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【絶対に】森崎in異世界8【負けられない戦い】
[91]森崎名無しさん:2010/01/03(日) 02:29:47 ID:??? 今更過ぎですけど新年ラブマリー乙!
[92]キャプ森ロワ:2010/01/05(火) 22:52:50 ID:??? >>91 こちらも今更ですが明けましておめでとうございます。長文連発なので中々ペースの方は上がらないですし、 読者の方々も読むのが結構きついかと思われますが、後もう少しお付き合いくだされば幸いです。 闇に覆われた後、すぐさま森崎の目の前に新たな光景が広がる。どうやらどこかの丘の上らしい。最初はその光景に違和感。 しかしその違和感は意識がはっきりするにつれて、徐々に己の中の記憶と統合されていく。 森崎「…ここは!?」 そして完全にその地を把握した森崎が驚きを見せていると 「いくぞ〜!!」 森崎の耳に突如少年の声が飛び込んでくる。その声の方へ顔を向けるとそこには今まさにサッカーボールを蹴らんとする 小学生くらいの少年とそれを見守る同い年くらいの猿顔の少年。そして蹴りだされたボールはとても小学生が蹴ったとは 思えない程の威力で遠くに見えている大きな屋敷へ向かって一直線へと飛んでいく。 森崎はその光景を呆然と見つめていた。少年のキック力に驚いていたわけではない。その少年の事を知っていたからだ。 森崎「…何で…翼が?」 今目の前で驚異的なキック力を見せ付け、無邪気な笑顔を見せているその少年は紛れも無く大空翼であった。
[93]キャプ森ロワ:2010/01/05(火) 22:53:52 ID:??? そこからはまるで映画でも見ているかのように翼少年の軌跡を追いながら時間は流れる。若林との出会い。 南葛小対修哲小の対抗戦。ゴールデンコンビの片割れ岬との出会い。そして南葛市選抜チームの南葛SCとして参加する 全日本少年サッカー大会。若干の違和感を感じつつもここまでの流れは特に問題なかった。 そして迎えた県予選決勝の志水FCとの試合。 森崎(ん?…確かこの試合…俺は途中から出場したはずだが…) あまり活躍出来なかったとは言え、怪我をした若林に代わり確かにこの試合に出場したと記憶していた森崎だったが、 目の前の光景では最後まで若林がゴールを守っていた。森崎の違和感をよそに見事勝利を収め南葛SCは全国へと駒を進める。 そして全国へ進む前に森崎にとっては忘れられない、そして確執の原因でもある若林との喧嘩。この喧嘩でまさかの 敗北を喫した若林はそのまま逃げるように西ドイツへと留学するはずだったのだが、それが全く行われる気配も無く、 若林は日本へ留まり続ける。寧ろ目の前光景の中に居る自分、森崎有三と若林の関係は良好に見えた。 時折アドバイスを貰ったりもしている。ここではっきりと目の前で起こっている光景と己の記憶が食い違っている事に気が付く。 森崎(何だ?これは…どういう事だ?俺が知っている事と全く…) そこでふと記憶がフラッシュバックする。 ヤン『この世界はどこかの世界のパラレルワールドらしい』 森崎(…そうか…パラレルワールドだ…じゃあこの世界がそうだっていうのか?…でも何でこんな光景が?) では何故自分の世界と似ている世界の記憶なのかという疑問を抱えつつも森崎は再び目の前の光景に集中する。
[94]キャプ森ロワ:2010/01/05(火) 22:54:53 ID:??? 全国の場でも順調に大会を勝ち進む南葛SC。大まかな流れは同じなようで、試合順は自分の記憶している物と合致していたが 試合内容は所々自分の記憶しているモノと食い違いは存在した。しかし一番の大きな違いが見られたのは決勝戦明和FCとの試合。 この試合南葛SCのゴールマウスを守るのは自分ではなく、若林であった。試合の方はもつれにもつれ再延長の末 翼が最後の最後に2得点を挙げ4-2で南葛SCが優勝を決めていた。 森崎(やっぱり違うな…まぁこの試合の最後は…あまり思い出したくないから丁度いいが…) 自分の記憶の中にある若かりし頃(といってもまだ十分若いが)の失敗を思い出しながら、 目の前には優勝旗を掲げる翼の姿が映っていた。 そして月日は流れ南葛中へと進んだ翼は中学生活三年目を迎える。翼率いる南葛中学は全国中学生サッカー大会で 二連覇を成し遂げ、前人未到の三連覇を賭けた戦いが始まろうとしていた。