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【シャンハイの】キャプテン松山18【大冒険】
[977]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/01/15(金) 12:15:28 ID:??? 松山「は……?」 ポカンと放心して口を開けたまま固まってると、阿求がとてとてと、危なっかしい足取りで駆け寄ってきた。 阿求「どうかしました? この辺は人の行き交いが多いから、ぼうっと立ち止まってると危険ですよ」 松山「……うん。ごめん。(……???)」 お金を持ってるなら、スリにも注意しましょうと聞かせる阿求に受け答えしてる間に、像は薄れてしまう。 結局、自他共に心情に鈍感な松山はこの時点では気付けなかった。 誰よりも上手くなりたい、強くなりたいという願望と野心。 それと同じ位芽吹いてる、自分が認められたいと願う誰か。 まだゴールも見えない向上心。 その傍らで実を結んだのは、今はまだ散漫で形にならない、ささやかな自負心だった。 無意識下でだが……腹の底から、活力が滾々と湧き出て……突き動かされるように叫ぶ。 松山「よ〜〜〜〜〜っし!!! 頑張るぞお!!! 俺はもっと! もっと上手くなってやる!!」 燃えて叫んだ大声に、間近にいた阿求がびっくりしてつんのめって転んでしまった。 慌てて助け起こして、何度となく平謝りした後……二人は練習場に到着した。 *松山 → (認めてもらいたい!) → 霊夢 *松山のトラウマ発動確率が下がりました。
[978]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/01/15(金) 12:16:54 ID:??? 松山「広いな〜」 目の当たりにして、松山は感想を率直に呟いた。 人里の多目的練習場は、そのままテーマパークを建てられるかって程、広い敷地面積だった。 ランニングしてる青年達。野球帽をかぶってる人もいるが、そちらは人手が少なくポツンとしていた。 さっそく入場して歩いてると、ゲートボールに参加してる初老の人達が見えた。 知人がいたのか、阿求がさっと顔を青くして松山の背中に隠れた。 松山「っと?」 阿求「(シッ! 激しい喜びも深い絶望もない植物みたいに怪しまれず歩いてください……!)」 切羽詰った小声で言われて、ギクシャクしながらも、松山達は歓声に沸く老人達の脇道を通過。 松山の背中から離れて(感触? あるとでも?)阿求は気が緩んだみたいに、とある老人の話題を口にした。 阿求「ゲートボールは意外と人気があるんです。 とくに巷で伝説と噂されてるSuper Gateball Player・Gはどんなゲートでも通せるラインが見えるそうで。 新聞の取材によれば、『わしには「シャイニングロード」が見えるのじゃあ!』って……」 松山「それは……困ったお年寄りだね、はは……」 少年は、多感なメモリー大震災を笑って誤魔化した。 困った老人・2名の顔を振り払っては消し……目的のサッカー練習場へ到着する。 松山「(そういえば、専用練習場を持たないチームが練習してる時あるそうな……水曜日はいるのか?)」
[979]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/01/15(金) 12:18:23 ID:??? 先着で サッカー練習場・水曜日 → !card と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。 カードの数値が…… K→ 西行寺チーム Q→ 知識と歴史チーム J→ 夜雀の会 10→騒霊楽団 9→ マイナスH 8→ 蟲姫チーム 7→ 名無しチーム 2〜6→ 練習してるチームはなかった。 A→ 結社チーム クラブA→ 「え……整備中で休み?」 JOKER→ 魔界チーム! 出かけてきます。続きは後ほど。 スレタイもまだ募集してます。
[980]森崎名無しさん:2010/01/15(金) 12:29:22 ID:??? サッカー練習場・水曜日 → クラブ2
[981]森崎名無しさん:2010/01/15(金) 12:30:32 ID:??? あ、危ねぇ……
[982]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/01/15(金) 20:37:11 ID:??? >>981 実は直前で2を外したんですが……こういう時は確かに私を褒めたい気に! サッカー練習場・水曜日 → クラブ2 2〜6→ 練習してるチームはなかった。 松山に続いて通用門を潜った阿求は、落ち着かない様子で周囲に目を飛ばし…… 誰の姿もないことで、安堵の吐息をついた。 松山「誰もいないな」 阿求「居ませんね。(よかったぁ……)」 素顔(正体)を気取られる事を恐れてる阿求は、練習に集中できることで安心した様子だ。 松山の方は……守矢時代で間に合ってたぶん、一度も訪れたことのない練習場の設備施設を興味一杯で見る。 芝ではないし少々手狭だが、ミニゲームに対応できそうなサッカーコートが一面。無数のボールが収められたかご。 外から流れ着いたドリブル練習用の三角コーンもあった。着替えられるロッカールームらしき建築物もある。 松山「よっし早速着替えて……いや、今日の練習時間を決めないと。 (時間は……俺の準備が整ったら丁度10時開始になる。何時間やるべきかな……)」
[983]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/01/15(金) 20:38:51 ID:??? 練習時間を指定してください A 3時間にしよう!(*通常な練習です) B 5時間にしよう!(*効果に+1されます。松山のガッツも100減少します) C 夕暮れまでみっちりやるぞ! D その他 *A 通常の練習です。 *B 練習効果に+1されます。会話イベントを一回挟めます。ただし松山のガッツが100減少します。 *C 練習効果にdice補正。他の予定は全て潰れます。 *コーチ開始の時刻は10時00分。 *先に3票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。
[984]森崎名無しさん:2010/01/15(金) 20:40:30 ID:ytKI8EEg B
[985]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2010/01/15(金) 20:48:35 ID:oSQ/ktM6 B
[986]森崎名無しさん:2010/01/15(金) 20:50:56 ID:HXljhkfA B
[987]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/01/15(金) 21:37:05 ID:??? B 5時間にしよう! 松山「(阿求さんが本調子でない事も考慮して……)よし。今日の練習は昼食を挟んで5時間にしようか」 病弱な女の子に、本当の意味で初日から5時間は厳しいかな?と松山は口に出してから思ったが。 予想に軽く反して、阿求は不平な素振りなど一切見せずに頷いた。 松山「(……結構、芯が強い子なのかもな)」 知らず内に、無理はさせられないという思いが、ある種の侮りになってた事に気付いて…… 松山はひっそり心中で詫びた。ロッカールームで着替えを終え、スパイクに履き替えて、外へ出る。 最初見るべきで全ての基本は、やはり持久力だと。 どのポジションにも必要な上がり下がりを兼ねて、軽くランニングさせてみる。その結果…… 阿求「ぶはぁっ……ハァッ……はぁ……うっ!」 松山「うぉわぁっ!? しっかりしてくれー!?」 即時に松山は前言激しく後悔して、ぐったり伏した阿求をおんぶし、端のベンチまで連れていき休ませる。 絶望なまでの体力の無さ。数度のアップダウンで酸欠状態に近い。これでは90分戦うなど夢のまた夢。 今後どれだけスタミナ増強に成功しても、ハーフ出場が精一杯関の山に思えた。 苦い心境を表に出さず待っていると、阿求がやっと顔色も回復し……練習に復帰した。 阿求「ご、ごめんなさいっ。体力だけはどうにも……」 松山「い、いや。こちらこそごめん……。(走り込ませて体力をつけさせるにも、対策練ったほうがいいな……)」 疲れを一瞬で全快させ、一時的でも心肺機能も高める……そんな都合の良いアイテムなど手元にある筈なく。 松山は体力向上は一時取り下げて、最大限気を払って、手本を交えつつ、阿求と技術練習を開始した。
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0ch BBS 2007-01-24