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【遥かなる旅路】キャプテンアモロ18【さらば友よ】
[632]森崎名無しさん:2010/01/24(日) 20:36:44 ID:??? 乙ですゆるりと最終回執筆してください正座で待ってますんで!
[633]森崎名無しさん:2010/01/25(月) 08:57:06 ID:??? (つД`)ウェーン
[634]森崎名無しさん:2010/01/25(月) 20:10:46 ID:??? ちがうよ わーるどべーすぼーるくらしっく編を執筆中なんだよ
[635]キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/25(月) 21:13:42 ID:C1mJhFOI >>622 その日によって違う人かもしれませんがいつもありがとうございました これでどれだけ元気を貰ったことか >>623 海のコックさんです イースト・ブルー編はどのエピソードも大好きです >>624 どんでん返しなどない!……と思います >>625 1年以上やっていた中では初めてになるようです 無事完結まで来れて一安心ってところです >>626 このスレタイにしてよかったと心から思いました >>627 とりあえず史実にあわせてW杯制覇は成し遂げたことにします >>628-629 SGKK(スーパーグレートケンカキーパー)としての地位は確立できた……かな?
[636]キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/25(月) 21:14:54 ID:C1mJhFOI >>631 かなりヤバめだったことは否定できません 最終回でもかなり消費しましたが! >>632-633 お待たせしました、ようやく書きあがりました >>634 そ、それは…… その…… ……では本編を再開します! −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− その後―― 現実世界に帰還したアモロは異世界での経験を糧とし、3年後に見事フランス代表入り。 その後長らく正GKとして君臨し、同じく代表入りしていたボッシ・ルストらと共に 98年のフランスのW杯初制覇に大きく貢献した。 そして引退後は指導者として後進の育成に努めていたが、 74歳の時に心筋梗塞で倒れ、帰らぬ人となった。生涯独身であった。 その数年後のある日、アモロの墓石の前に「遠い世界のキャプテンに捧ぐ」と記された花束が届いていたが、 それがどこから届いたのかは最後までわからなかった。 ただボッシとルストだけは心当たりがあるようであったが、 その二人もそれを語らぬまま故人となり、謎は謎のまま葬られたのであった。 * * * * *
[637]森崎名無しさん:2010/01/25(月) 21:16:04 ID:??? そんな・・・
[638]キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/25(月) 21:16:44 ID:C1mJhFOI 「双六さんはそれから30年後に亡くなった。 あの大会から1世紀経った今では思い出す回数もずいぶんと減った。 仲間たちとは童実野カップ制覇以降、なかなか会えていない。 最後に大人数が集まったのはもう10年も前だろうか? 雷電娘々さんは空中感覚のよさを買われて体操へ挑戦。 童実野町出身者では初のオリンピック出場を果たした。 ガイアさんはアモロスターズのキャプテンをやっている。 アモロ様の作ったチームでもう一度優勝したいのだそうだ。 炎の剣士さんは某焼き鳥の押しに負けて結婚。 パパになってしまわれて、おめでとうと言うか何と言うのか…… 頑張って欲しい。 ルイーズさんは青眼の白龍の1匹と駆け落ちして北の大地へ。 KCの追っ手をかわすのに苦労しているらしい。 ダンジョンワームさんとワームビーストさんはファニーラビッツに移籍して活躍している。 相変わらず仲が良く、今ではコンビプレイでは並ぶ者なしの腕前だとか。 ワイトさんは本格的に料理の道へと進み、とある一流料理会で七包丁なる地位を得た。 時々無料でご馳走をふるまってくれる使える人だ。 BMさんはまたシルバーファラオに戻り、後輩たちを指導している。 ファラオとはなんとか和解出来たらしい。本当によかった。 BMGさんもシルバーファラオに戻ったが、噂によると最近独立し、浅草のロック座で働き始めたらしい。 いろいろ思うところはあるが、大都会でぜひ一旗あげてほしい。 シルバーフォングさんは武者修行の旅へ。 漢字で日記を書けるようになるまでは帰ってこないつもりらしい。
