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【井の中の虎】キャプテン森崎34【大海を知らず】
[409]2 ◆vD5srW.8hU :2009/12/18(金) 01:05:09 ID:2Y+tBckQ ★森崎も歩けばスイカバーで当たりを引かない→ クラブ2 ★ 2→買い物帰りの沢田に逃げられた。 ----------------------------------------------------------------------------- 沢田「ひゃわっ」 スタタタタッ。 森崎「ん?…ありゃ沢田か。人の顔を見るなり逃げるとは失礼な奴だぜ」 森崎は過去の己の所業を棚に上げ遠ざかる沢田の背中に向けて呟いた。 結局その夜はコンビニで買ったドラゴンスフィアの単行本を読んで暇を潰すハメになった。 森崎「誰だこのどう見ても人間じゃないのは…主人公は何処行った?クリリソ以外の キャラクターが全然見覚え無いぞ。そもそも地球の何処なんだこれ?ダメだ、全然話が分からん…」 〜千葉県成田市、成田空港〜 同時刻、成田空港ではちょっとした珍しい集団が入国していた。 ジウ「寒っ!なにこれ!?」 プラトン「ガチガチガチガチ…」 サンパウロFCがジャパンカップの為に来日したのである。
[410]2 ◆vD5srW.8hU :2009/12/18(金) 01:05:22 ID:2Y+tBckQ 翼「寒いって…ここは室内だぞ。ちゃんと空調が効いている筈だよ」 アマラウ「これでかよ…日本ってホントに今冬なんだな」 ドトール「これが北半球か」 マウリシオ「いきなりブラジルに帰りたくなりました」 ロベルト「(初めて日本に来た俺と同じ反応だ)」 翼「サンパウロの6月と大して変わらないってば…それより陽子さんは何処だろう」 僅か半日で夏から冬に変わると言う体験に驚くブラジル人達。そんな彼らを尻目に翼は 案内役になる筈の陽子を探し、程無くして入国ゲートでモメている金髪の男と共に彼女を発見した。 翼「あ、あれか…ん?」 ポブルセン「フザけんなよ!なんで俺だけこんな所で待たなくちゃいけねえんだ!」 陽子「ごめんなさい、今東ドイツ絡みは色々微妙だから… 入国拒否される事はまず無いと思うから、根気良く待って!」 ポブルセン「日本は冷戦と関係ねえだろうが!スパイ扱いか、コラ!そもそも東なんてもう無いも同然だっての!」 陽子「日本にも色々事情があってね…(あ〜もう面倒くさい)」 カペロマン「アメリカの同盟国だもんな〜。それじゃ、俺達は先にホテルに行ってるから♪」 ポブルセン「あ、てめえ!待ちやがれ、ぶち殺すぞこのクソ捩れイ○ポがァ!」 陽子「お願いだから黙ってよ〜!」
[411]2 ◆vD5srW.8hU :2009/12/18(金) 01:05:38 ID:2Y+tBckQ レナート「なんだありゃ?」 バビントン「東ドイツ?彼は東ドイツ人なのかな?」 ロベルト「あ、あいつは…!」 翼「知っているんですか、監督?」 ロベルト「あ、ああ(なんでアイツがこんな所に…)」 ポブルセン「あーーーっ!貴様は!」 翼「えっ?」 陽子「(きゃーーー!この事態だけは避けたかったのに!)」 サンパウロの登場で事態は更に悪化する。翼達を視界に入れたポブルセンが 陽子が止める暇も無く彼らの方に駆け出し、唾を撒き散らさん勢いでがなりたて始めたのだ。 ポブルセン「ツバサ・オオゾラ!サンパウロのツバサ・オオゾラだなてめえ!」 翼「あ、うん、そうだけど。君は…?」 ポブルセン「君は…だと?俺はハンブルガーSVのクリストフ・ポブルセンだ!知らねえのか!」 カペロマン「そりゃ知ってる訳無いよなあ」 カルツ「あ、あの馬鹿…何処までトラブルを起こす気だ…」 若林「仕方ないな。翼に手を出させる訳にもいかんし、俺が止めてくる」 メッツァ「あ、入国ゲート…勝手に戻っちゃって良いの?」
