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【高頭を】TSUBASA DUNK12【解雇する】
[978]森崎名無しさん:2010/03/08(月) 22:50:55 ID:HM6upNaQ A
[979]森崎名無しさん:2010/03/08(月) 22:54:10 ID:OuNgOIFY A
[980]スレ末連載『キャプテン羽田共』:2010/03/08(月) 23:12:36 ID:9PMez4l6 >A 「コンビプレイの練習をしよう、森崎」 共『翼、お前はこう答えればいい』 翼「コンビプレイの練習をしよう、森崎」 オオオオオオオオ…寝室内がざわめいた。 森崎「お前とコンビプレイねえ……」 翼「ある意味、俺達ほどお互いをよく理解しているコンビは居ないと思うよ」 森崎「フン、しょうがない。今回だけ力を貸してやる。夕飯の一時間後、近所の公園で練習だ」 ガシッと手を握り合う二人。勿論握力は全開だったが、それでも二人が握手したのは事実だった。 岩見「有難う、森崎、翼!」 森崎「さて……それじゃ、後はおおまかな作戦だけでも決めておくか…」 チームメイト達の方へ向き直る森崎。そこに早苗がやってきた。 早苗「みんな、取り込み中悪いんだけれど……お客さんよ」 森崎「ん?」 翼「誰なんだい?マネージャー」 三杉「僕だよ」 早苗の後ろから現れたのは誰であろう、三杉淳その人であった。三杉は打倒・東邦、打倒・日向の 策を南葛に授けにきたのである。
[981]スレ末連載『キャプテン羽田共』:2010/03/08(月) 23:15:15 ID:9PMez4l6 作戦会議が終わり、小田が実家の寿司屋から届けてもらった特上寿司20人前を全員で食べると 翼は宿舎を出て近くの公園に向かう。 翼・森崎「「……」」 公園で予定通り出会った森崎と翼は、しばらく沈黙を保っていた。 森崎「フン」 翼「今更言う事も無いだろう?」 森崎「いや……あるさ。俺はてめぇが大嫌いだ」 翼「奇遇だね。俺もお前の事が目障りで仕方が無いよ」 森崎「……練習を始めるか」 翼「ああ…あまりハードな物は出来ないけどね」 ポンッ、ポンッ、ポンッ、ポンッ。 日が落ちた公園に、軽快なパスの音が響いていった…… チュンチュン……チチチ…… 決戦の日は来た。 *** 分岐がありませんが、今日はここまでです。お付き合いありがとうございました。 1000までにどうやって終わらせるか考えるので。出来れば990くらいで終わらせたいですねえ。
[982]森崎名無しさん:2010/03/09(火) 00:35:42 ID:??? 乙でした!!
[983]スレ末連載『キャプテン羽田共』:2010/03/09(火) 22:09:40 ID:eSkm1TkM >>982 乙感謝です。 *** 古尾谷「皆、おはよう。体調は良い様だな。さて、作戦会議はもう自主的に行ったらしいな。 ならばワシから言う事は何も無い。相手は東邦学園、そして日向小次郎が出てくる。だが お前たちならば必ず勝てると確信している。自信を持て、我々は王者・南葛なのだ。さァ 今日も全力で行こう!」 南葛メンバー「「「はい!」」」 古尾谷「森崎、キャプテンとして最後に何か無いか?」 森崎「そうですね……」 森崎は部員たちの方に向き直す。 森崎「大友中、東一中、花輪、比良戸、ふらの。数々の強敵たちが俺たちの覇権を脅かさんとし、 そして敗れて行った。何故だ?それは俺達が最強だからだ!誰よりも強く、決して負けない! それが最強無敵の唯一の証明手段だ!俺は負けない!だから南葛も負けないんだ!今日も それは変わらない、東邦もまた俺達の前に破れる!歴史は勝者によって作られる。さあ、 伝説を築きに行くぞ!敵は全て倒す!日本サッカーは俺達が支配するんだ!」 南葛メンバー「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」」」 森崎と共に拳を突き上げる選手達。勿論、高杉、石崎などは渋々であったが。 古尾谷(森崎らしいスピーチだな……野心とそれを満たす為の自信。それは多くの敵を作って いくだろう。だが敵を恐れない勇気でもある。あいつが何処まで行けるのか……直接 見守れるのは今日が最後か) 森崎の演説で士気を高めた南葛は堂々と戦場へ向かった!
