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【シャンハイの】キャプテン松山18【大冒険】
[767]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/01/08(金) 21:56:05 ID:??? >>760 ?「うふふそんなこというわるいこは……しまっちゃいましょうねぇ」 >>763 いやいや今の松山なら、どうなるかまだわかりませんよ。 >>764 やっぱりそうでしたか。ご配慮に感謝ー さりげなく混ぜたつもりでもやっぱりバレバレですね。 >>765 わかります。私も全く同じでした。
[768]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/01/08(金) 21:59:46 ID:??? A 勝負を受ける 松山の答えは明瞭に、きっぱりとしていた。 松山「受けます。丁度俺もボールを蹴りたかったところでしたから」 揺るぎ無い口調で勝負の誘いに乗る。それを聞いた紫は満足そうに目を細めた。 紫「結構。気骨はまだ残ってるみたいね」 松山「……ひょっとして、心配で様子を見に?」 紫「いやいや(いやいや)それはないわ」 もしかしたらと意外に考えつつ、確認する松山。 しかし……紫は全く頓着、躊躇せず全面否定してくれた。 紫の、否定の意味で振る手の動きに合わせて、まだそのまま空間から生えてる気味の悪い手達もわしゃわしゃ動く。 たちまち疲れ果てたげんなり顔を浮かべる松山には取り合わず……紫は開けたままな背後のスキマに向き直る。 ちなみに今日の紫が着ている服は、夏用の、背中開きな薄紫のワンピースで。 露な肌部分から色々な意味で正視を避ける。その拍子に目をやると手達が引っ込み傍らのスキマは跡形無く消えた。 紫「じゃあ場所を移動しましょう。 あぁ……その人形は半刻程したら目覚めるから安心して」 そう言う彼女の背後のスキマが膝元まで下がり、また二人は楽に入れる広さになっていた。 紫が飛び込み、維持されてるスキマに松山も足を入れる。無数の目線が注がれる感覚は懐かしくも気味が悪い。 スキマ内で、紫が愚痴っぽく、どこかしゃがれた声で喋った。
[769]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/01/08(金) 22:01:39 ID:??? 紫「ここ最近忙しいのですよ。暇を持て余したお馬鹿さんが神社を壊すし。 かと思えば能天気な巫女は、みすみすお馬鹿の思惑に乗っかる有様。 見当違いな推理ばかりしてる安楽椅子探偵。サボり魔な死神。貴方の家に起きてる出来事も見過ごせない。 全く……超過労働手当てが欲しい位よ」 松山「(何言ってるのかわからないけど……色々溜め込んでそうだなぁ)」 良い言葉も浮かばず、無言でいるとスキマから強制的に放り出される。 場所はどこかすぐに判った。以前にも紫と勝負し……敗北した、あのグラウンド。 見回すと周囲は濃い紫の霧が立ち込めており、どこのどういったグラウンドなのか今回も判然としない。 4基の照明塔が闇を削っていて、施設から見て、もしかすればここは幻想郷ではないのかもしれなかった。 紫は、松山から少し離れたセンターサークル付近にいて……調子を確かめるようにボールを爪先で蹴る也していた。 紫「というわけで、お互い鬱憤を抱えてる身。 フラストレーションを発散するのに……仕合うとしましょう。『本気』でね」 松山「いいですよ。乗ります」 スキマ妖怪は笑顔で言った。が、口元は笑みの形だし、雰囲気も穏やかだが目だけが妙に迫力があって笑ってない。 それは松山も同じ事で。相手の思惑がどうあれ、サッカーボールを蹴って発散するてのは魅力的なお誘いだった。 紫「いい返事ね。……もし私に勝てたら、貴方の望みを私で出来る範囲でなら叶えてあけます。 さっそくだけど勝負の方式を決めてもらおうかしら?」
[770]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/01/08(金) 22:02:40 ID:??? 勝負方式を決めてください。 A 松山がドリブル 紫がタックル B 松山がシュート 紫がセービングまたはブロック C 松山がタックル 紫がドリブル D せりあいで勝負 *先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
[771]森崎名無しさん:2010/01/08(金) 22:13:10 ID:vJG6iVhE B
[772]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2010/01/08(金) 22:26:16 ID:7yDASDbA C
[773]森崎名無しさん:2010/01/08(金) 22:33:56 ID:BiO0U70k C
[774]森崎名無しさん:2010/01/08(金) 22:34:48 ID:QhUZPVLI B
[775]森崎名無しさん:2010/01/08(金) 22:36:36 ID:F6vdFmNQ B 相手の得意能力でこそ挑むべきだ
[776]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/01/08(金) 23:40:52 ID:??? B 松山がシュート 紫がセービングまたはブロック 松山が望んだ勝負は、前回と同じ形式だった。 あえて相手の得意な土俵で――勝つ。 そうした意地というのは、時に勝ち目を捨てる事に繋がるが、紫は笑いはせず代わりにこう告げた。 紫「えぇ。愚かしい選択だけど嫌いではないわね。 そうとなれば……光。貴方には今回、オーバーヘッドで挑んでもらおうかしら」 松山「(確かに……浮き球の強さを活かせば俺の最大威力のシュートは雪おろしオーバーになる……)」 前回の勝負で選択したのは北国シュートだが、本気同士の勝負となれば手持ちで最大の札を切らないといけない。 だが問題は、センタリングを上げる第三者がいないこと。そこで紫が一言「藍」と口にする。 澄んだ声を合図にし、九尾の尾をはためかせ八雲藍がどこからともかく現れて、空中で一回転して芝に降り立った。 藍「お久しぶりだね。少年、元気にしていたか?」 にこやかに接しながら藍が、ボールを携え左サイドに移動する。 そこから高いクロスを上げるのだと松山も理解して……改めて紫と正対する。
[777]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/01/08(金) 23:45:14 ID:??? 紫「先程も言ったように本気できなさい。魔法遣いみたく後先なんて考えずに結構よ。 今の貴方の全力が、どれだけ目指す高みに近付いてるか、そろそろ測っても良い頃合だわ」 松山「はい……っあぁ!」 切り替えし、吼えて……意識を研ぎ澄ませて、【ワイルドイーグル】を発動させる。 全身の感覚、五感がクリアになる。非才な松山が頂点を狙うのに必要と言われた能力の最大行使。 久々の使用な為、よく慣らしておこうと軽くステップを踏むなり調整を開始する。 その間に、紫もまた決死結界を発動させる。 松山の全身から力が抜け、負荷がかかるが……前回程に動きの妨げにはならなかった。そのままアップを続け…… 紫「そろそろ良さそうね。では始めましょう」 冴える月の光の下。 ゴールマウスを守るは幻想郷で最高のGKと目される八雲紫。 本気の彼女と、松山光の再戦の火蓋が今切って落とされた。
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0ch BBS 2007-01-24