[412]2 ◆vD5srW.8hU :2009/12/18(金) 01:05:56 ID:2Y+tBckQ 翼「ごめん、ハンブルグのビデオを見るのは日本に来てからって言う予定だったんだ。 知っているみたいだけど、俺はサンパウロの翼だよ。ジャパンカップではよろしく」 ポブルセン「………」 既にゲートを通ったチームメイト達の会話も何処吹く風で怒鳴り続けるポブルセン。 一方翼は3年ぶりの母国でいきなりトラブルを起こすのは避けたいのか、 ややぎこちないながらも無難な笑顔を作り右手を差し出した。 ポブルセンはそれを汚い物を見るかの様な目で見た後、ゆっくりと右手を近づけ… ブンッ! 翼「なっ!」 手と手が触れ合う直前にアッパーカットを放った。持ち前の反射神経で かろうじて仰け反りかわした翼がチームメイト達に背中を支えられる。 バビントン「ツバサ!」 アマラウ「て、てめえ!いきなり何しやがる!」 ポブルセン「チッ、良く避けたな。おいツバサ良く聞け、俺は…ムゴッ!」 若林「すまんな。ウチのバカが迷惑をかけて」 そのままで行けば殴り合いが起きていてもおかしくなかっただろうが、 それ以上暴れられる前にポブルセンは若林に羽交い絞めにされた。 翼「若林くん…一体何なんだい彼は?」
[413]2 ◆vD5srW.8hU :2009/12/18(金) 01:06:13 ID:2Y+tBckQ ポブルセン「モゴッ!ムゴッ!フゴッ!」 若林「ちょっと待っててくれ…おいポブルセン、選択肢だ。たった二つだけな」 ポブルセン「フグ?」 若林「貝の様に口を閉ざし、入国審査をさっさと済ませ、ホテルに向かってジャパンカップに備える。 もしくはここで更に暴れ、入国拒否されて西ドイツに強制送還され、そのままクビにされて 東ドイツに戻されるあるいは路頭に迷う。好きな方を選べよ。俺は別にどっちでも良いぞ」 ポブルセン「………ググ」 陽子「さっ、早くこっちへ!翼くんごめんね、また後でね!」 そのまま若林から説得と言う名の脅迫を受け、ポブルセンはますます目をギラつかせながらも 大人しく離れていった。そのままヤレヤレとため息をつく若林に翼が話しかける。 翼「若林くん、彼はどうして俺に…」 若林「一言で言えばただの逆恨みだ。気にしなくて良いぞ、あいつは所謂キチガイだからな」 翼「そ、そうなのか…」 若林「しかも根は良い奴なんてオチも無い。放っておくのが一番だぞ」 翼「………」 若林「おっといかん、職員に睨まれてるな。じゃあな翼」 翼「あ、うん…」
[414]2 ◆vD5srW.8hU :2009/12/18(金) 01:07:05 ID:2Y+tBckQ そして大して会話をする暇も無く、若林は一度出入りした入国ゲートの方に戻っていった。 後に残されたサンパウロFC一行はポカンとするばかりだった。 マウリシオ「な、なんだったんだろう今のは」 ドトール「監督。監督は奴を知っているのですか?」 ロベルト「ああ…あいつはちょうど翼がサンパウロの入団テストを受けていた時期に ウチを含むブラジルのあちこちのクラブチームに売り込みをかけていた東ドイツ人でな。 実力はかなりの物だったが、態度は見ての通りだ。結局何処にも受け入れられずに 西ドイツに帰ったと聞いていたが、まさかハンブルガーSVに所属していたとは…」 翼「…なるほど。若林くんが言っていた逆恨みとはその事ですか」 アマラウ「本当にただの逆恨みじゃないですか。あいつを入団させなかったのは正解だぜ」 ドトール「そもそも逆恨みなど我が身を振り返ろうとしない者の行為だからな」 マウリシオ「やだなー、あんなのがジャパンカップに出てくるの?さっさと他のチームにやられて欲しいッス」 翼「………」 サンパウロFCとハンブルガーSV、ウルグアイユースに数日遅れて日本到着。 彼らはこれからジャパンカップに備えコンディション調整を始める。
[415]2 ◆vD5srW.8hU :2009/12/18(金) 01:08:37 ID:2Y+tBckQ 1時をちょっと過ぎてしまいましたが今日はここまで。また明日。
[416]創る名無しに見る名無し:2009/12/18(金) 08:35:07 ID:5si7ZkL7 ケ、ケンカ林が大人になってる…Σ( Д)三 ゚ ゚ポーン
