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【シャンハイの】キャプテン松山18【大冒険】
[926]南野衿人君@出先:2010/01/13(水) 18:37:46 ID:??? ちと発言に問題がありましたね まあageレスだったので、名前消してID拾われたら余計にアイタタなことになるのですが、 どのみち久美ちゃんには○わかりなので、名無しにするのは負けかなって思って、敢えて名有りにしてます 名無し時代から発言に注意するようにしてはいたのですが、今後更に気をつけます
[927]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/01/13(水) 20:53:06 ID:??? >>926 ドンマイ南野さん! 名有りで引いた時、自重を促す声が上がるのも尤もですが、それも承知してなら自由にして良い事と思います。 ふふふJOKERかクラブAの時は私からツッコミをば! C 昨日の勝負の話ですか? 答えを探しつつ松山が見る風景の先、優雅に傘をさし佇む長い金髪の美少女・八雲紫。 さっきのレアな表情はすっかり潜まり、微動もせず泰然と松山の答えを待っていた。 松山「もしかして……昨日の勝負の話ですか?」 紫「中正解ね」 褒め言葉と捉えるべきなのか微妙な採点とするのか、紫の言葉を聞いてすぐ頭に浮かんだのはそうした煩悶。 少し距離を狭めて、笑みを濃くして紫が話をはじめた。 紫「昨日、そして過日の勝負。 両方とも、私はGKとして。松山君は……セントラルから機を見ての攻撃参加で果敢にシュートを……かしら? 試合中に置き換えれば、フリーのミドルシュートに、コーナーキックでの空中戦……」 松山「……」 確認するまでもない、既に松山が承知してることを紫は改まった口調で話した。 紫「そして。そのどちらとも私に止められた。何を意味するかわかるかしら?」 松山「俺の実力が紫さんと比べて足りてないって事でしょう? そんなの判りきって……」 紫「ぶー。不正解」
[928]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/01/13(水) 20:55:06 ID:??? 紫「しょうがない子ね。はっきりと言うかしら。あなたはね。実力とか以前に、能力を全然活かしきれてない」 おどけてる様で断固とした発言。 否定するようで真摯な叱声の様。 松山は押し黙って、耳を傾ける。 紫「貴方には無類の滞空能力……圧倒的な制空権がある。 確かに……殆どの選手が手の届かない高さから、オーバーヘッドなりヘディングを撃つだけでも充分強力よ。 フリーで撃てるのが約束されてるのだもの……だけど、今の松山君の強みとは言い換えればそれだけね」 松山「……浮き玉をダイレクトで撃つ以外に、何かあるっていうんですか?」 紫「それは貴方が考えて楽しむべきことだわ。 それに…… 能力を把握し、血肉と成して最適な使用方法を考案、構築するのは高みに至る必須条件ではなくて?」 松山「……」 紫「くどくなる前に……貴方の、えぇと……北国シュートも、オーバーヘッドも私には通用しなかった。 それは過去に証明された覆しようがない事実。よね?」 松山「……っ。そうです……」 紫「ならば」 バッと扇が広げられた。紫が口元を隠したのは、より深まった笑みを隠すためだろうか? 蝉の鳴き声も何もかも、松山には聴こえず、ただ紫の言葉だけが胸に染み込んだ。 紫「貴方が本当に、幻想郷で私をも超えたいと願うなら。 自分に相応しい、新しい武器を創造してみせなさい。 見上げるばかりだった高みへ。焦がれるばかりだった地点へ辿り着く為に」 松山「……!」 深遠を感じさせる賢者の眼で告げた紫。 フッと笑い肩を竦めた時には、そんな雰囲気は雲散霧消していた。元の胡散臭い飄々とした態度で言った。
[929]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/01/13(水) 20:59:08 ID:??? 紫「サービス精神が過ぎたかしら。いやねぇもう。私はとっても忙しい身なんだからね」 同一人物とは思えぬ程、甘く囀るみたいな声だった。 それには答えず、息を吸い…松山は気持ちをゆっくり落ち着けた。それを待ってから紫が。 紫「ところで……貴方はどうしてスーパーシューティングプレイヤーを目指してるのかしら?」 松山「え? な、何でって……!」 そんなの、すぐ答えられる問い。そんな風に思えども、いざ声を出そうとすると定まらず音にならない。 焦りを覚える松山に、紫は笑ってこう言う。 紫「宿題にしておきましょう。理由は既に有るのか、今後芽生えるものかもしれないしね。 では伝えたいことも伝えたところで。この辺でお別れしましょう」 松山「あ……。話はもういいんですか?」 紫「えぇ。『今からなら松山君の予定にも丁度良いと思うしね』『行きはよいよい帰りは……かしら』」 その言葉の意味を考える暇を与えず、紫が更に言葉を紡ぐ。 