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【絶対に】森崎in異世界8【負けられない戦い】
[96]キャプ森ロワ:2010/01/05(火) 22:57:37 ID:??? そして舞台は世界へと移る。フランス国際Jrユース大会に出場するための全日本Jrユースの選抜合宿。 パラレルワールドの森崎も選考には入っていたが、実力から言っても海外に留学している若林、そして日本でNo1キーパーと 目されている若島津に次いで三番手という評価で、正ゴールキーパーなど争うまでも到っていなかった。 そして森崎にとっては世界という壁を初めて感じ取った試合。シュナイダー率いるハンブルグとの試合。 自分たちの時は善戦したがこちらでは1-6という屈辱的なスコアで完膚なきまでに叩きのめされていた。 その試合で若島津が怪我を負い、森崎も途中出場で試合に出てはいたが、シュナイダーの放つシュートに反応するのがやっとで 手も足も出ない。そんな森崎にシュナイダーが興味を示すはずも無く、まるで森崎の存在など無かったかのように眼中にないようだった。 森崎(…くッ…そりゃそうだろうけどよ…) 無論別の世界での出来事だとは分かっていても、森崎の中でカール・ハインツ・シュナイダーという存在は決して小さいものではない。 目の前の世界ではシュナイダーの瞳の中に森崎が映っていないと言う事に対しては軽く憤りを感じてしまう。 その後、敗北のショックから衝突は多少あったものの、次第に翼を中心にチームとして纏まっていく全日本Jrユース。 森崎(…少なくともチームとしての纏まりは確実にこっちの全日本の方が上か…) 準決勝でラブマリーに敗退した自分の世界の全日本Jrユースの様子を思い返しながらそれを複雑な気持ちで森崎は見守る。 そして迎えたフランス国際Jrユース大会。当然ゴールを守るのは森崎ではなく、その位置には若島津が立っていた。 世界の壁に苦戦しつつも全日本Jrユースは勝ち上がり、遂に決勝戦、シュナイダー率いる西ドイツJrユースとの決戦。 決勝のゴールを守るのは若林。結局森崎は国際Jrユース大会では一度として試合に出場する事が無かった。 試合の方は激闘の末見事全日本Jrユースが勝利を収め優勝していた。試合終了後当然の事ながらパルメイラスからの スカウトが森崎の元へ来るはずなどなく、片や翼の方は恩師ロベルトとの感動の再会を果たしていた。
[97]キャプ森ロワ:2010/01/05(火) 22:58:39 ID:??? 森崎(翼に関しては殆ど俺が知っている流れと同じ…他の奴にしたって大体同じだ…だが俺だけ…俺だけが全く違う…) 無論ここまでの試合展開、各人の性格、能力、環境など自分の世界と異なっている箇所は多々見られる。 しかし流れと言う点だけで見ると一番大きな違いが見られるのは自分の立ち位置だった。自分の世界では森崎は常に注目と 賞賛を浴びる立場であったのが、パラレルワールドではまるで正反対。決して日が当たる事の無い脇役。 そのパラレルワールドの森崎の姿に心が沸き立つのを感じる。違う世界の出来事と何故か割り切る事が出来ず、 知らぬ間に拳を握り締めていた。 そこからの流れは森崎も知らない未来の光景。翼は中学卒業後ブラジルへと渡り、新たなライバル達との激しい競争の中で 揉まれて行く。そして3年後日本へ凱旋帰国を果たした翼は全日本ユースのキャプテンとして世界一を取るべく ワールドユース大会に臨む。そのメンバーの中には森崎も含まれていたが、元々開いていた翼との差は更に拡大しており やはりその立ち位置は若林、若島津に次いで三番手。それもその二人と比較しても数段落ちるという評価であった。 そんな中、全日本ユースはアジア予選、本戦と順調に勝ち進み、決勝戦は翼の恩師ロベルト本郷が率いるブラジルユース。 その試合の後半開始直後。ブラジルユースの10番を背負ったコインブラと言う選手が出場すると、その姿に森崎の記憶が刺激される。 森崎(ん?こいつは…あのジジイの傍に居た奴だよな?) あまりはっきりとは見ていなかったが、確かにこのコインブラと言う選手は先程ジョアンが連れて来た連中の中に 混じっていたという事を記憶していた。そしてそのコインブラを見て他にもこのワールドユースで全日本と戦った相手の中にも ジョアンと一緒に居た選手が何人か居た事を思い出す。 森崎(…もしかしてこの世界って…) その事は森崎にある仮説を立てさせていた。 試合の方はと言うと全日本ユースがブラジルユースを抑え見事世界一の栄冠に輝いていた。
