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【神に】小田Jr.の野望4【愛された男】
[189]小田ジュニアの野望:2009/11/23(月) 21:52:50 ID:pksayhzI ミニイベント 秋津姫様久しぶり! 夏合宿から帰ってきた次の日、ジュニアは神社の境内に座っていた。 小(春菜姫、本当に出てこなくていいのか?) 春菜姫(うん) 小(でも、…もしかしてあの件か?) 春菜姫(……うん) 小(そうか、それじゃしょうがないな) ジュニアはそう話を切り上げると、拝殿へと足を向ける。 〜〜〜
[190]小田ジュニアの野望:2009/11/23(月) 21:53:54 ID:pksayhzI ドラコ「やあキミか、久しぶり。合宿に行ってたんだろ成果はあった?」 相変わらず 小「まぁまぁ…かな?それより合宿で珍しいもの見つけたから 秋津姫様に奉げようと思ってさ。どうせ呼ぶならここの方が機嫌がよさそうだと思って」 ドラコ「げ…まだ数度しか見てないけど、ここの神様怖いんだよな」 小(どう考えても神主の台詞じゃないよな?) ドラコ「でも寄進奉納の類なら多分大丈夫じゃないの?私もついていこうか?」 小(う〜ん、ほぼ確実にあの話が出るだろうし…流石に情けなすぎるな…) 同学年のジェトーリオに完膚なきまで叩きのまされたことまでが話に出る可能性を考えると ジュニアは「いや、いいよ」といってドラコを社務所のほうへ見送る。 小「ということで、かしこみかしこみももうす…」 ジュニアは一人になったことを確認すると秋津姫の小瓶を取り出しそう念じる。
[191]小田ジュニアの野望:2009/11/23(月) 21:54:57 ID:pksayhzI ぴちゃん… 不意に水滴が落ちる音がする。っと同時に戦慄さえ覚える圧倒的な威厳が周囲を包むと… 秋津姫「さて、あのような事の後に我を呼ぶとは…大したものだ。 …と、でもいってほしいのかえ?」 小(や、やっぱり怒ってる…のか?いやそうだろうな。だけど何にだろう? 俺の監督不行き届き…春菜姫が秋津姫の小瓶を使った事、イワナガヒメの社で春菜姫に 他の神の力を与えたこと…考えれば考えるほど選択肢が出るぞ!?) 秋津姫「ふむ。問題のもう一人の姿が見えぬな…それでは」 秋津姫は絶世の美女のみが許されるような不遜な笑みを浮かべると… 両の掌をもって自らの胸元で一度、拍手をうつ。 パン!! そのピリピリとした神聖にして清涼な音があたり一面を支配した直後 どん! どこかに空間の亀裂が入ったのか何も無いところから突然春菜姫が落ちてくる。
[192]小田ジュニアの野望:2009/11/23(月) 21:56:03 ID:pksayhzI 春菜姫「あいたたた…は!、お、お母様!!」 したたかにうったのか涙目で自分のおしりを擦るが、すぐ眼前から秋津姫の鋭い視線を 感じると、すぐに身なりをただし、緊張した面持ちで背筋を伸ばす。 秋津姫「そなたも神の端くれならば逃げたり、隠れたりせぬことじゃ」 春菜姫「は、はい!」 春菜姫は怖いお母さんに叱られるのが慣れていない子供のように…実際その通りなのだが… 身を縮ませる行為と背筋を伸ばすという一見矛盾した行動を器用にこなす。
[193]小田ジュニアの野望:2009/11/23(月) 21:57:07 ID:pksayhzI 秋津姫「…まぁよい。して何用じゃ?」 本当は春菜姫の意識と一部がつながっているため、どんな用なのかは知っているのだが あえて話を円滑にするのではなく、威厳を持たせるためなのかそ知らぬふりをする。 さてどうするかな? A.このみのりこじるしの生焼き芋を奉納しにきました!正直に用件を言う B.どうもすみませんでした!まずはジャンピング土下座で謝る。 C.いや、こいつの根性叩きのめしてもらおうと思って…春菜姫を生贄にする。 D.特に用は無いけど…呼んでみただけ。精一杯の虚勢をはる。 先に1票集まったものを選択します。
[194]森崎名無しさん:2009/11/23(月) 22:00:22 ID:??? A
