジが畑山を一発で倒す!! 畑山(そうだ!確か、内ポケットにペンが入っていたはず!!アレを武器に……) ペンを持とうと制服の内ポケットに手を入れる。しかし…… ドルジ「どすこい!!」 ドンッ!! 畑山の手がペンを握る前に、勢いよく立ち上がったドルジのぶちかましが炸裂した。 畑山「どふっ!!!!!」 畑山の体が数メートル吹き飛ぶ。 畑山「相撲……恐るべし……ガクッ」 ドルジ「……」 伸びてる畑山に近づくとドルジは拳を握る。そして、気を失っている畑山に…… ガシッ!! その手を高砂が掴む。 高砂「そこまでだ。もういいだろう」
[901]TSUBASA DUNK:2010/03/03(水) 23:10:08 ID:y99QgOP+ ドルジ「……スンマセン」 ドルジの腕から力が抜ける。高砂も安心して腕を掴んでいた手を離す。 高砂「起きろ」 ペチペチと畑山の頬っぺたを叩いて起こす。 畑山「……んん」 高砂「目が覚めたか」 畑山「〜〜〜ッ!!ド、ドルジ!!覚えてろよ!!」 視界にドルジが入った瞬間、畑山が吠え出す。 ぐいっ 畑山「なっ!?」 高砂が畑山の襟首を掴み、持ち上げる。 高砂「いいか。今日からドルジはバスケ部員だ。もし、これから先、こいつにちょっかいを 出すようなことがあれば、学校中の運動部員がお前の敵になると思え」 ドスの利いた声で凄む。 畑山「ひっ!!」 高砂「返事は『ひっ』じゃないだろ?」 畑山「は、はい!はいぃいいい!!」
[902]TSUBASA DUNK:2010/03/03(水) 23:12:24 ID:y99QgOP+ 高砂「分かったらさっさと帰れ」 高砂は襟首を持ち上げたまま畑山を立ち上がらせてやる。高砂が手を離すと、畑山は一目散に 逃げていった。 高砂「こんなもんでいいだろ?」 自分の手の届かないところで全てが決着してしまい、呆然と立ち尽くすドルジに高砂が声を かける。 ドルジ「う、うっす……」 高砂「そういうことで、今日からお前はバスケ部員だ!」 ドルジ「え、あれってマジだったんすか?」 高砂「どうせ他にやることはないんだろう?お前のような奴がスポーツもやらんでパワーを 余らせているのは問題だ。そのうち不良になっちまうぞ」 ドルジ(まあ、やることがないのは確かだし……いいか) 高砂「さっき、ここにきた部員がいただろう?アイツらがお前と同じ1年だ。仲良くやりな。 喧嘩の件は口外しないように俺から言っておいてやるからさ」 ドルジ「スンマセン」 高砂「相撲部とサッカー部の部長にも俺から説明しておいてやるよ。顔が利くのも本当なんだ」 こうして、ドルジはバスケ部に入ることになった。
[903]TSUBASA DUNK:2010/03/03(水) 23:15:02 ID:y99QgOP+ そして、物語は現在に戻る。あの時と同じ、体育館の裏に設置された水飲み場。 ドルジ「で、俺はバスケ部に入ったんだ」 翼「そんなことがあったんですか」 ドルジ「相撲もサッカーも出来なくなっちまったけど、後悔はしてねえ」 翼「バスケ好きですか?」 ドルジ「ああ」 翼「相撲やサッカーより?」 ドルジ「お前はどうなんだよ?サッカーが出来なくなってバスケ始めて、今でもサッカーの方が 好きか?」 翼「それは……」 ドルジ「俺もお前と同じだと思うぜ」 翼「そうですよね」 ドルジ「さあて、また練習するとすっかな。お前もまだ練習していくんだろ?」 翼「はい!」 空がすっかり赤く染まっていたのは、夕日のせいではなく、彼らの青臭いやりとりがあまりに 照れくさいからだったのかもしれない…… TSUBASA DUNK外伝〜青き龍の目覚める朝〜 完
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0ch BBS 2007-01-24