[98]キャプ森ロワ:2010/01/05(火) 23:00:18 ID:VRzjFvWA そして更に時は進む。シュナイダーの全日本ユースへの挑戦や遂にプロ入りする翼。そしてそれらの過程を経て、 更に時は進み、各国のナショナルチームと、クラブチームが集まって開催するという、ワールドトーナメントという大会に 翼率いる全日本が挑む。そして決勝まで勝ち進んだ全日本の前に立ちはだかるチームはカンピオーネというチームだった。 そのカンピオーネを率いている人物を見て森崎は思わず息を呑む。カンピオーネの監督はこの状況を作り出している 元凶のジョアンその人であり、そしてそのチームにはアルシオンも所属していた。 森崎(ジジイがこのチームの監督?…何故か新田も居るみたいだがこれはこの際関係無い…あのアルシオンって奴も 居るって事はやっぱり…) 目の前の光景を見て森崎が立てたある仮説とは? A 「今見ているこの世界はあのジジイやアルシオンって奴らの世界だ!」 B 「今見ているこの世界は俺の世界のパラレルワールドだ!」 C 「今見ているのは全米が泣いたハリウッドの感動巨編に違いない!」 D 「これは夢だ…夢に違いない!」 E その他何かあればどうぞ *先に2票入った選択肢が採用されます。ageで投票してください。sageではカウントできません。 *他人のEを支持する場合はE >>○○のように安価をつけてください
[99]森崎名無しさん:2010/01/05(火) 23:08:22 ID:moqujY6I B
[100]森崎名無しさん:2010/01/05(火) 23:08:46 ID:mhZxXr5M A
[101]森崎名無しさん:2010/01/05(火) 23:10:35 ID:v9Km30Dw A
[102]森崎名無しさん:2010/01/05(火) 23:14:19 ID:y99IVyMk B
[103]キャプ森ロワ:2010/01/05(火) 23:23:35 ID:??? Aに決定と言うところで今日はここまでです。こんな調子が多分一時続くと思いますが どうかご勘弁を。それではまた次の更新で〜
[104]森崎名無しさん:2010/01/06(水) 00:51:31 ID:??? ラブマリー乙でした
[105]キャプ森ロワ:2010/01/08(金) 23:54:17 ID:??? >>104 どうもどうも。ラブマリーももう出てないと言うのに相変わらずで嬉しい限りですw A 「今見ているこの世界はあのジジイやアルシオンって奴らの世界だ!」 自分の頭に閃いた仮説が確信に変わり思わずそう叫んでいた森崎。しかしそうすると更に疑問が沸く。 森崎(…確かヤン提督が言うにはこの世界は…) 間の前では全日本とカンピオーネの試合が始まっていた。初めの方はチーム全員が芸術的ともいえる個人技で 全日本を圧倒するが、全日本はそれに対してチームワークで対抗していく。そして次第に流れは全日本の方へと傾いていった。 それはまるで準決勝で見た森崎の世界の全日本Jrユースとラブマリーの試合を見ているようだった。 森崎(…チームワークか…まるで別チームだな俺たちの世界とは…あいつらは俺たちの全日本を見てどう思っただろう…) 目の前の全日本と己の世界の全日本の違いに何となくジョアン達が自分たちの全日本と言うチームを見てどう感じたのか 考え込む。正直なところ森崎の目から見ても目の前の全日本はチーム一丸となって戦っているというのが感じられたからだ。 試合の方はカンピオーネの個人技をチームワークで悉く跳ね返していた全日本有利のまま後半戦へと進む。 しかし後半が開始すると、様子が一変する。カンピオーネの方もチームプレーを使い始めたのだ。 そして試合は一進一退のまま残り時間も僅かというところで、 「決めろッ翼ァ!」 「来いッ!日向君!」 日向がゴール前の翼にクロスを上げる。そしてその強烈なパスにダイレクトでオーバーヘッドに行こうとするところを 「決めさせるかァッ!」 アルシオンもオーバーヘッドでこれをクリアしようと飛び込む。そしてボールを挟んで二人の足が交差し… そして闇が広がっていった。
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0ch BBS 2007-01-24