[417]2 ◆vD5srW.8hU :2009/12/18(金) 09:33:49 ID:2Y+tBckQ 合宿6日目の午前はまたしても戦術練習に費やされた。 今度も三杉の指揮の下にオフサイドトラップの練習が行われ、DFもしくはDFに起用される 可能性のある選手達全員が一斉にラインを上げるタイミングを学ばされる。 MFやFW達はスルーパス以外の攻撃パターンを混ぜる事によって練習相手となり、 尚且つそれが対戦相手のオフサイドトラップ対策も兼ねていた。 ピィーーーーッ! そして彼らはオフサイドトラップだけでなく、もう一つ別の戦術も学ばされた。 見上「良し、それまで!今日体に染み付かせたタイミングを実戦でも忘れるな!」 高杉「あれ?もう終わりですか?」 石崎「まだ練習時間は半分位残っているんじゃ…」 見上「残りの半分は別の戦術練習に使う。松山!」 松山「は、はいっ!?(まさか…)」 見上「お前がふらの中で使っていたなだれ攻撃をこのチームに叩き込め!」 松山「………はい!」 全日本メンバー「えっ、あれを?」「あれって効果あるのか?」「普通の全員攻撃とどう違うんだあれ?」 見上「松山、お前が説明しろ。練習法も任せる」
[418]2 ◆vD5srW.8hU :2009/12/18(金) 09:34:10 ID:2Y+tBckQ 松山「はい!えっと皆、聞いてくれ。なだれ攻撃の目的はボールを奪ったら全員攻撃で 相手を全員守備を強いて、戦線を敵陣内に押し上げる事なんだ。一度の速攻で ゴールを奪えればそれに越した事は無いが、例え出来なくても相手を防戦に追い込めると言うメリットがある」 来生「ん〜…でもあれってお前がボール奪われたらおしまいじゃん。 実際お前、俺にボール取られて失点したんだし」 松山「…ボールキープ役は別に俺じゃなくても良いんだよ!例えば森崎がやっても良いんだ」 森崎「俺かよ」 松山「あるいは別に誰もキープしなくても良い。最初から前線の選手がドリブルで突撃しても良いんだ。 要はボールをこぼされてもすぐに別の選手達がフォロー、もしくは奪われても他の選手達がすぐにプレス! 言い換えれば攻撃しながらゾーンディフェンスとプレスディフェンス両方をしているつもりになればいいんだよ」 赤井「(おお、ACミランがやってるアレか)」 三杉「(意外と分かり易い説明をするな。サッカーに関しては饒舌なんだな)」 松山「勿論奪われてしかも取り返せなかったら逆に速攻を食らってしまうから、前半終了間際とか タイミングを選ぶ必要があるんだけど、上手く使えば強力な筈だ!さあ、2チームに分かれて練習しようぜ」 その後ミニゲームの形式で行われた練習では皆が全員攻撃と全員守備を行い、 息をつく暇も無い程頻繁にボールの所有権が変わっていった。 住友「これは…凄いですね。全員攻撃と全員守備が同時に出来るなんて」 見上「松山の説明の仕方が上手いのもあったが、原理はサッカー選手にとっては単純だ」
[419]2 ◆vD5srW.8hU :2009/12/18(金) 09:34:27 ID:2Y+tBckQ 住友「単純と言えば単純でしょうけど、あれはチームワークを売りにしたふらのだから出来る 戦術だと思っていましたよ。ウチは…その…自己主張の強い選手達ばかりですから」 見上「逆だよ住友くん。自己主張の強い選手達ばかりだからだ」 住友「えっ?」 新田「良しっ奪った!」 山森「新田危ない!」 新田「へ?」 日向「うらあああああっ!」 ズシャアアアアアアアアアアアッ!! ドゴオッ! 新田「ぐええああああっ!」 住友「…なるほど」 見上「どいつもこいつも負けん気に溢れているクソガキどもだ。クソガキの扱いには慣れている」 住友「く、クソって…あ、松山良い表情していますね。これも狙ってやった事ですか?」 見上「ただの副産物だ。松山は放っておいても勝手に立ち直るタイプだ」
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0ch BBS 2007-01-24