[639]キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/25(月) 21:17:54 ID:C1mJhFOI ゴキボールさんはアモロスターズの副キャプテン。 ガイアさんを補佐し、DF陣のリーダーとしてよくチームをまとめているらしい。 デーモンさんは猥褻物陳列罪で刑務所にいる。アモロスターズの選手ならばそう珍しいことではない。 スライムさん、パンプキングさん、グリフォールさん、翼竜さん、きのこマンさんは全員実家へと帰ったらしい。 バトルマンさんとは闘いの儀以来お会いしていないが、友を救うために過去へ旅立ったと聞いた。 きっとあの人は苦しむ人々の涙のためにこれからも戦い続けるのだろう。 ピッコロさんはお父上と意見が合わず、現在別居されているらしい。 他人の家庭問題には立ち入りたくないが、どうか早く解決されることを願っている。 それともうひとり、エルフの剣士は…… 知らない。 そして私は今……」 一区切りついたところで、ホーリーエルフはペンを置く。 するとそれを待っていたかのように、書斎のドアをノックする音が響いた。 ホーリーエルフ「どうぞ」 ???「失礼します。どうですか、原稿の方は?」 ホーリーエルフ「最終章に入ったところです。今週中にはお渡しできそうです」 ???「ほう、それはよかった! 上司にせっつかれなくてすみますよ」 入ってきたのはホーリーエルフが懇意にしているKC出版の編集者であった。 現在ホーリーエルフは文筆業で生計を立てていた。 そして今書いている作品は、童実野カップ初代優勝チームのアモロスターズの軌跡をまとめたもの。 来年に行なわれる童実野カップが第百回を迎えるにあたり、タイアップ企画として持ち上がったものだった。
[640]キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/25(月) 21:18:52 ID:C1mJhFOI 編集者「そうそう、今日伺ったのは進捗状況を確認するためだけじゃないんです。 その原稿のタイトルがまだ決まっていませんので、その相談をと」 ホーリーエルフ「それでしたらもう考えてあります。この通り……」 ホーリーエルフはタイトル案を記したメモ書きを編集者に見せる。 それを一読した編集者は、少し困ったような表情を見せた。 編集者「うーむ、ちょっとインパクトに欠けますねぇ。もう少しキャッチーなものを……」 ホーリーエルフ「申し訳ありませんが、そのタイトルだけは譲れません。 これを承諾していただけないなら原稿もお渡しできません」 編集者「……そこまで仰るのでしたら仕方ありません。タイトルは『キャプテンアモロ』でいきましょう」 ホーリーエルフ「はい」 にっこりと微笑むホーリーエルフ。 編集者もやっぱりかなわないな、とばかりに苦笑する。 ホーリーエルフ「(アモロ様…… 私はアモロ様のことを忘れません。 だから書き続けます。アモロ様の事を。 いつか私が消えても、時代が変わっても、アモロ様の名前が残るように……)」 * * * * *
[641]キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/25(月) 21:19:50 ID:C1mJhFOI 数日後。『キャプテンアモロ』の仕事を終えて時間のできたホーリーエルフは、久方ぶりにBM師弟と会う機会を得た。 自宅に二人を招きいれたホーリーエルフは、紅茶を片手に歓談を始めた。 ホーリーエルフ「相変わらずお元気そうで」 BMG「えへへ、なんとか元気でやってます」 BM「そちらこそお変わりないようで何よりです」 ホーリーエルフ「カードの精霊は長命ですから。……人間もそうであればよかったのですが」 BM「あの方のことですか」 ぼかした言い方ではあったが、誰の事を指しているのかはわかりきっていた。 ホーリーエルフはゆっくりと頷く。 ホーリーエルフ「長生きしすぎるのも毒ですね。昔のよかったことばかり思い出してしまう」 BM「……私や弟子が元は人間だったことをご存知ですよね」 ホーリーエルフ「はい?」 突然話題を変えられて頭が追いつかず、ホーリーエルフは珍しく間の抜けた返事をする。 それでも構わずにBMは淡々と話を続けた。 BM「3000年以上も昔、私と弟子はエジプトでファラオにお仕えしておりました。 そして盗賊王との戦いで命を落とした私は魂を石盤に宿すことで新たな命を得て、 ファラオを守護する精霊として今日までの時を生きてきたわけです」 ホーリーエルフ「あの、それが何か?」 BM「魔術についての素養があったとは言え、私は元人間。つまり……」
[642]キャプアモの中の人 ◆pH6x5rv1ig :2010/01/25(月) 21:20:50 ID:C1mJhFOI ???「……同じ人間の俺にだってやってやれなくはないってことさ」 ホーリーエルフ「!!!」 いつからそこにいたのか。 BMが腰掛けていた椅子の陰から、一人の青年が姿を現す。 ホーリーエルフ「ゆ、め……?」 ???「じゃねーよ。そこまで悪趣味な仕掛けはせんぞ、俺は」 ホーリーエルフ「……!」 矢も盾もたまらず、ホーリーエルフはその青年の胸に飛び込む。 それを横目で見ながら、BMGはBMと小声で喜び合う。 BMG「上手く行きましたね、お師匠サマ!」 BM「ああ。……さあ、もう私たちの役目は終わった。帰ろうか」 BMG「はい!」 そっとBM師弟はその場を立ち去る。 そして外に出た二人を、空に浮かぶ満月が出迎えた。 BMG「きれい……」 BM「あの日も満月だった。これが運命というものなのかもしれんな」 BMG「あ、お師匠サマ詩的ー! そして素敵ー!」
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0ch BBS 2007-01-24