[195]小田ジュニアの野望:2009/11/23(月) 23:31:55 ID:pksayhzI A.このみのりこじるしの生焼き芋を奉納しにきました!正直に用件を言う 小(こえ〜!ここで選択間違えたら確実にゲームオーバーだ…) ジュニアはそう直感すると、余計なことは考えずに用件だけ伝えることに徹する。 小「実は、先日キャンプに行った際、このようなものを手に入れまして…、 春菜姫には劇薬でも秋津姫様なら大丈夫だろうということで奉納いたしたく…」 秋津姫「ほう。それは殊勝な。それでは遠慮なくいただくぞ」 秋津姫はジュニアの言葉を最後まで聞かずそういうと手を伸ばす。 ふわ! ジュニアが手にしていた生焼き芋はまるで意思を持っているかのようにふわふわと 秋津姫の掌中におさまる。
[196]小田ジュニアの野望:2009/11/23(月) 23:33:00 ID:pksayhzI 秋津姫「ふむ…、これは…ぬしはいまこれを劇薬だといったな」 小「?…はい。そう聞きましたが?」 秋津姫「これを劇薬だというのなら、我が与えた小瓶は附子そのものじゃ」 小「へ?それはどういう?」 秋津姫「確かにこれに込められている力は凄まじい。しかしこれはあくまで 取り入れられることを前提に作られている。だが、わが小瓶は単体にて完成されておる。 その力を無理やり取り込もうとすれば…生まれたての神なぞ、逆に取り込まれ 消えうせるのが関の山じゃ。小田、貴様はそのようなことをさせたのじゃ、反省せい」 ピカ!!…どっこーん! 小田の眼前が突如光ったかと思うと目の前の板が焼け焦げる。 小(う、うそだろ!?俺はこんなところで…) 春菜姫「お母さん!お父さんはそんなことさせてない!私が勝手にしたことなの。 だからお父さんじゃなくて私を…」 もちろん秋津姫はそのようなことを知っており、小田を断罪しているわけではない。 その目的とは…
[197]小田ジュニアの野望:2009/11/23(月) 23:34:10 ID:pksayhzI 秋津姫「ほぉ…それでは春菜姫が罪を受けると…」 春菜姫「はい」 秋津姫「そうかそうか。それではこちらへくるのじゃ」 春菜姫「はい」 意を決した春菜姫は自らの過ちに対して清算すべく秋津姫の目の前にたつ。 秋津姫「それでは春菜姫…」 秋津姫は両手を握りこぶしにすると、春菜姫のこめかみに当て ぐりぐりぐり! 春菜姫「い、痛いよ、イタイーー!!」 いわゆる『うめぼし』の刑をあたえる。 秋津姫「おぬしはあの時、我を川の神と申したな!?我は尊きも厳かな海の神じゃ! 大体おぬしの技である『わだつみ』は海神であろう!?どこをどうすれば間違うのじゃ!」 春菜姫「わーごめんなさい!ごめんなさい!だからうめぼしはやめてー!」 既に数十秒は続いているうめぼしは、人の急所をこれでもかと言うほど責め続ける 小学生にとって悪魔の技で、人型をとっている春菜姫にとっても地獄の痛みを与えていた。
[198]小田ジュニアの野望:2009/11/23(月) 23:35:43 ID:pksayhzI 小(……あ!) あまりの突飛な光景に唖然としていたジュニアは正気に戻ると 小「もしかして不機嫌だった理由というのはそれだったんですか?」 秋津姫「当たり前じゃ。神が司るものを間違えられるなどこれ以上の屈辱はあると おもうているのか?」 小「いや、おれはてっきり春菜姫が勝手に小瓶使って暴走したことが…」 秋津姫「ああ、それはこやつがこやつの意思でやったことじゃ。それでどうなろうと 満足であったであろう。それはそれで構わんよ」 小(やっぱり神さまの考えはよくわからんな…) そんなことを思っているとお仕置きも終わり、こめかみを指でもみもみしている 春菜姫を迎え入れる。 小「ありがとう、庇ってくれて」 春菜姫「何を言ってるの?私が勝手にしたことだからお父さんは何も悪くないよ?」
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0ch BBS 2007-01-24