それを見ている森崎の世界もその流れ自体は 自分が体験してきた事と同じだったが、自分の時と大きく異なる点が二つ。その一つ目は本来であれば自分の左腕に 巻かれる筈のキャプテンマークが翼の左腕に巻かれていた事。そして二つ目はパラレルワールドの森崎有三の実力だった。 前者の事は森崎にとっては小さな出来事ではない。キャプテン投票で森崎がキャプテンに選出された時の自分を見る 翼の表情は今でも忘れられない。あの時こそ今まで眼中にも無かった自分を翼がはっきりとその存在を認識したと時と 言ってもいい。 森崎(…翼がキャプテン…か…) 実力から言えば自分の世界でも当然在り得た状況。しかし目の前のパラレルワールドでキャプテンマークを巻いている翼を見ると、 何故だかそれこそが唯一絶対かのような説得力が感じられ、自分がそれを巻いていた事が嘘かのように思えてくる程だった。
[95]キャプ森ロワ:2010/01/05(火) 22:55:53 ID:??? そして後者の方は小学生時代はそこまで大きな差は無かったが、中学に入ると今の自分は勿論の事、当時の自分と比較しても 明らかにゴールキーパーとしての実力は劣っていた。無論二連覇を成し遂げるようなチームのゴールキーパーだけあって 全国レベルの実力は持っていたが、全国一のキーパーかと言われればそれはNOとはっきりと言える。加えて言うなら 性格も自分とは全く異なっており、パラレルワールドの森崎は本当に同一人物かと思うほど癖が無く、典型的真面目な人間で 当然オーバーラップなどするはずも無い。共通するところがあるとするならばそれは自分を高めるための努力を惜しまないところと どんなシュートでも諦めずくらい付いてゴールを守る不屈の闘志だった。 県予選を順調に勝ち進む南葛中。決勝は森崎の世界と同じく大友中。大友中には当然中山の姿もあったが、こちらの世界では 森崎の世界ほどの存在感は無く、試合はやはり自分の世界と同じく南葛中が勝利し、全国へと駒を進める。 森崎(…中山も俺の世界とは大きく異なる奴の一人だな…) そして舞台は全国大会へと移る。全国大会では徹底した翼マークにより翼は怪我を負ってしまうが、それでも順調に勝ち進んでいく。 森崎(…こっちでは山森なんて影形すら出てない…こんなに違うもんなのか?翼のドライブシュートだって完成時期が違うし…) 南葛が勝ち進めば進むほど自分の世界とは異なる展開を目の前の世界は見せる。 そして翼は満身創痍ながらも南葛は決勝まで進み日向率いる東邦学園との決勝戦。一進一退の攻防の末 試合は同点のまま試合終了を向かえ南葛と東邦の同時優勝と言う事で決着を迎えていた。
[96]キャプ森ロワ:2010/01/05(火) 22:57:37 ID:??? そして舞台は世界へと移る。フランス国際Jrユース大会に出場するための全日本Jrユースの選抜合宿。 パラレルワールドの森崎も選考には入っていたが、実力から言っても海外に留学している若林、そして日本でNo1キーパーと 目されている若島津に次いで三番手という評価で、正ゴールキーパーなど争うまでも到っていなかった。 そして森崎にとっては世界という壁を初めて感じ取った試合。シュナイダー率いるハンブルグとの試合。 自分たちの時は善戦したがこちらでは1-6という屈辱的なスコアで完膚なきまでに叩きのめされていた。 その試合で若島津が怪我を負い、森崎も途中出場で試合に出てはいたが、シュナイダーの放つシュートに反応するのがやっとで 手も足も出ない。そんな森崎にシュナイダーが興味を示すはずも無く、まるで森崎の存在など無かったかのように眼中にないようだった。 森崎(…くッ…そりゃそうだろうけどよ…) 無論別の世界での出来事だとは分かっていても、森崎の中でカール・ハインツ・シュナイダーという存在は決して小さいものではない。 目の前の世界ではシュナイダーの瞳の中に森崎が映っていないと言う事に対しては軽く憤りを感じてしまう。 その後、敗北のショックから衝突は多少あったものの、次第に翼を中心にチームとして纏まっていく全日本Jrユース。 森崎(…少なくともチームとしての纏まりは確実にこっちの全日本の方が上か…) 準決勝でラブマリーに敗退した自分の世界の全日本Jrユースの様子を思い返しながらそれを複雑な気持ちで森崎は見守る。 そして迎えたフランス国際Jrユース大会。当然ゴールを守るのは森崎ではなく、その位置には若島津が立っていた。 世界の壁に苦戦しつつも全日本Jrユースは勝ち上がり、遂に決勝戦、シュナイダー率いる西ドイツJrユースとの決戦。 決勝のゴールを守るのは若林。結局森崎は国際Jrユース大会では一度として試合に出場する事が無かった。 試合の方は激闘の末見事全日本Jrユースが勝利を収め優勝していた。試合終了後当然の事ながらパルメイラスからの スカウトが森崎の元へ来るはずなどなく、片や翼の方は恩師ロベルトとの感動の再会を果たしていた。