また雰囲気が変わっていた。賢者然としたものとも違う。飄々とした普段とも違う……。 あの裁判がどうとか言ってた背丈の低い女の子を連想させる……厳かな雰囲気で、紫は宣告した。 紫「里の帰り道。恐らくそこで……松山光はこれまで過ごしてきた中で一番辛く苦苦しい思いを味わいますわ」 松山「え……?」 紫「それに対して私からは手を貸すつもりはない。助け起こすつもりもない。 貴方が蒔いた種で、貴方が自分で解決しなくてはならない事だから。助け起こすべきもきっと他にいるから」 不吉な何かを感じ、目を見開き、真意を問おうと腕を伸ばす松山。しかし届く前に、紫はスキマに身を躍らせる。 跡形なく、一切の痕跡残さず消える日傘の少女。いや一つだけ残る音が。 紫『心を強く持ちなさい。そうすればきっと――最悪の結果にだけはなりませんわ』
[930]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/01/13(水) 21:00:14 ID:??? 松山「何か……狸に化かされたみたいだな。案外本当にそうなのかも……」 心理的疲労を強く感じて、気を引き締めるのにバッグを担ぎ直す。 ふと浮かぶ、紫が去る間際残した言葉に、胸がざわめき不安を掻き立てられつつも…… 松山は、人里へ急いだ。追い立てられる気持ちを誤魔化すようにただ急いだ。里に到着し…… 松山「あれ……あっ、そうか! 今朝も早く出すぎだったんだ……」 入り口付近の宵闇精肉店はまだ開店しておらず、懐中時計を開いて見ると、もうすぐ9時というところ。 店を回ることはできないが、コーチしに屋敷に赴くには『丁度良い』時間だった。 松山「よし……待ち時間にあちこち回らなくてすみそうだ! それじゃさっそく……」
[931]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/01/13(水) 21:01:14 ID:??? どうしますか? A 稗田のお屋敷に行ってみよう B 飲食店通りへ行こう C 茶店【儚月】へ行こう D 陶芸家・我意原の家へ行こう E コルネットのお店へ行ってみる F 宵闇精肉店前で早く開店しろと叫ぼう G 多目的練習場へ行く H 人里のサッカーコートへ行く I. 人里を出て、別の場所へ行こう(*後で選択できます) J その他 行動を併記してください *先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。 *紫が去っていきました。 *紫の評価値と好感度が上がりました。 続きは少し遅れます。
[932]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/01/13(水) 21:02:27 ID:??? 投票の最中ですが、次スレの時期ですので、こちらも。 【】キャプテン松山19【】
[933]森崎名無しさん:2010/01/13(水) 21:13:13 ID:Xp3N4HwU A
[934]森崎名無しさん:2010/01/13(水) 21:21:58 ID:XnFJ/4uI A
[935]森崎名無しさん:2010/01/13(水) 21:43:09 ID:GHBRqKUo A
[936]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/01/13(水) 22:17:01 ID:??? A 稗田のお屋敷に行ってみよう 里に入り、道歩く里人達とすれ違いながら、松山は稗田のお屋敷を目指していた。 で、歩きながらで、紫の言ったことを考えていた。 松山「(帰りに辛くて苦い思いをする? まさか……)」 ケースその1.アリスが改造着手、失敗してシャンハイが愛くるしいまま凶暴化! ケースその2.実はグラビアは松山の無意識で動く小人さんが購入してきた物! 指紋ついた領収書が動かぬ証拠! ケースその3.ようしこのケースは(ry 松山「……頭痛くなってきた。知恵熱出るかも」 こんなに晴れてて、雪も降らなくなり、夏の青い空が見上げれば広がっている。 無理に気持ちを沈める必要性がないので、松山は紫の不安がらせる言葉など忘れて、屋敷への路を急いだ。 松山「到着したぞ……あ、こんにちは!」 いつもの女中さんに元気良く挨拶し、過去数度訪れた広間に案内してもらう。 阿求はすぐやってきた。すでに念の入った準備を済ませており、ゴーグルとカツラも着用している。 いつもの着物とは違う、サイズもぴったりの動きやすいトレーニングウェアを事前に用意してあったらしい。 それを纏い、ゴーグルを着けてると……確かにこうして間近で接してる松山にも、知識なくは阿求と判別は難しい。 松山「こ、こんにちは。(気合入ってるなぁ) 体の具合は大丈夫……なの?」 阿求「……」
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0ch BBS 2007-01-24