[984]スレ末連載『キャプテン羽田共』:2010/03/09(火) 22:11:06 ID:eSkm1TkM 共『翼、今の森崎の演説は覚えておくといい。自信と演出が過剰ぎみだが、それでも聞く者の 心に訴えるものがある。スポーツをやっている者なんて誰でも人より少しでも上にいって やろうという野心の持ち主。だからこそ、さっきの森崎みたいな言葉が心をとらえる』 翼『……うん』 共『フッ。不満そうだな。大嫌いな森崎の真似をしろって言われたのがそんなに気に入らないか?』 翼『……別に』 共『森崎を嫌うのは構わん。だが、アイツから学べることは全て学び、盗めるものは残さず盗め。 それをそのまま使えと言っているんじゃない。お前の中で昇華して自分のものにするんだ』 翼『……』 共『小学生の頃はいるのかいないのか分からないような奴だった森崎が、いつの間にかお前から キャプテンの座を奪うまでに成長した。翼が森崎を嫌うように、アイツもお前のことを 嫌っている』 翼『光栄だね』 共『だからこそ、森崎はお前のことを観察し、お前の真似をしたり、お前に足りないものを 自ら取り入れたりしていった。そして、今の森崎がいる』 翼『……』 共『お前だって頭のどこかではもう分かっているはずだ。自分の最大のライバルが森崎だって。 だが、つまらないプライドが邪魔をしてそれを認められない。このままじゃいつになっても 森崎の「上」には立てないぞ』
[985]スレ末連載『キャプテン羽田共』:2010/03/09(火) 22:12:09 ID:eSkm1TkM 翼『森崎の「上」……そうか、今の俺は森崎の「下」にいるんだよな』 共『(まあ、あんまり上とか下とかは意味がないことだと思うが、翼には厳しくしておかんと。 最近は色々と上手くいき過ぎていたしな)そうだ。それを認めよう』 翼『うん』 共『そして這い上がろう』 翼『うん』 共『身近に超えるべき壁がある。こんなに嬉しいことはないと思わないか?』 翼『……うん、そうだね。よし、俺は森崎を超える!そのためにこれからも色々と教えてくれよ!』 共(これからも……か) 翼『共?』 共『あ、ああ!厳しくしてやるから覚悟しておけよ!っていうか、俺にばっかり頼ってないで たまには自分で考えろよな』 翼『これでも自分では色々考えてるつもりなんだけどなぁ……』 共『考えていても、お前はアレだからな?アレってなんだか分かるか?』 翼『バで始まってカで終わる2文字の言葉だろ?ひどいなぁ』 共『はははっ。少しは利口になったじゃないか』 翼『ちぇっ』
[986]スレ末連載『キャプテン羽田共』:2010/03/09(火) 22:13:53 ID:eSkm1TkM 南葛対東邦の決勝戦は日向のキックオフゴールで幕を開ける。その後、南葛が追いついては 東邦が引き離し、再び南葛のゴールで同点になったところで前半が終了する。後半になっても どちらのチームもなかなか主導権を握れなかったが…… 後半15分、森崎のオーバーラップから南葛にチャンスが巡ってくる。 超モリサキ「翼ァ!こっちへ来やがれ!」 喧嘩腰に翼を呼び寄せる森崎。それだけで翼は森崎が何をしたいのか分かった。 翼「良いだろう……タイミングは俺が合わせる!やるぞ、森崎!」 ダッ! 放送「おっと、翼くんPAの外へ出ました。ドライブシュートを再度撃つ気か?しかしボールは 依然森崎くんがキープしています」 日向「翼の奴、森崎と何をする気だ?」 放送「森崎くんボールを蹴り上げた…がこれはパスではありません、位置をほとんど変えずに落ちて…あああっ!?!」 吉良「そ、そんな話は聞いておらんぞォ!?」 日向「う、うそだっ!!」 合わせ鏡の様に対になった森崎と翼が、全く同時にそれぞれ右足と左足を振り上げる……! 森崎「翼!位置取りが甘いっつってんだろうが!俺まで蹴るつもりか!?」 翼「俺にタイミングを計ってもらっている癖に文句言うな!」
[987]スレ末連載『キャプテン羽田共』:2010/03/09(火) 22:15:12 ID:eSkm1TkM ~回想シーン・昨夜の公園~ パンッ!ダダッ!パンッ!ダダッ!パンッ!ダダッ! 並木の間にボールを通し、ノートラップワンツーを続けながらダッシュする二人。見事な高速 コンビネーションが展開されていたが、翼はまだまだ余裕そうなのに対し森崎は汗だくで息が 切れていた。 森崎「ハァッ、ハァッ、ハァッ……」 翼「どうした森崎。もうヘバったのか?(そうだ、凡人のお前が天才の俺についてこれる訳が 無いんだ。なのに……)」 パンッ!ダダッ!パンッ!ダダッ!パンッ!ダダッ! 森崎「ふ、ふざけんな。俺は……ハァッ、ハァッ、生温過ぎて退屈しているんだよ」 翼「そうか、じゃあテンポを上げるぞ(なのに何故お前は俺に勝とうとするんだ?何故俺の下に つく事を良しとしない?)」 森崎「の、望む、ハァッ、所、だ……!」 パンッ!ダダッ!パンッ!ダダッ!パンッ!ダダッ!パンッ!ダダッ! 翼「そろそろ決めるぞ……このボールを浮かせろ!(何時か聞き出してみよう。お前を屈服 させた時に……!)」 森崎「お、おれに命令すんじゃねぇ……キャプテンは俺だ!」 森崎によって上げられたボールが、二人の間の位置にゆっくりと落ちてきた……
[988]スレ末連載『キャプテン羽田共』:2010/03/09(火) 22:16:56 ID:eSkm1TkM 合わせ鏡の様に対になった森崎と翼が、全く同時にそれぞれ右足と左足を振り上げる……! ~回想シーン終了~ バシュウウウウウウウウウウウウウッ!! 放送「ふ、ふ、二人同時にシュートだァ~~~っ!!森崎くんと翼くんのまさかのコンビプレイ~っ!!」 若島津「や、やっぱりィ~~~ッ!?」 ズバァッ!ドタッ… 横に一回転させられ崩れ落ちる若島津を他所に、ボールはゴールネットを貫いてからようやく 止まった。 ピィイイイイイイイイイイ!! 放送「ゴ、ゴール、ゴールゴールゴォオオオオオオオオオル!!翼くんと森崎くんがほぼ同時に 放ったシュートが東邦の守備網ごとゴールネットを突き破り3点目を南葛に与えましたァ!! 逆転!2度リードされながら2度追いついた南葛が遂に反撃に成功!後半15分、3-2! 3-2です!し、しかしこれはどちらのゴールと言う形になるのでしょうか?」 超モリサキ「……くそっ……」 翼(俺の方がキック力があるからな……その差はカーブとして現れるし、俺がタイミングを 合わせている分、蹴るのも後になるんだ)
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0ch BBS 2007-01-24