[97]キャプ森ロワ:2010/01/05(火) 22:58:39 ID:??? 森崎(翼に関しては殆ど俺が知っている流れと同じ…他の奴にしたって大体同じだ…だが俺だけ…俺だけが全く違う…) 無論ここまでの試合展開、各人の性格、能力、環境など自分の世界と異なっている箇所は多々見られる。 しかし流れと言う点だけで見ると一番大きな違いが見られるのは自分の立ち位置だった。自分の世界では森崎は常に注目と 賞賛を浴びる立場であったのが、パラレルワールドではまるで正反対。決して日が当たる事の無い脇役。 そのパラレルワールドの森崎の姿に心が沸き立つのを感じる。違う世界の出来事と何故か割り切る事が出来ず、 知らぬ間に拳を握り締めていた。 そこからの流れは森崎も知らない未来の光景。翼は中学卒業後ブラジルへと渡り、新たなライバル達との激しい競争の中で 揉まれて行く。そして3年後日本へ凱旋帰国を果たした翼は全日本ユースのキャプテンとして世界一を取るべく ワールドユース大会に臨む。そのメンバーの中には森崎も含まれていたが、元々開いていた翼との差は更に拡大しており やはりその立ち位置は若林、若島津に次いで三番手。それもその二人と比較しても数段落ちるという評価であった。 そんな中、全日本ユースはアジア予選、本戦と順調に勝ち進み、決勝戦は翼の恩師ロベルト本郷が率いるブラジルユース。 その試合の後半開始直後。ブラジルユースの10番を背負ったコインブラと言う選手が出場すると、その姿に森崎の記憶が刺激される。 森崎(ん?こいつは…あのジジイの傍に居た奴だよな?) あまりはっきりとは見ていなかったが、確かにこのコインブラと言う選手は先程ジョアンが連れて来た連中の中に 混じっていたという事を記憶していた。そしてそのコインブラを見て他にもこのワールドユースで全日本と戦った相手の中にも ジョアンと一緒に居た選手が何人か居た事を思い出す。 森崎(…もしかしてこの世界って…) その事は森崎にある仮説を立てさせていた。 試合の方はと言うと全日本ユースがブラジルユースを抑え見事世界一の栄冠に輝いていた。
[98]キャプ森ロワ:2010/01/05(火) 23:00:18 ID:VRzjFvWA そして更に時は進む。シュナイダーの全日本ユースへの挑戦や遂にプロ入りする翼。そしてそれらの過程を経て、 更に時は進み、各国のナショナルチームと、クラブチームが集まって開催するという、ワールドトーナメントという大会に 翼率いる全日本が挑む。そして決勝まで勝ち進んだ全日本の前に立ちはだかるチームはカンピオーネというチームだった。 そのカンピオーネを率いている人物を見て森崎は思わず息を呑む。カンピオーネの監督はこの状況を作り出している 元凶のジョアンその人であり、そしてそのチームにはアルシオンも所属していた。 森崎(ジジイがこのチームの監督?…何故か新田も居るみたいだがこれはこの際関係無い…あのアルシオンって奴も 居るって事はやっぱり…) 目の前の光景を見て森崎が立てたある仮説とは? A 「今見ているこの世界はあのジジイやアルシオンって奴らの世界だ!」 B 「今見ているこの世界は俺の世界のパラレルワールドだ!」 C 「今見ているのは全米が泣いたハリウッドの感動巨編に違いない!」 D 「これは夢だ…夢に違いない!」 E その他何かあればどうぞ *先に2票入った選択肢が採用されます。ageで投票してください。sageではカウントできません。 *他人のEを支持する場合はE >>○○のように安価をつけてください
[99]森崎名無しさん:2010/01/05(火) 23:08:22 ID:moqujY6I B
[100]森崎名無しさん:2010/01/05(火) 23:08:46 ID:mhZxXr5M A
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0ch BBS 2007-01-24